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【2024】CADの仕事に将来性はある?向いている人や働くメリット・デメリット

今後、CAD関連の仕事に携わりたいと考えている方も多いでしょう。
しかし、CADの仕事に将来性があるのか不安な方もいるはずです。

この記事では、CADの仕事の将来性についてわかりやすくまとめました。
CADの仕事が向いている人や、将来性を理解したうえで働くメリット・デメリットについて紹介します。

CADの仕事には将来性がある

結論として、CAD関連の仕事は将来性のある分野です。
技術発展が進む日本そして世界でもCADの技術を求める企業が多数存在します。
そのため「入社したけどCADの仕事がなくなった」と悩むことはないでしょう。

ただし、将来性を考えるうえで重要になるのが、技術の発展です。
近年ではCADというデジタル上の作図方法にも次のようなバリエーションが増えました。

CADの種類 仕事の概要・将来性
2DCAD 2次元図面上に作図する仕事であり、現在3D作図に移行している
3DCAD 3次元図面上に3Dモデルを作図仕事であり、製造業でのニーズが高まっている
BIM・CIM 3次元図面をベースとして、すべてのデータに数値や属性情報を付与して作図する仕事であり、土木・建築分野での将来性が高い

中でも将来性が低くなり始めているのが2DCADです。
近年では3DCADやBIM・CIMといった3次元作図が主流になり始めているため、働き方によって将来性に若干の違いが生じます。

もし将来性を考えてCADの学習をスタートしたいなら、オンラインセミナーでスキルアップや資格取得を目指すのがおすすめです。将来性のある仕事に就くために、次のようなセミナーに参加してみるのはいかがでしょうか。

将来性のあるCADの仕事一覧

CADの仕事を探す際に、長く働き続けられること、将来性がありキャリアアップを期待できることを重要視している人も多いでしょう。もし将来性のある分野を探しているのなら、以下の業界で働くのがおすすめです。

  • 建築業界
  • 土木業界
  • 自動車・航空業界
  • インテリアデザイン業界
  • 福祉製品業界

まず建築・土木業界では、設計という立場で働けるほか、CADオペレーターという仕事があります。国が定めるルールに則り、自身の思い描くデザインを建築物・構造物に反映できるのが特徴です。

また自動車・航空、インテリアデザイン・福祉製品といった業界は、どれも製造に関わる業界です。ものづくりには必ずデザインが必要であり、CAD関連のソフトウェアを使ってデザイン制作を実施します。

どの業界も、なくなることのない仕事ばかりです。
将来性のある仕事を探しているのなら、上記のような職場を探してみてはいかがでしょうか。

もし今後のCADの仕事がどう変わるか気になっている人は、将来性に合わせて以下の記事をチェックしてみてください。

今後CADの仕事はどう変わる?オペレーターの必要スキルや10年後を将来予想

将来性のあるCADの仕事に就くメリット

CADの仕事のメリット

CADの仕事の将来性について、その業種で働くメリットを紹介します。

作図のスキルアップに役立つ

CADオペレーターや設計者といった仕事に就けば、経験を重ねるごとに作図技術が向上していきます。利用するソフトウェアの操作を熟知できるようになることはもちろん、効率よく作図できれば、数多くの業務にチャレンジできるようになるでしょう。

また、働きながら資格を取得することができればキャリアアップ・給与アップも期待できます。
経験と技術、知識が増えれば増えるほど待遇も向上していくため、CADは将来性があり働くやりがいを得やすい仕事です。

転職に有利になる

CADオペレーターや設計者として働き技術を身に付けておけば、今後「転職をしたい」と考えたときに役立ちます。

現在、CADの仕事を募集する多くの会社は人手不足に悩んでいる状況です。
喉から手が出るほどCADの技術を持つ人を求めているため、CADの資格や経験年数があれば転職で有利に動けるでしょう。

働き先を変えても生き抜きやすい仕事ですので、複数ある業種の中でも将来性が高い仕事だと言えます。

ものをつくる達成感がある

CADでは、図面上に建築物や製造物を書き込んでいくのが主な仕事となります。
ものをつくって完成させるという工程を繰り返すことができるため、創作系に興味がある人は仕事の中で達成感を得やすいのがメリットです。

また、CADの仕事は将来性が高く、さまざまな業務に携われます。
姿かたちの違う造形をCADで書き起こすといった作業にも携われるので、やりがいがあり将来性のある仕事を探している人におすすめです。

将来性のあるCADの仕事に就くデメリット

CADの仕事のデメリット

将来性のあるCADの仕事ですが、一部デメリットがあることに気を付けてください。
将来性にも影響するデメリットを紹介します。

2DCADから3DCAD・BIM・CIMへ移行している

3DCAD・BIM・CIMへの移行

これまでCADの仕事と言えば、2DCADを扱うのが一般的でした。
また、現在でも2DCADを用いて作図することがよくあります。

ですが、今後は3DCADやBIM・CIMといった需要が高まることにより、2DCADの将来性が下がってしまうかもしれません。なぜなら、企業で3DCADを用いた設計が主流になっている、そして国土交通省がBIM・CIMを推進しているからです。

そのため「2DCADで活躍するためにCADの仕事を探したい」と考えている人は、後々仕事が減って困るかもしれません。確かに将来性はあるのですが、長く活躍したいのなら3DCADといった知識・技術が欠かせないことに気を付けてください。

一部の作業をAIに代替される可能性がある

CADの仕事をする際には、プラスアルファで次のような知識・技術を持っておくことをおすすめします。

  • デザイン検討
  • 資料作成
  • 情報分析

なぜなら、CADの仕事の一部が今後AIによって代替される可能性があるからです。
もちろんすべての仕事を取られるわけではありませんが、CADの仕事の領分を侵される恐れがあります。

将来性のあるCADだからこそ技術の発展によりAIが導入されやすいので、プラスアルファの知識を持って働くことを考えておきましょう。

仕事が多忙になりがち

CADの仕事に関わる業界は、人手不足に悩まされることが多い業界ばかりです。
そのため、社内で作成するCAD図面の量が多く、CADオペレーターや設計者の負担が大きくなりがちであることに気を付けてください。

特に納期が迫っているタイミングや繁忙期には、時間外労働が必要になるケースもあるでしょう。将来性がある一方で忙しい仕事でもあるため、効率よく図面作成できるようにならなければ、業務が溜まりやすいことに注意してください。

CADの仕事で自分の将来性をつくるポイント

CADスキルで自分の将来性をつくる

将来性のあるCADの仕事ですが、就いた後の動き方次第で成功への道筋が左右される場合もあります。自分の未来を切り開き対という方向けに、自分の将来性を生み出すポイントをまとめました。

コミュニケーション力を大切にする

CADオペレーターや設計者の仕事は、複数人のチームで動くことが一般的です。

CADオペレーターの場合は上司から受けた指示や指摘に合わせて図面作成・修正に対応しますし、設計者はチームメンバーとの図面作成の検討も含めて実施しなければなりません。

自身の将来性を作り出すためには、いかに効率よく情報共有できるのか、正しい情報を伝えられるのかが鍵を握っています。チームとの関係が良好でなければトラブルが起きる場合もあるため、コミュニケーション力を大切にしながら働きましょう。

継続して勉強し続ける

CADの仕事は、業務の種類によって使うソフトウェアやツールが異なります。
場合によっては新たな技術が導入され、その勉強が必要になるケースもあるでしょう。

つまり、CADの仕事を続けたいのなら、継続的な勉強が必要です。
勉強せずにCADの仕事をすると、将来性のある仕事において、失敗や非効率を指摘されるかもしれません。

書籍購入はもちろんCADソフトウェアをまんべんなく操作し、知識と技術を磨いてみてください。また、CADの最新ニュース情報を知ることも重要です。以下の記事で紹介するニュースのチェック方法を参考にしてください。

【2024】CAD最新ニュースを紹介!製図技術の今がわかる重要ポイント

タスク管理・スケジュール管理を意識する

CADの仕事で自身の将来性を高めたいのなら、日々タスク管理・スケジュール管理を徹底してください。なぜなら、CADの仕事には必ず納期があるからです。例えば、CADの仕事をしていると、次のような指示を受ける場合があります。

  • 今日中に図面を作成してほしい
  • 納期が迫っているのでペースを上げてほしい
  • 3つの図面を〇日までに用意してほしい

つまり、納期をベースに自身でスケジュールを組み立てなければなりません。
管理には知識・経験が必要ですので、CADの仕事をスタートしたら、スケジュール調などを活用してタスク管理・スケジュール管理に力を入れてください。

CADの仕事の将来性についてよくある質問

CADの仕事の将来性に寄せられるよくある質問をまとめました。

CADオペレーターは何歳まで働けますか?
CADオペレーターの仕事には、年齢制限がありません。
何歳から、そして何歳でも働けます仕事の将来性を確かめたい人の中には、働ける年齢を気にしている人もいると思いますが、誰でも参入しやすい職種であると覚えておきましょう。
CADの仕事に向いているのはどんな人?
CADの仕事には「黙々と図面作成ができる人」「スケジュール管理や調整力がある人」「将来性を考えて働ける人」などが向いています。CADの仕事に興味がある人は自身の特徴・性格に当てはまるか確認してみてください。

CADの仕事の将来性についてまとめ

CADの仕事は将来性があり、長く活躍できる仕事です。
建築・土木・製造など幅広い業務で活躍できることも含め、将来性のある仕事をしたい人におすすめします。

ただし、継続的に勉強が必要なこと、3DCADやBIM・CIMに移行していることに気を付けてください。どんなに将来性があっても、本人の努力次第で結果が変わります。

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