Photoshopは、グラフィックデザイナーや写真家の間で非常に人気があるデジタル画像編集ソフトウェアです。Photoshopの基本的な機能を独学で学ぶことは、時間がかかるかもしれませんが、決して不可能ではありません。
しかし、Photoshopを独学で学ぶにはどんな勉強方法があるか、何から始めればいいか、入門者は何から手をつければいいのか分からないという方も多いかと思います。
本記事ではPhotoshopを独学で学ぶ方法6選をロードマップ形式にまとめたので是非参考にしてみてください。
Photoshopの独学方法6選!
これから紹介するロードマップを使用して、Photoshopを独学で学ぶことができます。
以下の6選を一つづつ解説していくので参考にしてみてください。
- Photoshopの基本的な機能を理解
- 書籍やYouTubeを活用
- 自分の手を動かす
- 気に入ったデザインの真似
- ポートフォリオを作成
- 実際に仕事を受ける
Photoshopの独学方法1.Photoshopの基本的な機能を理解する
Photoshopの機能やツールの基本的な知識を身につけることが始めの第一歩になります。
メニューバー、ツールバー、ワークスペース、パネル、およびドッキングウィンドウなど、インターフェースの各要素の機能を理解することから始めましょう。
そのためには、具体的な方法は以下の通りです。
プロジェクトを作成する方法を学ぶ
新しいプロジェクトを作成する方法や既存の画像を開く方法、保存する方法など、プロジェクトを管理する方法を学ぶことが必要です。
パネルの使い方を学ぶ
Photoshopには、多くのパネルがあります。
- レイヤーパネル
- カラーパネル
- ヒストリーパネル
- アクションパネル
など、パネルを使って画像を編集する方法を学ぶことが重要です。
ツールの使い方を学ぶ
Photoshopには、
- 選択
- 描画
- ペイント
- テキスト
- レイヤー
- 補正
- フィルター
- 3D
などのツールがあります。各ツールの使い方を理解し、どのように使用するかを学ぶことが重要です。
Photoshopの独学方法2.書籍やYouTubeを活用する
Photoshopについての学習には、書籍やオンラインのチュートリアル、YouTubeビデオなどのリソースを活用することができます。オンライン学習は、学習者に合わせて柔軟に学習することができるため、非常に役立ちます。
書籍を使用する場合、Adobe Photoshopの公式マニュアルや入門書などを参考にすることができます。また、YouTubeでは、Photoshopのチュートリアルやレッスンビデオが数多く存在し、Photoshopのインターフェースについての学習に非常に役立ちます。
オンラインのコミュニティやフォーラムを活用して、他のPhotoshopユーザーからのアドバイスやフィードバックを得ることもできます。
こちらの記事にてPhotoshopの学習本について詳しく紹介しておりますので、書籍で独学を進めたい方は是非参考にしてみてください。
Photoshopの独学方法3.自分の手を動かす
チュートリアルで学んだことを実際のプロジェクトに応用してみましょう。
スキルを向上させる上で最も重要なのが「実際に自分の手を動かして試行錯誤を繰り返す」ことです。
あなたが車を運転するのは初めてだとして想像してみてください。
あなたは運転の基本的なことを学ぶために、運転学校に通ったり、運転の本を読んだりすることができます。しかし、本や講義だけでは運転を実際に行ったことがないので、運転席に座ることができないかもしれません。
同じように、Photoshopや他のデザインソフトウェアを使うことも同じです。
最初に、基本的な概念やツールを学ぶことは大切ですが、それだけではスキルを向上させることはできません。
実際にPhotoshopを開いて、自分でデザインを作成し、ツールを試し、課題に取り組んで、自分で問題を解決する必要があります。
例えば、カラーバランスを調整する方法を学ぶことができたとしましょう。
しかし、実際に写真を編集しようとすると、何が問題なのか分からず、どのツールを使うべきかも分からなくなるかもしれません。ですが、実際に手を動かして試行錯誤をすることで、問題を解決するために必要なスキルを磨くことができます。
結局のところ、デザインソフトウェアのスキルを習得するには、熱心な練習が欠かせません。
実践を重ねることで、自信を持ってデザインを作成し、より高度なスキルを身につけることができます。
自分の手を動かして、試行錯誤を繰り返すことが、スキル向上の鍵となります。
Photoshopの独学方法4.気に入ったデザインの真似から始める
「自分の手を動かす」ことの具体的な方法として、「自分が気に入ったデザインを真似する」というものが挙げられます。特にPinterestを使った方法がオススメです。
Pinterestは、写真や画像などのコンテンツを共有するソーシャルメディアサービスです。
ユーザーは、自分が興味を持つトピックに基づいた画像を探し、それらを自分のプロフィールに保存することができます。
他のユーザーのプロフィールにもアクセスでき、興味を持つ画像を見つけることができます。
また、ピンと呼ばれる画像に対してコメントを残したり、他のユーザーと共有することもできます。
Pinterestは、DIY、ファッション、料理、インテリアデザインなど、様々な分野で活用されており、ビジネスや個人のプロモーションにも利用されています。
Photoshopの学習において、Pinterestは有用なツールとなります。以下に、具体的な方法を説明します。
検索ワードを使ってピンを探す
Photoshopの様々な機能やテクニックについて、Pinterest上で検索を行うことができます。
例えば、「Photoshop レイヤー」「Photoshop グラデーション」などのキーワードで検索することで、数多くのピンを見つけることができます。
ピンを保存する
Pinterestでは、気に入ったピンをボードに保存することができます。
学習に役立つピンを見つけたら、自分のボードに保存しておきましょう。
ボードをカテゴリー分けすることで、後で必要なピンをすぐに見つけることができます。
ピンをクリックして詳細を確認する
保存したピンをクリックすると、そのピンに関する詳細な情報が表示されます。
例えば、そのピンを投稿した人が書いた解説や、そのピンが示している手順などを確認することができます。
デザインを模倣する
学んだことを実践することが、スキル向上につながります。
保存したピンを実際に再現してみたり、自分のプロジェクトに応用してみたりすることで、Photoshopのスキルを磨くことができます。
Photoshopの独学方法5.ポートフォリオを作る
基本的な操作を学び、実際に手を動かしてデザインすることを経験した後は、ポートフォリオに載せていくための作品をたくさん作ることが重要になってきます。
そうすることで、個人で仕事を請け負ったり企業に就職したりするときに、自分のスキルを証明することができるようになります。
そこで、Photoshopを使ったデザイン作品のポートフォリオを作るうえで、踏んでいきたい4つのステップを紹介いたします。
ステップ①作品の選択
まず、作品を選択しましょう。
自分の得意分野や興味がある分野、過去に制作した作品などから選びましょう。
また、ポートフォリオに掲載する作品数についても考えておきましょう。
ステップ②作品の整理
選んだ作品を整理しましょう。
それぞれの作品に対して、どのような目的で制作したのか、どのような工程で制作したのか、どのような課題を解決しようとしたのか、といった情報をまとめます。
また、作品ごとにタイトルをつけておくと、見た人に印象に残りやすくなります。
ステップ③レイアウトの決定
作品をどのようにレイアウトするかを決定しましょう。
ポートフォリオのデザインやレイアウトは、自分の作品を引き立てるようなものにすることが大切です。また、タイトルや説明文を適切な位置に配置して、作品の説明が見やすくなるようにしましょう。
ステップ④ポートフォリオの制作
最後に、実際にポートフォリオを制作しましょう。
Photoshopを使ってデザインしたり、ポートフォリオ作成用のツールを利用することもできます。ポートフォリオのURLを作成して、自分のウェブサイトやSNSなどで公開しましょう。
また、求人サイトやクラウドソーシングサイトなどに応募する場合には、ポートフォリオのURLを添付することで、自分のスキルをアピールすることができます。
Photoshopの独学方法6.実際に仕事を受けてみる
スキル向上のために、実際に仕事を受けることは非常に重要です。
実際の仕事でスキルを磨くことで、理論的な知識だけでなく、実践的な知識も身につけることができます。
実践的な知識を得ることは、理論だけでは得られない知見やテクニックを習得することができます。また、実際の仕事でクライアントからのフィードバックを受けることで、自分の作品に対する客観的な評価が得られます。
クライアントのニーズや要望を理解することも必要です。クライアントからのフィードバックを受け、改善点を把握することで、今後の自分自身の成長につなげることができます。
実際に仕事を請け負うためには以下のような手段があります。
クラウドソーシングサービスを活用する
オンラインで仕事を受注できるプラットフォーム(例えば、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなど)を活用することで仕事を探すことができます。
プロフィールにポートフォリオを掲載し、クライアントが自分のスタイルや技術を確認できるようにすることが重要です。
SNSを活用する
デザイン業界の関連イベントやSNS、フォーラムなどを通じて、同じ業界の人々とネットワークを築きましょう。
自分のポートフォリオを共有し、フリーランスとしての経験やスキルを積極的にアピールし、ビジネスチャンスを探していきましょう。
直接クライアントにアプローチする
ポートフォリオに掲載された作品をクライアントに送り、ビジネスチャンスを探すこともできます。
クライアントが仕事を外注する必要がある場合、自分のポートフォリオが印象に残り、仕事を受注することができます。
しかし、クライアントにアプローチする前に、適切なビジネスマナーやメールの書き方、交渉力の向上なども必要になるかもしれません。
こちらの記事でもPhotoshopを使いこなすための、学習のコツとポイントについてまとめておりますので、ご参考にしてみてください。
Photoshopの独学に限界を感じたら
Photoshopを独学で学ぶのはリサーチ力も必要であり、限界を感じてしまう人も多いと思います。独学で学び続けて実際に仕事に生かすのはとても大変です。
そんな方はぜひPhotoshopのセミナーに行ってみてください。
下記で紹介するBIZROADのPhotoshop基礎セミナー講習は2日間でPhotoshopの基礎からデータ作成まで学習することができます。
Photoshopの独学方法についてまとめ
Photoshopを独学で学ぶことは、初めは困難かもしれませんが、根気と継続的な努力が必要です。
このロードマップを使用して、Photoshopの基本的な機能を学び、自分のスキルを向上させてみましょう。