騒音は、出している側は気が付かないことが多く、深刻なトラブルに発展する場合があります。
そのため、騒音測定器の購入を検討する人も増えているようです。
ここでは「音ウォッチャー」を含めたおすすめの騒音測定器をランキング順にお伝えします。
騒音測定器の使い方も説明しますので参考にしてください。
騒音測定器とは
騒音測定器とは、音を計測し、数値化して表示する機器です。音をマイクで拾い、騒音レベルを示す単位であるデシベルで表示し、音を客観的にとらえるのに役立ちます。
騒音測定器は、英語の「サウンドレベルメーター」、または「騒音計」と省略して呼ばれることもあります。
なお、騒音の種類は、工場や工事現場で聞かれる機械音や生活音など多岐にわたります。
それぞれのタイプの騒音を正確に測定するためには、騒音の種類に応じた騒音測定器を使う必要があります。
騒音測定器の人気ランキングTOP5!
騒音トラブルが増えたことも影響し、現在ではいろいろな種類の騒音測定器が販売されています。ここで、スタッフおすすめの騒音測定器をランキング順に紹介します。
それぞれの騒音測定器の特徴も紹介しますので、選ぶ際の参考にしてください。
測定器名 | 社名 | |
1位 | 音ウォッチャー | CACH株式会社 |
2位 | デジタル騒音計 | A-leaf |
3位 | デジタル騒音計 | Zerodis |
4位 | 騒音計 | JUST STORE |
5位 | 小型デジタル騒音計 RAMA11O08 | サンコー |
第1位 音ウォッチャー(CACH株式会社)
音ウォッチャーは、電源がなくても使える騒音測定器です。
こちらは、騒音の苦情を回避するために開発された騒音測定器で、騒音の大きい地点や発生源を特定できます。
また、一定の騒音レベルを超えた際に自動アラートメールで通知する機能もついています。
スマートフォンを使って、通常の音のレベルと騒音とされる音を比較できるので、騒音の評価・分析に役立ちます。防水仕様で、単三電池を含んだ重量が約500グラムと軽量で、扱いやすいのも魅力と言えるでしょう。
こちらの商品は、一般の方に加え、工事関係者なども使用している騒音測定器です。
第2位 デジタル騒音計(A-leaf)
防風スポンジが付属している騒音測定器です。
風の雑音を防ぎながら、精度の高い騒音測定ができるのが魅力です。
屋外では風雑音の影響を受けやすく、音を正確にキャッチするのが難しいですが、こちらの騒音測定器に付属の防風スポンジをつけるだけで正確な計測ができるようになっています。
加えて、温度計が内蔵されており、バックライトで点灯するほか、見やすい大きめのディスプレイで表示されるため、使用用途が広がる製品と言えます。
第3位 デジタル騒音計(Zerodis)
目覚まし時計ほどの大きさで、デジタル表示が見やすい騒音測定器です。
家の中においてもインテリアとして馴染むよう配慮して作られており、壁にかけることも可能です。
縦13センチ・横21センチの大きさで、画面いっぱいに赤字でデシベル表示されるため、子どもから老齢の方まで容易に騒音を把握できます。
設定すると、一定のレベルの騒音になった際、警告音を鳴らす機能も盛り込まれています。
マンションに住んでいる方などで、子どもが出す騒音を抑えたい方の購入が目立ちます。
第4位 騒音計(JUST STORE)
スタンドがついた騒音測定器です。
スタンドは裏面の電池ケースについているため、音を定点観測したい場合や忙しい時には、マイク部分を上に向け、地面に置く形で測定できます。
こちらの商品にはバックライト機能がついており、夜間に使用するのに便利です。
また、フィルタリング性能が優れていて、雑音を排除して騒音を感知できます。
使用していない時には、15分後に自動的にシャットダウンするのもうれしい機能です。
痒い所に手が届く機能が満載の製品であることから、家庭に加えて、工場や交通機関、学校や工事現場などで使用されています。
第5位 小型デジタル騒音計 RAMA11O08(サンコー)
老舗メーカーが出している小型で軽量タイプの騒音測定器です。
通常では、サイズが小さくなると性能が落ちたり、機能が少なくなりますが、こちらの商品は手のひらに収まるほどの小ささであるにもかかわらず、多機能でさまざまな音を計測できます。
扱いもいたってシンプルで、2つのボタンで操作するだけなので誰でも使うことができ、大きい液晶表示もわかりやすいと評判です。
騒音測定器の賢い選び方
上述のランキングを見ると、一口に騒音測定器といっても、さまざまな用途や機能の製品があることがわかります。では、何を基準に騒音測定器を選ぶと良いのでしょうか。
ここでは、種類と周波数・機能の3つの点に着目し、賢い騒音測定器の選び方を解説します。
騒音測定器の種類を気にしよう
騒音測定器は、JIS(日本産業規格)と計量法により種類が2つに分けられています。
精密騒音計
まず一つが、計量法で「精密騒音計」と位置付けられる機器です。
精密騒音計は研究や音響機器の評価・開発などに使われるため、精度が高いのが特徴です。
性能の良さに伴って価格も高く、日常生活で生じる騒音の測定に用いられることはありません。
普通騒音計
一般的な騒音の測定に使われるのは「普通騒音計」になります。
精密騒音計に比べると制度は劣るものの、屋内や屋外、工場や工事現場などの騒音を計測する場面で多用されています。
普通騒音計も計量法で定められている規格であり、検定から5年以内の機器で計測した数値は官公庁に提出する書類や法律文書にデータとして記載できます。
騒音測定器の周波数を確認しよう
騒音測定器は、周波数により以下の2種類に分かれています。
- A特性
- C特性
それぞれの騒音測定器が得意な周波数というのがあるので、出る騒音によって気にすると良いでしょう。
A特性
A特性は、比較的低い周波数を計測するのに適しています。
感知できる周波数は20デシベル以上で、1,000デシベルに近づくにつれ、反応が大きくなり、4,000デシベル超になると感度が下がります。
人が聞き取れる音を感知するのに適しており、生活音などの測定に向いています。
C特性
一方、C特性は音圧を計測するタイプの測定器になります。
衝撃音やモーターの駆動音などを測定したい場合はC特性の騒音測定器を使うと良いでしょう。
それぞれの騒音測定器の機能を確認しよう
近年の騒音測定器は、ユーザーの要望やニーズに応えるべく、さまざまな機能が搭載されています。
まず一つとして、バックライト点灯機能が挙げられます。
デジタル表示がバックライトで点灯するタイプの騒音測定器は、夜間にしか発生しない騒音に加え、夜中に運行する交通機関や夜間操業が行われる工場の騒音を測定するのに適しています。
騒音測定器は、小さい音から大音量まで計測できる測定範囲の広いものが多いですが、範囲が広大である分、誤差が生じやすくなります。
その点を解消するのが測定レンジ切り替え機能です。
計測対象の騒音レベルを絞り込んで計測できるため、より正確な測定に役立ちます。
一番大きな騒音を保持する最大値ホールド機能も有用な機能です。
オートパワーオフ機能があれば、電池の消耗を防ぐことができるでしょう。
録音機能付きの騒音測定器であれば、外部出力して音の波形を視覚的に見ることができ、共有も可能になります。
基本的な騒音測定器の使い方
騒音測定器の基本的な使い方はおおむねシンプルです。
先に取り上げた「音ウォッチャー」の場合ですが、設置場所を決定して音ウォッチャーの電源を入れ、騒音を検知すると画面に騒音レベルが表示され、一定以上の騒音の場合はメールで通知されます。リアルタイムの騒音の状況は、Webにて管理画面にログインすることで確認できます。
騒音測定器のよくある質問
ここでは騒音測定器のよくある質問について回答していきます。
騒音測定器の人気ランキングについてまとめ
騒音測定器は、検知レベルの精度や周波数、機能などを考慮するとニーズに合った機器を選ぶのに役立ちます。おすすめの機器のランキングなどを参考にしてニーズにかなった製品を購入しましょう。
紹介した製品のなかでも「音ウォッチャー」は機能が充実しており、使い方が簡単な点が人気を集めています。