今回は3DCADソフトの中でも人気のある「Fusion 360」使い方について詳しく解説します。
モデリングの様子をまとめていますので、この記事を見ながら実際に動かしてみて操作感を掴んでいきましょう!
その前に「Fusion 360」とは一体どんなソフトウェアなのか、概要をご紹介します。
Fusion 360とは何?
3DCADのモデリング機能に加えて、3DCAMやレンダリング、アセンブリ、2次元図面などの機能が搭載されています。
商用利用の場合は有料ですが、年間71,500円と導入しやすい価格設定となっています。
また、有料ライセンス版は無料ライセンス版と違い、機能に制限なく使用することができます。
Fusion 360についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
Fusion 360をダウンロードしよう
Fusion 360のダウンロードはこちらからできます。
(「ライセンスの種類」から「無料試用版ライセンス」をご選択ください。)
Fusion 360の準備ができたら、早速使い方を学んでいきましょう!
汽車を作ってFusion 360の使い方を学ぼう
それでは実際にFusion 360を使って汽車のモデリングをしてみましょう。
このモデリングで学習できるスキルは以下です。
- 線の描き方(直線)
- 形状の作り方(押し出し、円柱)
- 形状の編集方法(プレス・プル、フィレット)
基本の使い方となる部分ですので、順を追って学習していきましょう!
ステップ1:タイヤを配置しよう
まずは、汽車のタイヤ部分を作成していきます。
[作成] – [円柱]で配置する平面を選択します。直径「15mm」長さ「35mm」の円柱を配置します。
ポイント円柱の大きさは矢印をドラッグしても指定できます。
ブラウザから、[ボディ] – [ボディ1]を右クリックし、[コピー]します。
画面上で右クリックし、[貼り付け]で貼り付けます。
矢印をドラッグして、「50mm」移動します。
これでタイヤ部分を作成することができました。
続いては、汽車の車体部分をモデリングしていきます。
ステップ2:車体を作成しよう
[スケッチ] – [線分]で線を書く平面を選択します。下書き線を描いて、[スケッチを停止]します。
ポイント「線分」コマンドはポイントをクリックしながら作成します。
ポイント「操作」を<結合>に設定しないと形状が作成できません。
人が乗る場所の下書き線を描いて、[スケッチを停止]します。
ポイント「操作」を<切り取り>に設定することで形状をカットできます。
汽車の胴体を作成します。「操作」を<結合>に設定します。
ポイント「操作」を<結合>に設定しないと形状が作成できません。
煙突を作成します。「操作」を<結合>に設定します。
煙突ができて汽車らしくなりましたね!
このままでも良いと思うかもしれませんが、「気になる部分があって修正したい」ときには形状を編集する必要があります。
この汽車を使った編集方法をご紹介します。
ステップ3:形状を編集しよう
先ほど作成した煙突をもう少し長くしてみます。
[修正] – [プレス/プル]で煙突を上に伸ばします。
次に、車輪が少し小さい気がするので大きさを直します。
[修正] – [プレス/プル]で車輪を大きくします。
修正前よりもぐっと格好良くなりました!
これで汽車の完成です! みなさんも上手にモデリングできましたか?
今回の汽車のモデリングでは基本的な操作を学習しましたが、Fusion 360では様々な機能を使ってさらに複雑なモデルを作ることができます。
最後に、スキルアップを目指すための、Fusion 360の勉強方法についてご紹介しますね!
さらにスキルを身につけよう! おすすめの勉強方法をご紹介
Fusion 360を学ぶ方法はたくさんありますが、以下ではおすすめの勉強方法を大きく3つに分けてご紹介します。
Fusion 360のおすすめの勉強方法 目次
Fusion 360を学ぶ方法その1:インターネット上の情報を見る
Fusion 360に関しては、インターネット上のサイトやSNSなどで、有志によるチュートリアルが公開されています。
動画にしてまとめている方もいるので、Youtube等で「Fusion 360」と一度検索してみると良いでしょう。
他のユーザーによる過去の質問を見ることもできるので、つまずいた点をチェックしてみるのにも便利ですよ。
Fusion360のコミュニティフォーラムはこちら
学びたいことによっては情報が少ないものもありますが、手軽さで言えばインターネットが一番学びやすいと言えるのではないでしょうか。
もちろん、インターネット上の情報に抵抗がある方や、「アナログな勉強方法が好き!」という方もいらっしゃると思います。
アナログ派の方には以下の方法がおすすめです。
Fusion 360を学ぶ方法その2:書籍を利用する
Fusion 360の操作方法を学ぶことができる書籍が出版されています。
おすすめの書籍を以下でご紹介します。
Fusion 360操作ガイド ベーシック編 2023年版
3DCAD「Fusion 360」の操作ガイドのベーシック編。
楽しい題材を基に、基本的な機能や3Dデータを作成する際の考え方の解説がされています。
これから「Fusion 360」を使い始めるという方にぴったりの一冊です。
Fusion 360操作ガイド アドバンス編 2023年版
3DCAD「Fusion 360」の操作ガイドのアドバンス編。
ベーシック編で学んだ内容を応用し、より複雑な形状のモデリング、有機的な形のモデリングなどを学習することができる内容となっています。
Fusion 360を学ぶ方法その3:セミナーを受講する
「CADを学んでみたい」「操作してみてもよく分からない」「ひとりで習得するのは不安がある」など、Fusion 360を誰かに教わる環境が欲しいという方は、セミナーがおすすめです。
Fusion 360 3DCAD入門セミナー
2日間のセミナー。
3DCAD未経験者でも安心して受講できるカリキュラムが組まれています。
短期間で集中して身につけたい方にぴったりのセミナーです。
申し込み後、1年間いつでもどこでも視聴可能なeラーニング版もあります。
セミナーの日程が合わない方や、マイペースに進めたい方はeラーニングを選んでみると良さそうですね。
到達目標 |
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受講スタイル | 会場受講 / ライブウェビナー / eラーニング |
料金(税込) | 会場受講:30,800円 ライブウェビナー:30,800円 eラーニング:27,500円 |
URL | https://3d-printer-house.com/3dcad-campus/ |
実際にどんなセミナーなのか気になる方は、こちらの記事で紹介していますのでぜひ参考にしてみてださい!
初めてでも分かる!Fusion 360の使い方まとめ!操作やコマンドなどを詳しく解説 まとめ
Fusion 360は個人のユーザーにもプロのユーザーにも、とてもお得に3Dモデリングを楽しめる3DCADです。
3Dモデリングをこれから仕事に生かしたい人、3Dプリンターでオリジナルグッズを作りたい人、ひたすら3DCADで遊びたい人には、ぜひ使っていただきたい3DCADソフトです。
初めてFusion 360を使うという方は、まずはこの記事でご紹介した汽車のモデリングから挑戦してみてはいかがでしょうか。
そして、記事の後半でご紹介した勉強方法を参考にして、さらなるスキルアップを目指してください。
おすすめは短期間でスキルを身につけることができるセミナー受講です!
