Photoshopは使いこなすことが難しいデザインツールですが、適切な本を選んで学ぶことで、自分のレベルアップや目的達成に繋げることができます。
そこで今回は、Photoshopの学習に適した本の選び方とおすすめの本を初心者・中上級者向け、写真加工用や辞書形式に分けた7選を紹介していきたいと思います。
Photoshopの本の選び方とは?
Photoshopの本を選ぶ際には、自分の目的に合った内容やレベルの本を選ぶことが大切です。
初心者向けの入門書から、プロ向けの高度な技術を解説した書籍まで、さまざまな種類があります。
また、具体的な実例が多く掲載された本や、基本的な操作方法を丁寧に解説した本、写真やイラストの加工方法を専門的に解説した本など、選択肢は多岐にわたります。
自分がどの程度のスキルを持っているか、何を学びたいかに合わせて本を選びましょう。
さらに、実際に手を動かしながら学びたい場合は、ダウンロードできるサンプルデータがある本や、動画コンテンツが付属した本などを選ぶと良いでしょう。
【初心者向け】Photoshopのおすすめ本4選
最初に初心者向けのPhotoshopおすすめ本を4冊紹介していきます。
独学Photoshop 楽しく基本が身につくガイドブック
「独学Photoshop 楽しく基本が身につくガイドブック」は、初心者にもわかりやすいPhotoshopのチュートリアルを多くYoutubeで発信している、Mappy Photoのえりな&たじさんが発行したPhotoshopの基礎から学びたい人に最適なガイドブックです。
この本は、Photoshop初心者や入門者に向けて理解しやすいように基本的な操作や概念を丁寧に説明しており、各章はステップバイステップの形式で進行し、具体的な例を用いて解説されています。
実際の作業に役立つチュートリアルも豊富に含まれており、プロジェクトベースのアプローチで実際の画像編集やデザインを通じて学べる内容になっています。
また、多くのスクリーンショットや図解を用いることで、操作手順や効果の違いを視覚的に理解できるよう工夫されています。これにより、初心者でもスムーズに学習を進めることが可能です。
内容構成は、最初にPhotoshopの基本操作から、基本ツールの使い方、レイヤーとマスクの説明がされています。
次に、画像編集の基礎として色調補正やレタッチ、画像のトリミングやリサイズ、テキストの追加といった編集方法が取り上げられ、その後バナーやポスターの作成、ソーシャルメディア用画像のデザイン、写真の合成と特殊効果といったデザイン作成が紹介されています。
また、ハイレベルなレタッチやフィルターとエフェクトの使い方、自動化とアクションの利用といった実践的な応用も掲載されているので、広範囲なPhotoshopの操作方法がカバーできるでしょう。
独学でPhotoshopを学ぶ方にはもちろん、写真編集やデザインに興味がある人、仕事でPhotoshopを使う必要がある人、趣味でクリエイティブな活動をしたい人におすすめの一冊です。
こちらの記事にてPhotoshopを独学で学ぶロードマップを紹介しております。興味のある方は一読下さいませ。
Photoshop よくばり入門 CC対応
引用:Amazon
初心者におすすめの本は「Photoshop よくばり入門 CC対応」という本です。
基本的な操作方法から写真加工の方法まで、わかりやすく解説されています。
「Photoshop よくばり入門 CC対応」は、Adobe Photoshop初心者向けの解説書です。
本書は、自分で撮った写真をより魅力的にしたい、SNSで「いいね」がもらえる映える写真を作りたいという方に向けて、画像編集を学ぶための本となっています。
Photoshopの操作方法や基本的な補正はもちろん、プロが実際にやっている写真の魅力を高めるテクニック、効率レタッチ技まで盛り込んでいます。
「できるよくばり入門」シリーズの第2弾となる本書は、初めてPhotoshopに触れる初心者でも、たくさんのことをやりたいという気持ちにこたえ、取り組みやすさと満足度を両立しています。
さまざまなノウハウが1冊で身につくので、プロの技術を身に付けたい方にもおすすめです。
本書は、Adobe Photoshopの操作解説書ですが、紙面だけでなく動画でも解説しているため、実際にどのように操作しているのか手に取るように理解できます。
「初心者だけどいっぱいやりたい!」という初学者の願望を叶えるよくばりな入門書です。
また、SNSで人気を集める新進気鋭のフォトレタッチャーであるsenatsuさんによる見栄えがする写真の作り方が学べます。
厳選した写真素材をもとに、写真の明るさを変えるなどの実用的な補正からサイバーパンクな色彩やアニメ絵風のレタッチなど、見栄えのする作品づくりまで解説しています。
美しい作例で学ぶことができるため、学習のモチベーションも上がります。
操作手順だけでなく、何のためにどんな操作をやるのかを丁寧に解説しているため、初心者でもつまずくことなく読み進められます。
また間違えやすいポイントや効率的な操作方法、ステップアップにつながるノウハウも詳しく解説しているため、実践で役立つ力が身につきます。
引用:Amazon
「Photoshopを初めて触る人が安心して学べるように、基本の「き」から一つ一つ丁寧に解説されています。デジタル画像の基礎知識から各ツールの基本機能、そして実務で役立つ応用スキルまでを網羅しており、知識ゼロの状態でもスムーズにPhotoshopを習得できます。
」は、Photoshop初心者のために作られた超入門書です。この書籍は、最新バージョンに完全対応しており、操作手順を省くことなく全て解説されているため、初心者が操作に迷うこともありません。また、MacとWindowsの両方に対応している点も大きな魅力です。この書籍では、人気講師による「手を動かしながら学ぶ授業」という形式を採用しており、実践的なスキルをしっかり身につけることができます。
デザインを始めたい人や写真の加工、レタッチを始めたい人にとって、まさに必携の一冊です。
引用:Amazon
「デザインの学校 Illustrator & Photoshop 初心者向け」は、初心者が短期間でIllustratorとPhotoshopの基本操作をマスターできるよう設計された入門書です。この書籍は、実際の作例を作りながら学べる実践的なアプローチを採用しており、初心者がスムーズに操作を習得できる構成となっています。「大きな文字と画面で読みやすい」という初心者に優しいデザインも特徴で、特に学生、主婦、シニア層に最適です。
2021年の最新版に対応したリニューアル版として、IllustratorとPhotoshopの最新バージョンを活用した操作方法が詳しく解説されており、基本的な設定からツールの使い方、写真の加工や合成、ロゴ作成、さらには両ソフトを連携させたレイアウト制作まで幅広くカバーしています。各章では、基本的な図形の描画や色塗りから始まり、写真の編集や高度な加工方法、そして最終的な作品の仕上げまで、一貫したステップバイステップの指導が行われています。特に、Adobe Senseiを活用した最新のAI機能の紹介や、CCライブラリを活用した効率的なデザイン方法など、現場で役立つ知識が満載です。
「IllustratorとPhotoshopの基本を一から学びたい」「両ソフトの連携方法を理解したい」という方にとって、この本は最適なガイドとなるでしょう。プロからも評価されるその内容は、初心者が効率的にスキルを習得し、実務に活かせる基礎力を養うための強力なサポートとなります。デザインに初めて挑戦する人やスキルアップを目指す人におすすめの一冊です。
【中上級者向け】Photoshopのおすすめ本
基本操作は習得済なので、より高度な技術を学びたいという方におすすめの本を紹介します。
#ズボラPhotoshop 知識いらずの絶品3分デザイン
引用:Amazon
中上級者におすすめの本は「#ズボラPhotoshop 知識いらずの絶品3分デザイン」という本です。
合成写真や特殊効果など、より高度な技術を学ぶことができます。
「#ズボラPhotoshop 知識いらずの絶品3分デザイン」は、Photoshop初心者やデザイン初学者でも簡単にかっこいいデザインを作れるテクニックやアイデアが詰まった解説書です。
著者であるトミナガハルキ氏がYouTubeやTwitterで発信している「ズボラPhotoshop」のコンテンツから、初学者でも手軽に作れるデザインを厳選して収録しました。
本書には55のレシピが掲載されており、Photoshopの操作方法から、アイデアの詰まったデザイン作品まで、初心者でも分かりやすく解説されています。
ズボラPhotoshopの特徴は、手順がお手軽でシンプルなことです。
初学者でも簡単に作品を作ることができ、アレンジ次第でさまざまなデザインに展開することができます。
また、コンテンツを見た視聴者が自分の作品を投稿する「#ズボラPhotoshop」がSNSでも人気となっており、Photoshopの楽しさや魅力を多くの人に伝えています。
本書は、Photoshopの面白さや魅力を感じる前に勉強から離れてしまう初心者たちに向けて、極力手順を簡略化しつつ、かっこいいビジュアルを作る手法を解説しています。
Photoshopをはじめて使う方でも、左側の解説文と右側の画像の数字を追って手順を読み進めることができます。さらに、作品を作る上でのポイントやレシピのアレンジ方法も詳しく解説されているので、1つのレシピを読めばデザインのコツが掴めます。
本書はPhotoshop初心者やデザイン初学者にとって、手軽にかっこいいデザインを作る方法やアイデアを学ぶことができる解説書です。
初めてPhotoshopに触れる方にはもちろん、デザインの基礎を学ぶ方にもおすすめです。
ぜひ本書を手に取り、楽しくデザインの世界に飛び込んでみてください。
【写真加工に特化】Photoshopのおすすめ本
Photoshopで出来る写真加工に特化して学びたいという方におすすめなのはこちらです!
Photoshopレタッチ[伝わる]写真補正&加工を学ぶ現場の教本
引用:Amazon
写真加工におすすめの本は「Photoshopレタッチ[伝わる]写真補正&加工を学ぶ現場の教本」という本です。写真加工に必要な技術やテクニックが詳しく解説されています。
「Photoshopレタッチ[伝わる]写真補正&加工を学ぶ現場の教本」という本は、Photoshop歴20年のレタッチャー・大谷キミトが執筆した、レタッチの解説書です。
単純な技法書ではなく、リアルな広告案件を題材に、「何を見せたいのか」「何を伝えたいのか」を明確にし、つねに「レタッチの目的」を意識しながら作業を進めるプロセスを解説しています。そのため、レタッチの考え方のポイントまで丁寧に解説されており、Photoshopの操作に自信のない方でも読み進められるように構成されています。
また、完成作品データや元画像・素材データをダウンロードすることができ、レイヤー構造やパラメータを細かく確認したり、実際に手を動かして技術を習得することができます。
著者がこれまでに携わった広告案件やビジュアル制作をベースに、一流の現場で通用する制作プロセスを再現しているため、レタッチャーを志す方や、撮影やデザインなどの仕事でレタッチも求められる方など、レタッチがうまくなりたいあらゆる方にとって役立つ一冊となっています。
本書の冒頭では、レタッチ作業の本質をやさしい言葉で伝え、レタッチ=「見せたいもの・伝えたいこと」の鮮明化をテーゼとして提示しています。
案件ごとに「見せたいもの・伝えたいこと」をどのように定めるべきか、また、細かいレタッチ作業の理由まで、重要な考え方やテクニックがていねいに解説されています。
さらに、Twitterやnoteで話題になった「人類人形化計画」や、ファンタジーやSFの壮大な世界観の作品など、著者ならではのビジュアルも楽しめます。
また、あの「焼きすぎた餃子」を使用する作例も登場しています。
Photoshopを使って写真を補正・加工する際の考え方やテクニックを習得することができます。
Photoshopでのレタッチ方法については、こちらの記事にて詳しく解説しておりますのでご参考にしてください。
【辞書的な逆引き本】Photoshopのおすすめ本
すべてのユーザーにおすすめなのが辞書的な逆引き本です。
Photoshop 10年使える逆引き手帖【CC完全対応】
引用:Amazon
photoshop学習で詰まったときのためにおすすめの本は「Photoshop 10年使える逆引き手帖【CC完全対応】[Mac & Windows対応] (ああしたい。こうしたい。) 」という本です。
初心者から応用編まで、幅広く学ぶことができます。
Photoshop 10年使える逆引き手帖【CC完全対応】[Mac & Windows対応] (ああしたい。こうしたい。) は、Photoshopの最新バージョンに完全対応した、人気のPhotoshop解説書です。9万部突破という圧倒的な高評価を誇ります。
これから学ぶ人、すでに使っていてレベルアップしたい人に最適な一冊です。
本書は、「必修の基本テクニック」から「ワンランク上のプロ技」まで、Photoshopのすべての手順・考え方を丁寧に解説しています。
そのため、初心者から中級者まで、Photoshopの操作方法を習得することができます。
また、Photoshopを自由自在に扱えるようになるためには、デジタル画像やPhotoshopの本質をきちんと理解することが大切です。本書では一人でも多くの方が「本質」を理解できるよう、多くの図や写真を用いて解説しています。
一見難しそうな作業も簡単に行えるようになるための解説も充実しています。
「ふわふわしたものを切り抜く」など、難しそうな作業でも、「各機能の仕組み」を丁寧に解説しているため、初心者でもすぐに応用できます。
また、デジタル画像の色の仕組みを理解することで、「ディスプレイで見ていた色と、印刷した色が全然違う」といった現象を解決できます。
本書ではカラーマネジメントについても丁寧に解説しています。
さらに、本書で解説している各手順は、本書のダウンロードデータをご活用いただくことで、実際にお手元でお試しいただけます。実際に手を動かして学習することで、理解度が飛躍的に深まります。
最後に、本書は、特殊な製本を採用しています。
開きやすく、閉じにくい、広開本仕様という特殊製本であり、従来の書籍よりも読みやすさが向上しています。ぜひ本書を読み進める際に、この特殊製本のメリットを体感してください。
Photoshopを本だけでは学ぶ自信がない人におすすめの方法
Photoshopは本だけでは実際のデザインの方法や細かい技術が得られない場合があります。
そんな時にはPhotoshop基礎セミナー講習を受講するのがおすすめです。
Photoshopセミナーでは、実際に講師の人に操作を教わりながらデザインを進めることができます。また、仕事で使えるデザインがどのようなものかも学ぶことができる嬉しいセミナーです。
もし本だけでは勉強が難しいと感じた人はPhotoshopセミナーの受講を検討してみてはいかがでしょうか。
Photoshopのおすすめ本まとめ
今回、Photoshopの学習に適した本の選び方と、その選び方を踏まえたおすすめの本の紹介をしてきました。
インターネット上で膨大な情報が錯綜している中で、自分にとって最適な本を選ぶことは決して簡単なことではありません。
しかし、自分のレベルや学習目的をはっきりさせることができれば、ある程度、選択する本の候補を絞ることができるでしょう。
また、最も大切なのはPhotoshopを使いこなせるようになることであり、本を選ぶという行為はあくまで手段です。最終的にスキルを習得して活かすことができればよいので、本の細かい内容は気にせず、まずは一歩前に進むことをおすすめします。
