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MOS資格の取得方法!資格の種類や流れ・合格するコツ

パソコンスキルは、様々な業種で欠かせないものになっています。パソコンスキルを証明する資格は色々ありますが、人気になっているのがMOS資格です。今回はMOS資格がどういうものなのか、種類や受験方法、合格するためのコツなどを解説します。

MOS資格とは?

MOS資格のMOSは、「マイクロソフトオフィススペシャリスト」のことです。Microsoftが提供している、WordやExcelなどのOfficeソフトをどの程度扱えるか、証明するための資格がMOS資格になります。MOS資格はメジャーな資格で、多くの人が持っているということであまり役に立たないと言われることもあります。しかし、MOS資格を取得することでOfficeソフトの扱い方を学ぶことができますし、WordやExcelを導入している企業は多いので、決して取得して損する資格ではありません。

MOS資格にはどのような種類がある?

MOS資格は、大きく分けると3つの種類があります。それぞれ求められるスキルが変わってくるので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。では、MOS資格にはどのような種類があるのか、詳しく見ていきましょう。

アソシエイト

アソシエイトは、一般的なレベルのMOS資格です。Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookがアソシエイトのレベルに対応しており、MOS資格の中でもまず取得を目指したい難易度となっています。Wordであれば文書の作成や印刷、Excelは表の作成編集などの基本的な操作ができるかどうかを試されます。MOS資格はどのレベルからでも受験できますが、初心者の人はアソシエイトの資格取得を目指しながら、Microsoft Officeの基本的な扱い方を学ぶとよいでしょう。

エキスパート

エキスパートは、MOS資格の上級レベルに当たる資格です。Microsoft Officeの基礎だけではなく、応用的な扱い方ができるかどうかを試されます。Wordであれば文書の暗号化やカスタマイズなど、Excelであれば関数を用いた表計算や複合グラフを用いた分析などが試験で出題されます。エキスパートの資格は様々な業務でMicrosoft Officeを活用できるスキルを証明できるので、取得しておいて損はないでしょう。

マスター

マスターはMOS資格の中でも最上級レベルの資格で、Microsoft Office製品を高いレベルで扱えるスキルが必要です。また、アソシエイトやエキスパートとは違い、複数科目の試験に合格しなければマスターの資格は取得できないので注意してください。WordとExcelは必須科目となっており、そのほかにもAccessとOutlookのどちらかを選択して試験に合格しなければなりません。WordとExcelに関してはエキスパートのレベルをクリアする必要があるので、高い難易度の資格と言えるでしょう。

MOS資格を取得する時の流れは?

MOS資格に興味があるけれど、取得するには何をすればよいのか分からないという人もいるでしょう。ここからは、MOS資格を取得する流れを詳しく解説していきます。

まずは取得する資格を決める

MOS資格は3つのレベルに分かれている他、5つのソフトの試験が用意されています。まずは、自分がどの試験にチャレンジするか決めておきましょう。Microsoft Office製品をあまり扱ったことがない人は、アソシエイトからチャレンジしてみるのがおすすめです。ソフトに関しては、様々な業種で利用されているWordかExcelを選ぶとよいでしょう。WordやExcelに関する資格を持っていれば、就職や転職をする時に有利になります。

受験日を設定して学習スケジュールを決める

取得する資格を決めたら、受験日を設定した上で学習スケジュールを決めます。必要な勉強時間はそれぞれ変わりますが、初心者の人がアソシエイトのレベルの試験を目指すのであれば、毎日2~3時間程度の学習を1ヶ月続けるというのが一般的です。受験日を決めたらそこから逆算して、試験対策を始めるようにしましょう。

受験方法を選ぶ

MOS資格は、2つの受験方法から選ぶことができます。全国一斉試験と随時試験があり、それぞれ試験日が変わるので注意しましょう。全国一斉試験は毎月1~2回開催されていて、全国に設置されている試験実施会場で受験することになります。随時試験はほぼ毎日開催されている試験で、全国約1500か所ある試験会場から好きな会場を選択し受験します。全国一斉試験はオンラインから申し込みが可能ですが、随時試験は試験会場へ直接申し込む必要があるので、自分が申し込みしやすい方法を選んでください。申し込み方法が違うだけで、受験料や試験内容に関しては、どちらの受験方法を選んでも変わりありません。

試験を受ける

受験方法を選び申し込みが済んだら、試験を受けます。選んだ会場で試験を受けることになりますが、当日は受験者IDとパスワード、受験票、写真付きの身分証明書を持参する必要があります。試験会場によっては、受験票が発行されないケースがあるので、詳細は試験会場に直接問い合わせておきましょう。試験を受ける時は、スマートフォンやメモ用紙、筆記用具、時計などの持ち込みは禁止されています。ロッカーなどに預けた上で、試験に臨むようにしてください。

合否の発表

MOS資格の試験結果は、試験終了後にすぐ知ることができます。試験後に受験結果が通知されるので、確認しておきましょう。合格した場合は、4~6週間程度で合格認定証が郵送されます。試験後すぐに受領できるデジタルの認定証もあるので、合格認定証が届くのを待たずに、合格を証明することが可能です。

MOS資格に合格するコツはある?

MOS資格に合格するためには、いくつかポイントがあります。ここからは、合格するためのコツをいくつか紹介していきます。

自分に合ったレベルを選ぶ

MOS資格は3つのレベルの試験が用意されていますが、特に条件はなくどのレベルからでも受験できます。せっかく受験するのであれば高いレベルの試験を受けようと考える人もいるかもしれませんが、レベルが上がれば当然試験の難易度も高くなります。自分のレベルに合わない試験を受けると、合格するのが難しくなるでしょう。試験は頻繁に行われており気軽に受験できるので、無理に高いレベルにチャレンジする必要はありません。初心者の人は、一般レベルのアソシエイトの取得から目指しましょう。自信がある人も、試験の出題範囲などを確認し、本当に自分のレベルに合っているかどうか判断してください。

学習スケジュールはできる限り短く立てる

試験勉強をする時は学習スケジュールを立てる必要がありますが、無駄に長くするのはよくありません。じっくり勉強してから試験に臨もうとして、余裕を持ったスケジュールを立てる人もいますが、学習期間が長くなればなるほどモチベーションを保つのが難しくなります。ダラダラと学習するよりは、短期間で集中的に学習するほうが効率的です。

スクールや講座を利用する

独学で試験を目指すのが難しい場合は、スクールや講座を利用するのも1つの手です。スクールに通えば分からないことは講師に質問できますし、様々なサポートが受けられるので効率的に学習を進められます。スクールが近くにない人は、自宅で学習できる通信講座がおすすめです。

MOS資格を取得してMicrosoft製品の扱い方をマスターしよう!

WordやExcelなどのソフトは、様々な業務で利用されています。どのような業種でもOfficeソフトを扱うことが多くなっているので、スキルを身につけたいと思っている人もいるでしょう。MOS資格を取得すれば自分のスキルを証明しやすくなりますし、試験勉強をしながらMicrosoft製品の扱い方を学ぶこともできるので、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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