デザインソフトは機能性がアップし、便利に使えるものが出てきました。その中でも筆頭格といえるのが、Illustratorです。
では、Illustratorを使うとどんなことが可能になるのでしょうか。
Illustratorの便利な機能に加え、仕事や副業などに活かす学びができるおすすめのセミナーも紹介します。
Illustratorのの機能とは？
Illustratorは、優秀なグラフィックデザインソフトとして知名度を上げてきました。Illustratorを使ってできることは多岐にわたります。
オリジナルのイラスト作成
まず一つとして、オリジナルのイラストが描けます。
近年は、思考を凝らしたプレゼン資料などをつくる場面が増えましたが、Illustratorを使うと、オリジナリティあふれる資料作成ができるメリットがあります。
ロゴやアイコンの制作
また、Illustratorはロゴデザインやアイコン制作にも威力を発揮します。
Illustratorは、クリアなデザインの作成を得意としているので、ポスターやチラシなど印刷物をつくるのにも向いています。
近年は、LINEスタンプの作成にもIllustratorが使われるようになっています。
IllustratorとPhotoshopの違い
Illustratorと比較されるソフトにPhotoshopがありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
Photoshopは写真加工、Illustratorはデザインに特化
Photoshopは、ネーミングに「Photo」と入っているように、撮影した写真を編集したり加工するのに役立つソフトです。ピンボケ写真の補正など、イメージ通りの写真に修整するのに適したソフトといえるでしょう。
対してIllustratorは、デザインやレイアウト作成に最適なソフトです。線を描いたり図形を組み合わせるといった作業はPhotoshopでもできますが、より繊細な作業が可能になるのがIllustratorです。
IllustratorとPhotoshopは画像の種類が異なる
IllustratorとPhotoshopは、用途だけでなく、扱う画像の種類が異なっています。
Illustratorでは、点と線で構成されたベクトル画像が用いられており、画像を拡大・縮小しても画質は劣化しません。
一方、Photoshopでは無数の点で構成されるビットマップ画像が使われています。スマートフォンや一眼レフカメラで撮影されたビットマップ画像は、拡大・縮小を繰り返すと画質が劣化するので、編集がかさむ場面や、プロ仕様の広告やポスター作成には向いていません。
Illustratorのメイン機能3選
こちらでは、Illustratorのメイン機能3つを紹介します。
メイン機能①塗りつぶし
Illustratorの主な機能の一つが、塗りつぶしです。
作成したオブジェクトに色を付ける機能になります。
単色で塗りつぶすだけでなく、規則性のあるグラデーションにすることも可能です。
グラデーションの種類としては、
- オブジェクトの左から右、上から下など、直線的に付す「線形グラデーション」
- オブジェクトを円にたとえ、中央から外側にかけて色を変化させる「円形グラデーション」
- カラーの分岐点を指定したりランダムに色の変化をつけられる「フリーグラデーション」
があります。
メイン機能②透明度の調整
さらに、イラストの透明度を調整することもできます。
作成したイラストの透明度を調整し、透けたデザインにしたり他のイラストとうまく組み合わせることが可能です。
メイン機能③画像を配置する
Illustratorでは、デザイン作成にて画像データを配置する機能も有しています。
画像の配置は、
- 他のアプリケーションで作成した画像データのリンクを挿入する「リンク配置」
- 画像データをデザインの中に埋め込む形で配置する「埋め込み配置」
のどちらかを、用途に応じて選べます。
デザイナーが多用するIllustratorの便利な機能5選
次にデザイナーがよく利用するIllustratorの便利な機能を5つご紹介します。
便利な機能①テンプレート
デザインを作る際にサイズ枠やトンボなどをあらかじめ付したテンプレートを用意しておくこともできます。
デザインを一から作るのは大変なので、必ず行う工程をあらかじめテンプレート化しておくと、作業効率アップにつながります。
便利な機能②オブジェクトをきれいに配置できる整列機能
オブジェクトを置く位置を指定できる機能です。
水平方向と垂直方向の指定を行えば、オブジェクトをアートボードのちょうど真ん中に配置することもできます。
便利な機能③色をグルーピングできるスウォッチパネル
データをつくる場合のカラーのテーマを保存して置ける機能です。
使いたい色のオブジェクトを複数まとめてスウォッチパネル上でグループにしておくと、その後のデザイン制作で同じテーマの色を使いたい時にいつでも取り出して使うことができます。
便利な機能④カラーの濃淡を自在に変えられるカラーパネル
Illustratorには、色を自在に作る機能がありますが、色合いはよいものの、濃淡だけを変えたいことがあります。
色の調合は、カラーパネルから色の4原色を指定して行いますが、濃淡だけを変えたい場合は、shiftキーを押しながら、どれか一色のスライダを動かすと、他の色のスライダも一緒に動きます。
色は変更せず、濃淡だけを変えられる便利な機能といえます。
便利な機能⑤デザインに採用した要素を検索しやすくなるパッケージ機能
デザインに登用したデータがパソコン内に点在し、見つからないといったトラブルが発生しないよう助けてくれるのが、パッケージ機能です。
デザインファイルを保存したのち、Illustratorのファイルからパッケージを実行すると、デザイン内に配置した画像やフォントなどを一つのフォルダにまとめてくれます。
Illustratorの機能を学ぶおすすめの方法
Illustratorの基礎や便利な機能は、独学でも習得できるとされています。理由としては、独学で学べるツールが豊富にあることが挙げられます。
illustratorに関する書籍はたくさん販売されていますし、ネットなどで動画を用いるなどして視覚的に学習できる素材はいくらでも見つけられます。
独学のメリットは、コストを抑えて自分のペースでIllustratorの習得ができる点にありますが、不明点や疑問点がなかなか解消されず、モチベーション低下につながる場合があります。
Illustratorは、仕事で使わなければならない、副業したいなど、実利を意識して学んでいる方が多いと思われます。なお、Illustratorは単にソフトの機能を使えることと、Webデザイナーなど収入を得るスキルを持っていることには大きな違いがあります。
プロとして活躍するには、Illustratorでのデザイン方法を理解しつつ、コンテンツの作成ができ、必要であれば修正などを自由自在に行えるスキルが求められます。
実践に至る内容を学び取るには、系統立てた、その道のプロによる指導が欠かせません。仕事に生かすことを意識している方には、スクールの活用やセミナー参加をおすすめします。
Illustratorの機能を学ぶおすすめセミナー
Illustratorを学ぶ講座は星の数ほどありますが、その中でも推奨されるのが、Proskilllの「Illustrator基礎セミナー」です。2日間という短期間で、実践に即した課題を作成する内容となっていて、実務に役立つ多くのことを学べる点がメリットといえます。
「Illustrator基礎セミナー」では、到達目標が明確にされているので、モチベーションを維持しやすいのも利点です。
「Illustrator基礎セミナー」のカリキュラム内容の例は以下の通りです。
- Illustratorを使った効率的なデザインの作成や修正
- 3Dオブジェクトの作成
- 拡張子を理解しデータの保存やアウトプット、外部データの利用方法を会得
- ライブトレース方法を理解しつつ、オプション設定
- 総合課題としてカタログ作成を行う
「Illustrator基礎セミナー」の開催方法も、受講希望者のニーズを反映したものといえます。
会場での対面受講のほか、ライブウェビナーでの視聴も可能なので、インターネット環境があり、受講時間さえ合わせれば、全国どこからでも参加できます。
そして、講師のクオリティにも注目できるでしょう。アニメーションや製造業でのスキルを活かし、イラストレーター・CG・CAD教育を行う傍ら、プライベートでは手書きイラストや3D作品を作るなど多彩な活躍をしている講師を招いているので、教え方がわかりやすく、実践的な内容を習得しやすくなっています。
実際に受講した方からは、受講後、即戦力として活躍できている、ライブウェビナーでも質問が可能だったので理解が深まったなど、効果を実感できたとする声が多く寄せられています。
企業の研修に役立つほか、副業をしたい個人も参加されてみてもいいかもしれません。
Illustratorの便利な機能を学んで活用しよう
Illustratorは、デザイン制作に欠かせないツールとして広く用いられるようになっています。主要な機能を理解するとともに、仕事で役立つ便利機能なども習得したいものです。
実務で役立つ系統立てた学びを得るには、Proskilllが提供する「Illustrator基礎セミナー」の受講がおすすめです。
