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【2024】CanvaとPhotoshopの違いは?特徴と料金体系やどちらがおすすめかを解説

デザインを始める際、CanvaとPhotoshopという二つのデザインツールが比較対象としてよく挙げられます。
それぞれには異なる特徴があり、用途やスキルレベルに応じて選ぶべきツールは変わります。

本記事で、CanvaとPhotoshopの特徴や、どちらがおすすめなのかについて確認していきましょう。また、それぞれの料金体系についても見ていきます。

CanvaとPhotoshopの特徴

CanvaとPhotoshopはどちらもデザイン作成に向いているツールですが、それぞれの強みや特徴は異なります。両ツールの特徴を知ることで、どちらのツールが自分に向いているか判断しやすくなります。

それぞれのツールが持つ特徴について確認していきましょう。

Canvaの特徴

Canva(キャンバ)は、オンラインで利用できるグラフィックデザインツールです。1億点以上用意されている豊富な素材を組み合わせて自由にデザインできます。

また、デザインテンプレートも60万点以上あるため、デザインの知識がない初心者でも簡単にクオリティの高い作品を作れます。

Canvaには無料と有料の2つのプランがありますが、無料でも十分な機能を使えるのが大きな特徴です。
さらに、パソコンだけでなくスマートフォンからも利用できるため、パソコンのない外出先からでも作成したデザインの確認や編集ができる点も魅力です。

Photoshopの特徴

Photoshopのホーム画面

Photoshop(フォトショップ)は、画像の加工や合成などの画像編集に特化したソフトです。
写真の色相・彩度・明度を自由に調整できるため、Photoshopを使うことで既存写真の雰囲気を大きく変えられます。

また、レイヤーにドロップシャドウやグラデーション、パターンなどを適用できるレイヤースタイルによって、画像にさまざまな効果をあてられるのも特徴です。
さらに、最新の生成AI機能にも対応しており、既存写真の背景を拡張したり、一から画像を作り出したりもできます。

Photoshopでは自由度の高い編集ができるため、テンプレートからではなく一から作品を生み出したいクリエイターに重宝されています。

なお、Photoshopの基本操作について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
Photoshopで使えるツールやマスク、色調補正の使い方について解説しています。

これからPhotoshopの学習を始めたいなら、ぜひこちらもあわせてご覧ください。

【2024】Photoshopの基本操作を解説!基礎を押さえてスキルアップしよう

CanvaとPhotoshopはどういう人におすすめ?

CanvaとPhotoshopはどういう人におすすめ?

CanvaとPhotoshopはどういう人におすすめなのでしょうか。それぞれのツールがおすすめな人の特徴について紹介します。
どちらのツールを使うか迷っている方は、自分がどちらにあてはまるか確認してみてください。

Canvaがおすすめの人

Canvaがおすすめなのは、以下の特徴に当てはまる人です。

  • デザイン初心者の人
  • 手軽にデザインをしたい人
  • 無料で利用したい人

Canvaには豊富なテンプレートが用意されているため、デザインの知識がない初心者でもクオリティの高い作品を作れるのが特徴です。

また、テンプレートを利用すれば画像や文字を変更するだけでデザインを作れるので、手軽にデザイン作成をしたい場合に重宝します。

さらに、Canvaは無料版でも十分な機能を利用できるため、デザインツールにお金をかけたくない方や、お試しで触ってみたい方にもおすすめです。
迷ったら、とりあえずCanvaから始めてみるのもよいでしょう。

Photoshopがおすすめの人

Photoshopがおすすめなのは、以下の特徴に当てはまる人です。

  • 画像編集をメインで行いたい人
  • 本格的なデザインをしたい人
  • デザイン関連の職に就きたい人

Photoshopは画像編集に優れたソフトです。そのため、画像の合成や明るさやコントラストなどのトーン編集をメインで行いたい方にとっては必須のツールといえます。

また、Canvaよりも編集の自由度が高いため、テンプレートでサクッとデザインをするよりも、本格的にデザインをしたい方におすすめです。

さらに、デザインの現場ではPhotoshopのスキルを求められることが多いため、デザイン関連の職に就きたい方はPhotoshopの操作に慣れる意味でもPhotoshopを選ぶようにしましょう。

CanvaとPhotoshopの料金体系

CanvaとPhotoshopはそれぞれ料金体系が異なります。CanvaとPhotoshopで利用できるプランについて詳しく見ていきましょう。

Canvaの料金体系

Canvaの料金体系

Canvaは個人向けであれば無料版と有料版の2つのプランが用意されています。2024年8月時点のCanvaの料金体系は以下の表のとおりです。

プラン 価格(税込み)
Canva無料 0円
Canvaプロ 月単位:1,180円/月

年単位:11,800円/年

引用:Canvaの料金プラン

有料版のプランでは、プレミアテンプレートを無制限で使用できます。また、最新のAI機能も利用でき、テキスト入力からアイコンや動画の作成が可能です。

しかし、無料版でも使えるテンプレートや素材の数は豊富に揃っているので、手の込んだデザインを行わないのであれば有料版を使わなくても十分活用できるでしょう。

Photoshopの料金体系

Photoshopの料金体系

Photoshopには永久的に無料で使えるプランは存在していません。無料体験版はありますが、7日間経過した時点で自動的に有料プランへと移行されます。

2024年8月時点でのPhotoshopの料金体系は以下の表のとおりです。

プラン 価格(税込み)
Creative Cloudコンプリートプラン
  • 月々プラン(月々払い):12,380円/月
  • 年間プラン(月々払い):7,780円/月
  • 年間プラン(一括払い):86,880円/年
Photoshop単体プラン
  • 月々プラン(月々払い):4,980円/月
  • 年間プラン(月々払い):3,280円/月
  • 年間プラン(一括払い):34,680円/年
フォトプラン
  • 年間プラン(月々払い):2,380円/月
  • 年間プラン(一括払い):28,480円/年

引用:Adobe Photoshopのメンバーシッププランと価格

Photoshop単体プランでは、Photoshop以外にもデジタルペインティングアプリであるFrescoと、テンプレートを使って簡単にデザインできるAdobeExpressを利用できます。

一番価格の安いフォトプランでは、Adobeが提供する画像編集ソフトであるLightroom、Lightroom Classic、Photoshopを利用できます。

Creative Cloudコンプリートプランは、価格が高めに設定されていますが、Adobeで使えるソフトを20種類以上利用できるのが魅力です。

Photoshopが利用できるプランは3つあり、それぞれのプランで費用は大きく異なるため、Photoshop以外に使えるソフトも考慮して選択するようにしましょう。

また、Photoshopを実際にインストールする方法については以下の記事で解説しています。さらに、Photoshopを使えるプランのより詳しい説明も行っているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

【2024】Photoshopとは?できることやインストール方法、価格、ワークスペースについて紹介!

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Canvaでは難しい、細部にこだわった画像編集やレイヤーを駆使した複雑なデザインも、Photoshopなら十分に実現できます。

そんな、Photoshopを使って自由度の高いデザインや画像編集を学びたい方には、Photoshop基礎セミナー講習がおすすめです。

本セミナーでは、Photoshopの基本操作から応用的なテクニックまで、実践的なスキルを体系的に学習できます。
特に、Photoshopを使う現場でどのような場面にも対応できる能力を養いたい方に最適です。

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CanvaとPhotoshopを使い分けるなら

CanvaとPhotoshopは、それぞれが異なる強みを持っています。そのため、どちらか一方を利用するのではなく、両方を併用するのもおすすめです。

CanvaとPhotoshopを併用する際の使い分け方法について見ていきましょう。

デザインはCanva

Canvaは豊富なテンプレートを活用することよって簡単にデザインができるため、チラシやプレゼンテーション資料、SNS投稿用のサムネイルなどを短期間で作りたい場合に向いています。

特に、デザインの知識がなく、一から作品を作るのが難しい場合は、PhotoshopよりもCanvaを使うことでクオリティの高い作品を作れるでしょう。

また、最終的な仕上げはPhotoshopで行うとして、デザインの雛形を作るためにCanvaを利用するという手段もあります。

画像編集はPhotoshop

Photoshopでは、画像のトーンを細かく調整できたり、フィルター効果をかけられたりするのが魅力です。
一方で、Canvaはデザインに強いツールであるため、画像編集に関してはPhotoshopに及びません。

そのため、Canvaでは難しい複雑なレタッチや合成、色調補正などをしたい場合はPhotoshopを活用しましょう。

また、Photoshopで編集した画像をCanvaにインポートし、デザイン全体を仕上げるといった使い分けも効果的です。

CanvaとPhotoshopに互換性はある?

CanvaとPhotoshopに互換性はある?

CanvaとPhotoshopは互換性が高く、Photoshopで保存したPSDデータをCanvaでも編集ができます。
CanvaにPSDデータを読み込むには、Canvaのホーム画面右上にあるアップロードから対象のPSDデータを選択するのみです。

しかし、元のPSDデータによってはCanvaで開いた際に表示が崩れてしまう場合があります。また、Canvaで作ったデザインはPSDデータとして書き出しができない点にも注意が必要です。

CanvaとPhotoshopの違いについてのまとめ

今回は、CanvaとPhotoshopの違いについて解説しました。Canvaは無料でも高機能なデザイン作成ができるグラフィックデザインツールで、オンラインで使用できるのが魅力です。

一方で、Photoshopはレイヤーやツール、フィルターを駆使して画像の加工や合成ができる画像編集ソフトです。
それぞれには異なる特徴があり、目的によってどちらのツールを使用したらよいか決めることが大切です。

必要になる費用も考慮して、自分に合ったツールを選択しましょう。

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