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【2025】Canvaのデータをプリントする方法は?プリント時のチェック項目も解説!

Canvaは、デザインの作成から印刷までを一貫して行えるデザインツールです。
本記事では、Canvaで作成したデザインをプリントする方法について解説しています。

また、印刷前にチェックしておきたい項目についても解説しているので、Canvaの印刷で失敗したくない方は、ぜひチェックしてみてください。

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Canvaとは

Canvaとは

基本料金無料で使えるCanvaは、デザイン初心者でも手軽に利用を開始できるオンラインデザインツールです。
豊富なテンプレートや直感的な操作性、わかりやすいインターフェースが特徴で、SNS用の画像やチラシ、ポスターなど幅広いデザインが可能です。

デザインの知識が乏しくてもクオリティの高い作品を作れるため、デザインツールとして世界中で多くのシェアを獲得しています。
また、既存のテンプレートや素材をそのまま使用しなければ商用利用もできるため、Canvaを使ったマネタイズができるのも魅力です。

Canvaでデータをプリントできる4つの方法

Canvaで作成したデータをプリントする方法には、主に以下の4つがあります。

  1. 自宅のプリンターでプリントする
  2. Canvaで直接プリントする
  3. コンビニでプリントする
  4. 印刷会社でプリントする

これらのプリント方法について見ていきましょう。

方法①自宅のプリンターでプリントする

自宅にプリンターがある場合は、印刷会社に出さなくても手軽にプリントができます。
Windowsの場合は、パソコンに標準搭載されているブラウザであるMicrosoft Edgeから以下の手順を踏むことでプリントが可能です。

  1. PDFファイルをMicrosoft Edgeで開く
  2. 右上にあるメニューから「印刷」のアイコンを選択する
  3. 印刷の向きやページを設定して「印刷」ボタンをクリックする印刷の向きやページを設定して「印刷」ボタンをクリックする

自宅のプリンターは手軽にプリントできますが、仕上がりのクオリティはプリンターの性能に依存するため、細部まで美しく仕上げたい場合には注意が必要です。

方法②Canvaで直接プリントする

Canvaで直接プリントする

Canvaでは「Canvaプリント」サービスを利用できます。Canvaで使用したテンプレートの中に「Canvaで印刷する」ボタンがあれば、Canva上で直接プリントができ、数回のクリックで注文を行えます。

このとき印刷を行うのは、Canvaが提携している印刷会社です。
Canva上で印刷まで行えて便利な反面、速達サービスがないことと、ほかの印刷会社を利用するよりも少しコストが高い点がデメリットです。

方法③コンビニでプリントする

自宅にプリンターがない場合は、コンビニでプリントするのがおすすめです。
コンビニなら、専用のアプリに印刷したいデータを登録してから、プリンターにQRコードやパスワードなどを読み込んでプリントする方法と、USBにデータを入れてプリントする方法があります。

パソコンで保存したデータをスマートフォンと同期できる場合はアプリを、難しい場合USBを使うとよいでしょう。

方法④印刷会社でプリントする

高クオリティな仕上がりが求められる場合は、印刷会社を利用するのが最適です。
CanvaでダウンロードしたPDFデータを印刷会社に持ち込むことで、プリントをしてもらえます。

また、印刷会社なら、印刷枚数が多い場合に割引が効くので、トータルでかかるコストを抑えられます。

なお、印刷会社でプリントする方法については、以下の記事を参考にしてみてください。こちらの記事では、印刷サービス会社「プリントパック」でCanvaのデータを印刷に出す流れや注意点について解説しています。

【2025】Canvaのデータをプリントパックで印刷する方法!注意点も解説

Canvaでプリント用のデータをダウンロードする方法

Canvaで作成したデータをプリントするには、一度PDF形式で書き出しをする必要があります。
Canvaでプリント用のデータをダウンロードする手順は以下のとおりです。

  1. 画面右上の「共有」ボタンをクリックする
  2. 「ダウンロード」をクリックする「ダウンロード」をクリックする
  3. ファイルの種類を「PDF(印刷)」に変更する
  4. 用途に合わせて「トリムマーク・塗り足し」と「PDFのフラット化」にチェックを入れる用途に合わせて「トリムマーク・塗り足し」と「PDFのフラット化」にチェックを入れる
  5. 「ページを選択」から印刷するページを選択する
  6. 有料プランに加入している場合は「カラープロファイル」を「RGB」から「CMYK」に変更する
  7. 「ダウンロード」をクリックする

Canvaでサポートされている保存形式には、以下のようなものがあります。

形式 説明
JPG 写真に最適な画像形式。ファイルサイズが小さい。
PNG 透過を付与できる画像形式。PNGよりもファイルサイズは大きめ。
SVG 透過を付与できる画像形式。任意のサイズで画質を維持できる。プロ版のみ使用可能。
PDF(標準) イラストやテキスト、解像度が96dpiのグラフィック用に使われる。
PDF(印刷) 300dpiの解像度で印刷できる。塗り足し、トリムマーク、カラープロファイルの選択オプションをつけられる。

印刷用に書き出したいなら、この中から「印刷(保存)」を選択しましょう。

また、「トリムマーク・塗り足し」と「PDFのフラット化」については後述する見出しで解説しているので、これらのチェック項目が必要かどうかはそちらを参考にしてください。

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Canvaのデータをプリントする際にチェックする項目

Canvaのデータをプリントする際は、以下の項目をチェックしておく必要があります。

  1. トリムマーク・塗り足し
  2. PDFのフラット化
  3. カラーモード
  4. フォントサイズ
  5. 画像解像度

これらの項目のチェックを疎かにすると、イメージと異なる仕上がりになってしまう可能性があります。印刷で失敗しないためにも、それぞれの項目について見ていきましょう。

項目①トリムマーク・塗り足し

PDFを保存する際の項目として「トリムマーク・塗り足し」があります。トリムマークは、断裁位置を示すマークで、塗り足しは仕上がりよりも外側にオブジェクトを配置させる領域を指しています。

「トリムマーク・塗り足し」にチェックを入れておくことで、断裁する際のガイドとして役立つため、印刷会社に入稿する際は入れておくようにしましょう。

自宅でプリントする場合は、チェックを入れる必要はありません。

項目②PDFのフラット化

「PDFのフラット化」を選ぶと、ファイル内のレイヤーが統合され、文字化けの発生を防止できます。
印刷業者にデータを入稿する際は、デザインを正確に印刷するために、PDFのフラット化にチェックを入れておくのがおすすめです。

ただし、フラット化を行うとファイルサイズが大きくなる点には注意が必要です。

項目③カラーモード

カラーモード

カラーモードは、色の表現方法のことを指します。印刷物に適したカラーモードはCMYKのため、データを保存する際はCMYKカラーで設定するのが推奨されています。

しかし、Canvaの場合、有料版でないとCMYKカラーに設定できません。
RGBカラーでもプリントできますが、画面上の見え方と、実際にプリントした際の見え方が異なる点には注意が必要です。

なお、有料版は30日間の無料お試し期間があるので、費用が気になる場合は、お試し期間を利用して有料版を試してみるのもよいでしょう。

項目④フォントサイズ

Canvaでデザインを作成する際のフォントサイズは、6pt以上が推奨されています。6ptは印刷時に可読性が保たれる最小サイズです。

フォントサイズが推奨以下だと文字が潰れたり、印字されなかったりして、読めなくなってしまう可能性があります。

フォントサイズは、文字を選択したら表示されるメニューから確認可能です。
プリント前にはすべてのフォントサイズを確認して、極端に小さな文字があれば修正を行いましょう。

項目⑤画像の解像度

印刷物の解像度は300dpi以上が推奨されています。デジタル用の低い解像度にしてしまうと、プリント時に画像がボケてしまうため注意が必要です。

デザインに使う画像は高解像度のものを使用し、Canvaで保存する際は300dpiの解像度で保存できる「PDF(印刷)」を選択しましょう。

Canvaの使い方を学ぶ方法

Canvaの使い方を学ぶ方法

Canvaのプリント方法など、基本的な使い方を学ぶなら以下の方法がおすすめです。

  1. 独学で学ぶ
  2. セミナーで学ぶ

これらの学習方法について見ていきましょう。

学習方法①独学で学ぶ

独学でCanvaを学ぶ方法は、自分のペースで進められる点が大きなメリットです。そのため、自己管理が得意で、コツコツと学習を継続できる人に独学は向いています。

書籍だけでなく、インターネット上にあるチュートリアル記事やYouTube動画などの豊富なリソースを活用することで、費用を抑えながら基本的な機能やデザインのコツを学べます。

ただし、操作方法に疑問があっても自分で解決する必要があるため、挫折しやすいのも特徴です。
独学を継続して行うために、オンラインコミュニティに参加したり、SNSで学習の仲間を見つけるのもよいでしょう。

学習方法②セミナーで学ぶ

効率的にCanvaのスキルを磨きたいなら、セミナーを活用するのがおすすめです。
セミナーなら、プロの講師から直接指導を受けられるため、独学よりも素早く知識を吸収できるのが特徴です。

また、Canvaの操作だけでなく、実用的なデザインテクニックも短期間で習得できるため、すぐに実務でも活かせるでしょう。
さらに、対面形式なら質問もしやすので、より理解が深まります。短期間で集中的に学びたい方や、サポートを受けながら進めたい方は、ぜひセミナーの利用を検討してみてください。

 

なお、Canvaを学べるおすすめのセミナーについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。それぞれのセミナーの特徴や、セミナーを利用するメリットについて解説しています。

【2025】Canva のおすすめセミナー9選!メリットも解説

Canvaで作ったデータをプリントする方法のまとめ

今回は、Canvaで作ったデータをプリントする方法について紹介しました。Canvaは、デザイン作成からプリントまで一貫して行える便利なツールです。

自宅のプリンターから印刷したり、直接Canvaで注文したり、コンビニや印刷会社を活用したりするなど、さまざまな方法でプリント可能です。
しかし、プリントをする際は、トリムマークやカラーモードなどのチェック項目をきちんと確認しておかないと、思っていた仕上がりにならない可能性があります。

今回紹介した項目をしっかり確認して、Canvaのプリントで失敗しないようにしましょう。

Canvaのデータをプリントする方法は?プリント時のチェック項目も解説!
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