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【2025】Photoshopを使ったチラシの作り方は?完成度を上げるコツも紹介

Photoshopは画像編集だけでなく、チラシ作成もできるソフトです。Photoshopを使えば、初心者でも基本的な操作だけで、魅力的なチラシを作成できます。

本記事で、Photoshopを使ったチラシの作り方や、デザインの完成度を高めるためのコツについて見ていきましょう。

Photoshopでチラシを作るメリット

Photoshopでチラシを作るメリット

Photoshopでチラシを作るメリットは以下の2つです。

  1. 切り抜きができる
  2. 画像編集ができる

これらのメリットについて確認していきましょう。

メリット①切り抜きができる

Photoshopは、画像から被写体のみをきれいに切り抜く機能が揃っています。そのため、画像から人物やオブジェクトを切り抜いて、チラシに使用できます。

これにより、チラシに使えるデザインの幅が広がるでしょう。

メリット②画像編集ができる

Photoshopの画像編集機能を活用すれば、画像の明るさやコントラスト、色合いを調整して、チラシに合った画像に編集できます。

さらに、フィルターを使って画像に質感を加えたり、アーティスティックな表現を取り入れたりできるのもメリットです。デザインの雰囲気に合った編集をすることで、チラシの完成度を向上させられます。

Photoshopを使ったチラシの作り方は?

実際にPhotoshopを使ったチラシの作り方は、以下のとおりです。

  1. レイアウトを決める
  2. 文字を入力する
  3. 画像を挿入する
  4. デザインを整える

これらの作り方について詳しく見ていきましょう。

1.レイアウトを決める

レイアウトを決める

まずは、Photoshopのホーム画面左にある「新規ファイル」から新規ドキュメントを作成します。印刷のプリセットから「A4」を選択し、カラーモードを「CMYK」に変更したら「作成」ボタンをクリックしましょう。

このとき、カラーモードは必ずCMYKにしておく必要がありますが、その理由については後述する注意点の項目で詳しく解説します。

新規ドキュメントが立ち上がったら、長方形ツールを使用してレイアウトの骨組みをざっくりと作っていきます。レイアウトを事前に作っておくことで、仕上がりのイメージがしやすくなります。

2.文字を入力する

文字を入力する

続いて、チラシに挿入する文字を入力します。文字ツールを使って、カンバス上に必要な情報を入力していきましょう。

このとき、入力した文字のフォントは、ウィンドウメニューの「文字」にチェックを入れると表示される文字パネルから任意のものに変えておきます。

高級感を演出したいなら明朝体、ポップな感じにしたいならゴシック体という風に、チラシの雰囲気に合わせて使うフォントは選択しましょう。

3.画像を挿入する

画像を挿入する

文字が入力できたら画像を挿入します。画像を挿入することで一気に完成イメージに近づきます。

画像はファイルメニューの「埋め込みを配置」から挿入可能です。また、画像を特定の領域からはみ出さずに配置したい場合は、領域をシェイプツールで作ってから、そのシェイプと画像でクリッピングマスクをしましょう。

クリッピングマスクとは、下のレイヤーで上のレイヤーをマスクする機能です。
シェイプを下、画像を上に配置し、レイヤーパネルから両方のレイヤーの間をAltキー+クリックすることでクリッピングマスクをかけられます。

4.デザインを整える

画像が挿入できたら、最後にデザインを整えて完成です。文字やレイアウトの微調整、装飾の追加などを行います。
可能であれば一度紙に印刷して、アナログでの仕上がり具合を確認しておきましょう。

Photoshopでチラシを作る際のコツ

Photoshopでチラシを作る際のコツ

Photoshopでチラシを作る際は、以下のポイントを意識しましょう。

  1. オブジェクトの位置を整列させる
  2. 文字間を調整する
  3. 余白をしっかり取る
  4. カラーを統一する
  5. 視認性の高い文字色を使用する

これらのコツについて確認していきます。

コツ①オブジェクトの位置を整列させる

Photoshopでは、整列パネルを使えばオブジェクトの位置を正確に整列させられます。
特に、中央揃えにしたり、等間隔に並べたりすることで、レイアウトが整い、視覚的に見やすいきれいな仕上がりになるでしょう。

また、整列にはグリッドやガイドラインを利用するのも効果的です。適切な配置を行うことで、読みやすさだけでなく、まとまったデザインの印象を与えられます。

コツ②文字間を調整する

文字間や行間の調整は、チラシを見やすくするための重要なポイントです。
Photoshopの文字パネルから、文字間や行間を微調整することで、詰まりすぎた窮屈な印象を防げるため、読みやすさが向上します。

また、文字間を広く取ることでデザインに柔らかい印象を与える効果も期待できます。特に、見出しなどの目立ちやすい要素に関しては、違和感のない間隔になるように調整しましょう。

コツ③余白をしっかり取る

デザインにおいて余白は重要な役割を果たします。特に、チラシを作成する際には、要素同士が詰まりすぎないように、適度な余白を意識してレイアウトを整えることが大切です。

また、完成度の高いチラシを作るためには、上下や左右などで余白の間隔を揃えることも意識しましょう。

余白があることで、デザイン全体がすっきりと見えるようになります。一方で、余白がないと視覚的に窮屈で、情報が散漫に見えてしまいます。

コツ④カラーを統一する

チラシデザインで、カラーに統一感を持たせることは、全体の印象を引き締めるために欠かせません。カラーが統一されていると、見た目にまとまりが生まれます。

色が散らからないよう、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーと主要な色を3色程度に絞ると、デザインがより洗練されたものになります。

また、色の割合も大事で、ベースカラーを全6~7割、メインカラーを2~3割、アクセントカラーを1割程度にすると、全体のバランスが整いする。チラシのテーマや目的に合ったカラーを選択しましょう。

コツ⑤視認性の高い文字色を使用する

チラシデザインで重要なポイントの一つが、背景と文字のコントラストです。背景と文字の色が似ていると、コントラストが弱く文字の視認性が落ちてしまいます。

白いテキストを使用する際は、背景のカラーを濃いものに設定するなど、コントラストを意識することで、見やすく魅力的なデザインに仕上がります。

Photoshopでチラシを作る際の注意点

Photoshopでチラシを作る際は、以下の2点に注意する必要があります。

  1. カラーモードはCMYKにする
  2. 解像度は300dpi以上にする

これらの注意点について見ていきましょう。

注意点①カラーモードはCMYKにする

カラーモードはCMYKにする

Photoshopでチラシを作成する際には、カラーモードを「CMYK」に設定することが大切です。
印刷物では「RGB」ではなく、「CMYK」が使われるため、RGBモードでデザインを行うと、印刷時に色の見え方が変わってしまいます。

RGBとCMYKの違いは以下の表のとおりです。

カラーモード 特徴
RGB 光の三原色である赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)を組み合わせて色を表現する。デジタル画面用。
CMYK シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、黒(Key)で色を表現する。印刷用。

Photoshopでは、ドキュメントの新規作成の際にカラーモードを設定できます。チラシに限らず実際の紙に印刷する際は、忘れずCMYKモードにしておきましょう。

注意点②解像度は300dpi以上にする

解像度は300dpi以上にする

チラシ作成には、画像の解像度を300dpi以上に設定することが推奨されています。
解像度が低いと、印刷時に画像がぼやけたり、細部が鮮明に表現されなかったりするためです。

Photoshopでは、新規ドキュメント作成時に解像度を指定できるので、Web用の72dpiではなく、300dpi以上になっているかを必ず確認しておきましょう。

Photoshop以外でチラシを作るのにおすすめのソフト

Photoshop以外にもチラシ作成に適したソフトは存在します。以下のソフトの特徴について見ていきましょう。

  1. Illustrator
  2. Canva

ソフト①Illustrator

Illustratorのホーム画面

Adobe Illustratorは、ベクター画像を扱うデザインソフトです。Illustratorはベクター形式のソフトのため、拡大・縮小しても画質が劣化しないの特徴です。

さらに、オブジェクトの整列やレイアウトの調整が簡単で、誰でもプロのようにクオリティの高いチラシを作成できます。
Illustratorは印刷業界でも標準的なツールであり、印刷所へのデータ入稿時にも適しているため、高品質なチラシを作りたい場合におすすめです。

しかし、Illustratorは高機能な反面、習得に時間のかかるソフトです。そんな、Illustratorを効率的に学びたい場合は、Illustrator基礎セミナーをチェックしてみてください。

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また、Illustratorの基本的な使い方については、以下の記事で解説しています。Illustratorに興味のある方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。

【2024】イラストレーターの基本的な作成を覚えよう!ドキュメント・パターン・トンボなどさまざまな作成方法を解説

ソフト②Canva

Canvaのホーム画面

Canvaは、直感的な操作でチラシを作成できるオンラインツールです。専門的なデザイン知識がなくても、豊富なテンプレートを使って簡単にデザインが作成できます。

デザインに必要なフォントや画像、イラスト素材はソフト内に揃っているため、時間をかけずに完成度の高いチラシを作れるでしょう。
さらに、Canvaは無料で使用できる範囲も広いので、ソフトにお金をかけられない方にもおすすめです。

また、CanvaをWindowsにダウンロードする方法については以下の記事で解説しています。WindowsでCanvaのアプリをダウンロードして使ってみたい方は、参考にしてみてください。

【2024】WindowsでCanvaをダウンロードする方法は?使い方や操作画面についても解説

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Photoshopを使ったチラシの作り方についてのまとめ

今回は、Photoshopを使ったチラシの作り方について紹介しました。
Photoshopを使うことで、画像の切り抜きや編集が簡単にできるため、魅力的なチラシを作成できます。

また、オブジェクトの位置や文字間を整え、余白やカラーの統一感を意識することで、完成度の高いチラシを作れるでしょう。

なお、印刷時にトラブルが起こらないようにカラーモードや解像度の設定には注意が必要です。本記事の作り方を参考に、ぜひPhotoshopでチラシ作りに挑戦してみてください。

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