ロゴやアイコンの作成に使われるイラストレーターは、デザインをするうえで欠かせないソフトといえます。そんなイラストレーターには使える機能も多く、習う際はなにから始めたらよいのか悩んでいる方も多いでしょう。
本記事で、イラストレーターを習う方法や、おすすめの学習方法について確認していきます。
イラストレーターを習うことでできるようになること
イラストレーターを使えるようになると、さまざまなことができるようになりますが、その中でも代表的なのが以下の3つです。
- チラシやポスターのデザイン
- ロゴのデザイン
- イラストの作成
それぞれの、イラストレーターを習うことでできるようになることについて詳しく確認していきましょう。
チラシやポスターのデザイン
イラストレーターは、チラシやポスターなどの印刷物を作るのに適しているソフトです。文字や図形、画像などを配置することで一からデザインを行えます。
また、イラストレーターでは整列機能を使ってレイアウトができるため、ずれのないクオリティの高い作品を作れるのも魅力です。
ロゴのデザイン
イラストレーターで作成した図形や文字を組み合わせることで、誰でもオリジナルのロゴを作成できます。文字に変形を加えたり、図形に効果を適用させたりもできるので、アイデア次第でほぼ無限に作品を生み出せるでしょう。
また、イラストレーターでロゴを作る方法については以下の記事で解説しています。こちらもあわせてご覧ください。
イラストの作成
イラストレーターでは、図形を組み合わせることで一つのイラストを作成できます。直線や曲線、四角形や楕円形を駆使しながら、形を作っていきましょう。
また、ペンツールを使って自由に描くことで、複雑なイラストの作成も可能です。
イラストレーターを習う方法
イラストレーターを勉強しようと思っても、習う方法の選択肢はたくさんあります。イラストレーターを習う際にポピュラーな以下の方法について見ていきましょう。
- 書籍で学ぶ
- インターネットで学ぶ
- スクールで習う
- 専門学校で習う
- 講座を受講する
書籍で学ぶ
イラストレーターを独学で学ぼうと思った際は、まず書籍で学習を始めましょう。書籍なら必要な知識が網羅されているため、初心者が学習を始める窓口としておすすめです。
しかし、書籍も数多く販売されているため、自分のスキルに合ったものを選ばなければ効率良く学習を進められません。また、イラストレーターはバージョンによって使える機能が異なるので、安いからといって古本屋で昔に出版された本を購入するのではなく、最新バージョンに対応した書籍を選ぶようにしましょう。
インターネットで学ぶ
イラストレーターは全世界に使用者がいるとてもポピュラーなデザインソフトです。そのため、インターネットで検索をかけることで、基本的なツールや機能の使い方の疑問は解決できるでしょう。
また、インターネットなら、自分のワードで知りたいことをピンポイントで調べられるのがメリットの一つです。
しかし、間違った情報が紛れているなど、情報の正確性は書籍に劣ります。そのため、基礎的な知識は書籍で学習して、わからなかった箇所をその都度インターネットで勉強するなど、情報源を使い分けながら習うようにしましょう。
スクールで習う
効率良くイラストレーターを習うなら、スクールに通うのがおすすめです。スクールなら、プロの講師に教わりながら学習を進められます。
また、スクールによっては就職や独立の手助けをしてくれるところもあるため、イラストレーターを仕事につなげたい方にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。
しかし、スクールは通うための費用が高額になる点がデメリットの一つです。スクールによっては1ヶ月で数十万円かかる場合もあるので、予算に余裕がある方でなければ気軽に通うことは難しいでしょう。
専門学校で習う
しっかり腰を据えて学習をしたいなら、専門学校に通うのも選択肢の一つです。専門学校ならその道の職業に特化したスキルを習得できるため、イラストレーター以外の知識も身につけられます。
長期的に学習して、イラストレーターを使った仕事をしたいと考えている方は、専門学校を検討してみてはいかがでしょうか。
講座を受講する
イラストレーターのスキルをプロに教えてもらいたいが、時間やお金がないという方には講座の受講がおすすめです。講座ならスクールや専門学校のように数ヶ月や数年間通う必要もなく、数日でカリキュラムを終えられます。
また、期間が短いため、高額な費用もかかりません。そのため、独学では不安な方は、講座の受講を検討してみるとよいでしょう。
イラストレーターを習う際のコツ
イラストレーターのスキルをしっかり身につけるには、以下の3点を意識して習うことが大切です。
- 継続して学習する
- わからないところを放置しない
- 仲間を見つける
これらのイラストレーターを習う際のコツについて見ていきましょう。
継続して学習する
イラストレーターの上達には慣れが不可欠です。そのため、学習を始めたら毎日継続してソフトに触れるようにしましょう。
期間が空いてしまうと機能の使い方も忘れてしまい、モチベーションの低下につながります。そのため、仕事などで忙しい方でもしっかりとスケジュールを組んで学習に取り組むようにしましょう。
わからないところを放置しない
ツールの使い方などでわからないところがあれば、放置せずに調べて解決するようにしましょう。わからないところを放置していると、その機能が必要な場面でも避けてしまいがちになります。
そうなると、イラストレーターの上達スピードは上がりません。しかし、独学ではどうしても解決できないときもあるでしょう。
そのような場合は、イラストレーターの講座に参加してみるなど、積極的に他人に質問できる環境へ飛び込んでみることも大切です。
仲間を見つける
イラストレーターの学習を続けるうえで、モチベーションの管理はとても重要です。モチベーションが下がってしまうと、学習もストップしてしまいます。
そこでおすすめなのが、切磋琢磨し合える仲間を見つけることです。SNSで探したり、講座に参加したりすることで、同じ志の仲間との交流も生まれるでしょう。
イラストレーターを習う講座の選び方
イラストレーターを講座で習うと決めたときは、以下の選び方を参考にしてみてください。
- 予算で選ぶ
- 学習期間で選ぶ
- オンライン受講が可能かで選ぶ
イラストレーターを習う講座の選び方について確認していきましょう。
予算で選ぶ
講座の受講にかかる費用は、日数やサポート体制によってさまざまです。そのため、自分が用意できる予算に合わせて選ぶのは講座選びで大切な要素の一つです。
イラストレーターの基礎を知りたいのか、応用まで網羅したいのかによって選ぶ講座も変わってくるでしょう。自身の用途に合った講座の中から、予算内に合う講座を探してみましょう。
学習期間で選ぶ
イラストレーターの講座を受講するなら、何日間のコースかを確認しておきましょう。しっかり習うなら数日間かけてじっくり学ぶコースがおすすめですが、その分費用も高くなります。
また、人によっては仕事が忙しく長い期間を工面できない方もいるでしょう。そのため、自身の都合に合った期間の講座を探すことが大切です。
オンライン受講が可能かで選ぶ
講座によってはオンラインでの受講が可能な講座もあります。オンライン受講が可能なら、自宅にいながら講座を受けられます。
そのため、忙しくて時間を取れない方や、会場が遠くて通えない方でも安心して受講できるでしょう。また、会場に通うための交通費もかからないため、金銭面でもメリットがあります。
イラストレーターを講座で習うなら覚えておきたい機能
イラストレーターを講座で習うなら、以下の機能やツールを覚えておくとスムーズに学習を進められます。
- 図形の描画
- オブジェクトの変形
- ペンツール
イラストレーターを講座で習うなら覚えておきたい機能やツールについて確認していきましょう。
図形の描画
イラストレーターでは、図形を組み合わせてイラストを作成します。そのため、四角形や楕円形、星形など、自由な形で図形を描画できるようになっていると、後のイラスト作成も行いやすくなるでしょう。
イラストレーターで描画できる図形は以下のとおりです。
図形 | 説明 |
長方形ツール | 長方形や正方形を描画できる。 |
角丸長方形ツール | 角丸のある長方形を描画できる。 |
楕円形ツール | 楕円や正円を描画できる。 |
多角形ツール | 最大1000辺の多角形を描画できる。 |
スターツール | 最大1000の角があるスターを描画できる。 |
フレアツール | フレアオブジェクトを追加できる。 |
オブジェクトの変形
画像や作成した図形の変形も押さえておきたい機能の一つです。オブジェクトは、移動ツールで拡大・縮小や回転をかけられます。
ほかにも、ダイレクト選択ツールで一辺だけを変形させたり、リフレクトツールで反転をできたりと、イラストレーターではオブジェクトの変形を自由に行えます。
イラスト作成にも必須のスキルなので、あらかじめ押さえておきましょう。
また、イラストレーターでオブジェクトを反転する方法については以下の記事で解説しています。こちらもあわせてご覧ください。
ペンツール
ペンツールは直線や曲線など様々な形状を描画できるツールです。アンカーポイントと方向ハンドルを使って自由な形状を作成できます。
描画の自由度は高いですが、操作が難しいため、積極的に使用して操作に慣れておきましょう。
イラストレーターを習うならIllustrator基礎セミナー講習
イラストレーターを習うには複数の選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。独学は金銭的な負担は少ないですが、学習効率は高くありません。
一方で、スクールや専門学校は効率的に習うことができますが、時間や金銭的な負担が大きくなります。そこでおすすめなのが講座の受講です。
Illustrator基礎セミナー講習なら、短期間かつ手軽な値段でイラストレータの基礎から応用までを学べます。また、オンラインでの受講にも対応しているので、地理的に通う余裕のない方でも安心です。
そのため、イラストレーターの学習を始めようと考えている方は、ぜひIllustrator基礎セミナー講習をチェックしてみてください。
イラストレーターを習う方法についてのまとめ
今回は、イラストレーターを習う方法や、学習を進めるうえでのコツについて紹介しました。イラストレーターは覚える機能が多いため、コツコツと継続して学習を進めるのが上達への近道です。
また、独学に不安のある方は、講座の受講を検討してみましょう。講座なら時間的にも金銭的にも手軽でありながら、プロにイラストレーターの使い方を教えてもらえます。
そのため、効率的にイラストレーターを学びたい方は、ぜひ講座を活用して学習を行ってみてはいかがでしょうか。