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【2026】DX人材の確保が難しい原因とは?企業が行うべき7つの解決策

「2025年の崖」問題が迫る中、企業のDX推進は一刻を争う課題となっていますが、多くの企業がDXをスムーズに進められていないのが現状です。

その大きな要因の一つが、DX人材の不足です。特に製造業においては、最適なDX人材がいない、という声がよく聞かれます。

この人材不足に対応するため、多くの企業がDX専門チームのような組織を立ち上げ、社内外から積極的に人材を募っているものの、人材問題はそう簡単には解決できないようです。

今回は、DX人材の確保が難しい原因や企業が行うべき7つの解決策をご紹介します。

DX人材とは

DX人材とは

DX人材とは、企業のDXを牽引し、具体的な施策の実行までを担う人材です。DXは戦略立案からサービス設計、社内全体への展開まで、幅広い領域に及びます。

そのため、一連のプロセスを円滑に進めるための多岐にわたる専門知識と経験が必要です。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が定義する6つの役割は、DX人材の育成と確保の指針として、多くの企業に活用されています。

プロデューサー デジタル戦略の立案から実行までを担う
ビジネスデザイナー DX戦略の立案から実行まで一連のプロセスを担う
UXデザイナー ユーザーが最も快適に利用できるよう、画面のデザインや操作性の設計を行う
アーキテクト 企業のデジタル変革を支える設計図を描く
データサイエンティスト・AIエンジニア DXを成功に欠かせないデジタル技術とデータ解析の専門家
エンジニア・プログラマー ユーザーが求める機能を実現しシステム全体の安定稼働を支える

製造業DXについては、以下の記事でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

【2025】製造業DXで得られるメリットとは?DX推進の具体策や実現させるためのポイント

DX人材の確保が難しい原因

企業はこぞってDX人材の確保に力を入れているものの、いざ採用となると、なかなか思うような人材が見つからないという声をよく耳にします。

なぜDX人材の確保はこれほどまでに難しいのでしょうか?以下で、DX人材の確保が難しい原因をご紹介します。

DX人材の採用ができていない

企業の採用戦略において、DX人材の採用が明確な目標として掲げられていないケースが少なくありません。

また、中途採用市場ではDX人材の需要が高いため、採用が困難な状況な上に、新卒採用においてもDXスキルを重視した採用を行っている企業は多くありません。

ポテンシャル重視の採用傾向が強く、新卒からDX人材を育成するという視点が不足していることが、現状の課題となっているのです。

企業がDX推進に熱心ではない

社内には、DXに関する知識やスキルを持ちながら、他の部署で活躍している人材がいるかもしれません。

企業がDX推進に力を入れていない場合、これらの潜在的なDX人材は、自身の能力を活かす機会を得られず、モチベーション低下に繋がる可能性があります。

DX推進に集中できていない

DX推進に携わる人々は、本来であれば革新的なデジタル技術を導入し、ビジネスを変革することに注力すべきです。

しかし、現実には、細かい事務作業やDX推進に直接関係のない業務に多くの時間を費やしているケースが少なくありません。

特に、DX推進チームのような新しい組織が立ち上げられたばかりの場合、組織体制や制度が未整備であったり、メンバー間の連携が十分でないために、雑務に追われてしまい、肝心のDX推進業務に手が回らないという状況に陥りがちです。

このような状況が続くと、DX推進に必要な人材が慢性的に不足し、組織全体のDX化が遅れてしまうという悪循環に陥る可能性があります。

DX人材を確保する7つの解決策

DX人材を確保する7つの解決策

企業は、自社のデジタル化を加速させるため、以下のようなアプローチで人材の確保に取り組む必要があります。

  1. 社員全体にDXに対する理解を促す
  2. ペーパーレス化に取り組む
  3. RPAを導入する
  4. DXに必要なスキルを明確化する
  5. リスキリングを実施する
  6. DX推進チームの体制を見直す
  7. 自社でDX人材を育成する

以下では、DX人材の確保に苦戦する企業に向けた7つの具体的な解決策をご紹介します。

①社員全体にDXに対する理解を促す

DXに積極的な姿勢を示せない社員が多い環境では、DXを推進する人材のモチベーションが低下し、離職に繋がってしまうリスクが高まります。

これは、DX人材が自身の能力や熱意を十分に発揮できなかったり、その価値を組織から認められないと感じたりしてしまう可能性を示唆しています。

このような状況を回避するためには、経営層をはじめとするDX推進部門が、DXの目的や具体的な計画を社内で明確にし、繰り返し周知することが重要です。

情報を伝えるだけでなく、社員一人ひとりがDXの必要性と自身の役割を深く理解できるようなコミュニケーションを心がけましょう。

社員全体がDXに対して共通の理解を持ち、積極的に取り組む姿勢を示すことで、DX人材は組織の中でより大きなやりがいを感じ、定着率の向上にも繋がります。

②ペーパーレス化に取り組む

ペーパーレス化は、紙の文書をデジタルデータに変換し、業務を電子化することで、様々なメリットをもたらす取り組みです。

従来の紙ベースの書類は、保管場所や検索に手間がかかり、共有する際にも物理的な移動が必要でしたが、ペーパーレス化により、デジタル上で完結するため、業務のスピードが格段に向上します。

また、デジタルデータに適切なセキュリティ対策を施すことで、紛失や改ざんのリスクを大幅に軽減できたり、災害発生時にもデータのバックアップがあれば業務を継続できたりするため、企業のレジリエンス強化に繋がります。

③RPAを導入する

DX人材の不足が課題となる昨今、自動化ツールであるRPAの導入は有効な手段の一つです。

RPAは、単純で反復的な業務を自動化することで、従業員がより創造性や戦略性を求められる業務に集中できる環境を創出します。

そのため、業務のスピードと正確性が向上し、企業全体の生産性向上へと繋がります。

加えて、従業員は単純作業から解放され、よりやりがいのある仕事に携わることで、モチベーションの向上も期待できるでしょう。

RPAの導入は、業務効率化だけでなく、従業員の働き方改革や企業全体の活性化にも貢献すると言えます。

RPAについては、以下の記事でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

【2025】生成AIとRPAの違いとは?連携のメリットや導入を成功させるポイント

④DXに必要なスキルを明確化する

企業は、DXを推進するために必要なスキルを明確に定義し、社員が目指すべきスキルレベルを設定することが重要です。

DXの実現にはデータ分析やAI、サイバーセキュリティなど、多岐にわたるスキルが求められます。

スキルが明確化されることで、社員は自身のキャリアアップに向けた具体的な目標を持つことができるようになり、どのスキルを習得すれば良いのかを理解し、自主的に学び、成長していくことが期待できるでしょう。

⑤リスキリングを実施する

企業がDXを推進する上で、既存社員のITリテラシーやデジタルスキルの向上は欠かせない要素です。

リスキリングを通じて、社員は現代のビジネス環境で求められる新たな技術や手法を習得し、自身の業務に活かすことができるようになるでしょう。

これにより、社員は変化の激しい市場の要求に迅速に対応できるようになり、企業は技術革新の波に乗り遅れることなく、持続的な成長を実現するための基盤を築くことができるのです。

リスキリングについては、以下の記事でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

【2025】リスキリングとは?注目される背景と4つの導入ステップ

⑥DX推進チームの体制を見直す

DX推進を成功させるためには、組織体制の見直しが重要です。特に、DX人材の定着を図る上では、チーム体制が重要な役割を果たします。

DX推進チームの体制としては、大きく分けて以下の3つのタイプが考えられます。

  • 従来のIT部門を拡張する
  • 各部門内にDX推進部門を設立する
  • DX推進を専門で行う部署を設置する

DX推進に関連する部署や組織内で意見が対立した場合は、当該人材が納得できるようにサポートすることが求められるでしょう。

DX推進は、従来の業務プロセスや組織構造に大きな変化をもたらし、抵抗や不安が生じる可能性が考えられるためです。

⑦自社でDX人材を育成する

社内には、DX人材として活躍できる潜在能力を秘めた人材が数多く存在します。そのような人材を適切に選抜して育成することで、自社のニーズに合致したDX人材を確保することができるでしょう。

この方法は、外部から人材を迎えるよりも時間を要しますが、自社の文化や業務を深く理解している人材を育成できるというメリットがあります。

具体的には、社内の人材の中から、DXに必要なスキルや適性を持っており、素養があると考えられる人材を選抜します。

ビジネスモデルに関する知識を習得し、実践的なスキルを身につけることができるでしょう。

キャド研では、自社でDX人材を育成できる以下のようなセミナーを提供しております。

AutoCAD自動化セミナー

AutoCAD自動化セミナー

AutoCAD自動化セミナー2日間の集中講座で、AutoCADの自動化をゼロから学ぶことができる、初心者でも受講可能なセミナーです。

会場受講はもちろん、オンラインでも受講可能なので、忙しい方でも無理なく学習を進められます。

本セミナーではAutoCADの自動化の基本的な操作から、スクリプトやAutoLISPを使った高度な機能までを網羅的に解説します。

アクションレコーダーを使った簡単な自動化から始まり、スクリプトによる複数ファイルの一括処理、図面要素の自動配置、AutoLISPを用いた図面作成の自動化、プロパティの自動編集など、実務で役立つ様々なテクニックを習得できます。

さらに、VBAとユーザーフォームを使った自動作図やExcelとの連携による図面・表の自動作成など、高度な自動化手法についても学ぶことができます。

また、本セミナーのオリジナル教材AutoCAD自動化完全攻略セミナーガイドをPDF形式で配布するため、受講期間中の復習はもちろん、今後の参考書としても活用いただけるでしょう。

AWSで始めるインフラ構築基礎セミナー

AWSで始めるインフラ構築基礎セミナー

AWSで始めるインフラ構築基礎セミナーは、AWSの知識が全くない方でも、わずか2日間でクラウドインフラの基礎をしっかりと理解できる初心者の方も安心の講座です。

このセミナーでは、AWSを用いたサービス構築の全体像を把握し、Webサーバーの構築やサーバー環境の構築、アプリケーションの実装や運用に向けた安定化スキルまで、幅広く学ぶことができます。

オンラインでの受講にも対応しているため、ご自身の都合に合わせて、いつでもどこでも学習を進めることが可能です。

セミナー終了後には、288ページにも及ぶオリジナル教材「AWSで始めるインフラ構築完全攻略セミナーガイド」をPDF形式で提供いたします。

この教材は、受講期間中の復習はもちろん、今後の学習や業務においても、貴重な参考書として活用できます。

DX人材を確保するには社内人材をデジタル化しよう

今回は、DX人材の確保が難しい原因や企業が行うべき7つの解決策をご紹介しました。

DXの成功には、専門知識だけでなく、自社の業務に対する深い理解と革新的なアイデアを生み出す創造性が不可欠です。

個人の発想力がDXの成否を大きく左右するため、優秀な人材の確保がこれまで以上に求められています。

外部からの専門人材の採用も重要ですが、社内の人材を育成し、デジタル化の推進力を高めることも切迫した課題です。

しかし、人材育成には一定の時間を要するため、2025年の崖を回避しDXを成功させるためには、今すぐ具体的な行動を開始する必要があるでしょう。

DX人材の確保が難しい原因とは?企業が行うべき7つの解決策
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