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【2024】鋼材の最新価格はいくら?過去の価格や高騰の原因を解説

鋼材の価格は、2020年から大幅な価格高騰を続けています。海外の需要の拡大が大きな要因の1つではあるものの、国内の事情も複雑に絡み合っての価格上昇です。

今回は現在の鋼材の価格の目安として、東京製鐵株式会社の2024年1月の販売価格と鋼材価格が値上がっている原因を解説します。

現在の鋼材の価格とは

現在の鋼材の価格とは

新型コロナウィルスの影響を受けて停滞していた鋼材の価格は、2020年の中国の経済活動の再開などをきっかけに上昇し始めました。鋼材そのものに先駆けて、鋼材の原料となる鉄鉱石の価格が急騰し2021年5月には200ドルを突破、6月には214ドルという高値を付けました。

鉄鉱石を100%輸入に頼っている日本では、これに伴って日本最大手の日本製鉄が製品価格を引き上げ、他の会社も追随しました。その後、2021年7月の214ドルをピークに2022年に向けて下がりはじめ、2022年5月の段階で131ドルまでに少しずつ落ち着いてきています。

このように鋼材全体の価格では、コロナ前の価格には戻っておらず、未だ高水準に留まっています

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鋼材価格が高騰する現状

鋼材の高騰はコロナ禍からどんどん酷くなっており、2021年6月には道内の鉄スクラップの価格が1トン当たり4万6,000円台となり、1年前の水準を2倍強上回りました。

さらに、2022年に入り、4月まで強基調で推移した国内鉄スクラップ相場は5月に入ると高値修正局面を迎え、H2炉前価格は各地で6万円を割り込みました。
鉄筋コンクリート造の建物に使う異形棒鋼(鉄筋)は、2020年の末から価格が上昇し始め、2021年の6月には1トン当たり8万6,000円、2022年6月現在、12万円を超えており、前年同月より3万円以上も値上がりしています。

2021年8月に入り日本製鉄は、値上げを受け入れない場合には供給量を減らす旨をトヨタ自動車に通告したとの情報が流れました。8月下旬にトヨタ自動車が、前の半年より1トン当たり約2万円の値上げを受け入れる形で両者の価格交渉は決着を迎えました。

さらに2022年に入り、日本製鉄は自動車部品や産業機械などに使う特殊鋼棒鋼・線材の販売価格を7月から1トン3万5千円引き上げることを発表しました。

鋼材価格はなぜ高騰する?

鋼材価格はなぜ高騰するのか
引用:一般財団法人 建物物価調査会

それではなぜ鋼材価格が高騰してしまうのでしょうか。理由としては

  • 新型コロナウイルスの影響で鋼材や材料である鉄スクラップの需要が増えてしまっている
  • 需要が増えたことで海外から価格を上げ始め、日本も価格高騰する

などといった原因があります。大きい要因は新型コロナウイルスの影響なので、新型コロナウイルスが落ち着くとともに鋼材の価格も落ち着くでしょう。

種類別!鋼材の価格を比較

鋼材にも色々種類があるのですが、今回は下記2種類の鋼材の価格を比べてみました。

  1. 鋼板類
  2. 条鋼類

どの鋼材かによっても価格の上下関係が変わるので、使いたい鋼材の種類を確認しておきましょう。

①条鋼類の価格

東京製鐵株式会社の2024年1月の鋼材の販売価格を現在の日本の鋼材の価格の目安として、2022年4月と比較しながらお伝えします。価格は1トンあたりで、数種類のサイズがあるものについては、もっとも小さなサイズを比較しています。

H形鋼の価格

100×50(細幅)の製品の販売価格
  • 2022年4月:13万6,000円
  • 2024年1月:14万5,000円
148×100~340×250 (中幅)の製品の販売価格
  • 2022年4月:12万1,000円
  • 2024年1月:12万7,000円
100×100~300×300(広幅)の製品の販売価格
  • 2022年4月:12万1,000円
  • 2024年1月:12万7,000円

となっており、全ての鋼材価格が値上げとなってしまっています。

縞H形鋼

縞H形鋼の販売価格
  • 2022年4月:13万1,000円
  • 2024年1月:13万7,000円

となり、こちらも6,000円の価格高騰です。

I形鋼

100×75・125×75の製品の販売価格
  • 2022年4月:12万8,000円
  • 2024年1月:13万4,000円

こちらも6,000円値上がりしました。

溝形鋼

100×50~300×90×9・10・12の製品の販売価格
  • 2022年4月:11万7,000円
  • 2024年1月:12万3,000円

こう見るとさまざまな鋼材が徐々に価格高騰していて、どんどん高い値段になってしまうことが分かります。

②鋼板類の価格

鋼板類の価格

鋼板類も同様に、東京製鐵の2024年1月の鋼材の販売価格を、現在の日本の鋼材の価格の目安として2022年4月と比較しながらお伝えします。

熱延鋼板

1.6×914~1524×1829~6096の製品の価格
  • 2022年4月:12万6,000円
  • 2024年1月:11万4,000円

となっており、こちらの価格は少し安くなっています。

厚板

8.0×1524・1829・2100・2438×6096・9144・12192の製品の販売価格
  • 2022年4月:12万6,000円
  • 2024年1月:11万9,000円

で販売されており、こちらも7,000円ほど下がっています。

縞鋼板

3.2≦t≦6.0×914~1524×1829~6096の製品の販売価格
  • 2022年4月:12万7,000円
  • 2024年1月:11万5,000円

で販売され、縞鋼板もかなり値下がってきています。

U形鋼矢板

  • 2022年4月:13万3,000円
  • 2024年1月:13万9,000円

となり、U形鋼矢板は6,000円値上がりしました。

鋼材の価格は今後どうなっていく?

日本製鉄は鋼材の価格を引き上げた理由として、海外と比較して日本の鋼材の価格が不当に低いことを挙げています。鋼材の価格の上昇は原料の鉄鉱石の価格を反映しますが、原料の価格上昇に比して鋼材の価格の上昇が遅れることにも起因しています。

しかし、日本製鉄の鋼材の値上げは、鉄鉱石の価格上昇や日本の鋼材価格の水準が低いことだけではありません。
中国企業との価格競争やコロナ禍による国内需要の落ち込みで、日本製鉄は2020年3月期に4,315億円の連結赤字を計上しました。これは、過去最大の赤字で続く2021年3月期も324億円の赤字となり、呉製鉄所の閉鎖や和歌山製鉄所の高炉休止を行い1万人の人員削減を断行しています。
鋼材価格の値上げには、日本製鉄の苦しい懐事情も大きく関わっていると見られています。

さらに日本製鉄をはじめとする製鉄会社を悩ませているのが、国策である脱炭素です。
日本は、2050年までにCO2排出実質ゼロを目指しています。

しかし現在の製鉄は、鉄鉱石とコークスを混ぜて高炉で燃焼させるため大量のCO2を排出します。CO2を排出しない製鉄の研究開発投資や設備投資で、数兆円規模の予算が見込まれることや、廃炉による生産過剰の緩和で安い価格で鋼材を売る必要がなくなったことも日本製鉄の鋼材値上げの理由となっています。

日本製鉄の橋本社長は2021年5月に、内需が前年度の5,200万トンから5,500万トンに増加する見込みだとして、2022年3月期の連結事業利益を4,500億円とすることを発表しています。
日本製鉄との交渉の中でトヨタ自動車は鋼材の調達の海外を含めた多様化にも言及しましたが、9月17日に日本製鉄の橋本社長は鋼材の価格について「もう一段の是正を求めていく」と発言し、強気の構えです。外国の原料を含む鋼材の需要と国内の製鉄トップメーカーの思惑から、しばらくは鋼材の値上がりが続くものと見られています。

引用:j-cast

鋼材の価格はしばらく上昇する見通し

海外での経済活動の再開を受けて鋼材の需要が増えたことで鉄鉱石が値上がりし、それに伴って鋼材も値上がりしています。鉄スクラップを材料とする電炉剤の価格も上昇中です。
日本の製鉄をリードする日本製鉄は、今後も日本の鋼材の低い価格の是正を求める構えです。

鋼材価格を節約する方法とは

鋼材価格を節約する方法とは

どんどん価格が上昇している鋼材の資金を節約する方法を紹介します。
鋼材を節約するには「ネスティング技術」をうまく活用すると非常に良いでしょう。

ネスティングを簡単に説明すると、CADを用いて板の上に部品を並べる作業のことを指します。
ネスティングを行うことで1枚の板材から複数の製品を抜き取ることが可能となり、無駄な部分を最小限に抑えることができます。
ネスティングについては下記記事で詳しく解説しています。

ネスティングとは?おすすめ自動ネスティングソフトやネスティングのメリットについて解説

その結果歩留まりが向上し、製品コストを削減することが可能となります。
さらに切断作業の回数も少なくて済むため、作業時間の短縮にも繋がります。

最近では、このネスティング作業を自動でなおかつ高精度で行ってくれるソフトも増えてきています。数ある中でも、特に高性能、高機能を兼ね備えたSigmaTEK社の自動ネスティングソフトウェアが世界中で評価が高いと言われています。
コスト削減や作業の効率化など、工場や会社経営に欠かせないメリットが多々あります。

参考:最高の歩留まり率で、平均5%の材料コスト削減を実現!世界最高水準の自動ネスティングソフトウェア「Sigmanest」のご紹介

鋼材に自動ネスティングができるおすすめソフト

ここでは鋼材に自動ネスティングが可能な、おすすめのソフトウェアを紹介します。

界最高水準の自動ネスティングCAD/CAMソフトウェア「SigmaNEST」

世界最高水準の自動ネスティングCAD/CAMソフトウェア「SigmaNEST」

自動ネスティングソフトウェアでおすすめなのが、日本国内の人気はもちろん世界中で好評を得ているSigmaTEK社の「SigmaNEST」です。
SigmaNESTは、自動ネスティングの性能に定評があり、最高の歩留まりによって材料コストを平均5%削減することができます。また、幅広い加工機に対応しているのも特徴の一つです。

最高レベルの高歩留まりネスティング結果と材料の有効活用の実現はもちろん、見積り・生産・出荷などのあらゆる工程を一本化してあらゆる費用を削減できる、とにかく凄いソフトです。

  • 鋼材などの材料コストを削減したい
  • 人的負担を減らしたい
  • 機械の稼働をより効率化したい
  • 基幹システムと連携したい
  • 複数の機械をワンシステム化したい

こんな効率化を求めるなら、まずはこの自動ネスティングソフトを要チェック。
日本国内のサポート体制もしっかりしているので導入前の相談からアフター対応まで何かと心強く安心です!初めて自動ネスティングを導入する方にもおすすめです。

一般のネスティングソフトとシグマネストの違いや配置パターン比較は、SigmaNESTの公式サイトにわかりやすくまとめられているのでおすすめです。最先端の自動ネスティングソフトウエアの概要を、ぜひご覧になってみてください。

ネスティングソフトとシグマネストの違いや配置パターン比較

    ネスティングソフトの比較資料ダウンロード


    下記フォームより、ネスティングソフトの比較資料をダウンロードしていただけます。
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    シグマテックジャパン株式会社:https://sigmanest.jp

    鋼材の価格についてよくある質問

    それでは鋼材の価格について、よくある質問に回答していきます。

    1トンの鉄はいくらくらい?
    自動車や飛行機などに使われる鋼板でいうと、2022年では1トンあたり11〜12万円が平均価格です。もちろん変動はするので、現在どれぐらいの価格なのかは最新情報を調べておきましょう。
    鋼材はどれくらい高騰してる?
    2020年より以前は1トンあたりの鋼材平均価格が8〜9万円でした。しかし現在では11〜12万円となっており、1トンでいうと3〜4万円前後高騰していることが分かります。

    最新の鋼材価格についてまとめ

    今回は鋼材の価格について詳しく解説しましたが、ご理解いただけたでしょうか。

    鋼材の価格はどんどん高騰していっているので、ネスティング技術を利用しどれだけ材料を有効活用できるかが重要となってきます。鋼材が高くなってきてるから価格や費用を抑えたいな…と思ってる方はぜひネスティング技術を活用してみてください。

    【2024】鋼材の価格はいくら?過去の価格や高騰の原因を解説
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