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【2024】振動計とは?使い方やおすすめ製品3選を紹介

「振動計って何?」「振動計はどんなときに利用すればよいの?」と気になる人もいるでしょう。振動計は日常生活で使用する機会はほとんどないため、具体的な用途がわからないかもしれません。

本記事では振動計とは何か、使用する目的やメリットをわかりやすく解説します。
おすすめの振動計も紹介しているので、何を選ぼうか悩んでいる企業の方は参考にしてください。

振動計とは

振動計とは

振動計に馴染みがない方もいるでしょう。
ここでは、振動計の簡単な説明と利用されている場面や、加速度計との違いについても解説します。

揺れを計測する装置

振動計とはその名の通り、物体や機械などから生じる揺れを計測するための装置です。
例えば、建物や構造物の耐震性を評価する際や、機器の異常検知のほか、工事現場の騒音対策にも導入されています。

上記のように、建築や土木、機械工学などの幅広い分野で振動計は効果的です。
なお、振動計を利用するメリットは後述しています。

加速度計との違い

振動計と加速度計の違いがよくわからない方もいるでしょう。
加速度計と振動計は、どちらとも振動を測定する装置ですが、使う目的が異なります。

加速度計は、物体が加速や減速する際に、速度の変化を測定する装置です。
そのため、振動や周波数よりも、物体の動きの速さや変化を確認したいときに使用します。

例えば加速度計は、自動車の衝突を防止するためのエアバックや、スマートフォンの画面回転機能・GPSなどにも利用されます。

一方で、振動計とは前述の通り物体や機械などから発生する振動を測る装置のため、利用用途が異なります。上記の動画では、振動計と加速度計の違いについてわかりやすく解説されていますので、ぜひご覧ください。

振動計を利用するメリット

振動計の利用にはいくつかのメリットがあります。
例えば、機械や装置から発生する振動に異常を感知したら、故障する前に必要な対策を講じられるため、完全に止まってしまうリスクを軽減できます。

損傷や故障の前兆に気づくことができれば、修理費用やコストも抑えられます。
振動計のデータをもとに、定期的なメンテナンスを実施できれば、生産性も安定するでしょう。

さらに、振動計を使用してテストを行うと、性能や安定性・耐久性などを調査できるので、商品への信頼も生み出せます。

ほかにも、工事現場の振動を計測することで騒音や振動を抑制できれば、近隣に住む住民やオフィスで働く会社員への、負担軽減につながります。
工事の騒音対策が重要な理由は、下記の記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。

簡単な振動対策を紹介!苦情やクレームを減らす振動対策とは

振動計のおすすめ3選

振動計の用途やメリットを解説した次は、おすすめの振動計を3つ紹介します。
いずれも、工事現場での騒音対策に悩んでいる企業の方に、おすすめできる製品です。

メーカー 製品名
CACH株式会社 揺れウォッチャー
CACH株式会社 音ウォッチャー
株式会社近藤インスルツルメンツ 騒音・振動大型表示器 OK-S

それぞれの特徴や魅力を解説します。

1.揺れウォッチャー

振動計のおすすめ製品1つ目は、揺れウォッチャーです。
揺れウォッチャーは、手のひらにおさまるコンパクトなサイズが特徴で、電源不要で利用できます。

電気工事を行う必要がないため、すぐに測定できるほか、単管や壁などにも簡単に設置できます。振動測定器はスマホやパソコンで確認でき、一定の振動値を超えたらアラートメールが届く機能が搭載されています。

実際に、揺れウォッチャーを利用した会社の導入理由と、使用した感想を紹介します。

振動対策・振動測定器導入のきっかけ
解体工事開始時から振動標示版は設置していましたが、近隣住民からブレーカーや圧搾機による振動について苦情が寄せられました。
そのため、複数地点の振動を計測しながら、苦情が来ないような工事管理をする必要がありました。

振動対策導入後の効果
苦情をいただいていた方の住居近くの振動をピンポイントで簡単に計測できました。
また、揺れウォッチャーの機能を活用して振動を抑制する工事監理を行ったところ、苦情を減らすことができました。

工事はどうしても近隣住民に影響が及ぶため、クレームが発生することも珍しくありません。
しかし、揺れウォッチャーを活用したことで、振動の抑制につながりクレームが減少した事例が紹介されています。

他の会社の導入事例や揺れウォッチャーのさらに詳しい内容は、下記のサイトから確認が可能ですので、ぜひご覧ください。

2.音ウォッチャー

振動計のおすすめ製品2つ目は、音ウォッチャーです。
音ウォッチャーも、先ほど紹介した揺れウォッチャーと同様に、電源不要で手軽に測定できる製品です。単三電池駆動のため電気工事が不要で、仮囲いや壁にも簡単に設置できます。

さまざまな箇所に設置することで多点計測ができるので、どこの場所・どの作業の騒音が大きいかを、可視化できます。

実際に、音ウォッチャーを導入した企業の口コミを確認してみましょう。

導入のきっかけ
当該エリアでは長期に渡り、建築工事や道路工事等が行われており、周辺住民より工事騒音に対する苦情が多く寄せられていた。
毎日、騒音計を持った騒音監視員を置いて対応していた。

導入後の効果
音ウォッチャーを導入したことで、日々の騒音計測やデータ整理の手間がなくなり、リアルタイムで騒音データを確認できるようになった。
これを活かして、迅速に作業員へ注意喚起することで近隣住民からの苦情が減った。

こちらも揺れウォッチャーと同じく、音ウォッチャーを導入したことで、苦情が減った事例が紹介されています。また、日々の計測やデータを整理する手間が削減されたのも、嬉しいポイントです。

音ウォッチャーを活用して騒音の大きい地点を特定し、騒音対策を行いましょう。

3.騒音・振動大型表示器 OK-S

振動計のおすすめ製品3つ目は、騒音・振動大型表示器 OK-Sです。
業界では珍しい一体型両面表示器で、騒音計・振動計のデータをデジタル表示するため、現場でも数値が見やすくなっています。

寸法は幅400×奥行200×高さ550mmと、従来型のOK-Uと比較するとコンパクトです。
オプションでスタンドも用意されています。

振動計の選び方

振動計の選び方

振動計はさまざまなメーカーが開発しているため、どれを選べばよいか迷うかもしれません。
振動計を選ぶ場合は、以下の点に着目しましょう。

  • 用途
  • 測定項目
  • 大きさ

例えば、工事現場の騒音対策に利用したいのか、機器が正常に作動しているかどうかを確認するために使用したいのかで、選ぶべき商品は異なります。

また、製品の大きさも大切なポイントです。
手軽に使えるコンパクトな小型タイプか、その場に置いて測定する大型タイプかによっても変わります。

先ほど紹介した、揺れウォッチャーや音ウォッチャーは、電源不要で手軽に計測できる点が魅力です。さまざまな場所に設置する多点計測も可能なため、騒音対策を考えている方におすすめです。

せっかく振動計をレンタル・購入したのにうまく活用できないとならないよう、事前に目的に合ったものを選ぶようにしましょう。

騒音振動表示器の選び方は、こちらの記事でも詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

騒音振動表示器の選び方を詳しく解説!種類や用途も紹介

振動計についてまとめ

本記事では、振動計とは何か、用途や導入するメリットなどを紹介しました。
振動計は、振動から機器の異常を察知したり、工事現場の騒音対策に有効です。
ただし、サイズが大きいものや電気工事が必要なものもあるため、目的・用途に合ったものを選びましょう。

手軽に揺れや音を計測したい場合には、揺れウォッチャーや音ウォッチャーがおすすめです。
手のひらサイズの大きさで、電源が不要なため、電気工事は必要ありません。
工事の騒音対策にお悩みの企業の方は、ぜひチェックしてください。

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