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3DEXPERIENCEプラットフォームを駆使した、「ECCO」が展開する異次元の革新的なシューズプロジェクトとは?!

こんにちは!Chisatoです。
本日は、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームを採用した、ECCOのシューズ3Dカスタマイズのプロジェクトに関するtopicsです。

ダッソー・システムズ株式会社は、デンマーク発・コンフォートシューズ&レザーグッズブランド「ECCO」が展開する異次元の革新的なシューズ『QUANT-U (クアントゥー) カスタマイゼーション・プロジェクト』に協力し、売り場での3Dカスタマイズ体験づくりを支援しています。
同プロジェクトではダッソー・システムズのクラウド版3DEXPERIENCEプラットフォームが採用されています。

『QUANT-Uカスタマイゼーション・プロジェクト』とは?!

ファッション業界での3D技術活用を支援するダッソー・システムズの社内インキュベーター組織 (「ダッソー・システムズ・ファッションラボ」) は、ECCOイノベーション・ラボ (ILE) と共同で、独自のアルゴリズムに基づく強力で革新的な自己学習システムを開発しました。
このシステムが、お客様の足を立体的に計測した情報をもとに、ミッドソールの立体形状モデルを瞬時に生成しています。
ミッドソールはシューズの機能における心臓部であり、歩行時の靴の機能と履き心地の70%はミッドソールに依拠するといわれています。
カスタマイズした立体形状モデルを店内の3Dプリンターから出力し、シューズに装着することで、着用者の足にフィットするシューズを提供するという、売り場直結型のマスカスタマイゼーションが実現します。

『QUANT-U』カスタマイズミッドソールが完成するまでの3つのステップ

1) 個々の足の動きや形状をリアルタイム分析
解剖学的スキャンとセンサー・データのコンビネーションでデジタル足型を製作。
3D足型計測器は足の隅々まで立体的に足をスキャンし、着用可能なセンサーとAIにより着用者が実際に靴を履いた時の正確な動きを再現します。
センサーは、靴内の温度、湿度をはじめ膨大なデータを計測、圧力センサー、加速度計を用いて各個人の歩行の特徴をデータ化します。

2)データドリブンなミッドソールのためのデザインを開発
ミッドソールの形や厚み、立体カーブは、機械学習と構造解析によって瞬時にデザインされ、着用者の足に最もフィットする形状データが生成されます。

3) 店内3Dプリンターでカスタマイズされたシリコン素材のミッドソールを出力
個人の計測データによりデザインされた3Dカスタマイズミッドソールが店内の3Dプリンターで製造され、約1時間で『SOFT 8 QUANT-U EDITION (ソフト 8 クアントゥー エディション) 』用に形成されます。

このプロジェクトは、2018年4月に蘭アムステルダムのECCOコンセプト・ストアにおいて、期間限定で一般販売を行った他、この1月には、米ラスベガスのCES2019におけるダッソー・システムズ・ブースでも公開されました。

今後、このような3Dシステムによる様々な共同プロジェクトが、ものづくりをさらに盛り上げていきそうですね!

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