世界中のWebサイトで広く使われている人気のCMS「WordPress」。初心者でも比較的簡単にWebサイトを作れる一方で、効果的に運用するには基本的な知識やスキルが必要になります。
そのため、WordPressを学べる講習を受講したいと考える人も多いでしょう。しかしいまや講習にはさまざまな種類があり、どれを選べばよいのか迷うこともあります。
本記事ではおすすめのWordPress講習10選を比較のうえ、それぞれの特徴を解説します。
そもそもWordPressとは?
WordPressとは、Webサイトやブログを簡単に作成・管理できる「CMS(コンテンツ管理システム)」の一つです。専門的なプログラミング知識がなくても、デザインや機能を自由にカスタマイズできるため、世界中の企業、また個人でも幅広く利用されています。
無料で使えるオープンソースのソフトウェアであり、豊富なテーマやプラグインを活用することで、ECサイトやポートフォリオサイトなどもかんたんに作成可能です。操作がシンプルなため初心者にも人気があり、世界中のWebサイトの約40%がWordPressで作られているほどの知名度と需要があります。
なお以下の記事では、WordPressでどんなことができるかを詳しく解説しているので、ぜひ併せてご一読ください。
WordPressのおすすめ講習10選を徹底比較
WordPressのおすすめ講習10選を一覧表にまとめると、以下のようになります。
講習名称 | 運営会社 | 受講形式 | 料金(税込) |
WordPress入門講座 | デジハリONLINE | 動画(約26時間) | 96,800円 |
WordPressコース | DMM WEBCAMP | オンライン |
|
WordPress講座 | インターネット・アカデミー |
|
66,000円 |
挫折させない!Web制作コース | 忍者CODE | オンライン | 98,000円 |
初めてのWordPressホームページ制作講座 | ストリートアカデミー | オンライン | 32,600円 |
WordPress入門 -制作準備と基礎知識- | Schoo | オンライン |
|
WordPress講座 | ハロー!パソコン教室 | 教室 |
|
はじめてのWordPress入門講座 | Udemy | オンライン | 27,800円 |
Webデザインコース | TechAcademy | オンライン |
|
Webサイト制作コース | CodeCamp | オンライン |
|
次の章では、上記それぞれの特徴や強みについて解説していきます。
WordPressの講習10選
ここからは、WordPressの講習10選として、以下の講習を順番に紹介していきます。
- WordPress入門講座
- WordPressコース
- WordPress講座
- 挫折させない!Web制作コース
- 初めてのWordPressホームページ制作講座
- WordPress入門 -制作準備と基礎知識-
- WordPress講座
- はじめてのWordPress入門講座
- Webデザインコース
- Webサイト制作コース
講習①WordPress入門講座(デジハリONLINE)
デジハリONLINEの「WordPress入門講座」は、約3ヶ月間でWordPressの基本から応用までを学べるオンライン講習です。受講料は96,800円(税込)で、受講期間中は学習用ウェブサーバーが1年間無料で提供されます。
カリキュラムはノンコーディング編とコーディング編に分かれており、WordPressの仕組み理解やサイト運用、テンプレートのカスタマイズ、既存サイトのWordPress化など、実践的なスキルを習得できます。
講習②WordPressコース(DMM WEBCAMP)
DMM WEBCAMPの「WordPressコース」は、ゼロからWordPressの実践的な技術を習得し、副業で稼げるスキルを身につけることを目指すオンライン講習です。
受講期間は4週間から16週間まで選択可能で、料金はそれぞれ税込で
- 4週間:169,800円
- 8週間:224,800円
- 12週間:279,800円
- 16週間:334,800円
となっています。
カリキュラムで、WordPressの基礎からサイト制作、セキュリティ、データ分析まで幅広く学習し、現役エンジニアの専任講師によるマンツーマン面談や24時間質問対応などのサポートも充実しています。
講習③WordPress講座(インターネット・アカデミー)
インターネット・アカデミーの「WordPress講座」は、Webサイト制作未経験者や副業を考えている方を対象に、WordPressの基本操作からオリジナルテーマの作成までを学ぶ講習です。
カリキュラムは、環境設定、エディターとテーマの設定、オリジナルテーマの作成などで構成され、実践的なスキルを習得できます。
講習④挫折させない!Web制作コース(忍者CODE)
引用:忍者CODE公式サイト
忍者CODEの「挫折させない!Web制作コース」は、未経験からWeb制作のプロを目指すオンライン講習で、無期限のチャットサポートや実践課題のフィードバックが提供されています。
学習カリキュラムはHTML/CSSの基礎からJavaScript、jQuery、Sass、WordPress、PHPなど幅広くカバーしており、料金は98,000円(税込)です。
講習⑤初めてのWordPressホームページ制作講座(ストリートアカデミー)
「初めてのWordPressホームページ制作講座」は、5時間で
- サーバー・ドメイン契約
- WordPressの基本操作
- SEO設定
- Googleアナリティクスを用いたアクセス解析
- Webマーケティングの基礎
などを学ぶことができる対面講習です。
受講料は32,600円(税込)で、個別指導形式のため、初心者でも安心して受講できます。
講習⑥WordPress基礎(Schoo)
引用:Schoo公式サイト
Schooの「WordPress基礎」講座は、WordPressの基本的な使い方や設定方法を学べるオンライン講習です。月額980円(税込)または年額9,800円(税込)のプレミアム会員になることで、全ての過去の授業動画を視聴可能です。
WordPressのインストールから基本設定、記事の投稿方法、テーマのカスタマイズなど、初心者がサイトを構築・運営するための基礎知識を習得できます。
講習⑦WordPress講座(ハロー!パソコン教室)
ハロー!パソコン教室の「WordPress講座」は、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても、Webサイトの更新や編集ができるスキルを身につけることを目的としています。
受講料は1レッスン(60分)あたり1,760円(税込)で、入会金として10,000円(税込11,000円)、月会費2,000円(税込2,200円)が必要です。受講形式は教室での個別指導となっており、全国に約180校の教室があります。
講習⑧はじめてのWordPress入門講座(Udemy)
引用:Udemy公式サイト
Udemyの「はじめてのWordPress入門講座」は、WordPressの基礎知識、使い方、管理保守、トラブル対応などを網羅的に学べるオンライン講習です。
初心者がWordPressを使ってWebサイトを構築・運用するための知識を提供し、実践的なスキルの習得を目指している内容で、受講料は27,800円(税込)となっています。
講習⑨Webデザインコース(TechAcademy)
TechAcademyの「Webデザインコース」は、
- Webデザインの原則
- Photoshop
- Figma
- HTML/CSS3
- バナーデザイン
- Webサイトデザイン
など、Webデザイナーとして必要なスキルを体系的に学べるオンライン講習です。受講期間は4週間から16週間まで選択可能で、料金は社会人の場合、4週間プランで284,900円(税込)からとなっています。
現役デザイナーのメンターによるマンツーマンサポートや、バナーの実案件制作を通じた実績作りが特徴です。
講習⑩Webサイト制作コース(CodeCamp)
CodeCampの「Webサイト制作コース」はHTML/CSS、JavaScript、PHP、WordPressなど、Webサイト制作に必要なスキルを学べるオンライン講習です。
現役エンジニアによるマンツーマンレッスンや、オリジナルポートフォリオの作成支援、キャリア相談などのサポートが充実しています。
WordPressの講習を活用するメリット・デメリット
この章では、WordPressの講習を活用するメリット・デメリットについて解説していきます。
メリット
WordPress講習を活用することで、以下のようなメリットが得られます。
- 完全未経験からでも独学では得られないような体系的かつ効率的な学習ができる
- 実務経験豊富な講師から直接指導してもらえるため、きちんと現場で役立つスキルを養える
- 頻繁にバージョンが更新されるWordPressだが、最新の機能やトレンドを学べる
- 同じ目標を持つ受講生との交流を通じて、さらなる切磋琢磨ができる
なお以下の記事では、初心者向けにサイト構築の方法を紹介しています。WordPressの講習を活用する前にご一読いただくと、より習得がスムーズになるでしょう。
デメリット
WordPress講習を受講する際には、以下のデメリットも考慮する必要があります。
- 書籍購入費などに比べると高額
- オンラインの場合パソコンやインターネット環境の準備が必要になる
- オンラインの場合自宅学習となるので、誘惑に負けない自己管理力が必要になる
独学と比較すれば、やはり講習はプロから手取り足取り教えてもらえるため費用はかかります。ただ学習時間を短縮していち早く「稼ぐフェーズ」に入れることを考えると、投資価値はあるといえるでしょう。
またPCやインターネット環境がなく、スマホだけでやりくりしている方にとっては、準備が億劫に感じてしまうことは否めません。
WordPressの講習を受講する際に注意したいこと
WordPress講習で注意したいことは以下のとおりです。
- 口コミや評判には目を通しておく
- カリキュラムの日数やスケジュールを把握しておく
- サポートの内容を把握しておく
それぞれ解説します。
注意点①口コミや評判には目を通しておく
WordPressの講習を選ぶ際は、受講者の口コミや評判を事前にチェックすることが重要です。公式サイトの情報だけでは実際の講義の質やサポート体制が分からないからです。
受講者のリアルな声を別のサイトから参考にすることで、そのサービスの実態が見えてくるものです。とくに
- 講師の教え方が分かりやすいか
- 初心者でも理解しやすいか
- 学んだ内容が実務で活かせるか
といった点は、入念に確認するとよいでしょう。
注意点②カリキュラムの日数やスケジュールを把握しておく
講習によって学習期間やスケジュールは大きく異なります。自分の生活スタイルに合ったものを考えて選ばないと、継続が難しくなり、挫折に繋がってしまいます。
とくに仕事や学業と両立しながら学ぶ場合、無理のないスケジュールで進められるかを確認しておくとよいでしょう。各講座には短期間で集中して学ぶ講習もあれば、数ヶ月かけてじっくり学べるものもあります。
注意点③サポートの内容を把握しておく
提供されるサポート内容を事前に確認することが重要です。たとえばサポート内容には、質問対応の有無、学習進捗管理、ポートフォリオ制作支援など、あらゆるものが存在します。
とくにオンライン講座だと対面でのサポートがないので、そのサポート体制が学習効果に大きく影響するものです。事前に把握のうえ、学習中の不安や問題を最小限にしてから受講に望みましょう。
WordPressを学ぶ上であるといいデザインスキル
この章では、WordPressを学ぶ上であるといいデザインスキルを以下のとおり紹介します。
- Illustrator
- Photoshop
スキル①Illustrator
WordPressの現場や案件ではデザインスキルも一緒に求められることが多く、そのため一緒にIllustratorのスキルも求められることが多いです。
Illustratorのスキルを短期間で習得したい方は、「Illustrator基礎セミナー」もおすすめです。
完全未経験者でも2日間でIllustratorの基礎から応用までを学び、確実に実務で使えるスキルを育成できます。受講形式は会場受講、ライブウェビナー、eラーニングから選択可能で、料金は会場受講およびライブウェビナーが38,500円(税込)、eラーニングが27,500円(税込)です。
スキル②Photoshop
Illustratorと同時によく必要とされるのが、Photoshopの知識です。画像編集ソフトとして使っていない企業はほとんどなく、習得しておくことで今後長く使える武器になるでしょう。
「Photoshop基礎セミナー」では、実務と教育の経験が豊富なプロ講師からの徹底指導が受けられます。
「最速でPhotoshopのプロになるための2日間」として、完全未経験者でも2日間でPhotoshopの基礎から応用までを学び、実務で活用できるスキルを身につけることが可能になります。
料金は会場受講およびライブウェビナーが38,500円(税込)、eラーニングが27,500円(税込)と、他の講習と比較しても安価となっているので、ぜひこの機会にご検討ください!
WordPressの講習まとめ
WordPressをゼロの状態から学ぶなら、お金はかかるもののオンライン講習やスクールを活用するほうが効率的です。
たとえば初心者向けの講習では、基本的な操作やサイト制作の流れを学ぶことができ、また実践向けの講習では、デザインやカスタマイズ、SEO対策といった高度なスキルを習得できたりと、講習によってさまざまな特徴があります。
講習を選ぶ際はカリキュラムの内容や受講期間、サポートの有無などを確認するようにしましょう。本記事が、自分の目的やレベルに合ったWordPress講習を見つけるきっかけとなれば幸いです。
