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【2025】Autodesk Fusionの勉強方法!3DCADを効率よく独学する手段も解説

機械設計や製造設計などに携わる必要があり、Autodesk Fusionの勉強を始めたい方も多いでしょう。しかし、Autodesk Fusionをどのように勉強すべきかイメージできていない人もいるはずです。

そこでこの記事では、Autodesk Fusionの操作方法・機能を効率よく理解する勉強方法についてわかりやすくまとめました。3DCADを使いこなしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

Autodesk Fusionとは?

Autodesk Fusionとは

Autodesk Fusionは、エンジニア向けのソフトウェアを提供しているAutodesk社の2D・3DCADです。製造業界などで導入することが多く、次のような目的で利用されています。

CAD 2D図面・3D図面を作図する
CAM 工作機械での加工に必要な制御プログラムなどを作成する
CAE コンピュータ上でシミュレーションを実施する
PCB プリント基板を設計・作成する

つまり、製造業に必要な一連の業務をまとめて実施できるのがAutodesk Fusionの特徴です。
Autodeskが別途提供しているCADソフト「AutoCAD」よりも、専門分野向けとして活用できます。

Autodesk FusionとFusion360の違い

Autodesk FusionとFusion360は、どちらも同じCADソフトウェアです。
以前までFusion360という名称で呼ばれていましたが、2024年1月に名称が変更され「Autodesk Fusion」で統一されました。

Autodesk Fusionで勉強すべき項目

Autodesk Fusionは製造業界などで役立つ豊富な機能が搭載されているため、その分だけ勉強すべき項目が豊富です。まずは初心者向けにAutodesk Fusionで勉強しておきたい項目をまとめました。

搭載されている機能

Fusionの勉強項目

最初に覚えるべきなのが、Autodesk Fusionにどのような機能が搭載されているかというポイントです。機能を理解しておけば「この機能はいま必要ない」「この機能を最初に勉強すべきだ」というように、自身が勉強する箇所を判断しやすくなります。

例えば、Autodesk Fusion以下に示す4つのモデリング手法を利用して、3Dモデルを作成する機能が備わっています。

  • ソリッド
  • サーフェス
  • ポリゴン
  • メッシュ

また、モデルのデザインに付随してレンダリングやアニメーションの作成が可能です。
ほかにも、構造計算などを実施する豊富なシミュレーション機能、製造工程を機能する機能など、覚えるべきことが豊富にあります。

なお、初心者(新入社員など)の場合は、Autodesk Fusionを使ってデザインを担当するのが一般的です。そのため最初は、デザイン機能を中心に学習することをおすすめします。

機能の配置

Fusionの編集ツールバー

続いて勉強しておきたいのが、機能がどこに配置されているのかというポイントです。

Autodesk Fusionは機能の種類が豊富であるため、必要な機能がどこにあるのかわからず操作に迷ってしまうことが多々あります。参考として、デザイン機能における機能の配置を以下にまとめました。

  • 新たにオブジェクトを追加したいときは「作成」
  • オブジェクトの形状を調整したいときは「修正」
  • オブジェクトのジョイントを設ける場合などは「アセンブリ」
  • 配置した3Dモデルのサイズを表示確認したい場合は「計測」

上記のほかにも、Autodesk Fusionのモデリングルールを決める機能や、モデリングを自動化する機能などがデザイン機能のなかに含まれています。事前に機能の位置を勉強しておけば、作業スピードの向上が可能です。ぜひいろんな機能をクリックして配置を覚えてみてください。

作業効率化の方法

Autodesk Fusionを利用する際にぜひ覚えておきたいのが、以下に示す作業効率化の方法です。

  • ショートカットキー
  • コマンド

まずショートカットキーは、キーボードの特定のボタンを押すことで、機能を動作できる便利な操作方法です。例えば「Ctrl+Z」をクリックすればひとつ前の作業に戻るというように、マウスに触れることなく必要な機能を使えます。

続いてコマンドは、特定の機能を呼び出す便利な機能です。
Autodesk Fusionの上側に表示されている編集ツールバーのなかに各種機能が反映されています。

Autodesk Fusionを勉強する方法

Autodesk Fusionを自発的に勉強したい方向けに、おすすめの勉強方法を紹介します。
それぞれ勉強の手順も解説しているので、自分合う勉強スタイルを見つけてみてください。

参考書を使って勉強する

一般的な勉強方法として挙げられるのが、Autodesk Fusionのノウハウをがまとめられた参考書を購入して勉強するスタイルです。以下に動き方をまとめました。

  1. 書店やECサイトで気になる参考書を購入する
  2. 1ページ目から順番に読み進めていく
  3. 実際にAutodesk Fusionを操作しながら学習する

参考書は自分のペースで勉強を勧められるのはもちろん、勉強したいページを自分で選べるのがメリットです。Autodesk Fusionは豊富な参考書が販売されているので、まずは初心者向けのものから購入し、勉強を始めてみてください。

Webコンテンツで勉強する

Autodesk Fusionを無料で勉強したい人は、以下のようなWebコンテンツで勉強するのがおすすめです。

  • エンジニア向けツールの情報・ノウハウを配信しているWebコンテンツ
  • Autodesk Fusionの使い方を説明している動画配信サービス

例えば、本記事を掲載している「キャド研」では、Autodesk Fusionに関する使い方や操作方法といったさまざまな情報を配信しています。また、YouTubeといった動画配信サービスのなかには、公式でAutodesk Fusionの使い方に関する動画が公開されていることがあります。

コンテンツを探して勉強するというシンプルな手順で使い方を学べるので、学習費用を抑えたい人におすすめです。ただし、自分で必要な情報を見つけ出す手間がかかることに注意しなければなりません。

もしWebコンテンツでAutodesk Fusionを勉強してみたいなら、以下の記事を活用してみてください。

【2024】初心者OKのAutodesk Fusionの使い方まとめ!操作やコマンドなどを詳しく解説

Autodeskの日本語マニュアルを活用する

Autodesk Fusionは、Autodeskが公式で提供している日本語マニュアルを使って勉強できます。
マニュアルには基本操作といった入門的な話などがまとめられており、初歩的な機能や一連の使い方の流れを勉強できるのが魅力です。参考としていかに勉強手順をまとめました。

  1. Autodeskから公式の日本語マニュアルをダウンロードする
  2. 1ページする読み進めながら使い方を学んでいく
  3. わからないところは何度も繰り返し勉強する

ただし、もともとが海外版として提供されていたマニュアルを日本語化しているため、若干の読みにくさがあることに気を付けなければなりません。PDFとして無料配布されているので、興味がある方はぜひマニュアルをダウンロードしてみてください。

Autodesk Fusionの勉強につまずいたら講座を活用しよう

Fusionセミナー講習

Autodesk Fusionを独学で勉強し始めたのは良いものの、内容を理解できない、応用できないといった問題を抱えている人も多いでしょう。もしAutodesk Fusionを効率よく勉強して業務に活用したいなら、Autodesk Fusionの基礎・応用を学べるセミナー講座に参加するのがおすすめです。

本項では、2日間という短期間でAutodesk Fusionを効率よく勉強できる「実践的に学べるAutodesk Fusionセミナー講習」の魅力を解説します。プロから基礎知識や操作方法を学びたい方は、ぜひセミナー情報をチェックしてみてください。

2日間でAutodesk Fusionのひと通りを学べる

実践的に学べるAutodesk Fusionセミナー講習」は、2日間という短期間で、Autodesk Fusionの基本・応用をまとめて勉強できるのが魅力です。未経験から3DCADを操作できるようになるのはもちろん、業務に欠かせない機能をひと通り勉強できます。

3Dモデリングはもちろん、応力解析といった分析ツールの活用など、業務に関わる一連の流れを理解したい人は、ぜひセミナー講習に参加してみてください。

ライフスタイルに合わせて参加方法を選べる

実践的に学べるAutodesk Fusionセミナー講習」は、以下に示す会場への直接参加はもちろん、オンラインで講座を受講できる「ウェビナー」、録画データを使って自己学習できる「eラーニング」という3つの方法でAutodesk Fusionを勉強できます。

  • 東京
  • 名古屋
  • 大阪
  • 福岡

他県から参加した場合には、移動費や宿泊費がかかるため必要最小限の出費でAutodesk Fusionを勉強したいなら、ウェビナー参加がおすすめです。

Autodesk Fusionの勉強期間

Fusionの勉強期間

Autodesk Fusionの勉強期間について、独学をする場合には1~3ヶ月ほどの期間が必要だと言われています。また、独学が苦手な人の場合には、さらに時間がかかるかもしれません。

対して、セミナー講習に参加すれば一連の流れを数日で勉強できます。
学んだことを繰り返し復習することですぐに業務で活用できるため、急いで勉強したい方はセミナー講習に参加してみてください。

Autodesk Fusionの勉強についてまとめ

Autodesk Fusionの勉強をして業務に活用したいと考えている人は、まず独学として勉強をスタートし、少しずつ知識を身につけていくのがおすすめです。一方で独学が苦手な人や独学につまづいてしまった人は、プロの講師からAutodesk Fusionを学べるセミナー講習に参加しましょう。

効率よく勉強できるのはもちろん、短期間で基礎知識・応用知識を身につけられます。

Autodesk Fusion 勉強のアイキャッチ
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