株式会社キャパが、CADの操作が可能なRPA「Cadropper」の提供を開始することを発表しました。
RPAとは?
RPAとは、Robotic Process Automationの略称で、パソコン上の業務を自動化するツールの事を言います。
日本では
- 人材不足
- 働き方改革
によりRPAの活躍が期待されており、今までは人がやっていたルーティン的なパソコン業務はどんどん自動化されているのが現状です。
Cadropperの特徴
CADの操作が可能なRPA
Cadropperは、従来のRPAとしての機能はもちろん、一般のRPAツールでは自動化が困難なCADツールの自動化が可能です。
コムスクエア社が提供するシステム監視用RPA「パトロールロボコン」をCADが操作できるように最適化しました。
プログラミングを使用したロボットの作成
Cadropperは、日本製RPAに多いフローチャート型でロボットを作成するのではなく、プログラミングを使用してロボットの作成を行うという特徴があります。
使用できるプログラミング言語は
- Ruby
- C#
- PHP
- java
です。
CADを用いた作図をRPAで自動化
Cadropperは、一般的なRPAと同様にルーティン的な定型業務を自動化することが可能です。
大量データ入力・出力や、繰り返しの多い作業を自動化することで、人は空いた時間でより付加価値の高い業務を行う事ができます。
また作業をロボットが行う事により、人的ミスを減らす事にもなるので品質向上も期待できますね。
実際に自動作図のデモ動画が公開されています!
使用しているCADはAutoCADですね。
Excelから形状、座標情報を取得し、図面の作成までを自動化しています。
操作可能なCAD製品
Cadropperが操作できるCADは、現在3つです。(2022年12月時点)
- AutoCAD
- BricsCAD
- Inventor
調査中の製品もまだまだあるようなので、上の3つ以外にも使用できるCADがこれから増えていくと思います。
まとめ
様々なものが自動化していく現代において、Cadropperの登場は製造業を支える力になりそうですね。
CadropperはCADツールのみならず、Windows上の様々なツールの操作が可能なようで、他のRPA製品だと自動化できないツールでもCadropperの場合、自動化できる可能性があるそうです。
どんどん便利な世の中になりますね!