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Substance 3Dの価格は?各種プランや特典・サポート情報を紹介

Substance 3Dは、アドビ社が提供する3Dコンテンツ作成ツールです。プロに加えて個人にも人気ですが、複数のプランがあり、どれを購入すべきか迷う方もいるようです。

ここでは、Substance 3Dのプランの内容や価格、受けられる特典やサービス、対象者は限定されるものの無償で使えるライセンスについてご紹介します。

Substance 3Dのアプリケーションと価格プラン

Substance3Dのアプリケーションと価格プラン

Substance 3Dは、これまでアドビ社が提供してきた「Adobe Substance」に置き換わるツールとして発売されました。

Substance 3Dの価格プランは、一般向けのものに加え、特定の立場の人に向けたライセンスがあります。それぞれのプランでは搭載されるアプリケーションの種類や数が異なります。
プランや価格を紹介する前に、Substance 3Dのアプリケーションの種類と特徴をおさえておきましょう。

Substance 3Dのアプリケーションの種類と特徴

Substance 3Dは、プランによって搭載されるアプリケーションが異なるため、アプリケーションの種類や特徴を理解することが大切です。
まずは、Substance 3Dのアプリケーションについて解説します。

Substance 3D Assets

Substance 3Dのアセットとは、3Dモデリングやテクスチャの作成に使える素材やモデルのことを言います。アセットは無料のもののほかに、高画質なアセットを毎月一定の数だけ使用できます。高画質アセットは、プランにより使用可能な数が異なります。

Substance 3D Modeler

アナログでモデリングを行う際に使用するクレイをデジタルで表現し、自然な感覚で3Dモデルを作成できるアプリケーションです。

Substance 3D Sampler

写真を3Dモデルやマテリアル、ライトに変換し、アセットと組み合わせて合成できるツールです。AI技術を使って、モデルやマテリアル、ライトを自動的に生成することも可能です。

Substance 3D Designer

デザイン部門でアカデミー賞を受賞したアプリとノードベースのワークフローを使い、マテリアル・パターン・モデル・ライト・画像フィルターなどを作成できます。

Substance 3D Painter

3Dコンテンツを制作するプロに必須と言えるツールで、業界標準のテクスチャを作成できます。
ブラシやマテリアルを使い、エフェクトに対して直線的にペイントすることが可能です。

Substance 3D Stager

アセットやライト、カメラなどを使いレンダリングできるツールです。
リアルタイムに構図を調整したり、構図やライティングをテストするのに適しています。

Substance 3Dの各種価格プラン

次に、プランの特徴と価格をご紹介します。Substance 3Dは、いずれのプランであっても買い切りのものはなく、すべてサブスクリプションでの使用になります。
現在、Substance 3Dには、

  • 一般向け
  • 企業向け
  • 高等教育機関に正式に在籍する学生あるいは教師向け

のプランがあります。

Substance 3D Collection

毎月50点のアセットと、Modeler・Sampler・Designer・Painter・Stagerのすべての機能と100GBのストレージを使用できるのが、Substance 3D Collectionです。
月額6,028円ですが、年間プランの価格は67,078円になります。
年間プランは、月額に換算すると440円程お得になります。

Substance 3D Texturing

毎月30点のアセットと、Sampler・Designer・Painterの機能と100GBのストレージが使えるのが、Substance 3D Texturingです。
月額2,398円ですが、年間プランの価格は26,818円です。
年間プランは、月額に換算すると160円程お得になります。

3D Collection(グループ版)

上記の2つは個人向けで、こちらは企業向けのプランになります。
ユーザー1人あたり毎月100点のアセットと、Modeler・Sampler・Designe・Painter・Stagerのすべての機能と1TBのストレージを使用できます。加えて、ライセンスの管理ツールやサポートデスクが利用可能です。なお、グループ版には月額プランはありません。
年間プランを一括払いするか月々払いするかのどちらかになります。
一括払いの場合の価格は132,960円となり、月々払いでは12,188円です。
一括払いの方が、年間13,300円程安くなります。

Substance 3D 学生・教職員用無償ライセンス

学生など特定の立場にある方がお得に使えるライセンスです。
こちらのライセンスは無償で、認定された高等教育機関に正式に在籍する学生あるいは教師が対象です。Modeler・Sampler・Designer・Painter・Stagerの機能が使用できますが、アセットの月額ダウンロードは含まれていません。
なお、こちらのライセンスは個人的な学習のみで使用でき、授業では使えません。
作成したアセットやコンテンツは販売禁止で、商用での使用は不可です。
ただし、制作した作品をポートフォリオに使用することは許可されています。

Substance 3Dプランの選び方

Substance3Dプランの選び方

ここでは、使い方に適したプランと価格を抑えて使う方法を紹介します。

使い方でSubstance 3Dプランを選ぶ

Substance 3Dを個人で使用し、すべての機能を使いたい方はSubstance 3D Collectionを選ぶと良いでしょう。3Dマテリアルの作成が目的でSubstance 3Dを使う方は、Substance 3D Texturingで十分かもしれません。
なお、法人で使用する場合は3D Collectionが使い勝手が良いはずです。
価格は他のプランに比べて高くなりますが、複数人数で使用することを考えるとライセンス管理ツールは必須と言えます。
また、高度なサポートデスクを受けられるため、レベルに関係なく安心して使えるでしょう。

価格を抑えてSubstance 3Dを使うには

アドビで実施されるセールの時期にSubstance 3Dを低価格で使用できる場合があるようです。
例えば、2022年の秋に開催されたセールでは、Substance 3D Collectionの価格が月額3,058円と半額近くになっていました。セールの対象はSubstance 3D Collectionの年間プランに限られ、その他のプランはセールの対象外でした。
また、2023年春のセールや新生活応援セールでは、Substance 3Dはセールの対象外とされ、いつでも行われるわけではないようです。Substance 3D Collectionの長期使用を考えている方は、セールの時期にアドビ社のサイトをチェックしてみると良いかもしれません。

Substance 3Dは体験版が用意されています。
体験版は1ヵ月無料で使用でき、30日以内に解約すると料金はかかりません。
すべての有料プランに30日間の無料体験がついているので、使用感を確かめたい方や短期間の使用で十分な方は体験版を利用すると良いかもしれません。

また、アドビ社が認定した高等教育機関に在籍している学生あるいは教師の方は、Substance 3D 学生・教職員用無償ライセンスを取得し、無償で使用できます。
無料ライセンスは12ヵ月有効で、その期間が経過した時点で学生あるいは教師であれば、更新することで引き続き無償で使えます。

Substance 3Dの特典とサポート

Substance3Dの特典とサポート

Substance 3Dの特典とサポートは以下の通りです。

Substance 3Dの特典

Substance 3Dはプランごとに使用できるアセット数が異なっています。
フル装備であるSubstance 3D Collectionの方が、機能を絞ったSubstance 3D Texturingよりも多くのアセットを使用できます。
また、法人向けプランのアセット数やストレージ容量は、個人プランよりも多めです。
法人向けプランは価格が高い分、管理ツールやサポートデスクの使用などの特典が付きます。

Substance 3Dのサポート

Substance 3Dは個人向けプランもあり、初心者が使用することを考えてサポートを充実させています。アプリケーションのダウンロードとインストール方法を丁寧に解説したページを設けてしますし、用語集を含めたユーザーマニュアルも整備されています。
また、PDFや動画を使ったチュートリアルも閲覧可能です。例えば、Substance 3D Painterでは、基礎レベルと上級レベルに合わせて多数のチュートリアルを確認できます。なお、マニュアルやチュートリアルは英語のものがほとんどであるため、翻訳機能を使うと良いかもしれません。

加えて、アドビの担当者による個別対応のサポートやバーチャルアシスタントも用意されています。担当者によるサポートは、平日の9:30から18:00とビジネスアワーに合わせた対応で、バーチャルアシスタントは24時間いつでも利用できます。
さらに、「アドビサポートコミュニティ」を使用するとアプリケーションの使い方について質問できるほか、クリエーター同士の情報交換も行えます。「よくある質問」を活用するなら、たいていのトラブルは解決できるでしょう。

Substance 3Dの価格まとめ

Substance 3Dのプランは、個人向けか法人向けか、フル装備の機能か制限付きかで価格が異なり、認定された教育機関に所属する学生や教師は無償ライセンスを使用できます。
特典の充実度は価格の高いプランに軍配が上がります。加えて、アドビ社のサイト上でマニュアルやチュートリアル、担当者による個別対応などのサポートが受けられます。

自身の使い方に適した価格プランを選択し、Substance 3Dを使ってみましょう。

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