E資格といえば、最近注目のディープラーニングに関する資格ですが、ネットで調べると「過去問がない」ということがわかります。
今回は、E資格の過去問がない理由や、過去問のような例題を見る方法について紹介します。
E資格とは
E資格の「E」は「Engineer」の略称で、日本ディープラーニング協会(JDLA)が認定する資格で、ディープラーニングに関するエンジニアの知識を証明するための資格です。
エンジニアとして需要の高いディープラーニングのスキルの証明になるため、転職時のPRに活用できたり、合格者コミュニティでの人脈を築けたり、合格者にはさまざまなメリットがある人気の資格です。
E資格についてもっと知りたい方は下記記事も参考にしてください。
受検資格「JDLA認定プログラム」とは
E資格の受検には、「JDLA認定プログラム」の受講が必須条件となっています。
JDLA認定プログラムとは、JDLAが認定するさまざまな企業が開講するディープラーニングの講座です。シラバスの内容を網羅しているかなどを審査して認定しているため、JDLA認定プログラムを修了することで、E資格合格のために必要な技能レベルを向上させることができます。
実際のE資格の試験問題は4択なので、プログラミングスキルなどの実技に関してはJDLA認定プログラムで習得できるように、受検資格として設定されています。
E資格の過去問が公開されていない理由
いざE資格を受験したいと思った時、大体の人は過去問を確認したくなりますよね。
しかし、E資格では過去問が公開されておらず、誰かが無断でアップしていることもありません。
それは何故なのでしょうか、理由を解説していきます。
過去問の公開が禁止されているから
E資格の過去問が公開されていないのは、単純に情報がないからというわけではなく、主催団体であるJDLAが「過去問を公開すること」を禁止事項としているためです。そのため、JDLAの公式ページだけでなく、インターネットで検索しても過去問はヒットしません。
頻繁にシラバスが変更になるから
ではなぜJDLAが過去問の公開を禁止しているかというと、「頻繁にシラバスが変更になるから」です。
ディープラーニングを取り巻く機械学習やAIの分野は技術進歩が活発で、ディープラーニングを仕事にしているエンジニアにとっては日々新たな知識を求められます。
それに伴い、E資格の試験範囲(シラバス)についても頻繁に変更になるため、数年前の過去問はかなり古い内容・スキルになっている可能性があります。
受検を志す人が、古い知識を一生懸命習得しても、受検当日にはガラッと内容が変わってしまっていたら、主催のJDLAも受検者も損してしまいますよね。
そうならないよう、E資格では例年過去問を公開していないのです。
E資格の過去問の代わりになる勉強法・問題集
E資格には過去問がありませんが、それではその代わりになる勉強法や問題集、参考書はあるのでしょうか?
1.模擬試験
E資格のシラバスは年々変更になりますが、E資格対策セミナーを開催している企業によっては、「模擬試験」を実施しているところがあります。
過去問が入手できなくとも、専門の企業であればE資格についてのノウハウや知見があるため、本番を想定した出題傾向や内容の模擬試験を実施することができます。E資格本番の前に模擬試験を受講することで、現状の合格可能性や苦手分野の把握ができるようになります。
2.G検定の例題
E資格の過去問は公開されていませんが、G検定については例題が公開されています。
E資格がエンジニア向け、G検定がビジネス向けという違いはありますが、内容としてかぶっている部分もあるため、E資格の対策としてG検定の例題を活用する人もいます。
ただし、内容が完全にはかぶっていないため、不要な分野を勉強してしまったり、逆に勉強分野が不足してしまったりする可能性もあるため、出題範囲については確認が必要です。
3.問題集
E資格は、JDLA認定プログラムのセミナー受講が必須となるため、セミナーに含まれている模擬試験や対策問題を活用する人がほとんどです。
ただ、中にはセミナー受講料を最低限に抑え、独学ベースで受講する人もいます。
そういった方向けに、E資格受検用の問題集が発売されています。
そのため、そういった市販のテキストを活用する方法もあります。
その場合、シラバス変更後の内容かどうかチェックしてから取り組むようにしましょう。
徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集
ここではE資格の勉強におすすめな問題集をいくつか紹介していきます。
「徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集」は難問も記載されたE資格の試験対策の参考本です。
基礎的な問題から難しい問題まであるので、難易度が高い問題も解けるようになりたい人はこちらの問題集がおすすめでしょう。
ゼロから作るDeep Learning
「ゼロから作るDeep Learning」はE資格を受けるためにまずディープラーニングを学ぼう、と思ったらこの本を手に取る人が多いです。
この表紙はとても有名で、AIエンジニアならたくさんの人が知っていると言えるほど有名なシリーズになります。
とにかくみんなが読んでいる本を読んでみたい、ディープラーニングの入門から始めてみたいという人にはおすすめの参考書です。
E資格の過去問に似た例題【23問】
E資格の過去問は公式では公開されていませんが、E資格の過去問に似た例題23問をご紹介します。
上記のE資格の過去問を元にした例題を試験形式で教えてくれるセミナーE資格対策ディープラーニング短期集中講座では、過去問に似た問題をセミナー中に解いていくので、E資格の問題傾向を知りたいという人はとてもおすすめです。
また、キャンペーンを行う時もあるので他のセミナーと比べて比較的安価なため、お得なセミナーとなります。
E資格対策ディープラーニング短期集中講座のメリット
なんといってもこの講座のメリットは
- 他の講座より短期間で勉強できる
- 過去問のような実際の例題を解くことができる
- テキストが無料でプレゼントされる
- JDLA認定なので、受講完了したらそのまま受験できる
という点です。他の講座より嬉しい特典がたくさんあるので、ぜひE資格を効率よく学びたい人はこの講座を受けてみてください。
E資格の過去問がなくても合格するコツ
E資格は過去問がなくても合格できる資格です。
ここでは過去問を持っていなくても合格するコツを解説していきます。
シラバスから苦手な科目をピックアップする
今回自分が挑戦するE資格の範囲をよく確認しておきましょう。
また、苦手な科目は特に勉強を重ねたいので事前にピックアップしておきます。
そして、苦手科目は特によく予習・復習するように心がけましょう。
E資格の試験範囲については下記記事でも解説しています。
セミナーを受講する
E資格について詳しい人でない限り、1人で独学して受験するのは難易度が高いです。
落ちてしまい時間を無駄にしてしまうくらいなら、事前にセミナーの参加を検討しておきましょう。E資格は取得すると就職にも便利な有識資格なので、お金をかけずに合格しようと考えない方が良いです。
セミナーやウェビナー、eラーニングなどを受講し、E資格の過去問を手にせずとも以前の問題傾向を分析しておきましょう。
E資格の過去問についてまとめ
E資格は、さまざまなメリットがあり人気の資格ですが、過去問を使用せず勉強する方法としては「模擬試験」がおすすめです。その中でも学習効率が高く、短期で修了できるAI研究所の「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」についての紹介をさせていただきました。
E資格受講のためにJDLA認定プログラムのセミナーを受講検討されている方は、ぜひ一度JLDA認定E資格講座サイトにアクセスして内容をチェックしてください。
過去問がなくても十分勉強できる資格なので、ぜひこの機会にセミナーを利用して効率よくE資格を勉強してみてください。