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【2025】おすすめのITパスポート研修6選!学べることから選び方までを解説

ITパスポートは、情報処理技術者試験の中でも入門的な国家資格で、ITリテラシーを証明する資格として注目されています。

とはいえ、「どこで学べばいいの?」「研修の内容はどれも同じ?」と疑問に思う方も多いはず。

この記事では、ITパスポート研修で学べる内容や選び方、おすすめの研修を6つ厳選して紹介します。あなたに合った研修を見つけて、効率的に合格を目指しましょう。

ITパスポートとは

ITパスポート試験は、ITの基礎知識を広く問う国家試験です。試験範囲は、単なる情報技術の知識にとどまらず、経営戦略や財務会計、マーケティング、プロジェクトマネジメント、セキュリティ、法務といったビジネス全般に関わる幅広いテーマを網羅しています。

ITパスポート試験の大きな特長は特定の職種や業界に限定されないことです。エンジニアはもちろんのこと、営業職や総務、経理、事務職などの非IT部門の方にとっても、ITリテラシーを高めるきっかけとなる資格です。

実際、ITパスポートを取得することで、社内外でのやり取りがスムーズになり、IT関連の施策や会議においても積極的に発言・参加できるようになるといったメリットが得られます。

現代社会はあらゆるビジネスシーンでITと密接につながっており、いわばITは共通言語と言える存在です。そのため、ITパスポート試験に合格することはキャリアアップや転職市場でのアピールにも直結します。

今後のデジタル社会においてキャリアの幅を広げるためにも、ITパスポートは非常に有用な第一歩と言えるでしょう。

ITパスポートの研修で学べること

ITパスポートの研修で学べること

ITパスポートの研修では、試験範囲の知識を体系的に学べるようカリキュラムが構成されています。内容は初学者にも理解しやすいよう段階的に進められ、実務に役立つように工夫されているのが特徴です。主に以下の3分野を学習します。

ストラテジ系

経営戦略、会計、法務など、ビジネス全体を俯瞰できる視点が求められます。経営者の視点や企業活動の仕組みを理解するうえで欠かせない知識です。

マネジメント系

プロジェクトマネジメント、開発技法、サービスマネジメントなど、業務を効率的に進めるための技法や、マネジメントスキルを体系的に学ぶことができます。

テクノロジ系

ITの基礎理論、ネットワーク、セキュリティ、データベースなど、実務でもよく使われるITの基本要素を学ぶことで、技術者とのコミュニケーション力も向上します。

テクノロジ系の例題解説

以下は「ITパスポート試験 令和7年度分」問78の例題解説です。

ITパスポート試験 令和7年度分 問78の例題解説画像

引用:ITパスポート試験 令和7年度分

この問題は、手続 calcMod3() の処理を追って、最終的に totalValue にどの値が入るかを求めます。

手続 calcMod3() の処理概要は以下の通りです。

  1. totalValue を0に初期化
  2. i を1から7まで1ずつ増やしながら繰り返す
  3. i を3で割った余りが0のときに限り、totalValue にiを加算
  4. 最後に totalValue を出力

このタイプの問題は、以下のように変数を全て表に整理するとわかりやすいです。

iの値 i ÷ 3 の余り 条件を満たすか totalValueに加算されるか totalValueの値
1 1 0
2 2 0
3 0 加算(0 + 3) 3
4 1 3
5 2 3
6 0 加算(3 + 6) 9
7 1 9

したがって、答えはエの9となります。

テクノロジ系の問題は苦手な方が多いため、研修に参加して考え方や問題の解き方や勉強方法を学ぶことは合格への近道となります。

また、ITパスポートのテクノロジ系の勉強方法はこちらの記事でも紹介されています。

【2025】苦手な人が多いITパスポートテクノロジ系を攻略!絶対合格を目指すおすすめ勉強方法

ITパスポートの研修を選ぶポイント

ITパスポートの研修 選び方のポイント画像

数多くの研修がある中で、どれを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。研修ごとに特徴や対象者、学習スタイルが異なるため、目的やライフスタイルに応じて最適な講座を選ぶことが重要です。以下の観点を押さえると、より自分に合った研修を見つけやすくなります。

  1. 学習スタイル
  2. サポート体制
  3. 受講対象者

①学習スタイル

個人の学習スタイルに合った研修を選ぶことが重要です。

通学型の研修は、講師や受講生と直接顔を合わせて学べるため集中しやすく、質問のハードルも低いです。対面でのやりとりを重視したい方には最適です。

オンライン型の研修は、パソコンやスマートフォンを使って場所や時間に縛られずに学習できる形式。仕事や育児と両立したい方に人気があります。録画視聴やライブ授業が用意されているケースも。

通信講座型の研修は、教材が郵送またはダウンロードされ、テキストを中心に自学自習を進めるスタイル。ネット環境がない方や、自分のペースでじっくり進めたい人に向いています。

②サポート体制

質問対応や進捗を管理してくれるサポート体制は研修を選ぶうえで大切なポイントです。

模擬試験や過去問演習が充実している研修は、試験本番の実力アップに直結します。解説のわかりやすさも重要な選定基準です。

③受講対象者

初心者向けに基礎から丁寧に教えてくれる研修もあれば、ある程度IT知識がある人向けに、短期間で合格を目指す集中講座型の研修もあります。

自身のレベルや目的に合った研修を選ぶことが重要です。

自分の現在地とゴールに合わせて、適切な難易度と進行スピードの研修を選ぶことが、学習の継続とモチベーション維持に繋がります。

また、ITパスポート試験の勉強だけでなく基礎から理解したいという方は、以下の記事も参考になります。

【2025】ITの基礎知識をわかりやすく解説!パソコンの前提知識や押さえておきたいスキルも紹介

ITパスポートのおすすめ研修6選

以下に、厳選したITパスポート試験におすすめの研修をご紹介します。

研修名 形式 特長
インソース 通学/通信講座併用 実務に直結したビジネス視点の内容が特徴
インターネットアカデミー 集合研修/eラーニング併用 初心者でもわかりやすいカリキュラム
産業能率大学 通信講座 テキストと問題集でじっくり学べる構成
ProSeeds eラーニング 社会人向けに設計された時短学習型
アイテック オンライン講義+テキスト アウトプット中心で演習が豊富
マナビDX オンライン講座 時短型で基本を押さえるのに最適

インソース「ITパスポート試験対策研修(2日間) 通信教育セット」

インソース ITパスポート試験対策研修(2日間)通信教育セット

引用:インソース

全階層の社会人を対象としたハイブリッド型の研修です。最初の2日間は対面講義で体系的に学習し、その後はユーキャンの通信講座で自己学習を行う構成です。CBT形式の模擬試験や復習教材も充実しており、確実な試験合格をサポートします。

本研修には、以下のような特長があります。

  • IT初学者から全職種に対応
  • 試験本番と同様のCBT形式模試を実施
  • 実践感覚を養いながら理解度チェックが可能

多様な受講スタイルやレベルに対応しており、初めてITを学ぶ方にも安心。模擬試験による反復学習で、実力を着実に高めることができます。

インターネットアカデミー「ITパスポート研修」

インターネットアカデミー ITパスポート研修の画像

引用:インターネットアカデミー

幅広い分野を網羅しITパスポート合格と実務力の向上を目指せる研修です。受講形式はeラーニング、集合研修、講師派遣など多様で、企業ニーズに応じたカスタマイズも可能です。

本研修には、以下のような特長があります。

  • 非IT職や新入社員にも適した設計
  • 演習や予想問題を交えた構成
  • DXや業務改革に役立つIT基礎力が習得可能

実務に直結するスキルを基礎から学べる構成で、職種問わず多くのビジネスパーソンに適しています。

産業能率大学 総合研究所「ITパスポート試験対策」

産業能率大学 総合研究所ITパスポート試験対策研修画像

引用:産業能率大学 総合研究所

国家資格「ITパスポート試験」の合格を目指すために設計された通信講座の研修です。テキスト1冊と3冊の問題集に加え、Webテストと実力テストを通じて、バランスよく知識を習得できます。初心者でも取り組みやすく、忙しい社会人でも学習しやすいカリキュラムが魅力です。

本研修には、以下のような特長があります。

  • 情報技術に関する基礎知識が習得可能
  • Web専用の実力テストあり
  • 任意提出の添削課題で学習効果を可視化

自分の理解度を確認しながら学べるため、初心者でも安心して取り組める構成です。

ProSeeds「ITパスポート試験対策講座」

eラーニングのプロシーズ ITパスポート試験対策講座 研修画像

引用:ProSeeds

IT初心者にもわかりやすい講義構成で、社会人が身につけるべきIT・経営・法務の基礎知識を短時間で学べるeラーニング講座の研修です。図解やアニメーションを利用し、専門用語も具体例を交えて丁寧に解説されているため、飽きずに学び続けることができます。

本研修には、以下のような特長があります。

  • アニメーションや効果音を交えた飽きにくい授業設計
  • 学習サイクルにより使える知識を定着
  • テレワークやスキマ時間にも対応しやすい柔軟な構成

視覚的・聴覚的な工夫で飽きにくく、実務にも活かせる学習が可能。自分のペースで学びたい社会人に特におすすめです。

アイテック「ITパスポート スタンダードコース」

アイテック ITパスポート スタンダードコースの研修画像

引用:アイテック

IT教育40年の実績を活かしたインプットとアウトプットを効率よく行える構成が特徴の研修です。本研修では、書籍・eラーニング・総まとめテストを組み合わせ、短期間で試験範囲を網羅。問題演習と繰り返し学習で知識を確実に定着させることができます。

本研修には、以下のような特長があります。

  • 書籍・eラーニング・模試を活用
  • 忙しい社会人に適した柔軟な学習スタイル
  • 経験豊富な講師による質問対応

インプットとアウトプットの両面から学習を支え、短期間での合格を目指せます。

マナビDX「ITパスポート試験研修」

マナビDX ITパスポート試験研修画像

引用:マナビDX

キャリアアップや業務効率化を目指す人にとって、ITリテラシーを高める最初のステップとして最適な研修です。ITパスポート試験対策に必要な基礎知識を、手軽に体系的に学ぶことができます。

本研修には、以下のような特長があります。

  • 新入社員・事務職・営業職・学生など幅広く対応

  • ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の試験範囲を網羅

  • キャリア形成やDX推進の基盤となるITリテラシーを習得可能

多様な立場の学習者にとって、実務にも活かせる内容が整っています。

ITパスポートの勉強法に関するよくある質問

ここではITパスポート試験のよくある質問についてまとめました。

ITパスポート試験は研修だけで合格できますか?
合格は可能ですが、研修内容だけではカバーしきれない問題も出題されます。そのため、過去問や模擬試験の活用が不可欠です。また、苦手分野の洗い出しや繰り返し学習も合格に近づくための重要なステップです。
ITパスポート試験に合格するにはどのくらいの学習時間が必要ですか?
一般的には180時間が目安と言われています。社会人であれば、1日1時間の学習で3ヶ月を想定するとよいでしょう。また、理解の深さや継続性が合否を分けるポイントになるため、自分に合ったペースと学習スタイルを見つけることが大切です。

ITパスポートの研修についてのまとめ

ITパスポートは、これからの時代で活躍するために身につけておきたいITに関する基礎知識です。自己学習でも合格は可能ですが、体系的に学べる研修を受講することで効率的かつ確実にスキルを身につけられます

今回紹介した6つの研修は、形式も価格帯も多様で、目的や生活スタイルに応じて選ぶことができます。ぜひ本記事を参考に自分に合った研修を見つけ、合格への第一歩を踏み出してください。

【2025】おすすめのITパスポート研修6選!学べることから選び方までを解説
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