デスクトップ3Dプリンターで作成したものはプラスチックでできているため、どうしても壊れやすかったりします。
製造業の方で試作品を作るときに、もう少し強度があるものができたらプチ量産もできるのに、と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方の強い味方の最新最強の3Dプリンターを見学しに、新しくなった日本3Dプリンターさんのショールームにお邪魔しましたので、そのレポートをします。
日本3Dプリンターショールーム
ショールームはモノクロ基調で、すごくおしゃれです。
(写真だとちょっと伝わりづらいかも…涙)
たくさんの3Dプリンターが並んでいますね!
最新最強の3Dプリンターとご対面
今回一番驚いたのがこちら。
アメリカのMarkforgedという会社が作っている最新最強の3Dプリンターです。
何の変哲もないレバー部品ですが・・・
力を入れても全くおれません!!
というのも、カーボン素材を繊維のまま造形をしているので、強度がなんとABSの23倍!
アルミニウムよりも高い強度対重量比を実現しています。
これだけの強度があれば、自動車とかバイクの部品とか、工場でも使えてしまいそうですね!
そして、この精度! 積層痕もほとんど見えません。
普通に世の中にある製品かと思うほどの精度です。
しかも後加工は全くしていないというから驚きです。
黒い部分(オニキス=カーボンとナイロンの合成樹脂)も白い部分(ナイロン)も、どちらもMarkforged 社の3Dプリンターで出力されたものです。
Mark Two
こちらの機械がMark Two。
カーボンファイバーでの造形を世界で初めて可能にした3Dプリンターです。
250万円程度で購入できます。最大造形サイズは320×132×154mm。
Mark X7
そしてこちらの機械がMark X7。
1,000万円くらいだそうです。
最大造形サイズは330×270×200mmで、Mark Twoよりさらに細かな積層ピッチに対応しています。
このときMark X7に設置されていたフィラメントは100%カーボン材料で、なんと1個6万円します。
下を開けると乾燥ボックスが収納されていました。
ナイロンのような湿度に弱いフィラメントをここにしまっておきます。
オフィスに置けて、アルミに匹敵する強度の高い部品が簡単に造形できるなんて夢のようですね!
最新最強の3Dプリンターの詳細
製品の詳しい説明は、Fabmart(ファブマート)の特設紹介サイトをご覧ください!
見積依頼だけでなく、実機見学のお問い合わせも受け付けてます!
【追記】 この記事から数ヶ月後、改めてMarkforgedの話を詳しくうかがうことができました!
マークフォージドが製造現場を変える?!造形技術を徹底紹介
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