facebook

【2026】エクセルVBA入門!できることやメリット・おすすめ本・使い方まで解説

エクセルのVBAは、作業の自動化ができる便利なツールです。特に、大量のデータ処理や繰り返し作業が必要な場合に役立ちます。しかし、VBAはエクセルの入門者にとって少しハードルが高いイメージがあるかもしれません。

本記事では、VBAの基本的な特徴や、初心者におすすめの入門書を紹介しますVBAを始めたいけれど、何から手をつければいいのか分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

エクセルのVBAとは?

VBA(Visual Basic for Applications)は、エクセルやほかのOffice製品で使用できるプログラミング言語です

VBAを使うことによって、日常的な作業の自動化や、デフォルトの機能では実現できない操作を行えます。

 VBAとマクロとの違いは?

エクセルのマクロは、VBAで書かれたコードを簡単に記録・実行できる機能です

マクロは、VBAを直接書かなくても、操作を記録することで作成でき、ボタン一つで繰り返し作業を自動化できます。

一方、VBAはマクロの基盤となるプログラミング言語で、より高度なカスタマイズや複雑な条件処理を行う際に使用されます。

マクロは「VBAを利用した自動化ツール」で、VBAは「マクロを作るためのプログラム言語」です。

初心者はまずマクロを学び、必要に応じてVBAの学習に進むと理解しやすいでしょう。

エクセルのVBAでできること

エクセルのVBAでできること

エクセルのVBAを使うことで、主に以下のようなことができるようになります。

  1. データ集計の自動化
  2. グラフ作成の自動化
  3. メールの一括送信
  4. ワークシートやブックの自動操作
  5. ダイアログボックスの作成
  6. ループ処理により大量データの一括処理
  7. 条件分岐による自動判定

これらのVBAでできることについて見ていきましょう。

できること①データ集計の自動化

VBAを活用すれば、データの集計作業を自動化できます。例えば、毎月の売上データを複数のファイルから取得し、1つのシートにまとめる作業もVBAを使えばボタン1つで実行可能です

また、フィルターやソート、条件付きの集計も自動で行えます。

これにより、手動で行わなければならない煩雑な作業を削減できるため、業務効率を大幅に向上させられます。

できること②グラフ作成の自動化

VBAを使えば、データに基づいたグラフの作成を自動化できます。

データの範囲を設定し、そのデータを元に棒グラフや折れ線グラフなどを動的に作成可能です

これにより、月次の売上データなどを更新する際にグラフを手動で編集する必要がなくなるため、プレゼン資料用のグラフ作成なども効率的に進められます。

できること③メールの一括送信

VBAを利用すると、Outlookなどのメールソフトと連携してメールの一括送信が可能です。

ワークシートに記載された顧客リストを元に、事前に用意していた内容を差し込んだメールを一括送信できるため、大量の案内メールや請求書送付を短時間で効率的に行えるようになります

さらに、送信先や送信履歴を自動で記録する機能も追加できるのでメールの管理も容易に行えます。

できること④ワークシートやブックの自動操作

VBAはエクセルのワークシート・ブック操作も自動化することができます。

新しいシートの作成や移動、指定したシートの表示切り替えなど、エクセルを使う中で発生する細かな動作をコードで実行可能です。

シートに限らず、ブック自体の作成から操作までを自動化することもできます。

できること⑤ダイアログボックスの作成

VBAではメッセージ画面の表示や、数値の入力を指示するダイアログボックスを作成できます。

ダイアログボックスを作成すれば、エクセルのシート上に入力フォームやボタン付きの操作画面などを構築可能です。

プログラミングの知識がない人でも簡単なエクセル操作が可能になるため、さまざまな職種の現場に導入することができます。

できること⑥ループ処理による大量データの一括処理

VBAならではの処理として代表的なのが、同様の作業を繰り返し行うループ処理です。

For Nextをはじめとする構文を活用すれば、数千行のデータであっても同じ処理を繰り返して数秒で一括処理することができます。

業務の効率化のためにVBAを取り入れる際は、ぜひ取り入れてみたいポイントです。

できること⑦条件分岐による自動判定

VBAでは、条件に合わせた処理の有無を自動判定させる条件分岐を行うことができます。

導入することで、入力値が一定の条件を満たした場合にセルの色の変更や警告表示させるといった、複雑な判定の自動化が可能です。

複数人で操作するシートで活用できるほか、前述したループ処理と組み合わせることで、より効率的なマクロ作成に役立てることができます。

VBAでできることについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。VBAでできることや、できないことについて詳しく解説しています。

【2026】VBAでできることとは?自動化のための基本コードを紹介

VBA入門のメリット

エクセルのVBAを使うメリット

エクセルのVBAを使う主なメリットとして、以下の3つが挙げられます。VBA入門段階で押さえておきたいポイントを確認しましょう。

  1. 作業を効率化できる
  2. 開発コストが低い
  3. 高度なスキルが必要ない

VBA入門メリット①作業を効率化できる

VBAを使えば、エクセル上で行う繰り返し作業や複雑な操作を自動化できます。例えば、大量のデータを処理する際に手作業では数十分かかるような作業でも、VBAを活用すれば数秒で完了します

また、手動でのミスを減らせる点も大きな利点です。自動化によって正確な結果が得られるため、データの信頼性が向上します。

これにより、業務全体の効率アップにつながります。

VBA入門メリット②開発コストが低い

VBAは、エクセルがインストールされている環境さえあれば追加の費用をかけずに利用できますそのため、ほかのツールと比較して、開発にかかるコストが低いのが特徴です。

VBAはコストパフォーマンス良く業務の効率化を実現したい場合に有効な選択肢といえるでしょう。

VBA入門メリット③高度なスキルが必要ない

VBAは、プログラミング未経験者でも比較的習得しやすい言語ですまた、マクロ機能を使えば、簡単な自動化であればコードを手書きする必要もありません。

さらに、インターネット上には学習リソースが豊富にあり、基本から応用までのスキルを独学で身につけられる環境が整っています。そのため、専門のエンジニアを雇う必要がなく、社内でスキルを共有しやすいのもメリットの一つです。

エクセルのVBAの使い方

VBA入門者が実際にエクセルでVBAを使う手順を見ていきましょう。今回は、VBAを使えるエディターを表示させて、セルの値を変更する簡単なコードの実行方法について確認していきます。

  1. オプションの設定を変更する
  2. 開発タブを表示させる
  3. 標準モジュールを作成する
  4. コードを記述する
  5. マクロ有効ブックで保存する

①オプションの設定を変更する

オプションの設定を変更する

VBAを安全に使用するため、まずエクセルのオプション設定を確認し、必要であれば変更します。

まずファイルタブをクリックし、サイドメニューの「その他」から「オプション」を選択しましょう。

続いて、左側のサイドメニューから「トラストセンター」を選択し、右側の「トラストセンターの設定」ボタンをクリックしてください。

「マクロの設定」メニューから「警告を表示してマクロを無効にする」の項目をアクティブにして「OK」をクリックします

これにより、マクロ処理が施されているブックを開いた際、手動でマクロの有効化を行えるようになります。この設定をすることで、自動でマクロが作動して予期せぬエラー発生を防止できます。

②開発タブを表示させる

開発タブを表示させる

VBAを操作するには、エクセルの「開発タブ」を有効化する必要があります。まず、エクセル画面のリボン上で右クリックし、「リボンのユーザー設定」を選択しましょう。

続いて、表示されたウィンドウの右側にある「リボンのタブ」一覧から「開発」にチェックを入れ、「OK」をクリックします

これにより、リボンに「開発タブ」が追加され、VBAエディターへのアクセスやマクロの操作が行えるようになります。

③標準モジュールを作成する

標準モジュールを作成する

VBAのコードを書くためには、標準モジュールを作成する必要があります。まず、開発タブを開き、「Visual Basic」ボタンをクリックしましょう。

これで、VBAが使用できるエディターであるVBEが起動します。続いて、VBEの画面上部にある「挿入」メニューをクリックし、「標準モジュール」を選択します

標準モジュールはコードを記述する場所です。この中にVBAのコードを記述していきます。

④コードを記述する

コードを記述する

VBAの基本的なコードをエディターに入力することで、セル操作を自動化できます。以下はVBAコードの簡単な例です。

Sub SampleCode()
 Range(“A1”).Value = 10
End Sub

このコードは、A1セルに「10」を出力するものです。コードの入力後、「F5」キーを押すか、メニューの「実行」ボタンをクリックすることで動作を確認できます

また、「F8」キーを押すことで、コードを一つずつ実行することも可能です。こうした簡単なコードから始めることで、VBAの基礎を理解しやすいでしょう。

イミディエイトウィンドウを使ってデバッグする

実際にコードを書いた際、想定した通りに動かない、或いはエラーを探したい場合はイミディエイトウィンドウを使用しましょう

VBE画面でイミディエイトウィンドウを開き、変数の値や処理の結果を出力させることで、自分の組んだプログラムの問題点をスムーズに見つけることができます。

⑤マクロ有効ブックで保存する

VBAを含んだファイルは、エクセルにおける一般的な拡張子である.xlsxを使用するとプログラムが保存されません

プログラムを維持したまま保存する手順は以下の通りです。

  1. 「名前をつけて保存」を選択
  2. ファイルの種類の中からExcel ブック (*.xlsm)を選択

完了後はファイルの拡張子が.xlsmとなっているかを確認しましょう。

なお、VBAのコードについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。VBAの基本的なコードについて詳しく解説しています。

【2026】VBAの基本コード10選!コピペOKな実例とコードの学び方

エクセルのVBAが学べるおすすめの入門書

エクセルのVBAを学ぶなら、以下の入門書がおすすめです。

  1. 今すぐ使えるかんたんぜったいデキます!Excelマクロ&VBA超入門
  2. できる イラストで学ぶ 入社1年目からのExcel VBA
  3. マンガで学ぶエクセル VBA・マクロ “自動化の魔法” Microsoft 365対応

これらの入門書の特徴について見ていきましょう。

入門書①今すぐ使えるかんたんぜったいデキます!Excelマクロ&VBA超入門

今すぐ使えるかんたん ぜったいデキます! Excelマクロ&VBA超入門

引用:Amazon

本書は、VBAの基本文法から実践的なプログラムの作成方法までを丁寧に解説した入門書です。

マクロやVBAがなにかというところから始められるため、入門者でも段階を踏みながらしっかりスキルを身につけられます

サンプルファイルも付属しているので、学習もストレスなく進められるでしょう。

著者 井上 香緒里
出版社 技術評論社
発売日 2024年4月24日

入門書②できる イラストで学ぶ 入社1年目からのExcel VBA

できる イラストで学ぶ 入社1年目からのExcel VBA

引用:Amazon

本書は、理解の難しいVBAの使い方をイラストを用いて解説している入門書です。VBAの文法から語彙を、ケーススタディ形式で学習できます

イラストベースで解説されているので、テキストの参考書では学習が捗らないという方におすすめです。

著者 きたみあきこ、できるシリーズ編集部
出版社 インプレス
発売日 2018年12月13日

入門書③マンガで学ぶエクセル VBA・マクロ “自動化の魔法” Microsoft 365対応

マンガで学ぶエクセル VBA・マクロ "自動化の魔法" Microsoft 365対応

引用:Amazon

本書は、漫画ベースでエクセルのVBAやマクロについて学べる入門書です。

ただ操作方法を見て学ぶだけでなく、ストーリーを楽しみながら学習できるため、複雑なVBAやマクロでも頭に入ってきやすいでしょう

一度VBAの学習で挫折した経験のある方は、ぜひこちらの入門書で楽しくVBAを学び直してみてください。

著者 きたみあきこ、秋内常家、トレンドプロ
出版社 マイナビ出版
発売日 2024年9月19日

エクセルのVBA入門者におすすめのセミナー

Excel VBA・マクロセミナー

エクセルのVBA入門者は、独学よりもセミナーでプロから学ぶことで、効率的にスキルを習得できます

エクセルのVBA入門者におすすめなのがExcel VBA・マクロセミナーです。

Excelマクロ・VBAセミナーでは、以下のようなカリキュラムを通じて、VBAやマクロについて学習できます。

  • VBAプログラミングの基礎
  • 既存マクロの改良
  • 表記の統一と転記の自動化
  • 表とグラフの一括作成

VBA入門をこれから考えてる方は、ぜひExcelマクロ・VBAセミナーをチェックしてみてください。

セミナー名Excel VBA・マクロセミナー
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)29,700円〜
受講期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

Excel VBA・マクロセミナーの詳細はこちら

VBAの入門についてのまとめ

今回はVBAの入門として、VBAでできることやエクセルでの使い方について解説しました。

VBAはエクセルの作業を効率化し、複雑な業務を簡略化するツールです。

特に、データ集計やグラフ作成、メールの一括送信など、日々の業務でよく使う作業を自動化できる点が魅力です。

また、マクロとの違いとして、VBAはより高度で柔軟な操作ができる点が挙げられます。

本記事で解説したい内容を参考にVBA入門の第一歩を踏み出して、エクセルの活用範囲を大きく広げてみてください。

エクセルのVBA入門!VBAの特徴やおすすめの書籍を解説
最新情報をチェックしよう!