クリスマスツリーはシーズンの象徴であり、室内を華やかに彩る重要なアイテムです。市販のツリーも素敵ですが、自分で手作りしてオリジナルのツリーを飾ることで、より特別な気分でクリスマスを楽しむことができます。今回は、Photoshopを活用してデザインから印刷までを行い、紙で作る三角柱型の手作りクリスマスツリーについて紹介していきます。
クリスマスツリーは手作りできる
本格的なクリスマスツリーを手作りするのはかなり難しいですが、紙で可愛くクリスマスツリーを作れば子供も満足してスペースも取らず、安く済ませることができます。
土台だけ作ってお子さんに色を塗ってもらうのも楽しいでしょう。次に、手作りならではの可能性についても解説していきます。
手作りならではのクリスマスツリーの可能性
クリスマスツリーは、意外にもさまざまな方法で手作りできます。例えば、木の枝やドライフラワーを組み合わせてツリーの形を作ったり、布やフェルトで小さなツリーを作ったりと、工夫次第でアレンジが可能です。自宅にあるもので工夫しながらツリーを作ると、オリジナリティあふれる飾りができあがります。
今回は、Photoshopを使ってデザインした紙製のツリーを印刷し、三角柱型に組み立てて飾る方法を中心にご紹介します。手軽で簡単に作れるため、忙しい方やお子様と一緒に楽しみたい方にぴったりです。ぜひ作ってみてください。
クリスマスツリーを手作りするメリット
クリスマスツリーを手作りするのは少し面倒と思う人がいるかもしれませんが、手作りするメリットもたくさんあります。
ここではクリスマスツリーを手作りするメリットを詳しく紹介していきます。
お金がかからない、コスト面でのメリット
手作りのクリスマスツリーには、購入するよりもコストを抑えられるメリットがあります。市販のツリーや装飾品はサイズやデザインによっては高価なものもありますが、手作りなら必要な材料を自宅で調達できるため、比較的リーズナブルです。
特に紙や布の切れ端など、身近にある材料や余っている材料を活用できるのが手作りの強みです。
自分好みにアレンジできる楽しさ
市販のツリーは完成度が高い反面、デザインのカスタマイズが難しい場合も多いです。一方で手作りのツリーであれば、好きなデザインやカラーを取り入れたり、装飾も自由に加えられます。Photoshopを使ってデザインをしたり、色や形を自分で決められるので、部屋のインテリアに合わせた統一感のあるツリーを作れるのが大きな魅力です。
環境にもやさしいエコな選択
手作りのクリスマスツリーは、必要な材料を厳選して使うことができるため、環境にやさしい点もメリットのひとつです。たとえば、使わなくなった紙や布、ペットボトルや紙パックなどのリサイクル可能な素材を活用することで、無駄なく資源を使えるためエコな選択といえるでしょう。また、毎年新しいツリーを購入するのではなく、手作りを毎年リフレッシュして再利用することで、持続可能なデコレーションとして楽しむことができます。
子供とのコミュニケーションにもなる
紙で手作りすればお金もかからず、子供が自分で色を塗りたい・飾りたいといってもおおらかな気持ちで渡すことができます。
そして親子で一緒に色を塗ったり、装飾を考えれば楽しくコミュニケーションをとりながらクリスマスの準備をすることができます。
また、今回はPhotoshopで印刷用のクリスマスツリーを作るので、お子さんが失敗してしまっても印刷すれば何度でも作り直すことができます。それはたとえ安くても、市販のクリスマスツリーでは難しいですよね。
お子さんがいる方には特に手作りのクリスマスツリーがおすすめでしょう。ぜひこの機会に検討してみてください。
クリスマスツリーを手作りする方法
それでは、Photoshopを使った三角柱型のクリスマスツリーの作り方をご紹介します。紙にデザインを印刷し、切り取って三角柱型に組み立てるシンプルな方法ですが、作業が簡単で完成度の高いクリスマスツリーが作れます。手作り初心者の方でも手軽に挑戦できるので、ぜひお試しください。
1. Photoshopでキャンバスを作成する
まずはPhotoshopを開き、新しいキャンバスを作成します。ツリーの側面の1つの幅に合わせて、幅10cm・高さ15cm程度のキャンバスサイズを設定します。解像度は300dpiにしておくと、印刷時にもきれいに仕上がります。
2. 背景の色やテクスチャを設定する
クリスマスらしさを演出するために、背景の色や模様を設定します。深緑や赤を使うとクリスマス感が出やすいですが、白やゴールドなど、好みの色を使っても素敵です。Photoshopの「グラデーションツール」や「パターン」を使い、背景に立体感を持たせるのもおすすめです。
このように好きな雰囲気でクリスマスツリーを作っていきましょう。
3. クリスマスらしいモチーフを描く
背景が完成したら、次に雪の結晶や星、ツリーやリースなどのクリスマスらしいモチーフをデザインしていきます。Photoshopには「カスタムシェイプツール」で使えるシェイプが豊富にあり、簡単にクリスマスの装飾を加えることができます。また、「ブラシツール」で手描き風のタッチを加えると温かみのある仕上がりになります。
また、フリー素材をくっつけてみても可愛いです。ただフリー素材を使う場合は私用で印刷しても問題ないか確認しておくことが大事です。気を付けて使いましょう。
4. メッセージや文字を入れる
ツリーにメッセージを加えることで、オリジナル性がより高まります。「Merry Christmas」や年号などのメッセージを入れると、季節感が引き立つデザインになります。Photoshopの「テキストツール」でフォントや文字色を選び、配置を調整します。金や銀の文字にすると、一層華やかな仕上がりになります。
この際の文字色もさまざまな色を試してみると、自分の思い通りのクリスマスツリーに近づきます。
5. デザインを印刷して組み立てる
デザインが完成したら、データを高解像度で保存し、厚めの紙に印刷します。印刷した紙を三角柱型に組み立てるため、両端を少しのりしろをつけてデザインしておくと、のり付けしやすくなります。切り取った後、のりしろを使って三角柱型になるように貼り合わせれば、手作りクリスマスツリーの完成です。
2つ同じデザインを印刷して、表裏に貼り付けるとどちらから見てもクリスマスツリーとなり、安っぽく見えなくなります。こんな感じで自分なりにアレンジしてみるのも良いでしょう。
手作りクリスマスツリーでこだわれるポイント
手作りのクリスマスツリーは、Photoshopを使ったデジタルデザインの他にも、こだわりを取り入れられるポイントがたくさんあります。ツリーの装飾や仕上げのアレンジを工夫して、よりオリジナルの雰囲気を楽しみましょう。
実際の装飾と組み合わせてみよう
Photoshopでは背景や模様、文字色などを自由に選んでオリジナルデザインが作れますが、モールやシールを買ってきて貼り付けると3D感が増すのでおすすめです。
それに加えてシールやリボン、ラメを使って装飾すると、さらに華やかなツリーに仕上がります。たとえば、ツリーのトップ部分に星型の飾りをつけたり、リボンを巻きつけたりすることで、立体感も楽しめます。
その他にもネイルパーツや軽い人形パーツ、ラメなども100均で揃えることが可能です。
紙だけでは物足りないと思ったら実際の装飾と組みわせて作り上げてみましょう。
子どもでも簡単にできる他の方法
小さなお子さんと一緒に作る場合は、色紙や折り紙を使ってシンプルなツリーを作る方法もおすすめです。色紙を三角形にカットしてツリーの形にしたり、シールやクレヨンで自由にデコレーションしても楽しめます。お子さんと一緒に楽しみながら作ることで、クリスマスの思い出作りにもぴったりです。
手作りツリーをもっと美しくできるPhotoshop基礎セミナー
オリジナルのクリスマスツリーを手作りする楽しさをさらに広げたい方には、Photoshopの基礎を学べる「Photoshop基礎セミナー」への参加がおすすめです。BIZROADが提供するこのセミナーは、Photoshopの基本操作から実践的なデザインテクニックまでを幅広くカバーしています。特に、クリスマスツリーのデザインやオーナメント作りに必要なスキルをしっかりと習得できるので、初心者の方でも安心して取り組めます。
価格 | 27,500円(税込)〜 |
受講形式 | 会場受講、ライブウェビナー、eラーニング |
受講期間 | 2日間 |
このセミナーでは、レイヤーやグラデーションの使い方、テキストの配置といった基本技術に加え、手作りツリーに応用できるカスタマイズテクニックも学べます。シンプルなデザインでもPhotoshopの基本がわかれば、立体感や独自の装飾を加えるなど、より完成度の高い作品に仕上げられるのが魅力です。
クリスマスや季節のイベントに向けて、自分だけのデザインを楽しみたい方は、Photoshop基礎セミナーでスキルを習得し、思い通りのデザインを形にしてみましょう。
簡単な手作りツリーについてまとめ
手作りのクリスマスツリーは、自由にデザインを楽しめることや、コストを抑えられるなど、主婦の方やご家族にとっても嬉しいメリットが多くあります。Photoshopを活用することで、プロのような仕上がりで、自宅のインテリアに合わせたオリジナルのツリーが簡単に作成可能です。
このクリスマスは、ぜひ手作りのクリスマスツリーでお部屋を彩り、特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。