この記事ではAI検定として注目度の高い「E資格」の受験の必須項目である「JDLA認定プログラム」のセミナー選び方について紹介します。これを読めば、多種多様なセミナーからどれを選べばいいのかがわかります。
今後のE資格のJDLA認定プログラムを受けるときの情報の整理をするために参考にしてみて下さい。
E資格受験に必須のJDLA認定のセミナーとは?
JDLA(一般社団法人 日本ディープラーニング協会)が、ディープラーニングの理論を理解し、それを用いて実装する能力を持つ人材を育成のためE資格が生まれ、E資格取得をサポートするために設営されたセミナーが「JDLA認定プログラム」です。
そして、E資格の資格試験を受験するために受講しなければいけないセミナーでもあります。
ディープラーニングとは、人間が行うタスクをコンピュータに学習させる機械学習の手法のひとつです。AI(人工知能)の急速な発展を支える技術であり、自動運転車においてもカギとなっているのもディープラーニングです。
E資格セミナーの賢い選び方
今ではE資格のセミナーもどんどん増えていて、どのセミナーを選んでいいか迷ってしまいますよね。
下記3点を軸にして比べてみると良いでしょう。
- セミナーの受け方
- 料金・価格
- 各セミナーの内容
①セミナーの受け方
セミナーの選び方の中で一番大事です。ホームページや資料見て受講したいと思っても、会場に通えるか環境が整っているかで方法は変わっていきます。
セミナーの受け方は大きく分けて二つあります。
会場に行って直接教えてもらう対面学習方法と、オンライン学習という方法です。
対面学習
一つ目の直接教えてもらう方法は、会場が東京・大阪・名古屋など限られた都市でしか開かれていません。ですので、会場へ行くのに時間の都合が取れなかったり、地方に居住していたりする人は向いていません。
ただ、メリットもあって講師が近くにいるので質問がすぐに聞けたり、会場の雰囲気によってモチベーション向上につながったりといい面もたくさんあります。
会場まで行ける余裕がある人はこの方法をとるべきだと思います。
オンライン学習
もう一つのオンライン学習という方法は、主に動画を見て勉強するスタイルです。
直接教えてもらうことが難しい人はこの学習方法をとるべきで、自分の好きな場所で好きな時間でできるので、良いと思います。
しかし、近くに一緒にやる人がいないので、モチベーションが保てるかが問題です。
保てるか保てないかプログラムの効果に大きな差が開きます。
②料金・価格
E資格セミナーの価格帯はピンキリで、20万円を切るセミナーもあれば、50万円を超えるセミナーまであります。料金を重視して選んでいる方が多いと思いますが、この項目はあとから説明する授業内容と合わせて、考えることをお勧めします。
料金が安いセミナーでも、質の高い内容を提供しているセミナーもありますので、高いから良い・安いから良いと思い込まないようにしましょう。
E資格セミナーは料金価格より中身やサービス・フォローなどで選んだ方が良いです。
③セミナー内容
E資格のセミナーといっても、どこも同じようなことを教えているわけではありません。
セミナーによってどこを重視しているのか、どんなところを教えてくれるのかはさまざまなので、きちんとセミナー内容も確認しておきましょう。
JDLA公認のみ!E資格のおすすめセミナー5選を比較
それではE資格に必須のJDLA認定プログラムの中で、特におすすめのセミナーを並べて比較してみました。
運営元 | 講座名 | 受講形式 / 料金(税込) | 受講完了日数 | 前提知識 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
AI研究所 | E資格対策ディープラーニング短期集中講座 |
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4日(26時間) |
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キャンペーン割引あり |
スキルアップAI株式会社 | 現場で使えるディープラーニング基礎講座 |
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ライブ配信 4ヶ月~ オンライン 3ヶ月~ |
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専門実践教育給付金の対象 |
株式会社zero to one | E資格向け認定プログラム |
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60~100時間 |
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「機械学習」「ディープラーニング」の全ステップの課題修了が必須 |
株式会社STANDARD | AIエンジニアリング講座+E資格対策講座 |
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委託先事業者による |
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他事業者への委託によるオンライン講座 (富士通ラーニングメディア・東芝ビジネスエキスパート・日立アカデミー・NTTラーニングシステムズ) |
株式会社すうがくぶんか | Deep Learning 入門(JDLA E資格対応) |
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5ヶ月 |
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Slackチャンネルでのサポートあり |
価格を重視するならE資格対策ディープラーニング短期集中講座のeラーニングですが、スタッフ的には内容もE資格対策
ディープラーニング短期集中講座をおすすめします。
特に内容がわかりやすく、例題も解かせてもらえるので初心者から上級者まで学べるE資格セミナーになっていました。
さらにこの5つのE資格セミナーを詳しく解説していきます。
1.AI研究所「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」
E資格対策ディープラーニング短期集中講座はサポート体制が充実しています。
他のセミナーと比べたメリットは以下です。
- 数学やプログラミングなどの知識はあらかじめ必要なし
- 受講したセミナーはオンラインで何度も復習可能
- 他のセミナーに比べて価格が安い
4日間・全部で24時間のハンズオン形式の短期集中講座です。
通常会場での開催と、北海道から沖縄まで受講場所を問わずに受講が可能な、オンラインセミナーも完備されています。前提スキルは必要ないのですが、それでも不安な人のためにオンライン事前学習を受けることができます。オンライン事前学習では初回の講義の前に、数学やPythonの基礎を学ぶことができます。
不安なところがあれば専属の講師が個別の質問に答えてくれますし、やむなくセミナーを休んでしまった場合でも振替や動画学習でカバーできるのでかなり手厚いです。
コストも他のセミナーが20万円台のセミナーが多いのに対し、AI研究所の短期集中講座は非常に安くコスパがいいです。
受講形式 | 価格(税込) | キャンペーン価格(税込) |
会場受講 | 206,800円 | 138,600円 |
ライブウェビナー | 206,800円 | 138,600円 |
eラーニング | 184,800円 | 76,780円 |
2.スキルアップAI株式会社「現場で使えるディープラーニング基礎講座」
例えば、スキルアップAI株式会社「現場で使えるディープラーニング基礎講座」は、E資格取得のためのスキルだけではなく、プログラミング言語での実装ができるスキルも身につくものとなっています。
3.株式会社zero to one「E資格向け認定プログラム」
株式会社zero to one「E資格向け認定プログラム」では、基礎レベルから実践レベルまでをすべてオンラインで完結するセミナーで、完全マイペースに受講できます。
4.株式会社STANDARD「AIエンジニアリング講座+E資格対策講座」
株式会社STANDARD「AIエンジニアリング講座/E資格対策講座」でのコースでは、E資格が取得できるだけでなく、3か月でAIエンジニアになれるほどの実力が身につけられます!法人特化の講座となります。
5.株式会社すうがくぶんか「Deep Learning 入門(JDLA E資格対応)」
株式会社すうがくぶんかの「Deep Learning 入門」は、ディープラーニング初心者も受けることが可能ですがJDLA認定のE資格前に受けられるセミナーとしても利用できます。
ディープラーニングやAI系の数学にそこまで詳しくなくて、自信がない人はこちらのセミナーを受けるのも良いでしょう。
しかし、上級者には物足りない部分があるかもしれないのであくまでも初心者向けのE資格セミナーと理解しておきましょう。
他のE資格セミナーについては、JDLAの公式ホームページで全セミナー紹介されています。
E資格のセミナーを効率よく受けるコツ
E資格のセミナーは、ただ受けるだけでは合格できない可能性があります。下記のコツを参考にして、しっかりE資格に合格できるように受験しましょう。
ノートを取りながら受講しよう
E資格のセミナーは分かりやすく教えてくれますが、特に対面やライブウェビナー等だと一度聞いたことを忘れてしまう可能性があります。
どんな些細なことでもノートに書き留めておいて、後から見返せるようにしておきましょう。
また、ノートを書いていて理解できなかった部分に線を引いておくと、後から課題をゆっくり解決できます。
質問をしよう
多くのE資格セミナーでは質問を受け付けていたり、受講後のフォローがあります。
その際に本当に理解できなかった部分はきちんと質問しておくと良いでしょう。
質問をすることでさらにE資格セミナーのコストパフォーマンスが良くなります。
なるべく知識をつけてから受講しよう
E資格は全く知識がない状態だと、セミナーの内容が全く理解できず終わってしまう場合があります。
AIプログラミングについての簡単な知識や、数学については最低限確認しておくと良いでしょう。
E資格のセミナーを受けてからE資格に受験する流れ
JDLA認定のE資格のセミナーを受けた後はどうしたら良いのか、受験の流れまでを解説します。
- 受験日の2年以内にJDLA認定のE資格セミナーを受講する
- 受講が完了したら「修了認定」がもらえる
- 終了認定に記載の「修了者ナンバー」と「認定プログラム事業者名」「修了日」を控える
- 「修了者ナンバー」と「認定プログラム事業者名」「修了日」を受験当日に入力
- E資格受験
このような流れでE資格の受験が可能です。ぜひ受験当日までの参考にしてください。
E資格のおすすめセミナーについてまとめ
今回はE資格のおすすめセミナーを比較してみましたがいかがでしたでしょうか。
JDLAの公式ホームページでは、新たなE資格認定プログラムの業者の募集を行っていて、今後も新しいセミナーが追加されていくことになりますので、新しい情報は随時チェックしてみてください!
E資格に合格したいなら、セミナー選びもとても大切です。ぜひ今回の比較表を参考にして好きなE資格セミナーを選んでみてください。