数字を取り扱うにあたって、エクセルを活用している方も多いでしょう。計算式を設定すれば、自動的に計算結果も表示してくれる便利なソフトです。
中には売り上げなどを記録して、前年差をエクセルで計算している人もいるでしょう。このとき前年度よりも売り上げが低ければ、自動的に「-(マイナス)」表示されるはずです。
しかし、売り上げがアップしたら「+(プラス)」と表示されるかというと、デフォルトでは表示されません。
この記事では、エクセルで+を表示するためにはどうすればいいかを中心に見ていきます。
エクセルで+を表示させる3つの方法
エクセルで「+(プラス)」を表示させる方法はいくつかあります。
セルに+を表示したい場合には、以下のうちのいずれかを参考にしてください。
| 設定方法 | エラーの表示 | おすすめの場面 |
| アポストロフィをつけて+を表示させる | あり | 単発のセルに手入力で表示させたいとき |
| エクセルのセルを文字列に変更して+を表示させる | あり | 複数のセルにまとめてテキストとして入力したいとき |
| エクセルの表示形式をユーザー定義して+を表示させる | なし | 数値として計算に使いつつ自動で+を表示したいとき |
①アポストロフィをつけて+を表示させる
これは、+の前に「’(アポストロフィ)」をつけるだけの最も簡単な方法です。これで対象のセルに+が表示されるようになります。アポストロフィを入力するだけなので、入力の度に手間暇をかける必要もないでしょう。
②エクセルのセルを文字列に変更して+を表示させる
エクセルで+を表示させたいセルを文字列設定にすれば、「+100」のように+付きで入力するとそのまま反映されます。文字列にするためには、
- +表示させたいセルを右クリック
- 「セルの書式設定」を選択
- セルの書式設定の「分類」の「文字列」を選択
- 「OK」をクリック
これで対象のセルに+を表示できます。
③エクセルの表示形式をユーザー定義して+を表示させる
上記2つの方式で、エクセルシート上での+表示は可能になります。しかし、この場合アラートが表示されてしまいます。「このセルにある数値がテキスト形式か、またはアポストロフィで始まっています」というメッセージが表示されるでしょう。
このようなアラートなしで、エクセルシートに+を表示させたければ、セルの表示形式をユーザー自ら定義する方法がおすすめです。ユーザー定義する方法は以下の通りです。
②までは文字列に変更する手順と一緒ですが、以降は作業が異なるので注意してください。
- 対象のセルを右クリック
- 「セルの書式設定」を選択
- 「ユーザー定義」を選択
- 「種類」の「+0;-0;0」もしくは「+#;-#;0」のいずれかを選択
- 「OK」をクリック
設定が完了すると、先ほど2つの方法で表示されたアラートが表示されず、セル内に+を表示させることができます。
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エクセルのユーザー定義で+や-のほかに±0を表示する方法

エクセルで+や-の表示設定に加えて、数値が0の時に±0と表示させたい場合は、以下のユーザー定義の書式設定で対応可能です。
- 対象のセルを右クリックしてセルの書式設定を開く
- 分類からユーザー定義を選択
- 種類の入力欄に+0;-0;±0と入力してOK
以上の設定を行うことで、エクセルシート上で数値が0の際に±0と自動で表示されるようになります。
エクセルで+を含めた文字列と計算式を結合させる方法
エクセルでは計算ができるだけでなく、文字列の中に計算結果を反映させることができます。
以下ではどのような設定をすれば+を含めた文字列と計算結果の両方を表示できるのか、その手順について解説します。
- エクセルのセルに「=””」と入力する
- TEXT関数の挿入
- 表示形式コードを入力する
1.エクセルのセルに「=””」と入力する
まずはテキストを入力したいセルを選択しましょう。そして以下を入力してください。
ダブルクォーテーションは半角なので、入力の際は注意しましょう。
ダブルクォーテーションの間には文字列を入力しましょう。例えば、複数の店舗の売上額について設定するなら「全店舗の売上額は」といった感じでテキスト入力します。そして、締めの”の後に&を入力しましょう。「アンド」も半角で入力するので注意してください。
2.TEXT関数の挿入
&を入力したところで、その次にTEXT関数を挿入します。TEXT関数の挿入方法は、以下で表現できます。
もし売上額の合計を算出したければ、TEXT()のカッコの中にSUM関数を入力する形になるでしょう。SUM関数も、以下の形で表現されます。
カッコの中には合計するセルを設定しましょう。SUM(C8,E8,G8)のように各セルの間には半角のコンマを入れてください。TEXT関数から表すと、TEXT(SUM(C8,E8,G8)という感じになるはずです。
3.表示形式コードを入力する
SUM関数をカッコで閉じたら、「,(半角カンマ)」を入力します。そのうえで表示形式コードの設定をしましょう。この設定は、「”#,###円”」と売上額など金額の場合に入力します。
ここまでくれば、TEXT関数の入力は完了します。ここで紹介したSUM関数の例を参考にすると、以下の形になるでしょう。
最後のダブルクォーテーションの中には、文字列を再度入力します。
特別な設定を必要としない場合には、「です」などを入力するといいでしょう。ここまでくれば、すべての設定は完了です。Enterキーを押して、入力を確定させましょう。
すると、対象のセルに「全店舗の売上額は○,○○○円です」というふうに表示されます。
ちなみに+表示させたければ、対象のセルにユーザー定義の設定をしておくと良いでしょう。別項で紹介したように、「+#;-#;0」と設定すれば「+○,○○○円」のように表記されるでしょう。
この方法を正しく実践できれば、計算式の数値を変更するだけで正しい金額が表示されます。自分の手で入力したときに、数字を写し間違えるような事態も回避できます。
エクセルの数値の「+」「-」で文字の色を変える方法

エクセルで売上や人数、成績の推移を+や-の正負で表示できれば、変化も把握しやすくなるでしょう。設定によっては、+や-と文字の色を連動させることもできます。+と-で文字の色が異なっていれば、より増減がわかりやすくなるはずです。
この章では、正負と文字の色を連動させる方法について紹介しますので、参考にしてください。
①エクセルのユーザー定義で連動設定する
正負と文字の色を連動させるには、ユーザー設定が必要となります。手順は以下の通りです。
- 対象のセルを右クリック
- 「セルの書式設定」を選択
- 「分類」の中の「ユーザー定義」を選択
- 「種類」の部分に希望する設定を入力
②+と-の時の文字の色を設定する
エクセルのユーザー定義において「種類」部分に+や-と文字の色を設定する際には、数値の前に[]をつけて中に色を入力しましょう。
もし+を青、-は赤で表示するように設定したければ、以下を入力してください。
プラスマイナス0だった場合には黒に設定してみました。そして右下にある「OK」をクリックすれば、文字の色が定義した通りに表示されます。
これで、計算結果が+であれば青色に、-になれば赤色に文字が表示されるようになります。より変動の推移を分かりやすく確認できるわけです。
色の設定は、どのカラーにもできるわけではありません。+や-の表示と連動できる文字色はここで紹介した青や赤、黒のほかにも白、黄色、水色、紫、緑の8色の中からしか選べません。この部分にも留意して、設定しましょう。
エクセルのシート左側に表示される+マークとは?

エクセルの左側に「+(プラス)」マークが表示される場合があります。これは不要な行などを非表示にすると出てくるマークです。
エクセルシートの左側に表示される+はグループ化と呼ばれる機能
エクセルシートの左側に表示される+マークは、表や列を非表示にできるグループ化という機能が起動しているという意味です。詳細なデータを作成し、グループ化で非表示にすることでサマリーだけを簡単に表示できるようになります。
エクセルシート左側に表示される+ボタンでグループ化する手順
エクセルシート左側に表示されている+ボタンを利用して行をグループ化する方法は簡単です。
- 非表示にしたい行もしくは列を選択
※セルではなく行や列を選択する点に留意してください。 - 「データ」タブをクリックし「アウトライン」セクションを表示
- 「グループ化」を選択
- 対象の行や列の「-(マイナス)」マークをクリック
これで「+」に変わって、対象の行や列が折りたたまれます。元に戻したければ、「+」の部分をクリックします。すると「-」マークに変わって、折りたたまれていた行や列が表示されます。
このように簡単に操作できるので、覚えておいて損はないでしょう。
エクセルで+(プラス)を表示させる方法についてまとめ
エクセルのセルに「+100」のように数値を入力しても、Enterキーを押すと「100」だけになり「+」は表示されません。しかし、ここで紹介したように、少し設定を変えるだけで「+100」のようにプラス表示できるようになります。
また、+と-によって文字の色を変えたり、「+」マークで不要な行や列を折りたたんだり、エクセルにはさまざまな機能が搭載されています。このような機能をうまく活用することで、エクセルをより広く使いこなせるようになるので、まずはやり方を覚えていきましょう。