facebook

【2024】製造業の正社員とは?おすすめ求人やメリットを解説

製造業への携わり方は人それぞれですが、雇用形態によって働き方や得られるものなどは変わってくるでしょう。正規雇用と表現される、いわゆる正社員だけではなく、非正規雇用であるアルバイトやパート、派遣社員といった雇用形態でも製造業に携わることが可能です。それぞれの特徴を知ったうえで、自分自身が望むスタイルや働き方を選ぶことが重要であるといえます。

本記事では、特に製造業の正社員に着目しながら、職種ごとの年収相場や、正規雇用されることのメリット、求人をみつける方法などについて解説していきましょう。

製造業の正社員とは?

製造業の正社員とは?

正社員とは、働く期間を定めることなく、企業と直接労働契約を締結している労働者を指す表現です。フルタイムで働くのが一般的である点も、正社員の一つの特徴でしょう。製造業の正社員とは、製造業に分類される企業で正社員として働く人を指します。

製造業と聞くと、工場での労働や、機械を扱いながら行う緻密な作業を思い浮かべる人も少なくありません。しかし、製造業に分類される企業で働く人たちの役割は多岐にわたります。製品を作るための企画開発の仕事もあれば、研究開発、設計なども製造業には不可欠な仕事です。また、管理業務や、生産した製品の営業・販売なども行う必要があり、当然ながら、製造業界にはそれらを担当する従業員も多々います。

製造業の正社員とはいっても、上記のように、さまざまな職種がある点は押さえておきましょう。自分が何に興味があるのか、どのようなことが得意なのか、さらには将来性などを考慮したうえで職種を選択することが重要です。

【2024】製造業の仕事種類一覧!どんな仕事がある?

製造業の正社員の年収

厚生労働省による「令和5年 賃金構造基本統計調査」の結果をみると、製造業の正社員の平均月収は、約32万5000円です。単純に12倍にすると390万円ですが、ボーナスや手当なども考慮すれば、平均年収は400万円を超えると想定されるでしょう。

ただ、説明したように、製造業にもさまざまな職種があるため、この額は一つの目安に過ぎないと認識しておかなければいけません。ここでは、製造業における代表的な職種について、それぞれの年収相場を紹介していきましょう。

参考:厚生労働省 jobtag

製品企画

新製品や製品の改良などに関する企画を行う仕事です。市場調査業務などが含まれることも少なくありません。また、製品のおおまかな設計やコストの計算なども行わなければならず、製造業にとって重要な役割を担う職種といえます。年収相場は650万円ほどと、製造業全体の相場と比べると高めでしょう。製造業の中でも、大手メーカーの企画担当者の年収は高くなる傾向があります。非正規雇用の従業員に製品企画を担当させる企業はほとんどなく、正社員が担当するのが一般的です。

研究開発

製品へと応用する技術の研究や開発を行う仕事です。研究開発を行う従業員を抱えているのは、比較的規模の大きな企業でしょう。製品企画と同様に、正社員が担当するケースが大半です。年収相場は600万円前後となっています。この職種の年収は、研究開発の分野や範囲、担当業務などによって大幅に変わる点は押さえておきましょう。

設計

製品企画に沿って、実際に製品を製造するための土台となる設計図や図面を作成する仕事です。設計を担当する正社員全体の年収相場は600万円ほどでしょう。設計に携わる仕事の一つに、CADオペレーターがあります。製造業における代表的な職種の一つです。CADオペレーターは、学歴や年齢なども関係なく知識や技術を習得しやすい仕事とされており、意欲があれば未経験からでも従事を目指せる職種となっています。CADオペレーターのみに限れば、年収相場は450万円ほどとされていますが、これから製造業に携わりたい人にとっては選択する価値のある仕事といえるでしょう。

生産・製造

設計図や図面などに沿って、実際に製品を生産・製造する仕事です。製造業の根幹といってもよい職種でしょう。年収相場は400万円ほどと、製造業全体の正社員の平均年収と大差はありません。ただ、特殊な技術が必要な場合には、さらに高い年収が狙えます。

管理業務

設備や製品の管理を行う仕事です。品質の維持や安全の確保のためにも、製造業において管理業務は欠かせません。正社員の年収相場は600〜700万円ほどです。技術職であり、経験も必要となる職種のため、製造業の職種の中では比較的高い傾向がみられます。ただ、生産管理や工程管理などデスクワークを軸とする管理業務の場合には、500万円程度が年収相場となるでしょう。担当する業務によって額が変わる点は押さえておきたいところです。

営業

自社製品を顧客などに売り込む仕事です。よい製品でも、営業力次第で売れ行きは変わります。製造業にかかわる企業にとって、営業職は業績を大きく左右する役割を担っているといえるでしょう。正社員の年収相場は、500〜600万円ほどとなっています。営業職は、成績によって年収が大幅に変わるケースが少なくありません。大手メーカーなどでは、能力次第で年収1000万円以上も十分に狙えるでしょう。

事務

事務職は、製造業に携わる多くの人たちをサポートする職種といってもよいでしょう。問い合わせへの対応や書類の作成や整理、経理作業などを担います。担当する業務により年収は異なりますが、正社員の場合、相場は400万円ほどです。製造業の事務職には、しばしば専門的な知識が求められ、そうしたケースでは、500万円や600万円といった高い水準の年収となることも少なくありません。

参照:厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況

製造業の正社員になるメリット

製造業に携わる際、非正規雇用ではなく正社員として働くことには多くのメリットがあります。何を重視するかは人によって異なりますが、長い目でみると、正社員となることで得られる恩恵は大きいでしょう。ここでは、製造業の正社員となるメリットを考えます。

収入が安定する

正社員は無期雇用の契約となるので、労働者本人が辞めたいと考えない限りは、基本的には働き続けることが可能です。そのため、長期的には収入が安定するといえます。働き続けていれば、徐々に年収も上がっていくでしょう。製造業は特に人手不足が顕著となってきている業界です。今後は、人手不足解消のために、さらに賃金が上昇する可能性もあります。非正規雇用などにはあまりないボーナスや手当も得られやすいでしょう。

福利厚生も充実している

正社員には、より多くの福利厚生が得られるメリットもあります。企業によって福利厚生の内容は異なるものの、同じ企業であれば非正規社員よりも正社員の方が充実しているでしょう。製造業界では、キャリアアップに必要な資格取得をサポートしてくれる福利厚生を用意している企業も少なくありません。製造業で働き続けるつもりの人にとって、こうしたサポートは将来的にも大きなメリットとなりえます。

知識や技術の向上が期待できる

正社員は非正規社員よりも、任される業務の量や幅が増え、責任も重くなる傾向があります。長く勤めるほどに、製造業で必要な知識や技術の向上が期待できるでしょう。意欲や能力のある人ほど、やりがいも感じやすく、モチベーションを向上させやすい点もメリットです。

昇進・昇格がしやすい

非正規雇用には基本的に昇進や昇格がなく、あったとしても、その程度は大きくありません。一方で、正社員は働き続けたり能力が向上したりすれば昇進・昇格しやすくなります。収入が上がるだけではなく、責任ややりがいも増えるでしょう。企業や社会への貢献度も高くなり、自分自身の存在意義を認識しやすくなる点もメリットです。

転職に有利になりやすい

非正規雇用と比べると、正社員のほうが転職に有利になりやすいでしょう。実務経験が豊富で、責任感もあると判断されやすいためです。正社員として働くことは、キャリアアップには不可欠といえます。製造業で多くの経験をし、知識や技術を向上させ、さらに収入を増やすには、正社員になるという選択肢は外せません。企業に選ばれるという立場から、企業を選ぶという立場にもなれ、望む通りのキャリアを歩みやすくなるでしょう。人手不足が問題とされている製造業においては、なおさら転職で有利となりえます。

製造業の正社員の求人を見つける方法

JobTech for CAD

製造業の正社員となるには、求人を見つけ応募し、採用してもらわなければいけません。これまで製造業に携わったことのない人であれば、一般的な求人サイトの利用のみでは就職や転職は難しいでしょう。最適な方法は、人材紹介サービスや転職支援サービスと呼ばれる媒体を活用することです。

例えば、「JobTech for CAD」は、製造業の転職支援サービスの代表的存在といえるでしょう。未経験者であっても従事しやすいCAD人材に特化したサービスである点も大きな特徴です。CADを扱った経験がない人を積極的に採用している企業の求人も少なくありません。「JobTech for CAD」では、就業前に、CADに関する知識や技術を身につけられる教育サービスを受けることも可能です。製造業へとチャレンジするためのサポートが整っている点は、このサービスの大きな魅力といえるでしょう。

求人とのマッチングやキャリアについての相談、内定までの基本的なサポートなどは、いずれも無料です。「JobTech for CAD」だけで取り扱っている求人も少なくありません。CAD業界に精通したエージェントがサポートしてくれるので、製造業未経験者でも安心して転職活動が行えます。転職するかどうか悩んでいる人も、一度相談してみるとよいでしょう。

製造業の正社員についてまとめ

製造業の正社員にはさまざまな職種があり、それぞれで業務内容はもちろん、年収相場も異なります。正社員の年収は、製造業全体では400万円前後が相場とされていますが、製品企画や研究開発、管理業務などでは、600万円以上となるケースも珍しくはありません。その他の職種も、能力や経験次第では同水準の年収が期待できるでしょう。

製造業は人手不足が問題となっているため、正社員となることで、今後は収入増も見込めます。非正規雇用と比べて正社員は福利厚生も充実しているケースが多く、キャリアアップや転職に成功しやすい点もメリットです。製造業の正社員の求人は、業界や職種に特化した人材紹介サービスで探すと、より自分の能力や希望に見合った企業と出会いやすくなるでしょう。そうしたサービスのエージェントに相談することが、就職や転職の第一歩となります。

最新情報をチェックしよう!