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SOLIDWORKSを少しでも安く買う方法!現在の価格や裏技を解説

CADソフトとして定評のあるSOLIDWORKSの購入を検討している人のなかには、できるだけ安く買う方法を知りたいという人もいることでしょう。ここでは、SOLIDWORKSを使うメリットや、少しでも安く買うために役立つヒントを分かりやすくお伝えします。

SOLIDWORKSの価格とは?

SOLIDWORKSを購入する際は、製品のバージョンやライセンス、対応できる台数の違いによって、価格設定に差がみられるという点を覚えておきましょう。まず、SOLIDWORKSには、Standard版、Professional 版、Premium版の3つのバージョンがあり、3つの中からどのバージョンを選ぶかによって価格が異なります。また、一台のシステムでのみ利用するスタンドアロン版を選択するか、複数台での利用ができるネットワーク版を選択するかによって、価格設定が変わってきます。そして、期間限定のライセンスによるサブスクリプション利用をするか、永久ライセンスを購入するかによっても、価格に差があります。サブスクリプション利用の場合、1年版か3ヶ月版から選択でき、さらに細かく価格が設定されていますので、使用環境に適した製品を選ぶことが必要です。永久ライセンスを購入する場合は、ライセンスの購入費用とは別に、年間の保守契約費用の支払いが求められます。

SOLIDWORKSをもっとも手軽に利用できるのが、Standardタイプの製品をスタンドアロン版で3ヶ月利用する方法です。価格は、3ヶ月で143,000円(税別)です。サブスクリプションを利用してSOLIDWORKSの使い勝手を確かめた上で、永久ライセンスの購入を決定するといった柔軟な使い方ができます。SOLIDWORKSのなかでも精度の高いPremium版を複数台で利用できるネットワーク版の永久ライセンスを購入する場合の価格は、1,975,000円(税別)です。また、年間に405,000円(税別)の保守管理費用が別途必要となります。

クラウド版の利用を希望する人に適しているのが、3DEXPERIENCEプラットフォームと呼ばれるクラウド環境で利用可能な3DEXPERIENCE SOLIDWORKSです。Standard Offer、Professional Offer、Premium Offerの3つのバージョンがあり、それぞれのバージョンに関して、1年版と3ヶ月版が存在しています。Standard Offerの場合、1年版が531,000円(税別)、3ヶ月版が159,300円(税別)です。Professional Offerは、1年版が621,600円(税別)、3ヶ月版が186,600円(税別)です。Premium Offerについては、1年版が881,400円(税別)、3ヶ月版が264,300円(税別)の価格設定となります。

なお、ネットワーク版の利用を希望する場合は、別途SOLIDWORKS Network Installation Feeと呼ばれるネットワーク新規構築手数料の支払いが必要です。

SOLIDWORKSを少しでも安く買う方法

SOLIDWORKSの購入費用は、比較的手軽なサブスクリプション利用であっても、決して安価なものではありません。少しでも安くSOLIDWORKSを買う方法を知りたいという人のために、おすすめの方法をお伝えしましょう。

最初にご紹介するのが、個人ユーザー向け、非営利目的での使用に適した3D EXPERIENCE SOLIDWORKS for Makersを利用する方法です。3D EXPERIENCE SOLIDWORKS for Makersであれば、年間99ドルで利用できるため、日本円にして1万円台で人気の3D CADソフトを使えます。一般に、CADソフトは、ハイエンド、ミドルクラス、エントリークラスの3種類に分類されますが、3D EXPERIENCE SOLIDWORKS for Makersは、ミドルクラスのCADソフトにあたり、自由度の高い製図や設計を行うことが可能です。個人向けの3D EXPERIENCE SOLIDWORKS for Makersは、企業向けのSOLIDWORKSとは異なり、Publishing関係の機能や解析機能は備えていません。機能面で簡略化されている部分はあるものの、価格と品質のバランスを考えると、おすすめできる方法です。

学生でSOLIDWORKSの利用を検討している場合、SOLIDWORKS for Studentsと呼ばれる学生版を利用すれば、安く買うことができます。学生向けのSOLIDWORKSについては、デスクトップ版とSOLIDWORKS Cloud Apps for Studentsと呼ばれるアプリ版があり、デスクトップ版は年間99ドル、アプリ版は年間60ドルで利用可能です。アプリ版であれば、インストール不要で、パソコン、タブレット、スマートフォンといった多様なデバイスで使うことができます。また、SOLIDWORKS教育版が導入されている教育機関に在籍している場合、SOLIDWORKS Student Premiumのライセンスを無償で取得して利用でき、自分のデバイスで設計や製図を快適に行えます。

企業で購入するSOLIDWORKSの負担金を軽減したい時には、業務をデジタル化するためにソフトウェアやシステムを導入した企業に支給されるIT導入補助金の申請を検討するとよいでしょう。IT導入補助金は、小規模事業者や中小企業を対象とする、IT関連のツールの購入費用に対する補助金の支給制度です。IT導入補助金が支給されるものには、SOLIDWORKSなどの3D CADソフトも含まれるため、費用面での負担が理由でSOLIDWORKS導入を躊躇している場合は、IT導入補助金の申請を前向きに考えてみてください。SOLIDWORKSの購入に際して適用されるIT導入補助金の補助額は、購入費用の1/2以内で、補助額は150万円未満です。IT導入補助金の申請を希望する場合、gBizIDと呼ばれる行政サービス利用のためのアカウントを取得して、申請を行ってください。

SOLIDWORKSを使うメリット

SOLIDWORKSを利用するメリットとしては、どのような点が挙げられるのでしょうか。まず押さえておきたいメリットが、3D CADソフトは操作が複雑で覚えにくいものもありますが、SOLIDWORKSは比較的操作が容易で、初めて3D CADを使う人でも操作方法を理解して製図や設計が行いやすいという点です。SOLIDWORKSは、3Dデザインがどのような感じかを把握し、設計の完成度の高さを実感したい人に適したソフトと言えます。

SOLIDWORKSを業務で使う大きなメリットとしては、多様な形式のファイルのインポート、エクスポートに対応できるという点も挙げられます。同一のCADソフトを使う社内でのCADのやり取りだけでなく、複数の取引先とのやり取りにおいて、ファイルの読み込みを容易に行うことができ、取り引きを円滑に進めやすくなります。SOLIDWORKSであれば、jpgやPDFなどの汎用性の高いファイルに変換ができ、通常業務でCADを使っていない取引先にも、データを送ることが可能です。

企業向けの製品だけでなく、個人向けの3D EXPERIENCE SOLIDWORKS for Makers、学生向けのSOLIDWORKS for Students、とそれぞれのユーザー層に適した製品を提供しているところも、SOLIDWORKSのメリットです。企業向けの製品に関しては、バージョンやライセンス等を選択して利用環境に合った製品が利用できます。

SOLIDWORKSが支持されている理由には、購入後に多様なメリットがあることも影響を与えています。SOLIDWORKSには、グローバルな利用者コミュニティが存在し、利用者同士の交流を深めながら、SOLIDWORKSの活用の幅を広げることが可能です。利用方法についての疑問点を解消するための支えともなってくれる充実した利用者コミュニティは、世界中で選ばれているSOLIDWORKSならではの大きな魅力となっています。

また、SOLIDWORKSを選ぶメリットとしては、バージョンアップが高い頻度で行われているため、最新バージョンのソフトを使って快適にCADの作成ができるという点も挙げられます。進化し続けるテクノロジーを巧みに生かした製品開発をしているSOLIDWORKSを活用すれば、精度の高い製図や設計を叶えられるでしょう。

SOLIDWORKSを少しでも安く買う方法についてまとめ

3D CADソフトのSOLIDWORKSは、製品のバージョンやライセンスの選択によって、価格設定が異なります。少しでも安くSOLIDWORKSを購入したい場合には、個人ユーザーであれば3D EXPERIENCE SOLIDWORKS for Makers、学生ユーザーであればSOLIDWORKS for Studentsを利用するとよいでしょう。企業でSOLIDWORKSを導入する場合、IT導入補助金を申請することで、購入費用の一部を補助金として支給してもらうことが可能です。

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