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【2025】WordPressのLocalでローカル環境を作る方法を解説!

WordPressサイトを構築する際、いきなり本番環境で作業するのはリスクが伴います。そこでおすすめなのが、ローカル環境での開発です。

ローカル環境を使えば、自分のPC上でWordPressサイトを構築・検証でき、本番環境を壊すことなく安心して作業を進められます。本記事では、無料ツール「Local」を使って、入門者でも手軽にローカル環境を作成するやり方をわかりやすく解説します。

WordPressを使ったサイト制作を効率化するために、ぜひ参考にしてください。

WordPressのLocalとは

Localとは、WordPressのローカル環境を手軽に構築できる無料のソフトです。このソフトを利用することで、自分のPC上にWordPressをインストールし、サイトの開発や検証ができるようになります。

Localは、入門者でも扱いやすい設計が特徴で、サーバーの専門知識がなくても直感的な操作で利用できる点が魅力です。
また、複数のWordPressサイトを同時に構築できるため、異なるプロジェクトの検証も効率的に行えます。

さらに、PHPのバージョン変更やデータベースの設定など、細かなカスタマイズが可能であるため、上級者にとっても柔軟に活用できるツールです。
これらの理由から、Localは初心者からプロまで幅広いユーザーにおすすめのソフトといえるでしょう。

WordPressにローカル環境が必要なわけ

WordPressにローカル環境が必要なわけ

WordPress開発には、ローカル環境が不可欠ですが、その理由は以下のとおりです。

  1. サイトが壊れてしまう心配がない
  2. ローカル環境なら直接ファイルを編集できる
  3. テーマやプラグインの検証ができる

これらの理由について見ていきましょう。

理由①サイトが壊れてしまう心配がない

ローカル環境を利用する最大の利点は、実際の公開サイトに影響を与えずにWordPressの開発やカスタマイズを行えることです。
デザインや機能の変更中にコードエラーや不具合が発生しても、ローカル環境であれば訪問者や顧客に悪影響を及ぼす心配がありません。

例えば、新しいプラグインをインストールした際にサイトがクラッシュするリスクや、CSSやPHPのコードを編集して表示が崩れるトラブルも、ローカル環境なら安全に解消できます。

公開環境では試しにくい大規模な変更も気兼ねなく行えるため、安心して開発に取り組めます。

理由②ローカル環境なら直接ファイルを編集できる

ローカル環境なら、ファイルが自身のパソコン内にあるので、WordPressのテーマファイルを直接編集することが可能です。
本番環境では、FTPツールを使ってファイルを更新する必要がありますが、その手間がかかりません。

ファイルを編集したらすぐにサイトへ反映されるので、開発や検証をスムーズに行えるでしょう。

理由③テーマやプラグインの検証ができる

ローカル環境では、テーマやプラグインの動作を安全に検証することが可能です。
新しいテーマやプラグインを公開サイトに直接導入する場合、サイト全体のデザインや機能が影響を受けるリスクがありますが、ローカル環境なら安心して試せます。

また、サーバーと契約しなくてもWordPressを使えるので、本番環境の検証だけでなく、開発の練習にもおすすめです。

Local以外におすすめのソフト

WordPressのローカル環境の構築ができるソフトは、Local以外にも存在します。

  1. XAMPP
  2. MAMP

これらのソフトの特徴について見ていきましょう。

ソフト①XAMPP

XAMPP

引用:XAMPP

XAMPP(ザンプ)は、アプリの開発環境をローカルで構築できる無料のソフトです。
アプリの作成にはさまざまなツールをインストールする必要がありますが、XAMPPなら一括でインストールできます。

また、特徴的な名前は「Apache」「MariaDB」「PHP」「Perl」の頭文字から取ったことが由来です。

WordPressの構築もできますが、サーバーの知識が不可欠なので、Localよりも多少難易度が上がります。

開発元 Apache Friends
対応OS Linux、Windows、macOS、Solaris
料金 無料

ソフト②MAMP

MAMP

引用:MAMP

MAMP(マンプ)は、Web開発に不可欠なソフトを一括で扱えるパッケージソフトです。
Macに「Apache」「MySQL」「PHP」の環境をインストールできることから、その頭文字を取ってMAMPと名付けられました。

PHPを使える環境を構築できるため、PHPを言語とするWordPressの開発にも使われています。

開発元 Apache Friends
対応OS Windows、macOS
料金 無料
※PRO版は有料

Localをインストールする方法

実際にLocalをインストールして、WordPressサイトを立ち上げるやり方について見ていきましょう。

1.Localの公式サイトにアクセスする

Localの公式サイトにアクセスする

お使いの検索エンジンから「Local flywheel」と検索しましょう。
Localのみの検索ではトップに表示されないので、以前の名称であるLocal flywheelで検索をかけてください。

サイトにアクセスできたら、トップ画面にある「DOWNLOAD FOR FREE」のリンクをクリックしましょう。

2.ダウンロードするOSを選択する

ダウンロードするOSを選択する

リンクをクリックしたらOSの選択画面に移るので、お使いのOSを選択してください。続いて、名前とメールアドレスなどの項目を入力します。

「Please choose your organization type」の項目は、個人なら「Other」を選択し、最後に「GET IT NOW」をクリックしましょう。
すると、Localのインストーラーがダウンロードフォルダにダウンロードされます。

3.Localをインストールする

Localをインストールする

ダウンロードフォルダにあるインストーラーをダブルクリックで開きます。
インストールオプションの選択とインストール先の選択の画面が開くので、基本は初期設定のまま進めて、「インストール」ボタンをクリックしましょう。

すると、Localがインストールされます。

また、実際にWordPressでホームページを制作する方法については以下の記事を参考にしてください。WordPressでテーマを一から作る方法について解説しています。

【2025】WordPressでホームページを作る方法は?一から作る手順も解説

LocalからWordPressを作成する方法

実際にLocalからWordPressを立ち上げるやり方について見ていきましょう。

1.Localで新しいサイトを作成する

Localで新しいサイトを作成する

まず、Localの画面左下にあるプラスアイコン「Add Local Site」をクリックします。次に表示される画面で、「Create a new site」を選択し、右下にある「Continue」ボタンをクリックしてください。

「Create a new site」を選択する

2.サイト名を設定する

サイト名を設定する

次に、サイトネームを入力します。ここで入力した名前がWordPressのローカルサイト名として使用されます。

任意の名前を付けてください。

3.環境設定をする

環境設定をする

環境選択画面では、デフォルトの「Preferred」を選択すれば問題ありません。Preferredは、Localが推奨する設定です。
もし、特定のPHPバージョンやデータベースを指定したい場合は、「Custom」を選びましょう。

4.WordPressのユーザ名とパスワードを設定する

WordPressのユーザ名とパスワードを設定する

次に、WordPressのユーザ名とパスワードを入力します。この情報はWordPressの管理画面にログインする際に必要になるため、覚えておきましょう。

また、メールアドレスを入力する欄もありますが、Localのインストール時に設定したアドレスが出力されているので、そのまま「Add Site」ボタンをクリックしてください。

5.サイトを起動して管理画面にアクセスする

サイトを起動して管理画面にアクセスする

サイトの作成が完了すると、Localの「Local Sites」リストに新しいWordPressサイトが追加されます。対象のサイトを選択し、「Start Site」ボタンをクリックしてください。

サイトが起動したら、「WP Admin」ボタンをクリックしてWordPressのログイン画面に移行します。先ほど設定したユーザ名とパスワードを入力すれば、WordPressの管理画面にアクセスできます。

6.作業が終わったらサイトを停止する

作業が終わったらサイトを停止する

WordPressの編集作業が終わったら、「Stop Site」ボタンを押してサイトを停止します。ローカル環境のWordPressは起動している間、PCのリソースを消費するため、不要な場合は停止しておきましょう。

また、WordPressを立ち上げた後の初期設定については、以下の記事を参考にしてください。WordPressの基本的な使い方について解説しています。

【2025】WordPressの使い方は?初期設定や基本的な使い方を解説!

WordPressを学べるおすすめのセミナー

WordPressを学ぶなら以下のセミナーの受講を検討してください。

  1. デジハリONLINE「WordPress入門講座」
  2. Udemy「ちゃんと学ぶ、WordPressテーマ開発講座」
  3. デイトラ「Web制作コース」

これらのセミナーの特徴について見ていきましょう。

セミナー①デジハリONLINE「WordPress入門講座」

デジハリONLINE「WordPress入門講座」

引用:デジハリONLINE「WordPress入門講座」

デジハリONLINEが提供するWordPress入門者向けの講座です。WordPressの基本的な仕組みやテンプレートのカスタマイズ方法などについて学べます。

WordPressを基礎から学びたい場合におすすめの講座です。

セミナー②Udemy「ちゃんと学ぶ、WordPressテーマ開発講座」

Udemy「ちゃんと学ぶ、WordPress テーマ開発講座」

引用:Udemy「ちゃんと学ぶ、WordPressテーマ開発講座」

Udemyが提供するWordPressテーマ開発に特化した講座です。オリジナルテーマの作成や、プラグインのカスタマイズ方法などについて学べます。

テーマ制作やカスタマイズに興味がある方におすすめです。

セミナー③デイトラ「Web制作コース」

デイトラ「Web制作コース」

引用:デイトラ「Web制作コース」

デイトラのWeb制作コースでは、WordPressを含むWeb制作全般を幅広く学べるセミナーです。
HTML・CSS・JavaScript・jQueryの基本的なスキルや、デザインカンプからコーディングについて学べます。

Web開発全般のスキルを磨きたい方におすすめです。

WordPressのLocalについてのまとめ

今回は、無料ソフト「Local」を使ってWordPressを構築する方法について解説しました。Localは入門者でも簡単に使えるソフトで、サーバー知識がなくてもWordPressサイトを手軽に構築できる点が魅力です。

ローカル環境を利用することで、公開サイトに影響を与えることなくデザインや機能の変更、テーマやプラグインの検証が行えます。

また、Localでは複数のWordPress環境を管理できる点や、データベースやPHPのバージョンを自由に選べる点から、初心者だけでなく上級者までおすすめです。

これからWordPressを学びたい方や、既存サイトを安全にカスタマイズしたい方は、ぜひLocalを使って開発にチャレンジしてみてください。

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