エクセルでカレンダーを作成する際に、「毎月の日付入力が面倒」「年や月が変わるたびに作り直している」という方も多いのではないでしょうか。
エクセルを使えば、日付が自動で更新される便利なカレンダーの作成が可能です。
手作業で日付を入力する手間を省けるため、一度作成しておけば、毎月の更新作業を効率化できるでしょう
本記事では、エクセルで日付が自動で出力されるカレンダーの作り方について解説します。
誰でも簡単にエクセルでカレンダーを自動出力できるよう、画像付きで解説しているので、ぜひ参考にしてください。
エクセルで自動カレンダーを作るメリット3つ

エクセルで自動カレンダーを作成するメリットは以下のように複数あります。
- 効率的にカレンダーを使用できる
- 新たにカレンダーを作成する必要がない
- 予定を書き込む欄を作れるなど柔軟にデザインできる
それぞれについて見ていきましょう。
メリット①効率的にカレンダーを使用できる
エクセルで自動カレンダーを作成すると、毎月日付を手動入力する手間を省けます。
自動的に日付が更新されるため、手間なく最新のカレンダーを使用できます。
また、祝日や特定のイベントもエクセルで自動表示できるように設定すれば、計画立てやスケジュール管理がより効率的になるでしょう。
メリット②新たにカレンダーを作成する必要がない
一度エクセルで自動カレンダーを作成すれば、毎年新たにカレンダーを作成する必要がなくなります。
テンプレートとしてファイルを保存しておくことで、年が変わっても簡単に更新が可能です。
これにより、毎年同じ作業を繰り返す必要がなくなり、時間と労力の節約につながります。
メリット③予定を書き込む欄を作れるなど柔軟にデザインできる
エクセルの自動カレンダーは、予定を書き込む欄を自由に設計可能なため、会議の予定やプロジェクトの締切日などの予定を入力することもできます。
また、セルのサイズや色をカスタマイズすることで、見やすく機能的なカレンダーにもアレンジ可能です。
エクセルの自動カレンダーを利用することで、業務効率が向上し、チーム全体のスケジュール管理がしやすくなるでしょう。
エクセルで日付が自動出力されるカレンダーの作り方
エクセルで、その月の日付を自動で出力してくれるカレンダーの作り方を紹介します。
一列に日付を出力する形式で作っていくので、シフト表などに使えるでしょう。
- 年と月を自動表示させる
- 日付を自動出力する
- ほかのセルにも日付を反映させる
- 日付の書式を変更する
1.年と月を自動表示させる
A1に年をA2に月を表示させ、なおかつドロップダウンリストから選択できるようにします。
まずは、A1のセルを選んだ状態で、データタブから「データの入力規則」を選択しましょう。
設定タブから入力値の種類を「リスト」に変更し、元の値に「2024,2025,2026,2027,2028,2029,2030」と必要な分だけの年を入力してください。
OKボタンで確定したら、年のドロップダウンリストは完成です。

月も同じ要領でドロップダウンリストを設定します。
元の値の部分のみを「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12」にしてOKボタンで確定してください。その後、B列に「年」と「月」を入力しておきましょう。
2.日付を自動出力する

A5に1日の日付を出力させます。
A6を選択した状態で数式バーにある「fx」のボタンをクリックしましょう。
関数名から「DATE」を選んでOKボタンを押します。
このように設定すると、関数の引数というダイアログボックスが開くので、年の項目にA1を、月の項目にA2、日の項目に1と手入力しましょう。
OKボタンで編集を確定すると、A5に2024/1/1と出力されました。
3.ほかのセルにも日付を反映させる

一つ日付を出力できるセルができたら、2日目以降も日付を反映させていきます。
A6に「=A5+1」と入力しましょう。
このように設定することで、前のセルから1日追加された日付が出力されます。
その後、A6のセルの右下にカーソルを合わせて、カーソルがプラスのアイコンに変わったタイミングでA35までドラッグしましょう。
すべての日付の列に1/1〜1/31までの日付が出力されました。
4.日付の書式を変更する
現状ではセルに年、月、日がすべて出力されており、カレンダーとしては見づらいため、日付と曜日のみを表示させる設定に変更します。
日付を出力したセルをすべてドラッグで選択したら、ホームタブの数値の右下にある矢印のアイコンをクリックして「セルの書式設定」のダイアログボックスを表示させましょう。
表示形式のタブから分類を「ユーザー定義」に変更します。
続いて、右側の種類の項目を「d(aaa)」に変更しましょう。

「d」の箇所にはdayを意味する日付が、「aaa」の箇所には曜日が表示されます。
そのため、OKボタンで編集を閉じると、2024/1/1と表示されていたA6の表示が「1(日)」に変わります。
最後にカレンダーに罫線や背景色をつけて見た目を整えたら完成です。

また、カレンダーはテンプレートを使用することで、複雑な関数を使わなくても簡単に作成可能です。
以下の記事で、テンプレートを利用する方法について解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
エクセルの自動化を社内に導入する方法

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エクセルで折り返しのある自動カレンダーの作り方
ここからは、1週間で日付が折り返す、ポピュラーなカレンダーの作り方について見ていきましょう。
- エクセルでカレンダーの見た目を作る
- 年と月を自動表示させる
- 日付を自動出力する
- 曜日を自動出力する
- 前月の日付を自動出力する
- 日付の書式を変更する
- ほかの日付を反映させる
順に解説していきます。
1.エクセルでカレンダーの見た目を作る

まずは、カレンダーの見た目から作っていきましょう。
上記の画像を参考に、A2〜G2に日〜土までを入力し、背景色で色分けをしましょう。
曜日の行ができたら、その下6行をドラッグで囲み、ホームタブのフォントグループから格子状の罫線を選択して枠をつけたら見た目の完成です。
2.年と月を自動表示させる

続いて、A1に年を、C1に月を自動表示できるようにしていきます。
年と月はプルダウンリストから選べるようにしたいので、セルを選択した状態でデータタブの「データの入力規則」から設定しましょう。
設定タブから入力値の種類を「リスト」に変更し、年のセルには元の値に必要な分の年を、月のセルには1〜12までの月を入力したらOKボタンで確定してください。
プルダウンの右側には、それぞれ「年」と「月」を入力してきましょう。
3.日付を自動出力する
カレンダーのマス目に対応した日付を出すために、カレンダーの枠外に日付を取得します。今回はI1に日付を出力していきます。
I1を選択した状態で、数式バーの左にあるfxボタンをクリックして、DATE関数を挿入しましょう。
OKボタンを押すと、引数を設定できるダイアログボックスが開くので、年の項目にカーソルを合わせたらA1をクリックし、F4キーで絶対参照にしてください。
続いて、月の項目にカーソルを合わせてC1をクリックして、F4キーで絶対参照にします。最後は日の項目に1と手入力しましょう。

これでOKボタンを押すと、I1に2024/1/1と出力されます。
4.曜日を自動出力する
I2に先ほど出力した日付に対応する曜日を自動出力させていきます。I2を選択した状態で数式バー左のfxをクリックします。
WEEKDAY関数を選択して、OKボタンを押しましょう。
引数のダイアログボックスで、シリアル値の項目に先ほどI1に出力した日付のセルをクリックして絶対参照にします。

OKボタンで編集を確定すると、I2に「2」と出力されます。これはWEEKDAY関数が曜日に対応している数字を出力しているためです。
WEEKDAY関数で返される数字と曜日の関係は以下のとおりです。
- 1:日曜日
- 2:月曜日
- 3:火曜日
- 4:水曜日
- 5:木曜日
- 6:金曜日
- 7:土曜日
WEEKDAY関数で2が出力されたことから、2024/1/1は月曜日だということがわかるので、カレンダーの月曜日のセルにI1のセルをコピーして貼り付けましょう。
また、エクセルで曜日を出力する方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になります。ぜひ、あわせてご覧ください。
5.前月の日付を自動出力する
関数によって1/1が月曜日だとわかりました。
しかし、カレンダーの一番左上にも数式を入れたいので、先ほど出力した日付と曜日の数値を利用して、左上のセルに入る日付を計算します。
A3を選択した状態で「=」と入力し、日付を求めたI1のセルをクリックします。
F4キーで絶対参照にしたら、「-(」と入力し、曜日を求めたI2をクリックしてください。
F4キーで絶対参照にしたら、続けて「-1)」と入力します。

前月の日付の出力が可能になり、A3には2023/12/31と出力されました。
6.日付の書式を変更する
現在は年・月・日がすべて表示されているため、カレンダーとして見やすくなるよう表示形式を変更します。
日付のセルをすべて選択したら、ホームタブの数値グループ右下にある矢印のアイコンをクリックして「セルの書式設定」のダイアログボックスを表示させましょう。
表示形式のタブから分類を「ユーザー定義」に変更し、種類を「d」に変更してダイアログを閉じましょう。

7.ほかの日付を反映させる
A3に最初の日付を出力できたら、ほかのセルにも日付を反映させていきます。
B3に出力した日付を削除し、そのセルに「=A3+1」と入力しましょう。
B3に日付が出力されたら、セルの右下をドラッグしてG3まで伸ばします。
このようにすることで、オートフィル機能によって数式をコピーできます。
2行目のA4に関しては「=G3+1」と入力することで、G3の次の日付けが出力可能です。
続いて、B4に「=A4+1」と入力し、オートフィルでG4まで伸ばしましょう。
ここまでできたら、A4からG4を選択してG8までオートフィルすることで、カレンダーをすべて埋められます。

C1にある月を変更しても、カレンダーがその月に対応して変化していれば完成です。
エクセルカレンダーで月を自動対応させる方法

先ほど作成したカレンダーのC1に選択された月を出力します。文字の出力には以下のDATE関数を使用します。
=DATE(A1,C1,1)
エクセルカレンダーで月を自動対応させる方法と手順について見ていきましょう。
- 日付を表示させる
- 文字の見た目を整える
1.日付を表示させる
DATE関数の年の引数にA1、月の引数にC1、日の引数に1を指定しましょう。この指定を行うことで、A1とC1で選択された日付が表示されるようになります。今回はG1に文字を出力させたいので、G1に「=DATE(A1,C1,1)」を入力しました。
続いて、ホームタブの配置グループの右下にある矢印のアイコンからセルの書式設定を開きましょう。
表示形式タブからユーザー定義を選択し、種類を「mmmm」に変更してOKボタンで閉じてください。

A1のセルに出力されている日付に対応した月の英語が表示されようになります。
2.文字の見た目を整える

現状では文字が小さく目立っていないので、フォントやフォントサイズを変更して目立つように編集すれば完成です。
お好みで画像を挿入するとさらに見栄えのよいカレンダーになるでしょう。
エクセルの自動カレンダー作り便利な関数3選
エクセルで自動カレンダーを作る際は、以下のような関数をよく使用します。
| 関数名 | 説明 | カレンダーでの用途 |
| DATE関数 | 日付のシリアル値を求められる関数。 | 日付の取得に使われる。 |
| WEEKDAY関数 | 日付に対応した曜日を数字で表示できる関数。 | 曜日の取得に使われる。 |
| COUNTIF関数 | 指定した範囲の中から、条件に当てはまるセルの数をカウントする関数。 | 祝日の取得に使われる。 |
作りたいカレンダーの機能に合わせて、さまざまな関数を使い分けてみてください。
その他の便利な関数は下記記事でも紹介しています。
エクセルの自動操作や使い方を学ぶ方法

エクセルを短期間でマスターするには、独学よりもエクセルに精通したプロに教わるのがおすすめです。
Excel基礎セミナー講習なら、カレンダー作成にも使われるオートフィル機能や条件付き書式、関数などについて詳しく学べます。
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エクセルで自動カレンダーを作る方法に関するよくある質問
ここからは、エクセルで自動カレンダーを作る方法に関するよくある質問を紹介します。
土日の色を変更する場合は、条件付き書式を利用する方法が便利です。
例えば、WEEKDAY関数を使って曜日を判定し、土曜日は青色、日曜日は赤色になるように設定できます。条件付き書式を活用すれば、月や年を変更しても自動で色分けされるため、手動で書式を変更する手間を削減できます。
祝日の色を変更する場合は、祝日一覧を別のセルやシートに作成し、条件付き書式と組み合わせる方法が一般的です。
例えば、祝日リストに登録された日付と一致するセルを条件付き書式で判定し、背景色や文字色を変更できます。毎年の祝日データを更新しておけば、カレンダーの日付に合わせて自動で色が反映されます。
業務スケジュールや勤怠管理で利用するカレンダーでは、祝日を目立たせることで視認性を高められるでしょう。
カレンダーの前月や翌月の日付など、不要な日付を表示したくない場合は、IF関数を利用して空白を表示する設定がおすすめです。
例えば、対象月以外の日付の場合は空文字(””)を返すように数式を設定すると、不要な日付を表示せずにカレンダーを作成できます。
エクセルで自動カレンダーを作る方法についてまとめ
今回は、エクセルで自動カレンダーを作る方法について紹介しました。
自動カレンダーは、簡単な関数の知識があれば誰でも手軽に作成ができます。
また、カレンダーを自作することは、自分好みの機能を追加したり、デザインにしたりできる点においても魅力です。
ぜひ、今回の手順を参考にして、自分だけの使いやすいカレンダーを作成してみてください。