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【2024】エクセルの印刷範囲をA4サイズぴったりに合わせる方法!スマホ版のやり方も解説

エクセルで作成したシートを印刷する際、A4サイズに合わせたはずなのに、表やグラフが用紙からはみ出してしまう場合があります。

印刷物はサイズぴったりに内容が反映されていないと見栄えが悪くなります。本記事で、エクセルで印刷範囲をA4サイズにぴったり合わせて調整する方法について見ていきましょう。

また、スマホ版でぴったり合わせるやり方も紹介しているので、スマホでエクセルを利用する方も参考にしてみてください。

エクセルで印刷範囲をA4ぴったりにする方法

作成したワークシートの内容をA4にぴったり収めて印刷したい場合は、以下の機能から試してみましょう。

  1. ページレイアウトから
  2. 印刷プレビューから

A4にぴったり合わせられるこれらの方法について確認していきます。

方法①ページレイアウトから

エクセルでは、事前に印刷サイズの指定ができます。
印刷サイズの指定は、ページレイアウトタブから「サイズ」をクリックして表示されるメニューから「A4」を選択することで、A4サイズぴったり合わせるための指定が可能です。

サイズを指定するとワークシートに点線が表示されて、印刷領域が一目でわかるようになります。
この領域から外れるとページが複数枚にまたがって印刷されてしまうため、はみ出さないように注意しながら作業しましょう。

また、どうしても領域からはみ出してしまう場合は、「拡大縮小印刷」グループの横と縦の項目から「自動」になっている設定を「1ページ」に変更することで、1ページに収まるようにソフトが内容を縮小して印刷してくれます。

方法②印刷プレビューから

印刷プレビューから

ファイルタブの中にある「印刷」から、印刷に関するさまざまな設定が行えます。ページ設定の項目から、サイズのドロップダウンメニューを開いて「A4」を選択しましょう。

ドロップダウンメニューから選択したサイズぴったりに印刷がされるようになります。

また、印刷時に表示がぴったりではなく切れてしまう場合は、以下の記事を参考にしてください。印刷で表示が切れてしまう原因と、その対策について紹介しています。

印刷したいシートのボリュームによって対策は異なるので、しっかり確認しておきましょう。

【2024】エクセルで印刷時に文字が切れるのはなぜ?原因と対処法について解説

エクセルの基本的な操作を学習したいなら

Excel基礎セミナー

エクセルで印刷範囲をぴったりに整えるのは、基本的な操作の一つです。
エクセルには印刷範囲以外にも、仕事で使ううえで押さえておきたい操作が多く存在しています。

そんな、エクセルの基本操作を学ぶなら、Excel基礎セミナー講習がおすすめです。Excel基礎セミナー講習では、以下のカリキュラムを通じて、エクセルのプロになるための学習を行えます。

  • 文字の位置合わせや列幅の設定
  • 円グラフの作成とデザインの変更
  • CSVファイルの書き出しや読み込み
  • 条件付き書式やフィルター機能を使ったデータ管理
  • ピボットテーブルを活用したデータの集計

これらの操作ができるようになれば、実務でもエクセルの扱いに戸惑うことはなくなるでしょう。

エクセル基礎セミナーの詳細はこちら

また、エクセルにはマクロやVBAでプログラムを組むことで、作業の自動化ができるようになります。
Excelマクロ・VBAセミナーでは、マクロやVBAを使った自動化処理について学べるので、Excel基礎セミナー講習とあわせて検討してみてください。

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エクセルで印刷範囲の余白をつけずA4ぴったりにする手順

文書を印刷する際、上下左右にある程度の余白を設けるのが一般的です。しかし、余白なしでA4サイズぴったりに印刷したいケースもあります。

そのような場合は、以下の手順で余白をつけずにぴったり印刷ができます。

  1. ページレイアウトタブ内の「余白」から「ユーザー設定の余白」を選択する
  2. ダイアログボックスが表示されたら余白タブに切り替えて、上下左右の余白を「0mm」に変更する上下左右の余白を「0mm」に変更する
  3. OKボタンをクリックする
  4. エラーメッセージが表示されたら「修正」ボタンをクリックする

修正ボタンをクリックすることで、プリンターに必要最低限の余白で印刷できます。
「無視」ボタンをクリックすることで完全に余白を0にできますが、印刷時に端の文字が切れてしまう可能性がある点に注意が必要です。

スマホ版のエクセルで印刷範囲をA4ぴったりにする手順

エクセルはスマホ版からでも編集したシートの印刷が可能です。スマホ版のエクセルで印刷範囲をA4ぴったりにする手順は以下のとおりです。

  1. 右下の3点リーダーをタップする
  2. 画面の1番下にある「次のページに移動:」をタップする1番下にある「次のページに移動:」をタップする
  3. 「セルまたは範囲を選択」のポップアップが立ち上がるので、選択範囲にしたい領域を「例:A1:F7」のように入力する
  4. 画面右上にある3点リーダーをタップする
  5. その他のオプションから「印刷」をタップする
  6. レイアウトオプションから用紙の向きを「横」、用紙サイズを「A4」、印刷範囲を「選択した部分に印刷」、拡大縮小を「シート全体を1ページに印刷」に変更する
  7. 「次へ」ボタンをタップする
  8. 印刷に設定するプリンターを選択して右上の「プリント」をタップする

上記の手順を覚えておくと、パソコンを使わなくてもスマホでパパッとサイズぴったりに印刷ができます。

エクセルで印刷範囲を手動で決める方法

エクセルで印刷範囲を手動で決める方法

エクセルで印刷される範囲を手動で決めたい場合は、改ページプレビュー機能を使いましょう。
改ページプレビューは、表示タブの「ブックの表示」グループにある「改ページプレビュー」から利用できます。

改ページプレビューを適用すると、ワークシート上に青い点線と青い実線が表示されます。
改ページプレビューで表示される青い点線と実線の違いは以下の表のとおりです。

青い点線 ソフトがデフォルトで挿入している改ページ位置。ドラッグすることで改ページの位置を調節できる。
青い実線 実際に印刷される範囲を示した領域。ドラッグで範囲を調節することで、印刷される範囲を制御できる。

印刷範囲は、表示されている青い点線をドラッグして指定します。
印刷範囲を決めたら、ファイルタブの「印刷」からサイズをA4に変更することで、指定した領域分のシートをA4サイズぴったりで印刷可能です。

エクセルの印刷で便利な機能

エクセルではサイズをぴったり合わせる以外にも、シートを印刷する際に覚えておくと便利な機能がいくつかあります。
続いては、エクセルの印刷で活用したい便利な機能について見ていきましょう。

機能①1番上の行を各ページに印刷する

複数ページにまたがって印刷する場合、1番上の行にある見出しをすべてのページに反映させたいケースも多いでしょう。
見出しを固定して印刷することで、表の項目がわかりやすくなります。

1番上の行を各ページに印刷する手順は以下のとおりです。

  1. ページレイアウトタブにある「ページ設定」グループから「印刷タイトル」をクリックする
  2. ページ設定のダイアログボックスが開くので、シートタブに切り替えて「印刷タイトル」の「タイトル行」に固定したい行のセルを指定するページ設定のダイアログボックスが開くので、シートタブに切り替えて「印刷タイトル」の「タイトル行」に固定したい行のセルを指定する

また、列を固定して表示させたい場合は、「タイトル列」に列のセルを指定しましょう。見出しが行と列にある場合は、タイトル行とタイトル列を組み合わせることで両方の見出しを固定して印刷できます。

機能②印刷時にページ番号を印字する

印刷した際に、紙の下部にページ番号を印字する方法です。ページ番号が振られていると書類を管理しやすくなります。
印刷時にページ番号を印字する手順は以下のとおりです。

  1. ページ番号を挿入したいワークシートをクリックする
  2. 挿入タブの「テキスト」グループから「ヘッダーとフッター」をクリックする
  3. 「ヘッダーの編集」もしくは「フッターの編集」ボタンをクリックする「ヘッダーの編集」もしくは「フッターの編集」ボタンをクリックする
  4. ページ番号を挿入する位置を「左側」「中央部」「右側」から選択する
  5. 左から二番目にある「ページ番号の挿入」アイコンをクリックする左から二番目にある「ページ番号の挿入」アイコンをクリックする

ページ番号をページの上側に挿入したいなら「ヘッダー」、下側に挿入したいなら「フッター」を選択してください。

また、総ページ数も追加したい場合は、追加された「&[ページ番号]」のプレースホルダーの右側にスペース、「of」、スペースを順番に入力して「ページ番号の挿入」アイコンの右側にある「ページ数の挿入」アイコンをクリックしましょう。

すると、「&[ページ番号] of &[総ページ数]」というプレースホルダーに変わり、ページ番号の右側に総ページ数を印字できるようになります。

機能③塗りつぶしセルを印刷しない

セルに塗りつぶしを反映させていると、白黒プリンターで印刷した際に、塗りつぶした箇所が白黒で塗りつぶされた状態で印刷されます。
しかし、塗りつぶしがあると文字が見づらくなってしまいます。

そこでおすすめなのが白黒印刷です。白黒印刷で塗りつぶしセルを印刷しない手順は以下のとおりです。

  1. ページレイアウトタブの「ページ設定」グループの右下にある矢印アイコンをクリックする
  2. シートタブに切り替える
  3. 「印刷」の中の「白黒印刷」にチェックを入れる「印刷」の中の「白黒印刷」にチェックを入れる
  4. OKボタンで編集を確定する

白黒印刷のオプションを設定しておくことで、わざわざセルの塗りを解除しなくても印刷時に塗りが適用されなくなります。

印刷で使えるショートカットキー

印刷に関するショートカットキーを覚えれば。キーボード操作のみで作業ができるので、マウスに切り替える時間の短縮につながります。
印刷で使えるショートカットキーは、以下の表のとおりです。

内容 ショートカットキー
印刷範囲の設定 Altキー → Pキー → Rキー → Sキー
印刷範囲の追加 Altキー → Pキー → Rキー → Aキー
印刷範囲のクリア Altキー → Pキー → Rキー → Cキー
改ページプレビューへの切り替え
  •  Altキー + Vキー + Pキー
  • Altキー + Wキー + Iキー

よく使う操作のショートカットキーは使えるようになっておきましょう。

また、エクセルで作成した文書を印刷ではなくPDFとして保管しておきたい場合もあるでしょう。
以下の記事では、エクセルのシートをPDF化する方法について紹介しています。

ほかにも、PDFをエクセルに変換する方法や、エクセルにPDFを貼り付ける方法まで幅広く紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【2024】エクセルのPDF化をする方法やうまく変換できない場合の対処法を解説!

エクセルで印刷範囲をA4ぴったりに合わせるまとめ

今回は、エクセルで印刷範囲をA4ぴったりに合わせる方法を紹介しました。
印刷範囲は設定次第で自由に調節できますが、なにも設定しないとソフトがデフォルトで決めた範囲で印刷されてしまいます。

そうなると、予期せぬ箇所で切れてしまったり、余計な余白が入ってしまったりしてぴったり合わなくなります。
そのため、印刷範囲の設定方法はしっかり押さえておくようにしましょう。

こちらから自分に合うエクセルの講座をお選びください。

エクセルの印刷範囲をA4サイズぴったりに合わせる方法!スマホ版のやり方も解説
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