「Autodesk製品の使い方が学べるおすすめセミナーは?」「何を基準にセミナーを選べばいいかわからない」と言う方も多いでしょう。Autodeskの製品はさまざまで、ソフトに応じてセミナーが開催されています。
しかし、セミナーごとに対象レベルや学べる内容、料金などが異なるため、自分に合わないセミナーを選んでしまうと思ったようにスキルが身につかないケースも少なくありません。そこで本記事では、Autodeskセミナーの概要をはじめ、選び方やおすすめのセミナーをわかりやすく解説します。
Autodeskの製品が学べるセミナーとは?
Autodeskセミナーとは、AutoCADやRevit、Fusionなどの設計・開発ソフトを効率的に使いこなすための知識やスキルを体系的に学べるセミナーのことです。実際の図面作成や3Dモデリングを通じて、現場でそのまま活かせる実践的な内容が中心となっています。
また、セミナーは開催する企業によって異なりますが、受講スタイルも多様で、対面形式だけでなくオンラインやオンデマンド講座も選べるため、自分のスキルレベルや学習環境に応じて柔軟に選択できる点も特徴です。
Autodesk製品・ソフトの種類
Autodeskは、建設・製造・エンタメなど幅広い業界に向けて設計ソフトを提供しており、それぞれの業務に最適化されたツールが揃っている点が特徴です。以下はAutodeskが提供する主要な製品と概要です。
| 製品名 | 業界・分野 | 特徴 |
|---|---|---|
| AutoCAD | 汎用設計・2D | 世界的に利用されている設計・製図ソフト。建築・土木・機械など幅広く対応 |
| Autodesk Fusion | 製造・建設 | 3D CAD/CAM/CAEを統合し、設計から製造まで一貫対応 |
| Revit | 建築・建設 | 建築・構造・設備を統合管理できるBIMソフト。3Dと情報を連携 |
| Inventor | 製造・機械 | 高度な機械設計やシミュレーションに対応した3D CAD |
| Civil | 土木・インフラ | 道路・造成などの土木設計に特化したソフト |
| 3ds Max/Maya | CG・アニメーション | 映画・ゲームなどの3DCG制作に使用されるプロ向けツール |
| Navisworks | 施工管理・連携 | 複数ソフトのデータ統合や干渉チェック、工程管理に活用 |
Autodesk製品はサブスクリプション形式で提供されており、常に最新機能を利用できます。また、複数のソフトをセットで導入する企業も増えており、個別スキルだけでなくツールの連携が求められています。こうした背景から、Autodeskセミナーでは単一ソフトの操作習得だけでなく、業務全体の効率化やDXを見据えた学習が重要になっています。
Autodeskセミナーの費用相場
Autodeskセミナーの費用は一律ではなく、学習内容の難易度や受講スタイルによって変動します。例えば、AutoCADの基礎操作を学ぶAutodeskセミナーと、RevitやFusionを使った高度な設計・解析を扱うセミナーでは、求められる講師の専門性やカリキュラムが異なるため、価格帯にも差が生まれます。以下は形式別の主な費用相場です。
| 受講形式 | 費用相場 | 特徴 |
|---|---|---|
| 対面・ハンズオン | 30,000円〜150,000円/人 | 講師が直接指導し、その場でフィードバックを受けられるため理解度が高い |
| ライブウェビナー | 10,000円〜80,000円/人 | オンラインで受講可能。リアルタイムで質問でき、場所を選ばない |
| eラーニング | 10,000円〜50,000円/人 | 自分のペースで学習可能。繰り返し視聴できるがサポート体制に差がある |
このように、Autodeskセミナーは受講形式ごとに特徴と価格帯が分かれています。短期間で確実にスキルを身につけたい場合は対面型のAutodeskセミナーが適しており、コストを抑えつつ基礎を学びたい場合はeラーニングがおすすめです。
一方で、バランスよく学びたい場合にはライブウェビナー型のAutodeskセミナーも選択肢となります。重要なのは「価格の安さ」ではなく、「自分の学習目的に対して最適な形式かどうか」で判断することです。
以下の記事では、Autodesk製品一覧などを紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
Autodesk製品が学べるセミナーの失敗しない選び方

おすすめのAutodeskセミナーを紹介する前にセミナーの選び方について紹介します。
- 学習したいソフトであるか
- カリキュラムが実務ワークフローか
- 講師が設計や現場のプロであるか
①学習したいソフトであるか
Autodeskセミナーを選ぶは、自分が習得したいソフトに対応しているかどうかです。先述した通りAutodeskはAutoCAD・Revit・Fusionなど用途ごとに役割が異なるため、自分の使用するソフトと異なるセミナーを選んでも学習効果は薄いでしょう。
例えば、建築設計をしたいのに機械設計向けのセミナーを受けても実務には直結しません。Autodeskセミナーは名称が似ていても内容が異なるケースが多いため、「何を作れるようになりたいのか」を明確にしたうえで選ぶことが重要です。
②カリキュラムが実務ワークフローか
Autodeskセミナーを選ぶ際は、機能説明ではなく、実務の流れに沿ったカリキュラムかどうかを確認する必要があります。実務では、
- 1.図面作成
- 2.修正
- 3.共有
といった一連のプロセスが重要であり、操作だけを学んでも現場では活かしづらいケースが多いです。優れたAutodeskセミナーでは、実際の案件を想定した課題や演習を通じて、作業の流れ全体を体験できる構成になっています。こうしたセミナーを選ぶことで、学んだ内容をそのまま業務に応用できるため、習得スピードと実用性が向上します。
③講師が設計や現場のプロであるか
Autodeskセミナーの質を左右するのが講師の実務経験です。ソフトの操作を知っているだけの講師と、実際に設計や現場で活用している講師では、提供できる知識の深さが異なります。実務経験がある講師のAutodeskセミナーでは、効率的な操作方法や現場でよくあるトラブルへの対処法など、実践的なノウハウを学べるのが特徴です。
また、なぜその操作が必要なのかという背景まで理解できるため、応用力も身につきやすくなります。スキルを本当に活かしたい場合は、講師の経歴や実績も必ず確認しましょう。
Autodesk製品が学べるおすすめセミナー5選

ここからは実際にAutodeskが提供しているソフトごとにおすすめのセミナーを紹介します。
| セミナー名 | 運営元 | 学べるソフト | 特徴 |
|---|---|---|---|
| AutoCAD基礎セミナー講習 | GETT Proskill | AutoCAD | 図面作成の基礎から実務レベルの操作まで習得できる |
| Autodesk Fusionセミナー講習 | GETT Proskill | Autodesk Fusion | 設計から解析・製造まで一貫して学べる |
| Autodesk Revitセミナー講習 | GETT Proskill | Revit | BIM設計の基礎から建物全体のモデリングまで学べる |
| Maya スタートアップ トレーニング | 株式会社ボーンデジタル | Maya | 3DCG制作の一連の工程を体験しながら学べるクリエイティブ特化 |
| 3ds Maxコース | 大塚商会 | 3ds Max | 建築・製造向けの高品質なCG表現スキルを習得できる |
①AutoCAD基礎セミナー講習|AutoCAD
AutoCAD基礎セミナー講習は、短期間で実務レベルまで引き上げることを目的に設計されている点が特徴です。画面操作や基本作図から編集、注釈、レイアウト設定まで一通り学べるため、未経験者でも体系的にスキルを習得できる構成になっています。単なる機能説明ではなく、実際の図面作成を想定した演習が中心となっているため、受講後すぐに業務で活用できる点も強みです。
短期集中でスキルを習得しつつ、継続的に学べる仕組みが整っていることから、初心者から実務レベルを目指す人まで幅広く対応できるAutodeskセミナーといえるでしょう。
| セミナー名 | AutoCAD基礎セミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
②Autodesk Fusionセミナー講習|Autodesk Fusion

Autodesk Fusionセミナー講習は、短期間で3DCADスキルを実務レベルまで引き上げることを目的とした実践型のAutodeskセミナーです。短期間ですが、モデリング・図面化・解析・アセンブリ設計まで一連の流れを体系的に学べる点が特徴です。単なる操作説明ではなく、実際の製品設計を想定した演習が組み込まれているため、設計変更やデータ管理といった現場で必要なスキルを具体的に習得できます。
また、このAutodeskセミナーは講義後に復習できる教材が用意されているため、理解の定着までしっかりとカバーされています。Autodesk公認の修了証が発行され、スキル証明として活用できる点も魅力の1つです。
| セミナー名 | Autodesk Fusionセミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 45,100円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
③Autodesk Revitセミナー講習|Revit

Autodesk Revitセミナー講習は、BIMの基礎から実務レベルの設計スキルまでを短期間で習得できる実践型のAutodeskセミナーです。平面図の作成やファミリ作成、建物全体のモデリング、レンダリングや図面化までを体系的に学べる点が特徴です。単なる操作習得ではなく、「設計業務でどう使うか」という視点で構成されているため、受講後すぐに実務へ応用しやすい内容となっています。
また、このAutodeskセミナーは未経験者にも対応しており、BIMの基本概念から丁寧に学べるため、初めてRevitに触れる人でも安心して受講できます。設計の効率化やDX推進を目指す企業・個人に、実践力を短期間で高められるAutodeskセミナーといえるでしょう。
| セミナー名 | Autodesk Revitセミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 45,100円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
④Maya スタートアップ トレーニング|Maya

出典:株式会社ボーンデジタル
Maya スタートアップ トレーニングは、3DCG制作の基礎から一連の制作プロセスまでを体系的に学べる実践重視のAutodeskセミナーです。モデリング・質感設定・ライティング・アニメーション・レンダリングまでを段階的に習得し、最終的にショートムービー制作を通じてアウトプットまで経験できます。
単なるツール操作にとどまらず、3DCGの基本概念を理解しながら進めるため、初心者でもスムーズにスキルを身につけられます。また、このAutodeskセミナーは企業単位で実施されるケースが多く、受講者のレベルや業務内容に合わせて内容を調整できる柔軟性も魅力です。
⑤3ds Maxコース|3ds Max

出典:大塚商会
3ds Maxセミナーは、CG制作をこれから始める初心者でも基礎から体系的にスキルを習得できる実践型のAutodeskのセミナーです。ユーザーインターフェースの理解から、建築パースや製造業のビジュアライゼーションに必要な機能を段階的に学べる点が特徴です。単なる操作習得にとどまらず、「どのように見せるか」という表現力まで身につけられるため、プレゼンテーション品質の向上にも直結します。
また、このAutodeskセミナーは認定トレーニングセンターの講師が指導するため、実務で活かせるノウハウを学べる点も強みです。CG制作スキルを基礎からしっかり習得し、業務に活かしたい人に適したAutodeskセミナーといえるでしょう。
ここまでAutodesk製品ごとにおすすめのセミナーを紹介しましたが、初心者の方がまず学習するならAutoCADがおすすめです。なぜなら、AutoCADは世界的にも高いシェアを誇るだけでなく、汎用性が高いためです。以下の記事ではAutoCADの導入方法から使い方まで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
Autodesk製品が学べるセミナーを効果的に受講する方法

最後にAutodesk製品のセミナーを効果的に受講する方法を2つ紹介します。
- 事前に最低限の基礎知識を入れる
- 操作は丸暗記ではなく構造を理解する
①事前に最低限の基礎知識を入れる
Autodeskソフトのセミナーを最大限活かすためには、受講前に基本的な知識に触れておきましょう。例えば、AutoCADやRevitなどの画面構成や基本用語をあらかじめ理解しておくだけでも、セミナー中の理解度は変わります。
予備知識がない状態だと、講師の説明についていくことに集中してしまい、本来習得すべき操作や考え方の理解が浅くなりがちです。一方、事前に軽く触れておくことで、Autodeskのセミナーでは「なぜその操作をするのか」という本質的な理解に時間を使えるようになります。
②操作は丸暗記ではなく構造を理解する
Autodesk製品のセミナーでは多くの操作方法を学びますが、手順をそのまま覚えるだけでは応用が効きません。重要なのは「どの機能が何の役割を持っているのか」という構造を理解することです。
例えば、モデリングや図面作成においても、コマンドの意味や仕組みを理解していれば、異なる場面でも柔軟に対応できます。Autodeskのセミナーは実務を想定した内容が多いため、操作の背景にある考え方まで意識して学ぶことが、スキルを使いこなすうえで必須です。
Autodeskの製品が学べるセミナーについてのまとめ
AutodeskはAutoCAD・Revit・Fusionなど用途ごとに役割が異なるため、自分の目的に合ったセミナーを選びましょう。また、Autodeskセミナーは単なる操作習得ではなく、実務で活用できるワークフロー理解まで踏み込んで学べる点が魅力です。
事前学習や復習といった受講方法を工夫することで、習得スピードと定着率は変わります。自分に最適なAutodeskセミナーを選び、実務に直結するスキルを効率よく身につけましょう。