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【2025】エクセル入門ガイド!初心者がまず覚えたい基本操作を解説

エクセルに初めて触れる方にとって、なにから覚えればよいのか分からないと感じることもあるでしょう。
本記事では、エクセル初心者がまず押さえておきたい基本操作や便利な機能について分かりやすく解説します。

これからエクセルを学ぼうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

エクセルの入門者が覚えておきたい基本操作

エクセルを使いこなすには、まず基本的な操作を押さえておく必要があります。
エクセル入門者が押さえておきたい基本操作は以下のとおりです。

  1. セルの編集
  2. 表の作成
  3. グラフの作成

これらの操作方法についてみていきましょう。

基本操作①セルの編集

エクセルでは、データを入力・編集する際にセルを使用します。
セルとは、エクセルのシート上に並ぶマス目のことで、各セルに文字や数値、計算式を入力できます。

セルの主な操作方法は以下の表のとおりです。

操作内容 方法
データの入力 編集したいセルをクリックし、文字や数値を入力する。
データの修正 セルをダブルクリック、もしくは選択後にF2キーを押す。
データの削除 セルを選択してDeleteキーを押す。
コピー・貼り付け Ctrl + Cでコピー、Ctrl + Vで貼り付け。
オートフィル機能 セルの右下の「フィルハンドル」をドラッグして連続データを自動入力する。

このように、セルの編集はエクセルの基本となる操作です。
また、データ入力の効率を上げるためにも、ショートカットキーやオートフィル機能を活用すると便利です。

基本操作②表の作成

エクセルでは、データを整理しやすくするために表をよく利用します。表を使うことで、見やすく整列されたデータ管理が可能になります。

表の作成方法は以下のとおりです。

  1. エクセルのセルに、見出しとデータを入力するエクセルのセルに、見出しとデータを入力する
  2. データを見やすくするために、列もしくは行の境界線をダブルクリックして幅を自動調整する
  3. 数字の箇所をドラッグで選択してホームタブの「配置」から「左揃え」を選択する
  4. 表にしたい範囲をドラッグで選択する
  5. ホームタブの「罫線」アイコンから「格子」をクリックして、データを囲むように罫線を設定するホームタブの「罫線」アイコンから「格子」をクリックする

表を活用すると、データを見やすく管理でき、視認性が向上します。
特に、大量のデータを扱う場合には、並べ替えやフィルター機能もあわせて付与しておくと便利です。

以下の記事では、エクセルでフィルターを設定する方法について解説しています。大規模の表を作成する場合は、ぜひこちらもあわせて確認しておきましょう。

【2025】エクセルでフィルターを設定する方法は?データの絞り込みやフィルターの解除方法も解説

基本操作③グラフの作成

エクセルでは、データを視覚的に分かりやすく表示するために、グラフを作成できます。グラフを活用すると、数値データの傾向や比較を一目で理解できるようになります。

グラフの作成方法は以下のとおりです。

  1. グラフにしたいデータ範囲をドラッグで選択する
  2. 挿入タブを開き、「グラフ」グループから適切なグラフの種類を選択する挿入タブを開き、「グラフ」グループから適切なグラフの種類を選択する
  3. 作成されたグラフをクリックすると、「グラフツール」が表示されるので、好きなスタイルに変更して見た目を調整するグラフの見た目を調整する

グラフを適切に作成すれば、データの傾向や比較が分かりやすくなります。
プレゼン資料やレポート作成にも役立つため、基本的なグラフの作成方法は押さえておきましょう。

エクセルの入門者が覚えておきたい関数

エクセルではさまざまな関数を使えますが、そのなかでも入門者が押さえておきたいのは以下の関数です。

  1. SUM関数
  2. AVERAGE関数
  3. IF関数

これらの関数の使い方についてみていきましょう。

関数①SUM関数

SUM関数

SUM関数は、指定した範囲内の数値を合計する関数で、構文は以下のとおりです。

SUM(数値 1, [数値 2], …)

例えばA1からA5の数値を合計する場合、合計を表示させたいセルに以下のように入力します。

=SUM(A1:A5)

SUM関数は、エクセルで数値を集計する際によく使われる基本的な関数のひとつです。
SUM関数を使うことで、大量のデータを素早く合計できるため、日々のデータ分析に役立ちます。

関数②AVERAGE関数

AVERAGE関数

AVERAGE関数は、指定した範囲内の数値の平均を求める関数で、構文は以下のとおりです。

AVERAGE(数値 1, [数値 2], …)

例えば、A1からA5の数値の平均を求める場合、平均値を表示させたいセルに以下のように入力します。

=AVERAGE(A1:A5)

AVERAGE関数を使うことで、成績の平均点や売上の平均値などを簡単に計算できます。
また、SUM関数と組み合わせることで合計と平均を同時に求められるため、データの分析を効率化できます。

関数③IF関数

IF関数

IF関数は、指定した条件が「真(TRUE)」か「偽(FALSE)」かを判定し、それに応じた結果を返す関数で、構文は以下のとおりです。

IF(論理式, [値が真の場合], [値が偽の場合])

例えば、A1の数値が18以上なら「成人」、18未満なら「未成年」と表示する場合、判定結果を表示させたいセルに以下のように入力します。

=IF(A1>=18, “成人”, “未成年”)

IF関数を使うことで、成績判定や割引計算など、条件に応じた処理を自動化できます。また、複数のIFを組み合わせることで、より複雑な条件分岐も可能です。

使えると便利なエクセル機能

少し難易度は高くなりますが、使えると便利な以下のエクセル機能についても紹介します。

  1. 条件付き書式
  2. ピボットテーブル

これらの機能についてみていきましょう。

便利機能①条件付き書式

条件付き書式は、セルの値に応じて自動的に書式を変更できる機能です。特定の値を強調表示したり、異常値を目立たせたりするのに役立ちます。

条件付き書式を使って、売上金額が30,000円以上ならセルを赤色にする方法について見てみましょう。

  1. 書式を設定したいセル範囲を選択する
  2. ホームタブの「条件付き書式」の「セルの強調表示ルール」から「指定の値より大きい」をクリックする「指定の値より大きい」をクリックする
  3. 書式設定に「30,000」と入力して「OK」ボタンをクリックする書式設定に「30,000」と入力して「OK」ボタンをクリックする

大量のデータを扱う際に条件付き書式を活用すると、分析効率が向上します。

便利機能②ピボットテーブル

ピボットテーブルは、大量のデータを集計・分析する際に便利な機能です。データを自動的に分類し、集計結果を見やすい表に整理できます。

ピボットテーブルの使い方は以下のとおりです。

  1. 分析したいデータを含むセル範囲を選択する
  2. 挿入タブから「ピボットテーブル」をクリックする挿入タブから「ピボットテーブル」をクリックする
  3. 「ピボットテーブルの作成」画面で、配置先を選択して「OK」をクリックする
  4. 「ピボットテーブルのフィールド」から集計したい項目をドラッグ&ドロップで設定する「ピボットテーブルフィールド」から集計したい項目をドラッグ&ドロップで設定する

データをドラッグ&ドロップで自由に並べ替えられるため、分析を手軽に行えるのがメリットです。

また、エクセルのピボットテーブルについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。ピボットテーブルの使い方や、便利な機能について解説しています。

エクセルのピボットテーブルの使い方!

エクセルの入門者が覚えておきたいショートカットキー

エクセルの作業効率を高めるには、ショートカットキーの使用が不可欠です。エクセルで特に使用頻度の高いショートカットキーは以下のとおりです。

内容 ショートカットキー
コピー Ctrl + C
貼り付け Ctrl + V
切り取り Ctrl + X
直前の操作の取り消し Ctrl + Z
操作のやり直し Ctrl + Y
ファイルの保存 Ctrl + S
全選択 Ctrl + A
印刷画面を開く Ctrl + P
検索ダイアログを表示 Ctrl + F

よく使う操作のショートカットキーは、最初のうちから使えるようになっておきましょう。

エクセルの入門者におすすめのセミナー

Excel基礎セミナー講習

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Excel基礎セミナー講習は、完全初心者でも受講ができるセミナーで、2日間で基礎から応用までを網羅的に学習できます。

また、セミナーはeラーニングで学べる形式や、オンラインで学べる形式があるため、自身のライフスタイルに合わせて選択できるのが魅力です。

基礎からエクセルの使い方を学びたい方は、ぜひProSkilllのExcel基礎セミナー講習をチェックしてみてください。

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エクセルのおすすめ入門書

エクセルの入門者は書籍で基礎を学ぶのがおすすめです。基礎を学べるエクセルのおすすめ入門書は、以下のとおりです。

  1. Excel 最強の教科書[完全版]【2nd Edition】
  2. (手を動かしてスイスイわかる!サンプルファイル付)数字が苦手でも使いこなせる! 一生使えるお仕事上手のExcel入門
  3. いちばんやさしいエクセル超入門(一冊に凝縮)

これらの入門書についてみていきましょう。

入門書①Excel 最強の教科書[完全版]【2nd Edition】

Excel 最強の教科書[完全版] 【2nd Edition】

引用:Amazon

本書は、エクセルを効率的に活用するための実践的なノウハウを凝縮した入門書です。基本操作や関数の活用法、便利機能まで、業務に直結するテクニックを幅広く解説しています。

ショートカットや自動化のコツを学ぶことで、作業スピードを向上させ、正確かつ効率的にエクセルを扱えるようになります。
初心者から上級者まで活用できる内容となっているので、日々の業務改善に取り組みたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

著者 藤井 直弥、大山 啓介
出版社 SBクリエイティブ
発売日 2022年3月24日

入門書②(手を動かしてスイスイわかる!サンプルファイル付)数字が苦手でも使いこなせる! 一生使えるお仕事上手のExcel入門

(手を動かしてスイスイわかる!サンプルファイル付)数字が苦手でも使いこなせる! 一生使えるお仕事上手のExcel入門

引用:Amazon

本書は、エクセルが苦手な初心者でも実務で活用できるように、基本操作から実践的な使い方までを丁寧に解説した入門書です。

見やすい図解とわかりやすい解説で、表やグラフの作成、関数の活用、データ集計のポイントをスムーズに習得できます。

エクセルに苦手意識がある方や、基礎からしっかり学びたい方に最適な内容です。仕事でエクセルを効率よく活用したい方は、ぜひ本書をチェックしてみてください。

著者 中本 達也
出版社 インプレス
発売日 2024年11月6日

入門書③いちばんやさしいエクセル超入門(一冊に凝縮)

いちばんやさしいエクセル超入門(一冊に凝縮)

引用:Amazon

本書は、エクセルの基本をやさしく学べる入門書です。文字や数値の入力から丁寧に解説されているため、エクセルに触れたことのない初心者でも安心して読み進められます。

大きな文字と見やすいデザインで、操作のポイントを素早く理解できるのも魅力です。エクセルをゼロから学びたい方は、ぜひ本書をチェックしてみてください。

著者 早田 絵里
出版社 SBクリエイティブ
発売日 2021年4月9日

エクセルの入門についてのまとめ

今回は、エクセルの入門者に向けて、基本操作や関数の使い方などについて解説しました。
エクセルは機能が豊富にあるため、最初はなにから学習したらよいのか迷ってしまいがちです。

しかし、データの入力や表の作成など、基本操作から進めていくことで確実にスキルは身につきます。ぜひ、本記事を参考にエクセルの学習にチャレンジしてみてください。

こちらから自分に合うエクセルの講座をお選びください。

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