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【2025】初心者必読!よく使う15のExcel関数一覧!わかりやすく画像解説

Excelには500種類以上の関数が用意されているため、すべてを使いこなすことは現実的ではありません。
本記事では、実務で頻繁に使われるExcelの関数15種類を厳選し、それぞれの使い方を一覧形式で解説します。

集計や統計、論理式、日付操作など、さまざまな用途で活用できる関数をマスターし、作業効率を向上させましょう。

集計に使われるExcel関数の一覧3選

集計に使われるExcel関数の一覧は下記のとおりです。

  1. SUM関数
  2. SUMIF関数
  3. SUMIFS関数

これらの関数の使い方を一覧で見ていきましょう。

関数①SUM関数

SUM関数

SUM関数は、入力した値や参照したセルの数値を合計する関数です。

構文:SUM(数値1, [数値2], …)

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
数値1 加算する最初の数値を指定する。
数値2 加算する2番目の数値を指定する。

売り上げの集計や請求書の作成などに活用されます。

また、関数は自動で計算ができる便利な機能ですが、Excelの自動処理にはマクロやVBAといった機能もあります。しかし、マクロやVBAは習得難易度が高いため、学ぶならセミナーがおすすめです。

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関数②SUMIF関数

SUMIF関数

SUMIF関数は、指定した条件に一致するセルの数値を合計する関数です。

構文:SUMIF(範囲, 検索条件, [合計範囲])

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
範囲 条件を適用するセル範囲を指定する。
検索条件 合計の条件を指定する。
合計範囲 合計するセル範囲を指定する。

売上データの中で、特定の商品カテゴリーの売上のみを集計したい場合などに利用されます。

関数③SUMIFS関数

SUMIFS関数

SUMIFS関数は、複数の条件に一致するセルの数値を合計する関数です。

構文:SUMIFS(合計対象範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2], …)

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
合計対象範囲 合計するセル範囲を指定する。
条件範囲1 条件1と紐づく検証範囲を指定する。
条件1 条件範囲1内で合計するセルの条件を指定する。
条件範囲2, 3… 条件範囲と条件を追加する際に使用する。

特定の日付かつ特定のカテゴリーといったように、複数の条件に一致する売上のみを集計したい場合に利用されます。

また、SUMIF関数についてより詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。具体的な使い方について解説しています。

【2025】エクセルのSUMIF関数とは?基本的な使い方と応用した使い方を詳しく解説!

統計に使われるExcel関数の一覧3選

統計に使われるExcel関数の一覧は下記のとおりです。

  1. AVERAGE関数
  2. MAX関数
  3. MIN関数

これらの関数の使い方を一覧で見ていきましょう。

関数①AVERAGE関数

AVERAGE関数

AVERAGE関数は、指定した範囲の数値の平均値を計算する関数です。

構文:AVERAGE(数値 1, [数値 2], …)

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
数値1 平均を計算する最初の数値を指定する。
数値2 平均を計算する追加の数値を指定する。

成績の平均点や売上の平均額を求める際に活用できます。

関数②MAX関数

MAX関数

MAX関数は、指定した範囲の数値の中で最大値を求める関数です。

構文:MAX(数値1, [数値2], …)

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
数値1 最大値を探す最初の数値を指定する。
数値2 最大値を探す追加の数値を指定する。

テストの最高点や最大売上額を確認する際に便利です。

関数③MIN関数

MIN関数

MIN関数は、指定した範囲の数値の中で最小値を求める関数です。

構文:MIN(数値1, [数値2], …)

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
数値1 最小値を探す最初の数値を指定する。
数値2 最小値を探す追加の数値を指定する。

最小の費用や最低点数を確認する場合などに役立ちます。

論理式に使われるExcel関数の一覧3選

論理式に使われるExcel関数の一覧は下記のとおりです。

  1. IF関数
  2. IFS関数
  3. AND関数

これらの関数の使い方を一覧で見ていきましょう。

関数①IF関数

IF関数

IF関数は、指定した条件に基づいて、条件が真の場合と偽の場合で異なる値を返す関数です。

構文:IF(論理式, [値が真の場合], [値が偽の場合])

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
論理式 条件を指定する。
値が真の場合 条件が成立した場合に返す値を指定する。
値が偽の場合 条件が成立しない場合に返す値を指定する。

成績の評価や、指定した基準に基づく合否判定などで使用されます。

関数②IFS関数

IFS関数は、複数の条件を設定し、それぞれに対応する値を返す関数です。

構文:IFS(論理式1, 値が真の場合1, 論理式2, 値が真の場合2, …)

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
論理式1 最初に検証する条件を指定する。
値が真の場合1 論理式1が成立した場合に返す値を指定する。
論理式2 次に検証する条件を指定する。
値が真の場合2 論理式2が成立した場合に返す値を指定する。

複数の条件に応じた評価や判定を行いたい場合に使われます。

関数③AND関数

AND関数

AND関数は、指定したすべての条件が満たされる場合にTRUEを返し、いずれかが満たされない場合はFALSEを返す関数です。

構文:AND (論理式1, [論理式2], …)

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
論理式1 評価する最初の条件を指定する。
論理式2 評価する2番目以降の条件を指定する。

複数の条件を同時に満たすかどうかを確認する際に利用されます。

日付や時刻に使われるExcel関数の一覧3選

日付や時刻に使われるExcel関数の一覧は下記のとおりです。

  1. TODAY関数
  2. WEEKDAY関数
  3. DATE関数

これらの関数の使い方を一覧で見ていきましょう。

関数①TODAY関数

TODAY関数

TODAY関数は、現在の日付を自動的に返す関数です。

構文:TODAY()

TODAY関数に引数はありません。

勤怠管理表や日付を自動更新したい書類などで活用されます。

関数②WEEKDAY関数

WEEKDAY関数

WEEKDAY関数は、指定した日付が何曜日であるかを返す関数です。

構文:WEEKDAY(シリアル値,[週の基準])

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
シリアル値 対象の日付のシリアル値を指定する。
シリアル値は日付や時間を数値で表したもの。
週の基準 戻り値の種類を指定する。

日付に基づいて曜日を判定できるため、カレンダーやスケジュール表で活用できます。

関数③DATE関数

DATE関数

DATE関数は、指定した年、月、日から日付を表すシリアル値を返す関数です。

構文:DATE(年,月,日)

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
1〜4桁の数字から西暦の年を指定する。
1〜12の範囲で月を指定する。
1〜31までの範囲で日を指定する。

プロジェクト開始日のように、日付を指定して表示を行う際などに活用されます。

検索に使われるExcel関数の一覧3選

検索に使われるExcel関数の一覧は下記のとおりです。

  1. VLOOKUP関数
  2. HLOOKUP関数
  3. INDEX関数

これらの関数の使い方を一覧で見ていきましょう。

関数①VLOOKUP関数

VLOOKUP関数

VLOOKUP関数は、指定した範囲内で縦方向に検索し、指定した列から値を取得する関数です。

構文:VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索の型])

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
検索値 検索対象となる値を指定する。
範囲 検索を行うセル範囲を指定する。
列番号 検索範囲内で値を取得する列番号を指定する。
検索の型 TRUE(近似一致)またはFALSE(完全一致)を指定する。

顧客の一覧名簿から顧客IDを検索し、連絡先を取得する際などに活用されます。

VLOOKUP関数についてより詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。具体的な使い方まで解説しています。

【2025】わかりやすいVLOOKUP関数の応用的な使い方!類似関数やよく使うおすすめ関数も解説

関数②HLOOKUP関数

HLOOKUP関数

HLOOKUP関数は、指定した範囲内で横方向に検索し、指定した行から値を取得する関数です。

構文:HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, [検索の型])

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
範囲 検索を行うセル範囲を指定する。
行番号 検索範囲内で値を取得する行番号を指定する。
検索の型 TRUE(近似一致)またはFALSE(完全一致)を指定する。

横方向に並んだリストから情報を取得する際に活用されます。

関数③INDEX関数

INDEX関数

INDEX関数は、指定した範囲内から特定の行と列にあるセルの値を返す関数です。

構文:INDEX(配列, 行番号, [列番号])

それぞれの引数の説明は下記のとおりです。

引数 説明
配列 検索対象のセル範囲を指定する。
行番号 取得したいデータが存在する行の番号を指定する。
列番号 取得したいデータが存在する列の番号を指定する。

データベースから特定のデータを取り出す際などに利用されます。

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Excelの関数一覧についてのまとめ

今回は、Excelの関数を一覧で紹介しました。関数を活用することで、日常の業務を効率化し、データの集計や分析をスムーズに行えます。

気になる関数があれば、今回一覧で紹介した関数を実践で活用してみてください。最初は基本的な関数からでも、慣れてきて複数の関数を組み合わせられるようになったら、高度な処理もできるようになるでしょう。

Excel関数一覧!よく使う15個の関数の使い方をわかりやすく解説!
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