今回の記事は、キャド研のセミナーでもお世話になっている、橋爪さん(本業は医師をされています!)に書いていただきました!
皆様、はじめまして!! キャド研で講習会のお手伝いをしている橋爪です。
病院で検査したときのCTやMRIの画像から、骨の模型を作りたいと思ったことはないですか?
僕はあります。
やっぱり手で触れるってなんと無くいいですよね。
ぜひ皆さんにも実践していただきたいので、ご紹介します。
今回は背骨の1つを作ります。
まずはCTの画像を用意します。
あまり聞き慣れないと思いますが、画像の形式は「DICOM」です。
病院では普通に使われています。
まずはDICOM画像を3Dプリント出来るようにSTLにしたいところです。
いろいろとやり方はありますが、今回は「InVesalius3.1.1」を使いたいと思います。
海外のソフトですがメニューが日本語化されています。ありがとうございます。
https://www.cti.gov.br/en/invesalius
作業は難しくないのですが、作りたい骨をCTでわからないとできません。
まずはデータの読み込み。
続いて作りたい骨をマスク。塗り絵のようです。
サーフェスを作製して、データをSTLで書き出し。
わかってしまうと作業は簡単ですね。
できあがったデータは「がたつき」が目立ちますので、「Meshmixer」で手直しします。
http://www.meshmixer.com/
滑らかにして、データを軽量化。
はい、できあがりです。
後はお手元の3Dプリンタで作るだけ。
なかなか面白いです。
以前受講したキャド研のセミナーで習ったことが随分と役に立ちました。
以上、橋爪でした。
橋爪 崇(はしづめ たかし)
本業は医師。スリプリ主催のFusion360講習会で補助講師も不定期でしている。
5年前にみかけたの3Dプリントされた脳の模型に心奪われ、それ以降3Dプリンタの虜となっています。
最近は臓器模型の作製に最適な3Dプリンタの設計を楽しんでいるが、完成は遠い・・・・・。