【2025】CanvaとAdobeソフトはどちらがおすすめ？それぞれの違いを解説！

デザインツールを探していてCanvaとAdobeの存在を知ったが、両者にどのような違いがあるのかわからないという方もいるでしょう。本記事では、CanvaとAdobeソフトの違いについて紹介します。どのデザインツールを使うか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

Canvaの特徴

引用：Canva

Canvaはオンライン上で手軽に使える無料のデザインツールです。
最大の特徴は、豊富に用意されたテンプレートが簡単に利用できる点で、SNS用の画像やプレゼン資料、名刺、ポスターなど、多種多様なデザインを短時間で作成できます。

テンプレート数は61万点以上に及びます。さらに、写真やイラスト、フォントなどの素材も豊富に揃っているため、デザイン初心者でも既存の素材を使用して作品作りにチャレンジ可能です。

また、PCだけでなく、スマートフォンやタブレットでも利用できたり、クラウド上でデザインを保存して、いつでも編集ができたりといったメリットもあります。

加えて、Canvaにはプリント機能も提供されており、完成したデザインをすぐに印刷注文できるため、手軽さを重視する方に最適なツールといえるでしょう。

Canvaの特徴についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。無料版のCanvaでできることや、Canvaを使いこなすコツについて解説しています。

【2025】Canvaは無料でここまでできる！初心者でもプロ級デザインを作るコツを紹介

また、より実践的かつ基礎をしっかりと学びたい方は、Canva基礎セミナーがおすすめ。たった2日の学習で、確実にCanvaを習得することを目指せます。

Adobeの特徴

引用：Adobe

Adobeは、クリエイティブな作品作りに使われるソフトを提供しているアメリカのソフトウェアメーカーです。
ジャンルごとにさまざまなソフトがリリースされており、デザイン業務を担う方にとっては必要不可欠です。

また、Creative Cloudによって複数のソフトがシームレスに連携できます。例えば、AdobeのデザインソフトであるIllustratorで作成した素材を、画像編集ソフトであるPhotoshopで編集したりといったことも容易です。

デザインの自由度が高く、高度なカスタマイズ機能も備えているため、細部までこだわりたいプロの方に適したツールです。

CanvaとAdobeソフトの違い

CanvaとAdobeソフトにはさまざまな違いがあります。以下の項目でそれぞれの違いを比較してみましょう。

1. 利用者の対象
2. コスト
3. 機能性

違い①利用者の対象

Canvaは、デザイン初心者や日常的にSNS投稿などを行うユーザーにおすすめのデザインツールです。シンプルな操作で高品質なデザインが作成できるため、デザインに慣れていない方でも使いやすいのが特徴です。

一方、Adobeのソフトはプロのデザイナーやクリエイター向けに設計されています。高度な編集が可能で、専門的なデザイン知識を持つユーザーなら自由に扱えるため、ある程度のスキルを持っている方におすすめです。

違い②コスト

Canvaは基本料金無料で利用できるツールです。一方、Adobeのソフトはサブスクリプション型の契約が一般的で、無料で利用できるソフトは限られています。

Adobeの単体プランが月額3,280円（税込み）、複数のAdobeソフトをまとめて利用できるCreative Cloudコンプリートプランは月額7,780円（税込み）と、高機能な分費用もかかります。

費用面でコストを抑えたい方には、Canvaの方が適しているでしょう。

違い③機能性

Canvaはシンプルで必要最低限のデザイン機能を備えており、直感的な操作で扱えるのが特徴です。誰でもすぐに使えるよう工夫されている一方で、細かな編集には限界があります。

Adobeソフトはそれぞれのジャンルに特化しており、豊富な機能とカスタマイズ性を備えています。
例えば、Photoshopは写真編集、Illustratorはベクター画像制作に強みがあり、使いこなすには学習が必要ですが、極めることでプロレベルのデザインが可能です。

Adobeでデザインができるソフト

Adobeにはさまざまなソフトがありますが、そのなかでもデザインができる定番のソフトまが以下の5つです。

1. Illustrator
2. Photoshop
3. Adobe Express
4. InDesign
5. Adobe XD

これらのソフトの特徴について確認していきましょう。

ソフト①Illustrator

引用：Illustrator

Illustratorは、Adobeが提供するグラフィックデザインツールです。長方形や楕円形、星形などさまざまな形の図形を作成できます。

さらに、作成した図形のパスを編集することで特殊な形のオブジェクトも作成可能です。
また、図形を組み合わせることでイラストの作成もできるので、ロゴやアイコンの作成をしたい場合におすすめのソフトです。

Illustratorを使って簡単なアイコンを作る方法については、以下の記事で解説しているので、ぜひこちらもあわせてご覧ください。

イラストレーターで作れる簡単なアイコン！便利な機能やSNSアイコンのサイズも紹介

ソフト②Photoshop

引用：Photoshop

Photoshopは、画像編集に特化したソフトです。画像の色味や明るさを調整したり、複数の画像を一枚に合成したりする編集を得意としています。

バナーやSNSの投稿などで使う画像を加工したいケースなどに使用されます。
フィルターやブラシの種類が豊富に揃っているため、高レベルな編集を行いたい方におすすめです。

また、デザイン業界ではPhotoshopを必須スキルとしているケースも多いため、デザインを仕事にしたい方は、ぜひ押さえておきたいソフトの一つといえます。

Photoshopのより詳しい解説については、以下の記事を参考にしてみてください。Photoshopでできることや、インストールの方法などについて解説しています。

【2025】Photoshopとは？無料で使う方法やインストール・価格も解説

ソフト③Adobe Express

引用：Adobe Express

Adobe Expressは、AdobeのデザインソフトであるIllustratorやPhotoshopで使える最低限の機能を詰め込んだソフトです。
10万点以上のテンプレートが用意されているため、デザイン経験のない方でも、簡単に作品を制作できます。

テンプレートから楽にデザインができるといった点で、Canvaと比較されることも多いソフトの一つです。
Canvaと異なる点は、Adobe StockやAdobe Fontsが利用できる点にあります。

さらに、ほかの本格的なAdobeソフトと比較して感覚的に操作できる点も、Adobe Expressの魅力です。

ソフト④InDesign

引用：InDesign

InDesignは、本や雑誌といった印刷物の作成に強いDTPソフトです。複数のページに共通のデザインを適用できるマスターページを使ったレイアウトを得意としており、カタログや書籍の作成などに活用されます。

これらの特徴が、単ページのデザインやグラフィックデザインの作成に強みを持つIllustratorとの差別化となっています。
特に、DTPデザイナーを目指す方なら押さえておきたいソフトの一つです。

ソフト⑤Adobe XD

Adobe XDは、WebサイトやモバイルアプリのUI/UXの構築に最適なソフトです。
XDで作成したデザインカンプやワイヤーフレームは、簡単に共有できるため、プロジェクトのスムーズな進行を助けてくれます。

UI/UXの作成はIllustratorやPhotoshopでも行えますが、XDの方が直感的な操作ができるので、ソフトの使い方を習得する手間も少なくてすみます。
特に、同じ要素を連続して配置できるリピートグリッドは、Webサイトやアプリの見た目を作るのにとても便利な機能です。

しかし、サイトやアプリ内で使う細かなパーツの作成には、ほかのソフトを使う方が向いているので、サイトやアプリのデザインをする際は、複数のソフトと使い分けるのがよいでしょう。

CanvaとAdobeソフトの学習におすすめのセミナー

CanvaやAdobeのソフトを効率よく学ぶなら、セミナーの利用がおすすめです。CanvaとAdobeソフトの学習におすすめのセミナーは以下のとおりです。

1. Canva基礎セミナー
2. ゼロから始めるCanva Webデザイン講座
3. Illustrator基礎セミナー
4. Photoshop基礎セミナー講習

これらのセミナーについて確認していきましょう。

セミナー①2日で実践的なデザインまで！Canva基礎セミナー

ProSkilllのCanva基礎セミナーは、Canva初心者が2日間で実務レベルまで網羅的に学べるカリキュラムが組まれています。基礎的な操作方法から始まり、プロダクトデザイン・Webデザインのコツ・広告バナー制作・アイコンや動くイラストの制作まで学べます。

対面受講は東京・大阪・名古屋会場で行われますが、Zoomを活用したウェビナー受講も可能です。

セミナー②ゼロから始めるCanva Webデザイン講座

引用：ゼロから始めるCanva Webデザイン講座

ゼロから始めるCanva Webデザイン講座は、Canva公式アンバサダーのmikimikiさんが講師を務めるセミナーです。
Canvaの基礎的な使い方から、応用テクニックまでを175本の動画で学べます。

印刷物の作り方やWebデザインの作り方など、画像や文字を組み合わせたデザインだけでなく、Canvaを使った動画編集の方法についてまで学習できます。

さらにCanvaを使った収益化の方法も学べるので、Canvaを仕事につなげたいと考えている方にもおすすめです。

セミナー③Illustrator基礎セミナー

Illustrator基礎セミナーは、Illustratorの実践的な使い方を学べるセミナーです。
セミナーでは、パスの編集や拡大・縮小をしながらアイコンを作成したり、自由変形ツールで既存の文字を編集してタイポグラフィックを作成したりします。

また、名刺やバナーといった実際の業務でも行う制作も経験できるため、講座の受講後は即仕事に活かせるでしょう。

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セミナー④Photoshop基礎セミナー講習

Photoshop基礎セミナー講習は、Photoshopの実践的な使い方を学べるセミナーです。
セミナーでは、ゆがみ補正や髪の毛の合成を使って、人物の修正を行ったり、レンズフィルターを使って合成写真を作ったりします。

また、Photoshopを使ううえで大切な概念であるマスクやレイヤーについてもしっかり学べるため、セミナーの受講後は持て余していたPhotoshopの機能も十分に扱えるようになるでしょう。

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CanvaとAdobeソフトの違いについてのまとめ

今回は、CanvaとAdobeソフトの違いについて解説しました。Canvaは初心者向けのシンプルなデザインツールで、無料でも多くのテンプレートや素材が使え、手軽にデザインを楽しめます。

一方、Adobeソフトはプロ向けの豊富な機能を備えており、各分野に特化したツールで高度なデザインが可能です。
コストや学習の難易度も異なるため、利用者の目的やスキルレベルに応じた選択が重要です。

Adobeソフトは基本的に有料ですが、最初の7日間は無料体験ができるので、一度無料でソフトの操作性や機能性を試してみるのもよいでしょう。