WordPressでウェブサイトを作ってみたいものの、やり方がわからず悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。ウェブサイトを作るというと専門性が必要なイメージがありますが、WordPressならどなたでも目的に合ったウェブサイトを作成できます。
そこで本記事では、WordPress入門者に向け、WordPressの概要や基礎知識、WordPress運用で最初にやるべきことについて解説します。併せて、WordPressの初期設定や入門者が覚えるべき基本操作、入門者が悩みやすいポイントについても解説していますので、参考にしてみてください。
WordPressとは
WordPressは、誰でも簡単にウェブサイトを作れるコンテンツ管理システム(CMS)です。世界中のウェブサイトの約43%がWordPressで作られており、個人ブログから企業の公式ホームページまで幅広く活用されています。
WordPressの最大の魅力は、プログラミングスキルがなくても直感的な操作でウェブサイトを作れる点にあります。テーマを選択してデザインをカスタマイズしたり、拡張機能であるプラグインを追加することで、問い合わせフォームやSEO対策など、さまざまな機能を簡単に実装できます。
WordPressが人気の理由
WordPressが国内外で人気の理由は、主に以下の3つが挙げられるでしょう。
- 専門知識なしでWebサイトが作れる
- テーマでデザインに個性を出せる
- プラグインで機能を充実させれる
それぞれの理由について解説します。
①専門知識なしでWebサイトが作れる
WordPressが人気の最大の理由は、専門知識なしでさまざまなウェブサイトを作れる点でしょう。主に以下のようなサイトが作成できます。
- ブログ(個人・企業)
- コーポレートサイト
- ECサイト
- ニュースサイト
- エンターテイメント系サイト
- ポートフォリオ
これらのサイトは無料でも作成可能な上、プログラミングなど専門性は不要なので、誰でも低コストで目的に応じたウェブサイトを運営できます。
②テーマでデザインに個性を出せる
テーマによるデザインの自由度の高さも、WordPressが人気の理由の1つでしょう。プログラミングなどの専門知識がなくても、テーマを選択するだけでサイトの見た目を魅力的にできます。
WordPressのテーマは、無料・有料合わせて多数用意されているため、ブログ、コーポレートサイト、ECサイト、ポートフォリオなど、どんな用途にも対応できます。また、各テーマはカスタマイズ機能を備えており、色や配置、フォントなどを直感的な操作で簡単に変更できます。最近のテーマはさまざまな画面サイズに自動対応する機能も備わっており、デバイスに合わせて調整する必要がない点も魅力でしょう。
③プラグインで機能を充実させれる
機能を簡単に拡張できるプラグインも、WordPressが多くのユーザーに利用されている理由です。必要なプラグインをダウンロードし追加するだけで、さまざまな機能をウェブサイトに付与できます。
プラグインで追加できる主な機能は、以下の通りです。
- デザイン・レイアウト
- コンテンツ管理
- アクセス解析
- Eコマース
- SEO対策
- セキュリティ強化
- パフォーマンス最適化
- バックアップ
ウェブサイトの見た目を調整できるプラグインのほか、管理や販売、セキュリティといった機能も追加できます。プラグインは有料・無料の両方がありますが、無料版のプラグインだけでも十分な機能を備えている点がWordPressの良さでしょう。
プラグインについて詳しく知りたい方は以下の記事がおすすめです。
入門者が覚えたいWordPressの9つの基本知識
WordPressをこれから始める場合、最初に覚えておきたい9つの基本知識があります。多いと感じるかもしれませんが、それぞれの知識は他のサイトやSNS等にも通ずる概念ですので、難しく考えなくても大丈夫です。
- ユーザー
- ダッシュボード
- 固定ページ
- 投稿
- パーマリンク
- スラッグ
- アイキャッチ画像
- ウィジェット
- メディアライブラリ
それぞれの知識の概要について見ていきましょう。
①ユーザー
WordPress入門者は、サイトにアクセスできるユーザーには権限が設けられていることを覚える必要があります。ユーザーは大きく5つに分けれられ、どの権限を持つユーザーかによってできる操作が変わります。
権限 | 概要 |
管理者 |
|
編集者 |
|
投稿者 |
|
寄稿者 |
|
購読者 |
|
個人でWordPressを運用する場合は基本的に管理者となります。チームで1つのWordPressを運用する場合は、役職や役割に応じて権限を使い分ける場合があるでしょう。
②ダッシュボード
ダッシュボードとは、WordPressにログインした後に最初に表示される管理画面を指します。ウェブサイトの細かな設定、コンテンツ管理、テーマのカスタマイズなど、ほとんどの操作をこの画面から行うため、WordPress入門者が必ず覚える必要のある基礎知識です。
③固定ページ
固定ページは、必要に応じて投稿される記事や適宜編集されるウェブページとは異なり、固定化されたまま表示されるページを指します。具体的には以下のようなページです。
- プロフィールや会社概要ページ
- お問い合わせフォーム
- プライバシーポリシー
- サービス説明ページ
- よくある質問(FAQ)ページ
上記は多くのウェブサイトに表示されているページで、WordPressを運用する際も設置することが多いため覚えておくとよいでしょう。
④投稿
投稿は、ブログやウェブサイト上の記事を公開するための機能です。投稿には主に以下のような機能があります。
- タイトル
- 本文
- カテゴリー
- タグ
- アイキャッチ画像
投稿で記事を公開するまでの大まかな流れは以下です。
- 新規作成
- 編集
- 保存
- 公開
管理画面から「投稿」→「新規追加」をクリックするだけでエディタが開き、記事を作成できます。文章や画像を追加しながら、プレビュー機能で実際の表示を確認しながら作成することも可能です。
⑤パーマリンク
パーマリンクとは、Webサイト内の各ページに割り当てられる固有のURLのことで、SEOとユーザビリティに影響する重要な設定です。パーマリンクの設定は、WordPressの管理画面の「設定」から「パーマリンク設定」で行えます。パーマリンクの設定一つでウェブサイトの検索順位が変わる場合もあるため、WordPress入門者は最初に覚えておく必要があります。
⑥スラッグ
スラッグとは、WordPressサイトのURLの一部を構成する文字列を指します。分かりやすいURLは訪問者の記憶に残りやすく、再訪問の際にもアクセスしやすくなる効果が期待できます。
SEOの観点でもスラッグは重要です。Googleなどの検索エンジンは、わかりやすく必要な検索キーワードを含んだURLを好む傾向があります。スラッグは管理画面から簡単に設定できます。
⑦アイキャッチ画像
アイキャッチ画像とは、記事の内容を1枚の画像で表現したもので、WordPressの投稿や固定ページに設定する画像です。記事一覧やSNSシェア時などに表示されることで、記事の印象を左右する重要な要素です。
アイキャッチ画像に設定する画像は、画像配信サービスでダウンロードしたり、自分で撮影した画像を用意する、といった方法があります。さらに文字入れなど加工をすることで興味を惹く画像にできます。
⑧ウィジェット
ウィジェットとは、WordPressサイトのサイドバーやフッターなどの特定エリアに表示されるものです。ウィジェットを活用すると、プログラミングの知識がなくてもウェブサイトのデザインや使い勝手を向上できるため、WordPress入門者も覚えておきたい機能です。
ウィジェットは管理画面の「外観」のメニューから操作でき、ドラッグ&ドロップで簡単に入れ替えができます。カレンダーや最近の投稿一覧、カテゴリー表示など、さまざまなウィジェットが標準で用意されているため、ウェブサイトの目的や好みに合わせて選択できます。
⑨メディアライブラリ
メディアライブラリとは、画像や動画、音声などのファイルを管理するための機能です。WordPressの管理画面から簡単にアクセスでき、すべてのファイルを一元管理できる便利な機能です。
メディアライブラリにアップロードした画像は必要な時にいつでも再利用可能なため、記事の作成やウェブサイト運営を効率的に行えます。ドラッグ&ドロップでファイルを追加できるため、直観的に操作しやすい点も良い部分でしょう。
WordPress運用開始時の入門ステップ
WordPressを運用するには、最初にやるべきことがあります。以下の6つのやるべきことを行い、WordPress運用に向け下準備をしましょう。
- Webサイトのコンセプトとテーマを決める
- レンタルサーバーを契約する
- ドメインを取得する
- サーバーとドメインの紐付けを行う
- WordPressをインストールする
- WordPressにログインする
それぞれ見ていきます。
①Webサイトのコンセプトとテーマを決める
WordPressでウェブサイトを運営するにあたり、まずはウェブサイトのコンセプトとテーマを決めましょう。最初にコンセプトとテーマを決めておくことで軸ができ、後々の作業がスムーズになり、目的に沿ったウェブサイト作りを効率的に進められます。
おすすめは5W1Hでウェブサイトのコンセプトとテーマを決める方法です。
5W1Hでウェブサイトのコンセプト・テーマを決定 | |
What | ユーザーが「何を」したいか |
Why | ユーザーが「なぜ」このサイトを選ぶのか |
Who | 「誰が」サイトのターゲットユーザーか |
When | ユーザーが「いつ」サイトを見るのか |
Where | ユーザーが「どこで」サイトを見るのか |
How | ユーザーが「どうやって」サイトを見つけるか |
誰に、何を、どんな形で伝えるウェブサイトなのかを明確にし、方向性をしっかり準備してからWordPressを用いたウェブサイト構築に取り組みましょう。
②レンタルサーバーを契約する
レンタルサーバーはインターネット上にWordPressのウェブサイトを公開するために必須です。入門者の方なら、費用が安くWordPressの簡単インストール機能やSSL化機能などを備えた共用サーバーがおおすすめです。
併せて、以下の要素にも注目してレンタルサーバーを選択しましょう。
- 管理画面の使いやすさ
- サポート体制
- 自動バックアップ機能の有無
③ドメインを取得する
ドメインとは、ウェブサイトアドレス(URL)のことで、インターネット上の住所とも言い換えられます。ドメインには共用ドメインと独自ドメインの2種類があり、WordPressの運用にあたっても取得が必要です。
共用ドメインとは、「〇〇.xsrv.jp」「〇〇.wordpress.com」のような、レンタルサーバーやブログサービスなどが提供しているものを指します。無料で手軽ですが、自由にドメイン名を変更できないなどの制約があるため、ブランディングや個性が出しにくくなっています。
独自ドメインは、個人や企業で所有し使用できるドメインを指します。独自ドメインには以下のようなものがあります。
- com
- .net
- .jp
- .co.jp
- .info
- .xyz
- .blog
- .store
自由にドメイン名を変更し、差別化を図りやすい独自ドメインは、信頼性の向上やブランディング、SEOの優位性といったメリットがあります。WordPress入門者でも、長期的な運用を考えるなら、独自ドメインを取得するとよいでしょう。
④サーバーとドメインの紐付けを行う
サーバーと契約し、ドメインを取得したら、サーバーとドメインの紐づけを行います。紐づけの手順は次の流れです。
- 契約したレンタルサーバーの管理画面にログインし、取得したドメインを追加
- ドメイン取得サービスの管理画面で、ネームサーバーをレンタルサーバーのものに変更
サーバーとドメインの紐づけの際には、セキュリティ対策としてSSL証明書の設定も行う必要があります。多くのレンタルサーバーでは無料で提供されていますので、必ず設定しておきましょう。初めての方でもサーバー会社のマニュアルを参考にすれば、数時間で設定完了できます。
ただし、ネームサーバーの変更には時間がかかります。反映まで最大72時間程度待つ必要があるため、その点には注意してください。
⑤WordPressをインストールする
ネームサーバーの変更が完了したら、WordPressをインストールします。多くのレンタルサーバーでは、自動インストール機能が提供されているため、入門者でも問題なくインストール作業を進められるでしょう。
⑥WordPressにログインする
WordPressのインストールが完了したらログインします。ログイン方法は、サイトドメインに「/wp-login.php」を追加したURLにアクセスするだけです。例えば「http://サイトURL.com/wp-login.php」といった形です。表示された画面でユーザー名とパスワードを入力し、ログインボタンをクリックするだけで、WordPressダッシュボード(管理画面)にアクセスできます。
WordPress入門:初期設定
WordPress運用の下準備が整ったら、初期設定を行う必要があります。初期設定は以下の3つを行う必要があるため覚えておきましょう。
- WordPressテーマを設定する
- サイトのタイトルを設定する
- パーマリンクを設定する
それぞれについて解説します。
①WordPressテーマを設定する
WordPressを始める準備が整ったら、まずはテーマを設定します。テーマはWordPress管理画面から「外観」→「テーマ」→「新規追加」と進み、気に入ったテーマを選んで「インストール」→「有効化」するだけで設定できます。その後、「カスタマイズ」からタイトル、ロゴ、レイアウトなどを好みや目的に合わせて調整しましょう。
②サイトのタイトルを設定する
次にサイトのタイトルを設定します。サイトタイトルの設定方法は簡単で、WordPressの管理画面左側メニューの「設定」をクリックし、続いて「一般」を選択します。表示された画面の「サイトのタイトル」欄に希望のタイトルを入力して、画面下部の「変更を保存」ボタンをクリックするだけで完了です。
サイトタイトルは検索結果に表示される重要な要素であり、訪問者に与える印象を大きく左右する要素です。目的に合わせて適切なタイトルを設定することで、検索エンジンからの流入増加も期待できるでしょう。
③パーマリンクを設定する
パーマリンク(固定リンク)は、WordPressをインストールしたばかりの状態では、URLに「?p=123」のような意味のない数字が表示されています。この状態のままでは訪問者がURLからページ内容を理解できず、検索エンジンからも評価されにくいため、適切な形に変更する必要があります。
パーマリンクの設定方法は、WordPress管理画面の左側メニューから「設定」を選び、「パーマリンク」をクリックします。
パーマリンクは以下の種類から選択できます。
- 基本
- 日付と投稿名
- 月と投稿名
- 数字ベース
- 投稿名
- カスタム構造
SEOの観点から、「投稿名」を選択することが推奨されています。これにより、URLに記事タイトルが含まれるようになります。
WordPress入門者が覚えるべき基本操作8選
WordPressをスムーズに運用するには、必要な操作について理解しておく必要があります。ここでは、WordPress運用で必ず押さえておくべき基本操作をご紹介します。
- 管理画面にログインする方法
- ダッシュボードの使い方
- 文章の書き方
- 画像の挿入方法
- アイキャッチ画像の設定方法
- カテゴリの設定方法
- テーマを設定する方法
- プラグインを利用する方法
上記8つのWordPressの基本操作について見ていきましょう。
①管理画面にログインする方法
管理画面へのログイン方法は2種類あり、前述したサイトドメインに「/wp-login.php」を追加したURLにアクセスする方法と、cPanel経由でのログインする方法があります。レンタルサーバーで簡単自動インストールを利用した場合、cPanelにログインして「Applications」から対象サイトのWordPress管理画面URLをクリックすると、自動的に管理画面にログインできる便利な機能があります。
②ダッシュボードの使い方
ダッシュボードはWordPressの管理画面のメイン機能であり、サイト運営に必要な機能へアクセスできる司令塔のような存在です。左側に配置されたナビゲーションメニューから、記事の作成や画像のアップロード、テーマの変更などさまざまな操作が可能なため、入門者は使い方を覚える必要があります。
WordPressのダッシュボードは直観的に操作しやすくなっていますので、まずは以下の7つを覚えるとよいでしょう。
機能 | 概要 |
投稿 | 記事の作成や管理を行う |
メディア | 画像や動画などのファイルを管理する |
固定ページ | 固定ページの作成と管理を行う |
コメント | 記事へのコメントを管理する |
外観 | テーマやウィジェットの設定を行う |
プラグイン | 機能拡張であるプラグインを管理する |
ユーザー | ユーザーアカウントの管理を行う |
ツール | サイトのエクスポートやインポートなどを行う |
設定 | サイト全体の細かな設定を行う |
③文章の書き方
WordPressでブログなどの記事を作成する場合、クラシックエディタ・ブロックエディタで操作が異なります。それぞれの文章の書き方は以下になります。
クラシックエディタの文章の書き方
- WordPressダッシュボードの「投稿」にある「新規追加」をクリック
- タイトルを入力
- 本文の入力
- プレビューで確認
- 公開または下書き保存
WordPressのクラシックエディタは直観的に操作しやすく、GoogleドキュメントやWordといった他のツールと同じ感覚で使えます。
ブロックエディタの文章の書き方
- WordPressダッシュボードの「投稿」→「新規追加」をクリック
- タイトルを入力
- ブロックの追加(文章ブロック、見出しブロック、画像ブロックなど適宜挿入)
- ブロックの編集・配置
- プレビューで確認
- 公開または下書き保存
WordPressのブロックを使った仕組みは、慣れるまでは使いにくさを感じるかもしれません。ですが、慣れてしまえばスムーズに文章を書けます。
④画像の挿入方法
クラシックエディタ・ブロックエディタで画像の挿入方法も異なります。それぞれの画像の挿入方法は以下です。
クラシックエディタの画像挿入方法
- 記事投稿画面の左上にある「メディアを追加」ボタンをクリック
- 「ファイルをアップロード」タブを選択
- 画像をドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選択」をクリック
- 画像を選択し、「開く」をクリック
- 「投稿に挿入」ボタンをクリック
ブロックエディタの画像挿入方法
- 本文入力エリアで「/」(半角スラッシュ)を入力し、「画像」ブロックを選択または、「+」ボタンをクリックして「画像」ブロックを選択
- 「アップロード」または「メディアライブラリ」を選択
- 画像をアップロードまたは選択
⑤アイキャッチ画像の設定方法
アイキャッチ画像の設定方法も、クラシックエディタ・ブロックエディタで手順が異なっています。それぞれのエディタでの操作方法は以下になります。
クラシックエディタでのアイキャッチ画像の設定方法
- 記事の編集画面を開く
- 画面右側の「アイキャッチ画像」セクションにある「アイキャッチ画像を設定」をクリック
- メディアライブラリを開き、画像を選択または新しい画像をアップロード
- 画像を選んだら「アイキャッチ画像を設定」ボタンをクリック
ブロックエディタでのアイキャッチ画像の設定方法
- 記事の編集画面を開く
- 画面右上の歯車アイコンをクリックしてサイドバーを表示
- サイドバーにある「アイキャッチ画像を設定」をクリック
- メディアライブラリから画像を選択または新しい画像をアップロード
- 「アイキャッチ画像を設定」ボタンをクリック
⑥カテゴリの設定方法
カテゴリの設定方法は、クラシックエディタ・ブロックエディタで大きな違いはありません。それぞれの手順は以下です。
クラシックエディタのカテゴリの設定方法
- 投稿編集画面の右側にある「カテゴリー」の既存のカテゴリーにチェックを入れて選択
- 新しいカテゴリーを追加する場合は、「新規カテゴリーを追加」をクリック
- カテゴリー名を入力し、必要に応じて親カテゴリーを選択
ブロックエディタのカテゴリの設定方法
- 投稿編集画面の右側にある「設定」パネルの「投稿」タブを選択
- 「カテゴリー」にある既存のカテゴリーにチェックを入れて選択する
- 新しいカテゴリーを追加する場合は、「新規カテゴリーを追加」をクリック
⑦テーマを設定する方法
テーマの設定は、WordPress管理画面の左側メニューから「外観」から設定できます。「外観」の中にある「テーマ」を選択し、「新規追加」をクリックすると、無料テーマを検索・閲覧できる画面が表示されます。気に入ったデザインを見つけたら「インストール」ボタンを押し、続けて「有効化」することでテーマが適用されます。
⑧プラグインを利用する方法
プラグインをインストールするには、WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」を選択し、必要な機能のキーワードで検索してみましょう。目的のプラグインが見つかったら、「いますぐインストール」をクリックして、続けて「プラグインを有効化」をクリックするだけで導入できます。
不要なプラグインに関しては、管理画面左側にある「プラグイン」から「インストール済みプラグイン」を選択し、無効化したいプラグインを見つけ、その下にある「無効化」リンクをクリックします。削除したい場合は、無効化した後に表示される「削除」リンクをクリックしましょう。
WordPress入門者が悩みやすいポイントと解決策
最後に、WordPress入門者が悩みやすいポイントについてご紹介し、併せて解決策もお伝えします。
- 記事を書くまで時間がかかる
- テーマ選びに迷う
- カスタマイズが難しく感じる
上記3つの悩み・解決策について見ていきましょう。
①記事を書くまで時間がかかる
WordPress入門者が直面する大きな壁の一つが、記事作成に時間がかかり過ぎてしまう問題です。記事を書き始めてから公開までに予想以上の時間を要し、効率の悪さが悩みになってしまうケースがあります。
記事を書くまでに時間がかかる主な要因と対策を表にまとめました。
要因 | 対策 |
記事の構成の組み立てに時間がかかる |
|
文章を書くのが遅い |
|
画像選定と挿入に時間がかかる |
|
WordPressの編集画面操作に不慣れ |
|
※画像選定と挿入、リサイズや画像形式を変更できるプラグインには以下のようなものがあります。
- Instant Images:管理画面で直接画像を検索、挿入できる
- Pixabay Images:フリー画像サイトPixabayの画像をWordPress上で利用できる
- Quick Featured Images:複数の記事にアイキャッチ画像を一括で設定できる
- Imsanity:自動・一括リサイズ、画質調整や画像形式の変更ができる
※WordPressの主なショートカットキーは以下です。
基本的なショートカットキー | ||
機能 | Windows | Mac |
コピー | Ctrl+C | Command+C |
カット | Ctrl+X | Command+X |
全選択 | Ctrl+A | Command+A |
ペースト | Ctrl+V | Command + V |
取り消し | Ctrl+Z | Command+Z |
取り消しの取り消し | Ctrl+Shift+Z | Command+Shift+Z |
保存 | Ctrl+S | Command+S |
編集ショートカットキー | ||
機能 | Windows | Mac |
太字 | Ctrl+B | Command+B |
斜体 | Ctrl+I | Command+I |
リンク挿入 | Ctrl+K | Command+K |
リンク削除 | Ctrl+Shift+K | Command+Shift+K |
下線 | Ctrl+U | Command+U |
取り消し線 | Shift+Alt+D | Control+Option+D |
②テーマ選びに迷う
WordPress入門者が最初に直面する悩みの一つがテーマ選びです。WordPressには12,000種類以上のテーマが存在するため、どれを選べばよいか判断に迷ってしまいます。テーマには無料・有料版の2種類がありますが、無料だから使いにくいわけではなく、有料だから求めている機能がそろっているとも限りません。WordPressには無料・有料に関わらず、自分のサイトに適したテーマが存在します。
そのため、テーマ選びで優先的に押さえておきたいポイントを表にまとめました。
チェックするポイント | 概要 |
デザイン性 |
|
使いやすさ |
|
マニュアル・サポート体制 |
|
③カスタマイズが難しく感じる
WordPress入門者の場合、ウェブサイトをイメージ通りにデザインしたいと思っても「思ったように作成できない」と感じるケースは多いものです。WordPressは直観的に操作できるよう設計されているとはいえ、ブロックやプラグインなどの専用システムを覚える必要がありますし、完成形をイメージしながらウェブサイトをカスタマイズするのは入門者にはハードルが高いでしょう。
カスタマイズの難しさを乗り越えるには、段階的なアプローチを取ることです。最初から完璧なサイトを目指すのではなく、まずは記事を書くことに集中し、デザインは徐々に調整していきましょう。また、カスタマイズが容易なテーマを選んだり、拡張機能やデザイン変更に役立つプラグインを積極的に活用することも重要です。WordPress公式サポートやYouTubeの解説動画も活用し、焦らず少しずつ覚えていくことが大切です。
WordPress学習方法
WordPress入門者向けの学習方法について表にまとめました。
概要 | 費用 | メリット | デメリット | |
書籍 |
|
1冊あたり2,000円〜5,000円程度 |
|
|
Web記事 |
|
無料 ※一部有料記事あり |
|
|
動画 |
|
無料 ※一部有料動画あり |
|
|
セミナー・講座 |
|
数千円〜数万円程度 ※一部無料セミナー・講座あり |
|
|
それぞれの学習方法にはメリット・デメリットがあるため、デメリットを補完するように複数の方法を組み合わせて学習するとよいでしょう。おすすめは、セミナー・講座と他の学習方法を組み合わせるやり方です。セミナー・講座は、WordPressに詳しい専門の講師に直接教えてもらえる上、質問もできるため、1人で学習するよりも効率的に学習できるためです。
WordPress入門まとめ
今回は、WordPress入門者に向け、ウェブサイト作成の手順について詳しく解説しました。
独自の仕組みを採用しているWordPressは、一見すると覚える内容が多く取っつきにくい印象があります。ですが、段階を踏んで学べば直観的に操作できるようになりますので、焦らず1つずつ覚えていきましょう。
WordPressの操作に慣れてくれば個性的なウェブサイトを作成できるようになりますので、本記事を参考に実践してみてください。
