色々な画像編集ソフトがありますが、中でも人気になっているのがイラストレーター(Illustrator)です。自分も使ってみたいけれど、使い方がよく分からないという方もいるのではないでしょうか。
今回はそういう方のために、イラストレーターの基本的な使い方や便利機能・イラストレーターを学ぶ方法などを解説していきます。
初心者向け!イラストレーターの基本的な使い方5選
早速イラストレーターの基本的な使い方を紹介します!
イラストレーターの使い方①新規ファイルを作成する
イラストレーターで絵を描いたり画像を編集したりする時は、まず新規ファイルを作成する必要があります。
イラストレーターを立ち上げると、画面の左に「新規作成」というボタンが表示されるのでそれをクリックします。サイズを選択できるので、用途に合わせて適切なものを選んでください。
後は色々な機能を使って、編集していけば大丈夫です。
作業が終わった後は、ファイルを保存しておけば、次回続きから作業を再開できます。
イラストレーターの使い方②図形を組み合わせて色々なデザインを作る
イラストレーターには、丸や四角、星型など基本的な図形を作成できるツールが用意されています。初心者の方は、まず図形ツールを使用して色々なデザインをしてみましょう。
新規ファイルを作成したら、左にあるツールパネルの中から「長方形ツール」や「楕円形ツール」など好みの図形を選択します。ツールを選択した後、アートボード上でマウスを左クリックしながらドラッグすれば、選んだツールの図形が作成されます。
この方法で色々な図形を作成し組み合わせれば、簡単に絵を描くことができます。
初心者の方がフリーハンドで絵を描くのは難しいので、図形ツールを上手く使って絵を描いてみましょう。
イラストレーターの使い方③画像や写真のデータを読み込む
ロゴやバナーを作成する時など、画像や写真を使用したいケースがあるでしょう。
その時は、イラストレーターに画像を読み込んで編集を行います。
画面上部にある「ファイル」の欄の中にある、「配置」を選択してください。
ファイル選択画面が出てくるので、読み込みたいファイルを選択すれば、ソフト上に画像が読み込まれます。ファイルを選択する時に、「リンク」という項目にチェックを入れておくと、リンクされた状態で画像が読み込まれます。
リンクとして画像を読み込んだ場合は、元のデータを編集した時に読み込んだデータにも反映されます。別の画像として読み込みたい場合は、リンクのチェックを外しておきましょう。
イラストレーターの使い方④テキストを挿入する
イラストレーターは、ロゴや名刺などを作成する時にもよく利用されます。
その時に必要になるのがテキストの挿入です。
まずは、イラストレーターのツールパネルの中にある「文字ツール」を選択してください。
次にテキストを挿入したい位置でクリックすると文字を入力する画面が出てくるので、好きな文字を入力すればアートボード上にテキストが挿入されます。文字ツールにはエリア内文字ツールやパス上文字ツール、文字タッチツールなど色々な種類があるので、使いやすいものを選んでください。
イラストレーターの使い方⑤文字や図形にカラーをつける
挿入した図形やテキストに、色をつけたい場合もあるでしょう。
その時は、ツールバーの「選択ツール」を選び、色を変更したい図形や文字をクリックしてください。すると、プロパティパネルが開くので、その中にあるカラーパネルで好みの色を選択しましょう。カラーパネルの中に好みの色がない場合は、カラーピッカーを選べば色をカスタマイズできます。
イラストレーターの知っておくと便利な機能
その他にも、イラストレーターで知っておくと便利な機能やツールを紹介します。
イラストレーターの機能1.画像トレース機能
イラストレーターには、好みの画像を簡単に図形化できる画像トレース機能がついています。
画面上部の「ウィンドウ」という項目の中に、「画像トレース」があります。
そこからトレースしたい画像を読み込んでください。
後はカラーやパレットなど、細かな設定を行えばトレースできます。
設定がよく分からないという場合には、プリセットを選ぶだけでもOKです。
1から自分で絵を描いたり、図形を使って画像を作るのは慣れていない人には大変な作業です。
トレース機能を使えば、作業を大幅に効率化できるので、使い方を覚えておいて損はありません。
イラストレーターの機能2.ナイフツールとはさみツール
イラストレーターを使っていて、テキストや画像を分割したいというケースが出てくるかもしれません。その時に便利なのが、ナイフツールとはさみツールです。
どちらも、テキストや画像を分割するためのツールで、細かな編集をしたい時に活用できます。
ナイフツールはクローズパスを分割してクローズパスを作る時、はさみツールはクローズパスを分割してオープンパスを作る時に使います。
イラストレーターの機能3.覚えておくと作業効率がアップするショートカットキー
イラストレーターには、作業を効率化できる様々なショートカットキーが用意されています。
頻繁に使う機能のショートカットキーを覚えておけば、作業がかなり楽になります。
まず覚えておきたいのが、ツールを選択するショートカットキーです。
- 選択ツール:V
- ペンツール:P
- テキストツール:T
で呼び出すことができます。編集する時によく使う、コピーやカット、ペーストなどのショートカットキーも覚えておくとよいでしょう。
- コピー:ctrl+C
- カット:ctrl+X
- ペースト:ctrl+V
です。macを使っている場合は、ctrlではなくcommandキーになります。
イラストレーターの使い方を学ぶ方法
次に初心者がイラストレーターの使い方を学習する術を、いくつかピックアップしてみました。
入門書を買って勉強する
イラストレーターに関する知識がまったくない初心者の方は、入門書を購入して勉強してみるとよいでしょう。イラストレーターは人気のソフトということもあり、様々な入門書が販売されています。初心者向けに基本的なことから書かれているので、編集ソフトを扱ったことがない人でも安心して学習できます。
イラストレーターを学ぶのにおすすめの本はこちらでも紹介しています。
使い方を解説しているサイトや動画を参考にする
ネットにはイラストレーターの使い方を解説しているホームページや動画がたくさんあり、それを参考にしながら学ぶのも1つの方法です。特に動画は実際にイラストレーターを操作しているところを見ることができるので、参考になることが多いでしょう。
しかし、中には初心者向けではない動画解説も多くあります。
いきなり応用的なスキルを学ぶのは難しいので、イラストレーターの基本的なことが解説されているものから参考にしていきましょう。
講座やセミナーを受講して学ぶ
イラストレーターの何から学べばよいのか分からない、入門書などを見ても理解できないと悩む初心者の方もいるでしょう。
独学が難しいと感じた時は、講座やセミナーを受講してみることをおすすめします。
上級者から直接色々なことを学べますし、分からないことを質問できるので、効率的に学習を進めることができます。
人気の実践的に学べるイラストレーターセミナー
セミナーに参加してイラストレーターを学ぼうとしている方におすすめなのが、Illustratoセミナーです。初心者でも受講が可能で、2日間で応用操作まで習得できるセミナーということで人気があります。
- イラストレーターの基本的な知識や操作
- 3Dアイコンの作成
- 画像トレース
など段階的に学べる内容になっているので、初心者の方も安心です。
対面で学習できる会場受講だけではなく、ライブウェビナーも用意されています。
ライブウェビナーならオンライン上で講師に質問しながら学習を進められるので、会場が近くにないという方も気軽に参加できます。
イラストレーターをセミナー動画で自宅や会社にて学びたいと思った人はeラーニングもおすすめです。イラストレーターが学べるeラーニングについては下記記事で紹介しています。
イラストレーターの使い方についてよくある質問
イラストレーターの使い方についてよくある質問に回答しました。
自分に合った方法でイラストレーターの使い方を学ぼう!
イラストレーターは、ポスターやロゴの作成、画像編集など色々なことに使える便利なソフトです。初心者の方がいきなり使うのは少し難しいので、まずは基本的な操作方法などを学んでおきましょう。
実践的に学べるIllustratorセミナーのように、初心者でも簡単に操作方法をマスターできるセミナーもあるので、自分に合った方法で使い方を学んでください。
