こんにちは、キャド研です。
CADと一口にいっても様々なソフトが提供されており、機能や価格にも幅があります。
そこで今回は、CADの価格について2DCAD・3DCADで値段を比較してみました。
CADソフトを価格で考慮したい方はぜひ参考にしてみてください。
CADの価格の特徴
CADには大きく分けて
- 2DCADと言われる2次元CAD
- 3DCADと言われる3次元CAD
の2種類があります。
一般的に2DCADよりも3DCADの方が価格が高い傾向にあります。
また、3DCADにはさらに
- ハイエンドCAD
- ミッドレンジCAD
- ローエンドCAD
の3種類があります。
ハイエンドCAD・ミッドレンジCAD・ローエンドCADの最大の違いは機能性の高さです。
ハイエンドCAD
ハイエンドCADは、3DCADの中でもグラフィック性能の高い3Dモデルや複雑な設計ができ、一番高機能なため価格も非常に高額になります。
ミッドレンジCAD
ミッドレンジCADは、比較的低価格でソフトの操作も簡単に設計されています。
ただし、より精度の高いハイエンドCADのような機能性は期待できません。
ローエンドCAD
ローエンドCADは、フリーソフトも含む低価格のCAD製品を指し、価格の安さは魅力ですが実務での設計には機能が不十分なことが多いです。
CADの勉強や練習をする際に最適なソフトと言えます。
CADソフトの価格を比較
では実際に、2DCADと3DCADの価格を比較していきましょう。
2DCADの価格表
CADソフト名 | 価格 |
Jw_CAD | 0円 |
AutoCAD | 8,800~623,700円 |
Draftsight | 10,900~54,900円 |
2DCADの中でも、Jw_cadは無料で利用できるソフトです。
まずは無料でCADを試してみたい方に最適と言えます。
AutoCAD・Draftsightは有償ソフトですが、無料体験版もありますのでお試しで使ってみて継続利用を検討するとよいでしょう。
3DCAD
CADソフト名 | 価格 |
Fusion 360 | 0~157,000円 |
Solidworks | 192,000~1,580,000円 |
OnShape | 177,650~355,300円 |
Inventor | 0~899,800円 |
Revit | 48,400~1,048,300円 |
Fusion 360・Inventorは学生やスタートアップ企業向けに無料ライセンスがあり、これを利用することで無料で使えます。
Fusion 360をお得に使う方法や、無料で使う手順はこちらの記事で解説しています。
一方、Solidworks・OnShape・Revitは全て有償ソフトになっています。
ライセンスによっては100万円以上するものもあり、実務向けの価格帯で提供されています。
CADソフトの価格は高い方がいいの?
CADソフトは高い方がいいの?と思われた方も多いと思いますが、高い方が良いとは一概に言えません。
小さい設計や個人の趣味範囲なら、安い価格のCADソフトでも十分に設計できます。
ですが、大きい製品の設計や企業としてきちんとした設計を行うのならある程度、高いCADソフトを使うのが主流です。
基準として30万円を超えるか超えないかで考えておくと良いでしょう。
各社CADの価格についてまとめ
今回はCADの価格について2DCADと3DCADで比較してご紹介してきました。
2DCAD・3DCADのどちらも無料で使えるソフトがあります。
CADを始めたいけど、高額は支払えないという方は是非無料で使えるCADを検討してみてください。