E資格はG検定と比べて専門性が高く、難易度が高い内容が問われるので、事前にプロによる研修を受けて受験するのがおすすめです。
そこで今回は、おすすめのE資格研修や研修の選び方のポイントについて解説します。
E資格の研修を受けたり、社内で検討したいけど何があるのか分からない人はぜひ参考にしてください。
E資格の研修を選ぶポイント
E資格の研修には選択肢がたくさんあります。そのため、どれを受けるべきか悩む人は多いでしょう。
ここでは、E資格の研修の選び方のポイントを紹介します。
JDLA認定プログラムであるかどうか
まずE資格の受験資格を得るは、試験日までの2年以内にJDLA認定プログラムを受講する必要があります。E資格の研修は数万円単位の高価なものが多いです。そのため、まずはJDLA認定プログラムを選び、内容を理解しきれなかったらJDLA認定外のプログラムを検討してください。
受講費用
E資格の受講費用は手軽に支払えるものではありません。そのため、ある程度事前に予算を決めたうえで受講するのが良いでしょう。しかし、受講費用が安いものだと解説が簡潔すぎてわかりにくいと感じることもあるでしょう。そのため、特にAIに関する実務経験が浅かったり、AIについて学ぶのが初めてだったりする人は多少奮発してでも受講費用が高めでフォローが手厚いものを選ぶのがおすすめです。
ちなみに高額な講座の中には「リスキル講座（第四次産業革命スキル習得講座）認定制度」の対象となっているものも多数あります。この場合一度受講費用を全額支払う必要がありますが、そのうち最大7割が戻ってくるので、「リスキル講座（第四次産業革命スキル習得講座）認定制度」を検討してみるのも良いでしょう。
フォロー体制
どれくらいのサポートが受けられるのかも研修選びの際に必ず確認しましょう。E資格の研修にはオンライン講義でテキストを軽く確認するだけの講義もありますし、いつでも講師に質問できるフォローが手厚い講義もあります。
ある程度AIに関する知識や実務経験がある中で資格に挑戦したい人ならフォローが少ないものでも問題ないでしょう。それに対してAI開発の経験がない人はエンジニアなどからのフォローが受けられる方が安心でしょう。このように自分のAIに関する知識に合わせたフォローが受けられる研修を選んでください。
受講スタイル
オンラインか対面かもE資格の研修選びでは重要です。E資格の受験者の大半は社会人でしょう。やはり社会人は働きながらE資格の勉強を進めることとなるので、時間の都合上オンライン受講になりがちです。オンライン受講の中でもリアルタイムで受講できるものと講義の映像をいつでも視聴できるタイプに分かれ、リアルタイムはその場でチャットなどを用いて質問ができるのが便利でしょう。それに対して映像をいつでも視聴できるタイプは空き時間を有効活用しやすいです。
また、対面式の場合、実際に教室で講義を受けるので、ある程度の強制力があるでしょう。教室にはE資格について学んでいる人が集まることから、勉強に対するモチベーションも維持しやすいです。このようにそれぞれメリットがあるので、自分に適した受講スタイルを選んでください。
受講期間
E資格の研修には3日間程度の短期集中型のものもあれば、契約すれば1年間はいつでも視聴可能の講義もあります。ある程度AIに対する理解があるなら短期集中型で基礎を一気に詰め込んで演習に力を入れると良いでしょう。
初心者の場合は時間をかけてゆっくり学習を進めるのがおすすめです。そのため、映像授業なら授業の映像をある程度長めの期間視聴できるものならいつでも復習ができます。社会人だと仕事との兼ね合いもあるので、確実に合格を目指せるかつ仕事と勉強を両立できる無理のないスケジュールの研修を選びましょう。
その他の選び方に関しては下記記事でも解説しています。
E資格のおすすめ研修5選！
E資格の研修は企業や大学によって内容が異なります。そのため、それぞれの研修の内容を理解し、自分の需要に合ったものを選ぶことが大切です。
それではAIに優れたスタッフが選ぶE資格のおすすめ研修を紹介します。
1.Proskilll「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」
Proskilllでは様々なAI関連のセミナーを開講しており、E資格対策ディープラーニング短期集中講座では4日間でE資格合格レベルの知識を身につけられます。
受講スタイルは対面・ウェビナー・Eラーニングの3種類から好きなスタイルを選べるので、遠方に住んでいる人も安心。セミナーのスケジュールは2日間で基礎固めをし、3日目で応用、そして4日目に演習という内容です。
かなり詰め込んだスケジュールですが、修了率は99％以上で初心者でも取り組める内容になっています。E資格合格後には転職サポートも用意されており、AIエンジニアなどAI関連職を目指したい人にもおすすめです。
2.株式会社AVILEN「全人類がわかるE資格講座」
Eラーニング形式でお手頃価格で受講できるのが株式会社AVILENの「全人類がわかるE資格講座」です。10万円以内とお手頃価格でありながら学習サポート期間は半年間、教材の閲覧期間は1年間と長めで、じっくり時間をかけて学習に取り組めます。コスパ重視で講座を探している人におすすめです。
3.キカガク「AI人材長期育成コース」
キカガクはG検定・E資格関連講座を多く開講しており、知名度のある企業です。中でもAI人材長期育成コースは高額ではあるものの、半年間の講義の中で基礎からAIについて学べるカリキュラムが組まれており、その一環としてE資格対策も用意されています。一切プログラミングの経験がない人が自力でPythonやAIを用いたWebアプリケーションを開発できるようになるまでを目指すコースなので、未経験からAI関連職への転職を目指す際に役立つでしょう。
4.株式会社 zero to one「機械学習オンライン／ディープラーニングオンライン」
特に空き時間を有効活用して学習に取り組みたい人におすすめするのが株式会社zero to oneです。1本5分程度の動画形式の講義で構成されており、通勤時間などでも無理なく学習に取り組めます。教材→練習問題の流れを繰り返し、着実に知識を定着させられるのも魅力的な教材です。
5.AIジョブカレ「ディープラーニング講座」
こちらは高校数学やPythonの基礎ができている中級者向けのものとなりますが、自分を追い詰めてみっちり学習に取り組みたい人におすすめの講座です。毎週30時間の学習時間の確保が受講条件となっており、3ヶ月間課題に取り組むことで実務に生かせるレベルのスキルが身につきます。
E資格の研修の最安値は？
AI研究所のスタッフが調べたところ、E資格の研修の中で一番安いのは「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」であると考えました。
Eラーニングだとセール価格が76,780円（税込）で、JDLAに認定されているプログラムの研修ではとても安い値段となっています。
E資格の研修の中でも安価な講座を探している方はぜひこちらの研修を覗いてみてください。
E資格の研修を受けるメリット
それでは、E資格を学ぶのに研修を選ぶメリットについて解説していきます。
プロから専門性の高い知識を教われる
E資格の研修を受けるメリットには、専門性の高い内容をプロから教えてもらうことで知識をしっかり固めたうえで試験に臨めることが挙げられます。
G検定はAIやディープラーニングについて、基礎的な知識が問われるのに対し、E検定では技術面に関する専門的な問題が出題されます。そのため、独学では内容を理解しきれないこともあるでしょう。
そこでE資格の研修を受講することで自分の苦手分野を理解し、研修で詳しい解説を確認することで、万全の体制で試験に臨めるだけでなく、知識を定着させて実務に活かせます。
企業で受けることができる
研修はスクールや講座よりも企業やビジネスに特化しているので、企業の社員同士で研修できたり、経費にしたりすることができます。
自社のAIエンジニアをまとめて成長させたり、新人研修として使うことも可能です。
このように会社の成長として利用することもできるので、研修を選ぶのは企業やビジネスではとても良いでしょう。
E資格を研修で学んで合格しよう
E資格を受験するにあたって、必ずJDLA認定の講座や研修を受講する必要があります。
そのため、E資格の勉強には研修が必須ですが研修の内容は企業によって多種多様です。
自分の学習スタイルやレベルに合った研修を選んでE資格合格を目指しましょう。
