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【2024】エクセルでシート移動ができるショートカットは?できない原因も解説

エクセルで作業を効率化するためには、ショートカットの使用が不可欠です。特に、シート移動など作業中に行う機会のある操作は、なるべく多くのショートカットを覚えておくと作業効率が上がります。

本記事では、エクセルでシート移動ができる便利なショートカットの使い方について解説します。また、ショートカットがうまく使えない場合の対処法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

エクセルでシート移動をする方法

エクセルでシート移動をする方法

シート名が書かれた見出しをドラッグすることで、シートを任意の順番に並び替えられます。
シートは、使用頻度の高い順に並べたり、月別に並べたりすることでシートを探す手間が省けて作業効率が高まります。

特に、シートの数が多い場合は、シート移動を活用して使いやすい位置に調整するようにしましょう。

また、シートに代表されるエクセルのタブ機能については、以下の記事で詳しく紹介しています。
シート移動以外の編集方法や、リボンタブの追加方法などを解説しているので、ぜひこちらもあわせてご覧ください。

【2024】エクセルのタブとは?追加や入れ替えなどの編集方法を解説

エクセルでシート移動のショートカットを使う方法

ショートカットを使って、シート間の移動を効率的に行う方法です。
シートを右に移動する場合、Windowsなら「Ctrl+PageDown」を、左に移動する場合は「Ctrl+PageUp」を使用します。

Macの場合、右に移動なら「option+→」を、左に移動なら「option+←」で行えます。

このショートカットを使えば、複数のシートを扱う際にマウスを使わず素早く移動が可能です。
また、シート間を自由に移動するにはF6キーを押し、その後に「←」または「→」キーを使うことで、自由にシートの移動ができます。

これらのショートカットは、大量のシートを管理する場面で役立つため、作業のスピードアップが期待できるでしょう。

エクセルのシート操作に関するそのほかのショートカット

移動以外のシート操作に関するショートカットは、以下の表のとおりです。

操作 ショートカットキー
シートの挿入 Shift+F11
シートの削除 Alt+E +L
シートのコピー Alt+E+M
シート名の変更 Alt+H+O+R
シート見出しのカラー変更 Alt+H+O+T

特に、シートの削除やコピーは右クリックのメニューから項目を選択する手間がかかるため、ショートカットが使えれば大きく時短できます。

シート操作は、なるべくショートカットを使って効率的に行いましょう。

エクセルでシート移動のショートカットができない原因

エクセルでシート移動のショートカットができない原因

シート移動のショートカットを使っても、エクセルに反応がない場合があります。
エクセルでシート移動のショートカットができない原因は、主に以下3つが考えられます。

  1. キーが間違っている
  2. Fnキーを押していない
  3. スクロールロックキーがオンになっている

これら3つの原因について確認していきましょう。

原因①キーが間違っている

エクセルでシート移動のショートカットがうまく機能しない場合、使用しているキーが間違っている可能性があります。
今一度、押しているキーボードに間違いがないか確認しましょう。

特に、Windowsでは「Ctrl+PageDown / PageUp」を使用しますが、Macでは「option+→ / ←」と、Optionによって使うキーが異なる点には注意が必要です。

原因②Fnキーを押していない

一部のノートパソコンでは、PageUpやPageDownキーが矢印キーと兼用されており、これらのキーを使用する際に「Fn」キーを同時に押さなければ機能しない場合があります。

そのような場合では、シート移動のショートカットを使う際に「Ctrl+Fn+PageUp/PageDown」と押す必要があります。

原因③スクロールロックキーがオンになっている

スクロールロックキーがオンになっていると、矢印のキーボードが反応しなくなります。
特に、Macではシート移動のショートカットに矢印キーが使われるため、スクロールロックキーがオンになっているとオフにしておく必要があります。

Macでスクロールロックキーをオフにするには、3つのいずれかの方法を試してみてください。

  • F14を押す
  • ShiftとF14を同時に押す
  • Command+F14を押す

スクロールロックキーがオフになったら、再度シート移動のショートカットを試してみてください。

エクセルのハイパーリンクでほかのシートに移動する方法

エクセルのハイパーリンク機能を使えば、対象のセルをクリックしたら、ほかのセルに自動的に移動する機能を付与できます。
エクセルのハイパーリンクでほかのシートに移動する方法は以下のとおりです。

  1. ハイパーリンクをつけたいセルを選択する
  2. 挿入タブから「リンク」をクリックする
  3. ダイアログボックスが開いたら、左側にある「このドキュメント内」をクリックする
  4. シート名の一覧が表示されるので、移動させたいシートを選択するシート名の一覧が表示されるので、移動させたいシートを選択する
  5. 「セル参照を入力してください」の項目に移動したいセル番地を指定する
  6. OKボタンで編集を確定するOKボタンで編集を確定する

ハイパーリンクをつけたセルは下線付きの青文字に変わるので、クリックして指定したシートのセル番地に移動するか確認しましょう。
シートが複数枚あるブックにハイパーリンクで目次を設定すると、ブック自体の使いやすさが向上します。

関数を使ってほかのシートに移動する方法

セルにリンクを挿入するのではなく、関数を使ってほかのシートに移動させる方法です。
ほかのシートに移動できる関数はHYPERLINK関数といい、構文は以下のとおりです。

=HYPERLINK(リンク先, [別名])

HYPERLINK関数に指定する引数の説明は、以下の表のとおりです。

引数 説明
リンク先 リンク先に設定するパスやファイル名、セル範囲などを指定する。
別名 セルに表示する文字列、もしくは数値を指定する。省略した場合はリンク先で指定した文字列が表示される。

例えば、Sheet1のB2セルに「=HYPERLINK(“#Sheet2!A1”,”Sheet2のA1へ移動”)」を入力したとします。
すると、Sheet1のB2セルに「Sheet2のA1へ移動」という文字列が入力され、クリックするとSheet2のA1セルに移動するリンクが挿入されます。

関数を使ってほかのシートに移動する方法

また、同じブック内のシートにリンクさせるときは、シート名の左に「#」をつけることと、ダブルクォーテーションで「リンク先」と「別名」を囲む必要がある点に注意しましょう。

エクセルで使う頻度の高いショートカット

エクセルでは、シートの移動以外にもさまざまなショートカットが用意されています。
以下は、その中でも特に使う頻度が高いエクセルのショートカットです。

内容 ショートカットキー
上書き保存 Ctrl+S
名前を付けて保存 F12
やり直す Ctrl+Y
元に戻す Ctrl+Z
コピー Ctrl+C
切り取り Ctrl+X
貼り付け Ctrl+V
参照方式を切り替える F4
セルを編集状態にする F2
セルの書式設定 Ctrl+1

これらのショートカットを覚えるだけで作業効率が高まるので、積極的に頭に入れるようにしましょう。

エクセルの基礎を押さえるのに最適な講座

Excel基礎セミナー

エクセルの基礎をしっかり押さえたい方におすすめなのが、Excel基礎セミナー講習です。
Excel基礎セミナー講習では、シートの扱い方はもちろん、データ入力やグラフ作成、関数の使い方など、日常業務でよく使われる基本スキルを網羅的に学べます。

初心者でも無理なく学べる内容になっているので、これからエクセルを学習したいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

エクセル基礎セミナーの詳細はこちら

さらに、エクセルの基礎をマスターした後に、作業のさらなる効率化を目指したい方には、Excelマクロ・VBAセミナーがおすすめです。
Excelマクロ・VBAセミナーを受講することで、繰り返し作業を自動化するマクロや、VBAプログラミングによって複雑な処理を一括で実行できるようになります。

特に、マクロやVBAは独学での習得が難しいので、講座の受講が最適です。これらの講座を受講すれば、実務で使えるほどのエクセルのスキルを身につけられるでしょう。

Excelマクロ・VBAセミナーの詳細はこちら

エクセルでシートを別のブックに移動させる方法

エクセルの作成したシートは、ブックをまたいでの移動も可能です。作成したシートを別のブックに移動して使いたい場合は、以下の手順から簡単に行えます。

  1. 移動させたいシートのあるブックと、移動先のブックを開いておく
  2. 移動させたいシートの見出しを右クリックして「移動またはコピー」を選択する「移動またはコピー」を選択する
  3. 「移動先ブック名」から移動したいブックを選択する「移動先ブック名」から移動したいブックを選択する
  4. 「挿入先」からどの位置にシートを移動させるかを選択する
  5. 「OK」ボタンをクリックする

このとき、「コピーを作成する」にチェックを入れておくと、移動ではなくシートのコピーもできます。

また、シート自体の移動ではなく、別ブックにあるセルの内容を参照してきたい場合もあるでしょう。
以下の記事で解説している参照方法を使えば、別ブックにあるセルの内容も自動的に反映させられます。

ぜひこちらもあわせてご覧ください。

【2024】エクセルで別シートのセルやブックを自動反映させる方法を解説!

エクセルでシートの一覧表示から移動する方法

エクセルでシートの一覧表示を出す方法

エクセルで追加したシートの数が多くなると、画面に見切れて選択できなくなってしまいます。
画面外にあるシートを選択するには矢印ボタンを一回ずつクリックしなければいけないため、シート間を移動するのにとても不便です。

そのような場合は、シート見出しの左側にある矢印のボタンを右クリックしましょう。すると、「シートの選択」のダイアログボックスが開いて、今作られているシートが一覧で表示されます。

表示されているシート名をクリックしてOKボタンを押すか、シート名自体をダブルクリックすることで、対象のシートに移動できます。

シートが多くなって移動に手間がかかる場合は、ぜひ「シートの選択」を活用してみてください。

エクセルでシート移動のショートカットをするのまとめ

今回は、エクセルでシート移動をするためのショートカットを使う方法について紹介しました。
シートを右に移動するには「Ctrl+PageDown(option+→ )」、左に移動するには「Ctrl+PageUp(option+←)」を使用することで、簡単にシート間を行き来できます。

また、シート移動のショートカットがうまくいかない場合には、WindowsとMacのキーの違いを確認したり、Fnキーが必要かどうかをチェックすることが大切です。

これらのショートカットを活用すれば、エクセルでの作業効率を大幅に向上させられるでしょう。

こちらから自分に合うエクセルの講座をお選びください。

エクセルでシート移動ができるショートカットは?できない原因も解説
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