昨今、3DCADはハイエンドからローエンドまで様々な種類が登場しており、その中から一つを選ぶということが簡単ではなくなってきました。
そこで今回は、おすすめの3DCADと主な3DCADを価格帯別に比較してみました!
3DCAD導入の際の検討材料として、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント
価格に関しては最近の傾向として「永年ライセンス方式」と「年払い(月払い)」の複数形態を持っている場合が多く、年払いのみのライセンス形態に移行するCADも増えつつありますが、特に表記しない場合、永年ライセンス価格で表示しています。
さて、そもそもCADはどのくらいの価格帯で販売されているものなのでしょうか。
CADの価格帯はどのくらい?
現在は技術の進歩や開発元の努力によって、数十万円ほどに価格が下がってきているものの、導入費用はなるべく抑えたいのが一般的だと思います。
今回の記事では、3DCADの価格を比較した表を用意しました。
各CADの詳細についてもご紹介していますので、どんなものがあるか一緒にチェックしていきましょう!
3DCADを価格で比較してみました!
3DCADを以下の3つに分類して、それぞれの価格帯を表にまとめてみました。
3DCADソフト別の詳細は表の後に記載しています。価格の比較と合わせて参考にしましょう!
比較その1:おすすめの3DCAD 3選
年間ライセンス (税込) |
永久ライセンス (税込) |
備考 | コストパフォーマンス | おすすめ度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
Fusion 360 | 1年間 71,500円 3年間 214,500円 |
– | 学生や教育機関、非営利団体の方であれば 無料で利用可能 |
![]() 4.5/5 |
![]() 5/5 |
![]() |
Onshape | Standard 177,650円 Professional 297,990円 Enterprise 417,120円 |
– | パブリッククラウド上でデータを公開すれば 無料で利用可能 |
![]() 4/5 |
![]() 4.5/5 |
![]() |
BricsCAD | BricsCAD Lite 48,400円 Pro 87,120円 BIM 169,500円 Mechanical 162,800円 Ultimate 187,000円 |
BricsCAD Lite 75,900円 Pro 115,060円 BIM 225,500円 Mechanical 214,500円 Ultimate 248,600円 |
30日間の無料体験版あり | ![]() 5/5 |
![]() 4.5/5 |
比較その2:ハイエンド3DCAD 3選久
年間ライセンス (税込) |
永久ライセンス (税込) |
備考 | ||
---|---|---|---|---|
![]() |
CATIA V5 | – | 160万円~540万円 | – |
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Creo | – | 114万円~120万円 | – |
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NX | – | – | 情報取得不可 |
比較その3:ミドルレンジ3DCAD 5選
年間ライセンス (税込) |
永久ライセンス (税込) |
備考 | ||
---|---|---|---|---|
![]() |
SolidWorks | – | Standard 1,083,500円 Professional 1,298,000円 Enterprise 1,738,000円 |
別途年間保守契約が必要 |
![]() |
Inventor | 1年間 1,047,200円 3年間 367,400円 |
– | PDMコレクションを利用すれば、年間479,600円(税別)で 他15ソフトとセットで利用可能。(詳しくはこちら) |
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TopSolid | – | 98万円~ | – |
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Solid Edge | 約180,000円 | – | – |
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iCAD | – | iCAD-SX 約140万円 iCAD-MX 約120万円 |
– |
長期的な運用を考えた場合、永年ライセンスの方がコストパフォーマンスに優れていることが分かります。
しかし、価格だけでCADを選ぶということはほとんど無いと思います。
次の詳細紹介の項目で、各CADの「機能」「データ拡張子・ユーザーインターフェース」の点をチェックしてみましょう。
比較CADをもっとよく知りたい! 各CADの詳細紹介
先ほど表で比較紹介したCADの詳細をまとめました。
おすすめの3DCAD 3選
ハイエンド3DCAD 3選
ミドルレンジ3DCAD 5選
おすすめの3DCAD 3選
まずは、おすすめのCADソフトを3つご紹介します。
CAD選びに悩んでいる方は、この3つの内から選んでみると良いでしょう。
いずれも条件や使用期限付きで無料版が用意されているので、お試しで始められますよ!
おすすめの3DCADその1:Fusion 360

「Fusion 360」は、Autodesk社が提供する3DCADです。
3DCADのモデリング機能に加えて、3DCAMやレンダリング、アセンブリ、2次元図面などの機能が搭載されています。
Fusion 360 CAMの使い方は、「初めての方でも分かる Fusion 360 CAM(製造作業スペース)の使い方」を参考にしてみてください。
データはクラウド上で管理されるため、Webブラウザでもすぐに見てもらうことができる点も特徴です。
商用利用の場合は有料ですが、個人利用向けの非商用利用であれば無料で使うことができます。
学生や教育機関、非営利団体、スタートアップ企業であれば、無料ライセンスの対象になりますよ。
簡潔ですが表にまとめてみたので、自分がどのライセンスに適しているのかチェックしてみてください。
Fusion 360のスペック
機能 | ソリッド・サーフェス・自由曲面のモデリング、アセンブリ、図面作成、 履歴、プラグイン、レンダリング、アニメーション、CAM、CAE |
---|---|
対応OS | Windows(64bit)、Mac |
インポート拡張子 | wire、dwg、iam、CATProduct、dxf、iges、prt、obj、asm、g、neu、 3dm、sat、sldprt、step、stl、skp 他 計33種(詳細はこちら) |
エクスポート拡張子 | dwg、ipt、dxf、fbx、igs、obj、sat、smt、step、stl、skp |
URL | https://bizroad-svc.com/fusion360/ |
Fusion 360のライセンスの種類
Fusion 360 無料ライセンス | Fusion 360 有料ライセンス | |
---|---|---|
価格(税込) | 個人利用向け:無料 スタートアップ企業向け:無料 |
1年間ライセンス 71,500円 3年間ライセンス 214,500円 |
対象ユーザー | スタートアップ企業向け
個人利用向け
学生・教育機関向け
|
商用利用 |
機能制限 | あり | なし |
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Fusion 360 CAMについて
Fusion 360はCAM機能も搭載されています。CAMのみをご利用の方は下記から無料体験することができます。
Fusion 360のCAMは視覚的にわかりやすいソフトで、初心者でもわかりやすいインターフェイスとなっています。
CAMについてあまり分からない人でも使いやすいですし、社員同士でのデータ共有もしやすいので周りの社員がそこまでCAMに詳しくない、という会社でも導入しやすいでしょう。
おすすめの3DCADその2:Onshape

続いて紹介するのは、PTC社のフルクラウド3DCADの「Onshape」です。
基本機能を無料で使えるフルクラウド3DCADソフトなので、アカウント情報の登録だけですぐ使い始めることができます。
インターネット環境があれば良いので、OSの制限で使用できないといったストレスもありません。
「Onshape」にも無料版と有料版がありますが、無料版でも基本的なCAD機能に制限なく利用することができます。
ただし作成して保存したデータは、すべてOnshapeのパブリッククラウド上にアップロードされるため、世界中の誰でも検索し、閲覧することができるようになります。
作成したデータを他人に見られたくない場合には、有料版を使う必要があります。
無料版で操作感を試してみて、仕事のニーズや好みに合うようならば有料版に切り替える、というのが一般的な流れのようです。
アカウント登録のみの手軽さなので、始めやすいおすすめの3DCADです。
Onshapeのスペック
機能 | ソリッド・サーフェス、アセンブリ、図面作成、履歴 |
---|---|
対応OS | フルクラウドシステムのため、インターネットが使用できれば良い |
インポート拡張子 | dwg、iam、CATIA v4/v5/v6、dxf、iges、obj、neu、3dm、sat、 sldprt、step、stl、他 計30種(詳細はこちら) |
エクスポート拡張子 | dwg、ipt、dxf、igs、sat、step、stl、他 計10種(詳細はこちら) |
URL | https://bizroad-svc.com/onshape-lp/ |
Onshpeのライセンスの種類
Onshape 無料ライセンス | Onshape 有料ライセンス(1年間) | |
---|---|---|
価格(税込) | 無料 | Standard 177,650円 Professional 297,990円 Enterprise 417,120円 |
対象ユーザー | ユーザー制限なし ※使用には以下の条件があります。
|
ユーザー制限なし |
機能制限 | なし (※基本的なCAD機能) |
なし |
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おすすめの3DCADその3:BricsCAD

「BricsCAD」はAutoCADとの高い互換性が魅力のCADソフトウェアです。
2DCADの機能面に注目しがちですが、「機械設計(アセンブリ設計、板金設計、稼働シミュレーション、BOM)」、「BIMデータ」といった本格的な3DCADの機能も備わっています。2DCADデータから3Dデータが書き起こせるので、2Dの経験があってこれから3D化を検討している方にもおすすめです。
「BricsCAD」は無料体験版の「BricsCAD Ultimateトライアル」が提供されています。この無料体験版はインストールしてから30日間、無料で全機能を使用することができます。
有料の製品版は永久ライセンスが用意されています。
必要な機能に応じて複数のバージョンがありますが、全ての機能を使うことができる「BricsCAD Ultimate」が一番お得と言えるでしょう。
ランニングコストをかけずにCADを導入したいという方にとくにおすすめしたいCADソフトです。
BricsCADのスペック
機能 | 2D作図機能、2D拘束、図面拡張、3D機能、ダイレクトモデリング、 API拡張機能、アセンブリ機能、3D拘束機能、BIMの機能 等 |
---|---|
対応OS | Windows(64bit)、Mac、Linux |
インポート拡張子 | dwg、dxf、dwt、dwf、wmf、emf、wmz、emz、dae、dgn、3dm、 skp、ifc、rfa、rvt(詳細はこちら) |
エクスポート拡張子 | dwg、dxf、dwt、dwf、wmf、emf、wmz、emz、3dm、ifc、fbx、 stl、udatasmith、asat、asab、pdf、svg、bmp(詳細はこちら) |
URL | https://bizroad-svc.com/bricscad-license/ |
BricsCADのライセンスの種類
BricsCAD Ultimateトライアル | BricsCAD有料ライセンス (永久ライセンス) |
|
---|---|---|
価格(税込) | 30日間無料体験 無料 |
BricsCAD Lite 75,900円 Pro 115,060円 BIM 225,500円 Mechanical 214,500円 Ultimate 248,600円 |
対象ユーザー | ユーザー制限なし | ユーザー制限なし |
機能制限 | なし | ライセンス形態により使用できる機能が異なる |
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ハイエンド3DCAD 3選
続いては、ハイエンドの3DCADと呼ばれる部類のソフトウェアを3つご紹介します。
ハイエンド3DCADその1:CATIA V5

「CATIA」はダッソー・システムズ社が開発・提供している3DCADです。
ハイエンドCADに分類され、パーツ/アセンブリモデリングから、デザイン向け、樹脂金型向け、解析設計向けなどの様々なパッケージ形態があります。
高機能で比較的大規模なものや複雑な設計に向いており、主に自動車や航空機開発で用いられています。
CATIA V5のスペック
機能 | モデリング機能(ハイブリッドモデリング)、スケッチおよび3次元モデリング、 NC加工のシミュレーション、アセンブリ、図面生成、パイピング、チュービング 等 |
---|---|
対応OS | Windows(64bit) |
インポート拡張子 | -(※情報取得不可) |
エクスポート拡張子 | -(※情報取得不可) |
URL | https://www.3ds.com/ja/products-services/catia/ |
ハイエンド3DCADその2:Creo

「Creo」はPTC社が開発・提供している3DCADです。
パラメトリック系の3DCADですが、最近のバージョンではダイナミックモデリングの手法も取り入れ、より直感的な操作でのモデリングが可能になっています。
「Creo Direc」や「Creo Elements/Direct」というダイレクトモデリングの製品も、Creo製品群として揃っています。
また、Unite Technorogyと呼ばれる異種CAD間のデータ互換にも力を入れています。
Creoのスペック
機能 | モデリング機能、付加製造、モデルベース定義(MBD)、 ジェネレーティブデザイン、拡張現実(AR)、 スマートコネクティッドデザイン 等 |
---|---|
対応OS | Windows(64bit) |
インポート拡張子 | -(※情報取得不可) |
エクスポート拡張子 | -(※情報取得不可) |
URL | https://bizroad-svc.com/ptc-creo-onshape/ |
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Creoの無料体験版のダウンロードはこちら
また、PTC社が開発している高機能PLMソフト「Windchill」と連携が可能です。
PTC社のWindchillは標準機能で素早く業務効率化が可能な高品質なPLMで、製品ライフサイクル全体のリードタイムを大幅に削減し、収益や品質向上につなげるための業務改革の実現や、企業の開発力や競争力の向上を実現します。
「Windchill」の詳細はこちら。
ハイエンド3DCADその3:NX

「NX」はPLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアの一部として紹介されており、CADといった枠組みを超えた製品群の一部の位置づけとなっています。
主な機能として、シンクロナスモデリングとパラメトリックモデリングの両方で作業が可能となっており、ユーザー独自のルールで自動チェックや、大規模アセンブリにも対応しています。
NXのスペック
機能 | モデリング機能、配線・配管設計、アセンブリ、製図、2Dレイアウト、CAE機能、CAM機能 等 |
---|---|
対応OS | Windows(64bit) |
インポート拡張子 | -(※情報取得不可) |
エクスポート拡張子 | -(※情報取得不可) |
URL | https://www.plm.automation.siemens.com/global/ja/products/nx/ |
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ミドルレンジ3DCAD 5選
続いては、ミドルレンジの3DCADと呼ばれる部類のソフトウェアを5つご紹介します。
ミドルレンジ3DCADその1:SolidWorks

ミドルレンジ3DCADとしての先駆け的存在の「Solidworks」ですが、最新版でもおよそ240項目に及ぶ機能強化がなされたりと意欲的な開発継続が行われています。
デザイン性の高い製品の図面にも対応できますが、その本質は機械系のモデラーなので複雑なサーフェースを持つ製品より、少量多品種のバリエーション展開するような製品に向いています。
「Solidworks」は市場のシェアが40%あり、取引先や下請け業者など、多くの企業で利用している場合が多い3DCADです。
そのため、取引先へデータをそのまま渡すことが可能で、意思疎通がしやすいCADソフトと言えるでしょう。
SolidWorksのスペック
機能 | CADの基本機能、デザインコミュニケーション、フィーチャー認識、 標準部品ライブラリ、簡易CAD管理、部品の簡易静解析、 流体簡易シミュレーション 等 |
---|---|
対応OS | 64 ビット版 Microsoft® Windows® 10 |
インポート拡張子 | IGES、STEP、Parasolid、SAT (ACIS)、Pro/ENGINEER、DWG 、 DXF、STL、VDAFS、VRML、TIFF、CGR (CATIA graphics) 、 Adobe Illustrator、Adobe Photoshop、ScanTo3D、 IDF (SOLIDWORKS Premiumのみ)、IFC、Unigraphics、 Rhinoceros、SolidEdge、Autodesk Inventor、 MDT (Autodesk Mechanical Desktop)、CADKEY、DXF 3D |
エクスポート拡張子 | IGES、STEP、Parasolid、SAT (ACIS)、Pro/ENGINEER、 DWG、DXF、STL、VDAFS、VRML、TIFF、 CGR (CATIA graphics)、Adobe Illustrator、Adobe Photoshop、 ScanTo3D、 IDF (SOLIDWORKS Premiumのみ)、 Adobe PDF / 3D PDF 、JPEG、IFC、MTS (Viewpoint)、 HSF (HOOPS)、HCG (CATIA highly compressed graphics)、 3D XML、XPS (XML Paper Specification)、eDrawings、 AMF (Additive Manufacturing File) |
URL | https://cad-kenkyujo.com/category/howto/solidworks/ |
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ミドルレンジ3DCADその2:Inventor

「Inventor」はAutodesk社が開発・提供している、プロフェッショナル向けの3DCADです。3DCAD機能と図面機能は、同社の「Fusion 360」の上位機能を備えています。
フィーチャーベースの3DCADで、BIMへの対応や、アセンブリからのBOMの自動生成、標準で100万点以上の部品ライブラリを持っています。
CAD機能以外にもレンダリング、解析、ダイナミックシミュレーション、アセンブリなどの機能が搭載されています。
DWGファイルや別の3DCADデータと連動したモデリングも可能です。
Inventorのスペック
機能 | CADの基本機能、図面の作成、他社製CADデータの活用、BIMとの相互運用性、 Revitとの相互運用性 等 |
---|---|
対応OS | 64 ビット版 Microsoft® Windows® 10 |
インポート拡張子 | Alias、CATIA V4、CATIA V5、PTC Creo、IDF、IFC、IGES、JT、NX、OBJ、 Parasolid、Pro/ENGINEER、Pro/ENGINEER Granite、Pro/ENGINEER Neutral、 QIF、Rhino、SAT、SolidWorks、Solid Edge、STEP、STL |
エクスポート拡張子 | Alias、CATIA V4、CATIA V5、PTC Creo、IDF、IFC、IGES、JT、NX、OBJ、 Parasolid、Pro/ENGINEER、Pro/ENGINEER Granite、Pro/ENGINEER Neutral、 QIF、Rhino、SAT、SolidWorks、STEP、STL |
URL | https://www.autodesk.co.jp/products/inventor/overview |
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ミドルレンジ3DCADその3:TopSolid

「TopSolid」は、カーネルにParasolidを採用したパラメトリック・フィーチャ・ベースの3DCADです。
機械製造、板金、木工業界における形状、コンポーネント、アセンブリの設計・製造に用いられています。
ソリッド・サーフェス・シートメタル・ワイヤーを組み合わせたモデリング・内蔵PDM・解析などに加え、大規模アセンブリに対応した高速読み込みが可能です。
「ハイエンド機能をミッドレンジ価格で(提供する)」というのが「TopSolid」の売りとなっています。
TopSolidのスペック
機能 | モデリング機能、シートメタル、設計製図、アセンブリ 等 |
---|---|
対応OS | 64 ビット版 Microsoft® Windows® 10 |
インポート拡張子 | 3D XML、3mf、ACIS Spatial、Amf、AutoCAD、Cadenas、Catia V4 Spatial、 Catia V5 Spatial、Catia V5 Datakit、Catia V6 Spatial、IDF、IFC、 IGES Spatial、Inventor Spatial、JT、Neutral、OpenPackage、 ParaSolid 計42種(詳細はこちら) |
エクスポート拡張子 | 3mf、Amf、Autocad、ACIS Spatial、Catia V4 Spatial、Catia V5 Spatial、 DSTV、FBX、IFC、IGES Spatial、JT、MatLab、Me10、OpenPackage、 ParaSolid、STEP、Spatial、STL、VDA Spatial、VRML、TopSolid’Gmi、 PDF3D、X3D |
URL | https://topsolid.kodamacorp.co.jp/v6/topsolid/ |
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ミドルレンジ3DCADその4:Solid Edge

「Solid Edge」は、世界で初めてマイクロソフト社のOffice Compatibleを取得した、Windows完全準拠のCADです。
シンクロナス・テクノロジーを採用し、ダイレクトモデリングのスピードとシンプルさ、パラメトリック設計の柔軟性と制御性を兼ね備えています。
様々な買収の過程を経て、現在はシーメンスPLMソフトウェア社が提供しています。
同社のハイエンドCADのNXに次ぐミッドレンジのCADとして活躍しています。
Solid Edgeのスペック
機能 | 3D設計、アセンブリ、シンクロナス・テクノロジー、電気設計、 シミュレーション、コンピューター支援製造(CAM) 等 |
---|---|
対応OS | 64 ビット版 Microsoft® Windows® 10 |
インポート拡張子 | DWG、DXF、IGES、Parasolid、ACIS、IGES、STEP、JT 、XML、 STL、IFC、CATIA V4/V5、NX、I-deas、Pro/E 、SOLIDWORKS、 Inventor |
エクスポート拡張子 | DWG、DXF、IGES、Parasolid、ACIS、IGES、STEP、JT 、XML、 STL、IFC、CATIA V4/V5、XGL、PDF、3D PDF、u3d、bip、sev、 VRML、3MF、bmp、jpg、tif、emf |
URL | https://solidedge.siemens.com/ja/ |
デモムービーを見てソフトウェアを知ろう
ミドルレンジ3DCADその5:iCAD

「iCAD」は、同じソフト名ですが大きく分けると「iCAD-SX」と「iCAD-MX」に分かれており、それぞれに違った特徴を持っている3DCADです。
「iCAD-SX」は、主に機械設備などの大規模アセンブリに特化した高速エンジン(100万部品を0.2秒で処理する3次元CADエンジン)を持っています。
一方「iCAD-MX」は、2D/3Dの中間的なCAD(Hybrid設計CAD)となっています。2D図面と3Dモデルを同時表示して編集することができます。
iCADのスペック
機能 | 3次元2次元両用設計、電機・制御融合設計、アセンブリ検証、構造解析、 マスプロパティチェック、3次元モデルからの図面化 等 |
---|---|
対応OS | Microsoft Windows OS製品(32bit/64bit) |
インポート拡張子 | IGES、STEP、Parasolid、STL、JT、CATIA V5、I-deas、Pro/E、NX、 DXF、DWG、DMNDOS、BMI、_MCD、MicroCADAM図面、ME10 |
エクスポート拡張子 | IGES、STEP、Parasolid、STL、JT、DXF、DWG、DMNDOS、BMI、 _MCD、MicroCADAM図面、VRML、VPS |
URL | https://www.icad.jp/ |
何百万の部品もスラスラ扱えるiCAD SX
iCAD SXは大手企業や大きいビジネス向けに利用できる、大量の部品を扱ってもスラスラ軽く使える3DCADです。
もちろん2DCADも利用できて、基本的な機械設計や建築設計に利用することができます。
iCAD SXは無料体験版があるので、ぜひ自社のプロジェクトに合うかどうか一度試してみてください。
「おすすめの3DCAD」でご紹介したCADについては、専門のセミナーが開講されています。
「使い始めてみたけど勝手がよく分からない」「興味があるけれど操作できるか不安……」「CADを勉強してみたい!」という方、「今あるCAD知識をもっと深めたい」という方にもおすすめのセミナーです。
どんなセミナーなのか、最後にチェックしていきましょう!
CADを学びたい方に! 業務向けおすすめセミナーのご紹介
「おすすめの3DCAD」内でご紹介した、「Fusion 360」「Onshape」を学ぶことができるセミナーをご紹介します。
基本知識からモデリングまで丁寧に教わることができ、CAD初心者の方も安心して受講することができます。
おすすめのセミナー紹介 目次
Fusion 360 3DCAD入門セミナー
2日間のセミナー。3DCAD未経験者でも安心して受講できるカリキュラムが組まれています。
短期間で集中して身につけたい方にぴったりのセミナーです。
申し込み後、1年間いつでもどこでも視聴可能なeラーニング版もあります。
セミナーの日程が合わない方や、マイペースに進めたい方はeラーニングを選んでみると良さそうですね。
到達目標 |
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受講スタイル |
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料金(税込) | 会場受講 30,800円 ライブウェビナー 30,800円 eラーニング 27,500円 |
URL | https://3d-printer-house.com/3dcad-campus/ |
法人向け Onshape CADセミナー
2日間のセミナー。Onshapeをすぐに業務で使用できるよう、基礎的なモデル作成に必要なコマンドの習得をはじめ、応用的なデータ作成など広範囲な内容を学ぶことができます。
法人向けとして、社員教育としても好評のセミナーです。
到達目標 |
|
受講スタイル |
|
料金(税込) | 会場受講 110,000円 ライブウェビナー 110,000円 |
URL | https://bizroad-svc.com/onshape/ |
まとめ
今回は、「おすすめの3DCAD」「ハイエンドの3DCAD」「ミドルレンジの3DCAD」とCADを3つに分類してご紹介しました。
ご自身の目的に合ったCADは見つかったでしょうか?
冒頭の繰り返しになりますが、ご紹介したCAD以外にも世の中にはたくさんのCADがあります。
無料体験版を用意しているCADもありますので、迷われたときはお試しで利用して、感触を知るというのが良いですね。
この記事が少しでもCAD選びの参考になったら嬉しいです!
