エクセルを勉強しようと考えた時、何から始めたら良いのか分からない方もいるのではないでしょうか。エクセルは知識や操作出来ることが膨大なので、学びたいけれど手が付けられない方もいます。
そこで気軽に学習することが出来る方法として、エクセルの本を利用することが挙げられます。本記事では、エクセルを学習する上で本を利用するメリットや、おすすめの本について紹介します。
エクセルを本で学ぶメリットとは?
エクセルを学ぶ方法として、主に独学やパソコン教室に通うことが挙げられます。その中でも、本でエクセルを学ぶメリットは以下のとおりです。
- 費用をかけずに勉強できる
- 自分のペースで学べる
本を使って独学するメリットについて見ていきましょう。
メリット①費用をかけずに勉強出来る
本で学ぶメリットの一つは、費用を安く抑えられる点にあります。本で学習すれば、かかる費用は主に書籍代だけです。
そのほかにかかる費用がないため、通学して学ぶよりも費用がかからず、気軽に学習を始められます。具体的な目的はないけれど、とりあえずエクセルについて勉強したいという方にも始めやすいでしょう。
メリット②自分のペースで学べる
本での学習なら勉強する場所や時間に縛られないため、社会人や学生でも空いている時間を使って学習することが可能です。また、教室で勉強すると苦手なところをきちんと覚えられずに先に進んでしまうこともあるため、つまずきやすい方も多いでしょう。
しかし、本での学習は自分のペースを守りながら勉強でき、分からない所もゆっくりと時間をかけながら克服できます。
初心者におすすめのエクセル本6選
エクセルを学び始めたばかりの初心者には、以下のようなエクセル本がおすすめです。
- Excel最強の教科書【完全版】
- マンガでわかるExcel
- Excelの本当に正しい使い方
- 大人気Youtuber方式 Excel&Wordの必須スキルが見るだけで身につく本
- これだけで分かる!仕事に使えるワードエクセル パワーポイント 増補改訂版(テレワークに最適!)
- Excel完全ガイド 改訂第4版
これらの本の特徴について見ていきましょう。
本①Excel最強の教科書【完全版】
引用:Amazon
本書を活用すれば、初心者から中級者までの幅広いスキルを学習できます。基本的な操作から、表の作り方まで分かりやすくまとめられているため、初心者でもエクセル基礎知識が身につくでしょう。
また、企業向けのスキルがまとめられているのも特徴です。業務でよく使いそうなスキルを分かりやすく解説されているため、すぐに実務でも活用できます。
これらの特徴から、これから勉強を始める方や社会人におすすめの一冊です。
本②マンガでわかるExcel
引用:Amazon
本書は、7日間の講義形式で構成されており、マンガと解説がそれぞれ半分ずつ掲載されています。内容はエクセルの基礎から関数の使い方まで幅広く網羅されており、初心者にとっても理解しやすい構成となっています。
マンガはスラスラと読める面白さがあり、3日坊主で終わりがちな方や挫折しやすい方にも最適です。また、学習中に直面しやすい悩みや疑問がリアルに描かれており、初心者の方が共感しながら学べるのも魅力です。
本③Excelの本当に正しい使い方
引用:Amazon
本書は「Microsoft MVP for Excel」を日本で初めて受賞したExcelの講師が伝授する一冊です。操作を一つひとつを細かく丁寧に解説しているところが特徴的で、正しい基礎を学べるため、一生使えるスキルを身につけられます。
演習用のデータを使って実践的に学ぶこともできるため、しっかり知識が頭に定着します。間違った知識を直し、本当のスキルを一から学びたい方にもおすすめです。
本④大人気Youtuber方式 Excel&Wordの必須スキルが見るだけで身につく本
引用:Amazon
本書は、エクセルとワードの操作方法を初心者でも理解しやすいように解説している一冊です。知識レベルに応じた内容が序章から第5章まで丁寧に掲載されています。
本書の大きな特徴は、書籍に加えて動画での学習も可能な点です。特に初心者がつまずきやすい箇所は動画で視覚的に解説されており、本と動画を並行して学ぶことで理解が深まります。
そのため、本だけでは理解が難しい方や、効率よく学びたい方にとっても効果的な学習が期待できます。
本⑤これだけで分かる!仕事に使えるワードエクセル パワーポイント 増補改訂版(テレワークに最適!)
引用:Amazon
本書は、パソコン操作が苦手な初心者の方でも、一通りのスキルを身につけられるように構成されています。分かりやすさを重視して丁寧に解説されているため、安心して学習を進められます。
本書の特徴は、単に知識やテクニックを紹介するだけでなく、「なぜその操作が必要なのか」という理由まで詳しく説明している点です。これにより、理解しながら学習でき、自然と知識が身につきます。
さらに、実際にパソコンを操作しながら実践的なテクニックも習得できるため、日常業務にもすぐに応用できるスキルを獲得できるでしょう。
本⑥Excel完全ガイド 改訂第4版
引用:Amazon
本書は、エクセルの基本操作からプロレベルのテクニックまで、この一冊で網羅できる充実した内容です。実務で役立つ情報が豊富に掲載されており、日常業務でエクセルを使用する方に特におすすめです。
初心者から上級者まで幅広く対応しているため、どのレベルのユーザーでもすぐに実践で役立つスキルを習得できます。
中級者以上におすすめのエクセル本4選
エクセルの基礎は身についている中級者以上の方は、以下のようなエクセル本がおすすめです。
- Excel関数[最強]時短仕事術誰も教えてくれない!仕事がラクになるテクニック
- Excel医の見るだけでわかる!Excel最速仕事術
- たった1日で即戦力になるExcelの教科書【増強完全版】
- 業務改善コンサルタントの現場経験を一冊に凝縮したExcel実践の授業
これらの本の特徴について見ていきましょう。
本①Excel関数[最強]時短仕事術誰も教えてくれない!仕事がラクになるテクニック
引用:Amazon
本書は、Excelを効率的に使用するために必要なスキルがまとめられています。そのため、すぐに仕事で活用したい方に最適です。特に面倒な作業の効率化やデータ処理のスピードアップを目指す方に、実践的なテクニックを提供します。
最低限押さえておきたい基本関数から、知っておくと便利な応用関数まで幅広くカバーしており、一冊で効率よくスキルを習得できます。業務中に困ったときも、この本が手元にあれば、素早く解決策を見つけられるでしょう。
本②Excel医の見るだけでわかる!Excel最速仕事術
引用:Amazon
本書は、日常的にエクセルを使用している方でも新たな発見が得られる一冊です。仕事を最速で進めるためのテクニックが豊富に解説されており、効率的に作業を行えるスキルを習得できます。
知識は幅広く、自分のスキルに合わせて効率よく学習が可能です。
本③たった1日で即戦力になるExcelの教科書【改訂第3版】
引用:Amazon
本書は、エクセルの時間効率を大幅に向上させる知識を身につけられる一冊です。分かりやすく解説されているため、基礎から学びながら、わずか1日で上級者のテクニックを習得できます。
あまり知られていないエクセルの便利な使い方も多数紹介されているため、新たな学びも多いでしょう。エクセルを使うことが楽しく感じられる内容になっているため、初心者から上級者まで幅広いユーザーにおすすめです。
本④業務改善コンサルタントの現場経験を一冊に凝縮したExcel実践の授業
引用:Amazon
本書は、業務で直面しやすい課題に焦点を当て、その解決方法を具体的に解説しています。使う頻度が高い操作や仕事で実践しやすいスキルを厳選しているため、無駄なく即戦力となる知識を身につけられます。
業務効率を上げたい方や、実践的なスキルを身につけたい方に最適な一冊です。
本で上手に学習するポイント
エクセルは、独学でも要点を押さえて勉強することで、きちんと身につけることができます。エクセルの本を使って、効率良く学習する時のポイントについて解説します。
ポイント①自分のレベルに合った本を利用して学習する
エクセルについてある程度理解できている人は、基本的な本を買っていても意味がありません。一方で、エクセルの知識に乏しい方が高度なテクニックから学んでも理解できず身につかないでしょう。
きちんと基礎部分から勉強したい方の場合、初心者のための本や一通りの流れが掲載されている本を選ぶことが大切です。
本を選ぶ際には、何を学びたいのか用途に合わせることがポイントになります。
ポイント②単に本を読むだけでなく実践する
エクセルは、本を読んで知識を身につけるだけでは、いざという時に使うことができません。本を見ながら実践することで、効率よく学習することができます。
意識しなくても体に染みつくように、実際にアウトプットして慣れることが早く覚えるポイントです。
エクセル初心者が押さえておきたい基本操作
エクセル初心者は、本でも以下のような基本操作から学習を行います。
- 四則演算
- 関数の入力
- テーブルの作成
これらの基本操作について見ていきましょう。
基本操作①四則演算
エクセルでは、足し算、引き算、掛け算、割り算といった四則演算を簡単に行えます。セルに数式を入力すれば、計算結果を自動的に表示させられます。
基本的な四則演算の書き方の例は以下のとおりです。
- 足し算: =A1+B1
- 引き算: =A1-B1
- 掛け算: =A1*B1
- 割り算: =A1/B1
実際にセルに入力する際は、式を手入力するのではなく以下の手順で行うと効率的です。
- 結果を表示したいセルに「=」を入力する
- 計算したいセルをクリックする
- 「+」を入力する
- 計算したいセルをクリックする
- Enterキーを押す
対象のセルをクリックすることで、自動的に計算式が入力されるので、この方法も押さえておきましょう。
また、エクセルの基礎的な使い方を効率的に習いたいなら、セミナーの利用もおすすめです。Excel基礎セミナーでは、エクセルでの計算や表の作成などについて学べます。
本以外の学習方法も検討している方は、ぜひExcel基礎セミナーもチェックしてみてください。
セミナー名 | Excel基礎セミナー講習 |
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運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
価格(税込) | 27,500円〜 |
開催期間 | 2日間 |
受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
基本操作②関数の入力
エクセルには数百種類の関数が用意されており、活用することでさまざまなデータ処理を効率化できます。
実際に合計を算出できるSUM関数の使い方を見ていきましょう。
- 合計を表示したいセルに=SUMと入力してTabキーを押す
- 計算したいセルの範囲をドラッグで選択する
- Enterキーを押す
また、SUM関数以外にもよく使う関数を以下の表にまとめました。
関数 | 説明 | 使用例 |
AVERAGE | 平均を計算する | =AVERAGE(A1:A5) |
COUNT | 数値が入力されているセルの個数を数える | =COUNT(B1:B10) |
MAX | 範囲内の最大値を表示する | =MAX(C1:C5) |
MIN | 範囲内の最小値を表示する | =MIN(D1:D5) |
IF | 条件に応じた結果を返す | =IF(E1>50, “合格”, “不合格”) |
これらの関数も使えるようになっておきましょう。
また、条件分岐によって処理を切り替えられる関数であるIF関数の使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。どのようにしてIF関数を使うのか知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。
基本操作③テーブルの作成
エクセルでは、データを整理しやすくするためにテーブル機能を使用できます。テーブルに変換することで、自動的にフィルタやスタイルを適用できるため、効率的に作業を進められます。
テーブルの適用方法は以下のとおりです。
- 表内のセルをクリックする
- 挿入タブの「テーブル」をクリックする
- 「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れる
- OKボタンを押す
テーブルを作成する見出しにフィルター機能が追加され、自由に絞り込みができるようになります。
また、テーブルについては以下の記事でより詳しく解説しています。テーブルのメリットやスタイルの変更方法について知りたい方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
エクセルのおすすめ本についてのまとめ
エクセルを本で学習することで、自分のペースを守りながらスキルを身につけることができます。エクセルの本には様々な種類があり、載っている知識の幅も広いので、エクセルについて自分がどの程度知識があるのかによって、本の選び方も変化します。
そのため、効率良く勉強するためには、自分のレベルや目的に合った本を選ぶことが大切です。
