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SOLIDWORKSの無料体験版とは?内容やメリットを徹底解説

3DCADソフトは製品を購入した後でツールの使いやすさや機能に不満が出るケースも少なくありません。そこで、SOLIDWORKSを始めるときに費用をかけることなく使用感を確かめてみたいという方もいるでしょう。今回は、SOLIDWORKSの無料体験版を始めるメリットや手順について解説します。

SOLIDWORKSの無料体験版とは?

SOLIDWORKSの無料体験版は、SOLIDWORKSが2時間だけ無料で使えるトライアルです。SOLIDWORKSとは、フランスにあるダッソー・システムズが提供する3DCAD製品のサービスを指します。国際的にも知名度が高く、優秀な3DCADソフトを開発・提供しています。

3DCADソフトとは、3次元のコンピュータ支援設計ソフトウェアのことです。主に、物体や製品の設計やモデリングを行うために使用されます。3DCADソフトウェアを使用することで、立体的なモデルを作成し、寸法や形状を変更可能です。SOLIDWORKSにもこれらの機能があります。

製造関連の事業では、製品の設計や開発・モデリングのプロセスを効率化し、正確な設計を行えます。実際に、SOLIDWORKS以外にもさまざまな3DCADソフトウェアが市場に存在し、それぞれ異なる機能や特徴を持っているのです。

そして、SOLIDWORKSには、以下のような特徴があります。まず、SOLIDWORKSという3DCADソフトは、直感的なインターフェースと使いやすい操作性が特徴です。初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しています。高度な3Dモデリング機能を備えており、部品やアセンブリの作成、編集、修正が容易に行えるのです。

また、製造機器の各分野での導入に際して、物理的な挙動や応力解析などのシミュレーション機能があります。そのため、製品の性能や耐久性を事前に評価することができます。

さらに、データのバージョン管理や共有が容易に行える機能を備えているのも魅力です。複数のユーザーが同じデータにアクセスし、効率的なコミュニケーションや協調した作業を実現できます。

それから、さまざまな業界や用途に対応するための拡張性があります。拡張性により、追加のモジュールやアドオンを利用することで、特定のニーズに合わせた機能を追加して使用できます。したがって、さまざまな製造作業をこれ1つでカバーするのです。

SOLIDWORKSの無料体験版は、商用と学生の利用で提供目的が異なるため、公式ホームページには製品トライアルとオンライントライアルが用意されています。

SOLIDWORKSの無料体験版を使うメリット

SOLIDWORKSの無料体験版には、利用することで得られるいくつかのメリットがあります。大前提として、SOLIDWORKSは機械設計や製品設計を効率よく進めるための3DCADソフトウェアです。そのため、企業で導入が検討されているときにユーザビリティの確認ができるのは大きなメリットです。

ユーザーは、インターフェースの使いやすさ、ツールの機能、そしてパフォーマンスなどを知ることができます。何より、ソフトウェアの操作方法やツールの使用手順を覚えて、製品を深く理解する機会を得られます。

通常は、3DCADソフトウェアで使える3次元空間のモデリングをどこまでサポートしているか確認する意味合いがあります。基本的な形状の作成や編集、部品の組み立て、表面の設計など、幅広い機能が利用できることを最低限チェックするのです。

その上で、通常のパッケージには入っていないような高性能な機能も利用できます。本製品の購入前にSOLIDWORKSの良さを体験できるのは大きな魅力です。

特に、SOLIDWORKSの無料体験版は、トライアルによくある機能制限が一切ありません。しかも、パッケージの中でも一番上の「SOLIDWORKS Premium」という製品を最新版で使えるのもメリットです。高度な解析と検証機能を用いて、3次元の設計作業が可能となります。機能によっては、複雑な作業の時間短縮を実現します。

また、自社が独自のデータで3DCADソフトウェアの機能を試せることもメリットの1つです。一般に用意されている標準サンプルのデータではなく、自社データで使用感を確かめられます。実際に、自社製品の製造で必要な機能に絞って、導入した際のミスマッチを避けられるでしょう。

SOLIDWORKSの無料体験版を始める手順

SOLIDWORKSの無料体験版を始めるには、次のような手順でオンライン登録や手続きを進めることです。

最初に、SOLIDWORKSの公式サイトを開いて、トライアル版を「製品トライアル」と「オンライントライアル」から選びます。その場で利用を開始するためには、「オンライントライアル」を選択するのがおすすめです。

まずは、「オンライントライアルを試す」という画面から「SOLIDWORKS 体験版」のページを開きます。「ログイン」と「登録」のボタンがあるので、初めて利用する人は、「登録」をクリックして画面を進めます。IDがすでにある人は、「ログイン」から入ることができます。

登録ボタンから進んだ場合、IDを作成する画面が立ち上がるため、「電子メール」「ユーザー名(名・姓)」「パスワード(確認パスワードで2度入力)」「国(選択)」などの必要な情報を入力します。

入力が終わったら、プライバシーポリシーの内容に同意して、任意のニュースレターを受け取るか選び、「登録」ボタンを押して続行します。

次に、「SOLIDWORKSオンライントライアルを開始する」という画面が出たら、機密情報やデータ、個人データ、製造データ、企業秘密などをアップロードしないことに関する承認項目が確認できます。

上記のチェックボックスを選択して同意し、言語(日本語)を選択して「開始」のボタンを押します。ただし、すぐに利用開始するわけではなく、「会社」「都道府県」「郵便番号」「電話番号」のプロフィール情報の更新を求められます。

4つの項目を入力し終わって送信したら、トライアンル画面が立ち上がります。

WEBブラウザで立ち上がるため、あらかじめ作業に必要なストリーミングリソースを確保することです。パソコンで動作するための容量が足りない場合や、さまざまなページを開いた状態でリソースを過度に使用していると、上手く立ち上がらないことがあります。

トライアルの画面上には、制限時間となる数字の表示が確認できます。購入せずに機能を利用できる時間をあらわしています。この時間がすぎると作業途中でも利用できなくなります。自社のデータなどを読み込んで実際にモデリングや解析などをしてみましょう。

最初は、SOLIDWORKSの初期設定が適用されているため、単位変更のためのオプション設定などをしておくことです。ただし、操作方法自体の解説が画面上でされているわけではないため、操作方法が全くわからない状態で2時間の時間制限は厳しいものがあります。そのため、事前にある程度の操作やイメージは想定しておく必要があります。

トライアルを開始した後に、調べながら検索やヘルプを交互に進めてしまうと時間が足りなくなるので注意が必要です。SOLIDWORKSでどの機能を使い、何をするのかは業界・業態やツール導入の目的などで違いがあるため、必要な機能ピックアップしておくことです。

SOLIDWORKSの無料体験版についてまとめ

SOLIDWORKSには無料体験版が提供されており、オンラインですぐに2時間の使用が可能です。特に最上位版の機能が使えるなど、トライアルならではのメリットがあります。開始手順はシンプルで、IDによる登録情報の入力と送信で簡単に始められて、操作も難しくありません。

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