誰でも気軽に使える本格的な総合3DCGソフトとして知られるBlender。
将来のためにも独学で身につけたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、Blenderを独学で学ぶ方法や、その知識を活かせる職業について詳しく解説します。
Blenderとは
Blenderとは、オランダで開発されて1998年にリリースされた総合3DCGソフトです。
無料で使用できるため、CG作成初心者にとっても使いやすく、その機能性の高さから多くの企業が採用しています。
モデリングやライディングなど3DCG制作には欠かせない作業を殆ど行う事が可能です。
高機能なソフトなので、独学でその知識を身につける事は難しいと考えている人もいます。
ですが、そうではありません。学ぶ時の方法が重要なのです。
自分に合った学び方をすれば、Blenderを使いこなせるようにもなります。
以下の記事では具体的にBlenderで何ができるのか、何ができないかを詳しく解説しております。
Blenderを利用するイメージが明確になるかと思いますので是非参考にしてみてください。
Blenderを独学で学ぶ方法4選
Blenderに関する知識を独学で学ぶには、まず自分との相性から判断する事です。
ここでは、Blenderを独学で学ぶ方法以下4選を紹介します。
- 本から学ぶ
- 動画で勉強する
- セミナーに通う
- オンライン講座
1.本から学ぶ
Blenderについて何もわからないという状態からスタートするなら、本から学ぶ事がおすすめです。
なぜなら、理解力が高まるからです。
確かに、Blenderは初心者にも優しい3DCGソフトです。
ですが、CG初心者にとってはわからない事だらけです。
自分のペースでゆっくり学べるので、内容も理解しやすくなりますし、わからない所があっても慌てずに済みます。
その高い機能から、Blenderについて覚える事はたくさんあります。
基礎から丁寧に説明してくれる初心者用から、高度なテクニックまで学べるものもたくさんあるため、自分のレベルに合わせた本を選ぶといいでしょう。
2.動画で勉強する
既にBlenderを使いこなしている人のなかには、Youtubeなどの動画でその使い方を教えている場合もあります。
なかなかBlenderの機能を活かせないという時には、動画でその使い方を学ぶのもいいでしょう。
動画で勉強するメリットは、何といっても時間を短縮できる事です。
動画では、わかりやすく編集されたものが多いため、約30分ぐらいの動画でも必要な知識がギュッと詰まっています。
仕事や家事の合間を使って学習したい人にはピッタリです。
また、実際にBlenderを操作している様子が見られるので、難しい操作もわかりやすくなります。
できるだけ短時間で必要な事を学びたい人にはピッタリな方法です。
3.セミナーに通う
Blenderを独学で学びたいと考えていても、やはり専門的な言語などが出てくると戸惑ってしまいます。
そんな時には、セミナーに通うという方法もあります。
セミナーに参加する事で、Blenderの最新の知識について学ぶ事が可能です。
Blenderは、バージョンアップするごとに機能が増えてきます。
ですが、機能が増えるという事は学ぶ箇所も多くなります。
セミナーでは、講師に対してわからない所を質問する事も可能なため、より多くの知識が得られます。
また、セミナーには同じように学んでいる人もたくさん来ているので、情報交換をする事も可能です。
4.オンライン講座
いつでも好きな場所でBlenderについて学びたいという時には、オンライン講座の活用もおすすめです。
インターネット回線を通して勉強できるため、時間や場所に囚われる事がありません。
オンライン講座には、あらかじめ収録された授業内容をパソコンやタブレットで視聴する録画タイプと、講師や他の生徒とオンラインで繋がりながら学べるライブ配信があります。
自分にとって学びやすい方法を選択すると、効率的に勉強する事が可能です。
独学でBlenderを身につける時の注意点
Blenderは独学で身につける事ができますが、そこには気をつけなくてはならない事もあります。
そこで、Blenderを独学する時の注意点について解説します。
- スケジュール管理ができない
- 勉強が偏る
- モチベーションが下がる
1.スケジュール管理ができない
独学が長続きしない理由として挙げられるのが、スケジュール管理が難しい事です。好きな時間にやりやすい方法で勉強できるのは大きなメリットに感じられます。
ですが、ついついサボってしまったりわからない所を後回ししたりして、勉強が進まない事もあります。
これでは、必要な知識がいつまでたっても身につきません。
独学でBlenderを学ぶ時には、1日のスケジュールをきちんと立てて、無理なく続けられる工夫をしましょう。
2.勉強が偏る
独学で勉強すると、どうしても自分の好きな事や得意な機能ばかりに注目してしまいます。
ですが、これではBlenderを使いこなせているとは言えません。
苦手な機能についての知識も、詳しく学ぶ必要があるのです。
Blenderを独学で学びたいと考えるなら、何が苦手なのかを分析しておく事も大切です。
3.モチベーションが下がる
Blenderは、CG初心者でも学びやすいソフトです。
ですが、途中で躓く事もあるでしょう。
そういう時には、モチベーションが下がりやすくなり続けていく事が困難になります。
モチベーションを下げないためには、小さな目標を立てる事も大切です。
成功体験を重ねていく事で、独学でも続けやすくなります。
こちらの記事は3DCGモデリングの入門者に向けて「Blender」のモデリング機能を中心に、基本的な操作方法を詳しく解説しております。こちらの記事を参考にしてBlender学習に役立ててください。
Blenderを独学で学んで就ける職業
Blenderについての知識や効率的に操作する方法を独学で身につけると、就職にも有利になります。
ですが、具体的にどんなジャンルの職業への就職が可能になるのでしょう。
そこで、Blenderの知識が活かせる以下の職業について紹介します。
- CGデザイナー
- アプリ開発会社
- 建築業界
- 映像クリエイター
1.CGデザイナー
Blenderについての知識を学ぶ事により、CGデザイナーとして活躍する事も可能です。
CGデザイナーの仕事は多岐にわたります。
たとえば、平面に描かれたデッサンをモデリングする事もできます。
ゲームや映画、アニメなどにはこのモデリングの技術は欠かせません。
様々なメディアでは、CGが効果的に使われています。
アニメやゲームの制作会社への就職を考えているなら、大きなメリットになります。
2.アプリ開発会社
多くの企業が自社アプリを開発しています。
そのため、Blenderのように良質な3DCGができるソフトを使いこなせるのは大きな力になるのです。
特に、地図アプリやカメラアプリでは3DCGは欠かせません。
独学で学んだ知識を存分に発揮できます。
ですが、アプリ開発会社の全てが3DCGを多様しているわけではありません。
せっかくBlenderを使いこなす方法を学んでも、そのスキルを活かしきれない可能性もあるため注意しましょう。
3.建築業界
建築業界への就職を考えている人にとっても、Blenderはかなり有利になります。
建築業界では、外観や内装の完成予想図の事をパースと呼んでいます。
元々、このパースは手描きだったのです。ですが、CGで作成する会社も徐々に増えています。
Blenderは、レンダリングの機能も高度なので書面のデータをすぐに立体的なデザインにする事が可能です。
4.映像クリエイター
Blenderは、迫力ある3DCGアニメを作る事も可能です。そのため、映像クリエイターとして活躍する事も可能です。
WEBコンテンツや企業のCMなども手掛ける事ができるため、就職先の選択肢はかなり広がります。
テレビ局やWEB制作会社への就職も可能です。
Blenderの知識を独学で学ぼう
Blenderについて必要な知識を独学で学ぶには、様々な方法があります。
じっくり学びたい人は本や動画で学ぶのがいいですし、わからない事について質問したい時にはセミナーやオンライン講座を活用するといいでしょう。
大切な事は、自分に合った方法を見つける事です。
