Canva(キャンバ)は、デザイン初心者からプロまで幅広いユーザーに人気のグラフィックデザインツールです。ブラウザ上で使える便利なサービスですが、より効率的に作業を進めたい方にはデスクトップ版の利用がおすすめです。
本記事では、WindowsでCanvaをダウンロードする方法に加えて、Canvaの登録方法や基本的な使い方について解説します。Windows版のデスクトップアプリをダウンロードしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
WindowsでCanvaをダウンロードする方法
Windows版のデスクトップアプリをダウンロードする方法について紹介します。面倒な設定や操作は必要なく、3ステップでアプリを開くところまで行えます。
1.ダウンロードページへアクセスする
Windows版Canvaのダウンロードページへアクセスします。Windows版のダウンロードページへは、以下2つの方法からアクセスできます。
- 検索エンジンから「Canva Windows ダウンロード」と検索する
- Canvaのホーム画面のヘッダーにあるパソコンのアイコンをクリックする
2.ダウンロードする
ダウンロードページへアクセスした後は、画面上に表示されている「Windows版Canvaをダウンロード」ボタンをクリックしてください。
すると、Windows版デスクトップアプリのダウンロードが始まるので、数十秒程度待機しましょう。
3.アプリを開く
ダウンロードされたアプリは、エクスプローラーのダウンロード欄に保存されます。保存されたアプリのファイルをダブルクリックして開きましょう。
アプリを開いたら、Canvaにログインすることで利用できるようになります。
WindowsパソコンでCanvaの無料アカウントを取得する方法
WindowsでCanvaをダウンロードした後にCanvaを利用するには、専用のアカウントが必要です。アカウントは無料で取得できるので、その方法について見ていきましょう。
1.Canvaのトップページにアクセスする
まずは、お使いの検索エンジンから「Canva」と検索しましょう。表示されるリンクから、Canvaのトップページにアクセスしてください。
2.登録する
画面右上に表示されている「登録」ボタンをクリックすると、GoogleやLINE、メールアドレスなどからCanvaに登録できます。
登録方法によって使える機能が変わるわけではないため、管理がしやすい方法で登録しましょう。
特にGoogleアカウントの場合は、Googleにログインするだけで紐付けができるので、手軽に操作できておすすめです。
3.利用目的を選択する
登録後は、Canvaの利用目的を教えてくださいというポップアップが表示されます。ここで選択した利用目的によって、おすすめされるテンプレートの内部処理が決まります。
利用目的はいつでも変えられるので、深く考えずに選択しましょう。利用目的を選択すれば、Canvaを使用できるようになります。
今後は登録したアカウントでログインして利用しましょう。
WindowsでCanvaを使う方法
WindowsのCanvaを使って実際に作品を作る方法についてみていきます。テンプレートを使用するので、初心者でも簡単に真似できるでしょう。
1.サイズを決める
まずは、作品を作るためのキャンバスサイズを設定します。
Canvaのホーム画面右上にある「デザインを作成」ボタンをクリックし、「カスタムサイズ」のアイコンをクリックしましょう。
すると、幅と高さを決められるボックスが表示されるので、単位と数値を入力して「新しいデザインを作成」ボタンをクリックしてください。
また、数値を自ら指定するのではなく、プリセットから選ぶ場合は、「デザインを作成」ボタンを押した後に、使用したいプリセットを検索窓から検索することで、候補がいくつか表示されます。
表示されたプリセットから対象のものをクリックすると、Canvaの編集画面に移行します。
2.テンプレートを決める
Canvaを使う際は、テンプレートを使用するのが効果的です。テンプレートは、画面左の「デザイン」の「テンプレート」タブから選択できます。
右下に王冠のアイコンが表示されているものは有料版となるので、無料版を使っている方はアイコンのないテンプレートを選択しましょう。
使いたいテンプレートはクリックすることで、自動的にキャンバスに反映されます。
3.文字や画像を差し替える
テンプレートを適用したら、文字や画像を差し替えてオリジナリティを出していきましょう。カンバス上の文字をダブルクリックすると、文字の編集ができます。
また、文字を選択した状態では、画面上部のツールバーから文字のサイズやフォントも変更可能です。
画像は画面左の「素材」から、「写真」の「項目ですべて表示」をクリックした後に、キーワードを入力することでキーワードに沿った写真を提案してくれます。
気に入った画像があれば、ドラッグ&ドロップで既存の画像と変更できます。
ただし、これも王冠マークがついている写真は有料版限定の素材になるので注意が必要です。
また、自分で用意した画像を使いたい場合は、画面左の「アップロード」から行いましょう。
テンプレートや現段階の自身のスキルだけで、高クオリティの制作物を作るのが不安だなと思う方は、ぜひCanva基礎セミナーなどのセミナーを受けることもスキルアップの一つの方法です。BIZROADのCanva基礎セミナーは、たった2日間で基礎から応用までを学ぶことができます。
4.保存する
最後は、作成した画像を保存して完成です。保存は画面右上の「共有」ボタンから「ダウンロード」をクリックしましょう。
すると、保存するフィルの種類やオプションを設定できる画面が開きます。
各種設定をした後に、項目の下側に表示されている「ダウンロード」ボタンをクリックすることで画像を保存できます。
Canvaで画像を保存する際に使える種類は以下の表のとおりです。
ファイルの種類 | 説明 |
JPG | 圧縮率が高くファイルサイズは小さくなるが、画質が劣化する。 |
PNG | フルカラーの画像を保存できるが、ファイルサイズは大きくなる。オプションとして背景を透過できる。 |
PDF(標準) | メールやチャットでPDFを送付する際に最適な形式。 |
PDF(印刷) | チラシやポスターなどの印刷物に最適な形式。 |
保存したらエクスプローラーのダウンロード項目に保存されるので、ファイルを開いて仕上がりが問題ないか確認しておきましょう。
CanvaはWindows版とMac版で違いはある?
Canvaは、Windows版とMac版で機能性やインターフェースに大きな違いはありません。
どちらのOSでも、同じデザイン機能やテンプレートを使用でき、操作方法も共通しています。
唯一の違いとして、OSごとに割り振られているショートカットキーの違いが挙げられますが、それ以外は同じ操作感です。
そのため、Canvaのハウツー記事や動画を見る際に、WindowsやMacで見るコンテンツを変える必要もありません。
Windowsで使えるCanva以外でおすすめのデザインソフト
Windowsで使えるデザインソフトは、Canva以外にも以下のようなものがあります。
- Photoshop
- Illustrator
- Figma
これらのデザインソフトの特徴について確認していきましょう。
1.Photoshop
Photoshopは、画像編集やグラフィックデザインで定評のあるAdobeの代表的なソフトです。
写真の加工やレタッチ、複雑な合成が得意で、写真を使った広告デザインやバナー作成、画像の加工に最適です。
また、レイヤーを使って自由に編集できるため、初心者から上級者まで幅広くデザイン作成ができます。
さらに、最新のAIツールによって作業の効率化が進んでおり、一から画像を生成したり、既存の画像から不要なオブジェクトを削除できたりします。
Canvaと異なり有料のソフトですが、細かな調整を必要とするプロのデザイナーにとても支持されているソフトです。本格的な画像編集を行ってみたい方は、BIZROADのPhotoshop基礎セミナー講習のような講座を受けることが使いこなせるようになるのを、ぜひ検討してみてください。
また、CanvaとPhotoshopの特徴や料金体系の違いについては、以下の記事で解説しています。
ほかにも、Canvaがおすすめな人とPhotoshopがおすすめな人についても紹介しているので、Canvaと Photoshopで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
2.Illustrator
Illustratorは、ベクターデザインに特化したソフトで、ロゴやアイコン、イラスト、タイポグラフィなどの作成に強みを持ちます。
Illustratorで採用されているベクター形式は解像度に依存しないため、拡大縮小しても画質が劣化しません。
また、曲線や直線を描くペンツールによって、精密なイラストや図形を自由自在に作成できます。
さらに、多くのデザインツールと互換性が高く、ほかのAdobeソフトとのシームレスな連携が可能です。
Photoshop同様有料のソフトですが、ロゴやアイコン、イラスト作成などのクリエイティブな作業を行う方は、ぜひ検討してみてください。
Photoshopと同じようにIllustratorの操作を使いこなせるか不安な方は、BIZROADのIllustrator基礎セミナーがおすすめです。短期間かつ実践的にスキルアップを目指すことができます。
また、CanvaとIllustratorの特徴や料金体系の違いについては、以下の記事で解説しています。
ほかにも、CanvaとIllustratorの使いやすさの違いも紹介しているので、CanvaだけでなくIllustratorも選択肢にある方はぜひ参考にしてみてください。
3.Figma
Figmaはブラウザで使用できるデザインツールで、基本的な機能は無料で利用できます。
特にWebサイトのデザインに最適なツールで、Webデザインに必要な機能が充実しています。
Figmaで作成したデータは簡単な共有ができるため、複数人で一つのプロジェクトを進めている場合はデータの確認作業が捗ります。
また、アカウントがあれば簡単に利用できるので、面倒なインストールが必要ない点も魅力です。
AdobeのPhotoshopやIllustratorで並んで、Webデザイナーに人気のツールなので、Webデザインを仕事にしたい方はぜひチェックしてみてください。
WindowsでCanvaを使う方法のまとめ
今回は、WindowsでCanvaを使う方法について紹介しました。Canvaは、簡単な操作でデザインを作成できる人気のオンラインデザインツールです。
ブラウザから直接アクセスして使用できるほか、デスクトップ版をダウンロードして利用することも可能です。
どちらの方法でも、直感的な操作で写真編集、動画編集、PDFの編集、デザイン作成などを行えます。
初心者からプロまで幅広く使えるCanvaは、Windowsでも効率的にデザイン作業を行うことができるツールです。
