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【2025】Blenderの基本操作16選!モデリングの基礎を押さえよう

Blenderは無料で使える3Dモデリングソフトとして、多くのクリエイターに利用されています。
初めてBlenderを使う場合、まずは基本操作をマスターすることが大切です。

本記事では、Blenderの基本操作について紹介します。Blenderを効率的に使いこなすための基礎を学びましょう。

Blenderとは

Blenderは、3Dグラフィックスやアニメーションの作成など、多くの機能を備えたオープンソースのソフトウェアです。
無料で利用できるにもかかわらず、その機能の充実度と柔軟性の高さからプロの制作現場でも多く採用されています。

映画やゲーム、建築など、さまざまな分野でBlenderが使われており、幅広い業界で欠かせないソフトとなっています。

Blenderの3Dビューの基本操作

Blenderで3Dモデリングを行う際のメイン画面である「3Dビュー」に関する以下の操作方法について解説します。

  1. 移動
  2. 回転
  3. 拡大・縮小

これらの基本操作について見ていきましょう。

3Dビューの基本操作①移動

移動

3Dビューの視点移動は、画面右側に表示されているナビゲーションコントロールの手のひらアイコンをクリックしたまま、マウスを動かすことで行えます。

マウスの中ボタンを押し込みながらドラッグすることで、オブジェクトを起点に視点移動ができます。

3Dビューの基本操作②回転

回転

画面右上に表示されているナビゲーションコントロールから、動かしたい軸をクリックしながらマウスを移動させることで視点を回転させられます。

また、操作中の回転は画面上で右クリックすることで解除できます。

3Dビューの基本操作③拡大・縮小

拡大・縮小

ナビゲーションコントロールにある虫眼鏡にプラスのアイコンをクリックしたままマウスを移動させると、3Dビューの拡大・縮小ができます。

ショートカットは「マウスのホイールをスクロール」です。
スクロールのショートカットを使うと、奥へのスクロールで拡大、手前へのスクロールで縮小になるため、より直感的に操作できるでしょう。

また、Blenderを始めたばかりの方の中には、Blenderでどのようなことができるのかイメージできていない方もいるでしょう。
以下の記事では、Blenderでできることや、できないこと、そして実際の活用事例について紹介しています。

Blenderそのものについてより詳しく知りたい方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。

【2024】Blender(ブレンダー)でできること・できないことは?わかりやすく解説

Blender基礎セミナー の詳細はこちら

Blenderのオブジェクトモードの基本操作

3Dモデリングで使用する、以下のオブジェクトに関する操作方法を解説します。

  1. 追加・削除
  2. 複製
  3. 移動
  4. 回転
  5. 拡大・縮小

これらの基本操作について見ていきましょう。

オブジェクトモードの基本操作①追加・削除

オブジェクトの追加・削除

オブジェクトの追加は、3Dビュー画面の上部にあるメニューの「追加」から「メッシュ」を選択することで行えます。
メッシュの中には平面や立方体、UV球などさまざまな形のオブジェクトが用意されており、選択することで、カーソルの位置に対象のオブジェクトが追加されます。

追加したオブジェクトを削除したい場合は、Deleteキーもしくは、Xキーから「削除」を選択しましょう。

オブジェクトモードの基本操作②複製

複製

複製は、オブジェクトをアクティブにした状態で右クリックをし、「オブジェクトを複製」を選択することで行えます。
また、右クリック時に「リンク複製」を選択することで、編集モードで元のオブジェクトに行った編集が複製先にも適用されるようになります。

オブジェクトモードの基本操作③移動

オブジェクトの移動

オブジェクトを移動する際は、画面左側のツールバーにある「移動ツール」を利用します。
移動ツールを選択するとオブジェクトに矢印が表示されるので、その矢印をドラッグすることで、指定の方向に移動が可能です。

また、オブジェクトの中央に表示される白い円をドラッグすることで、特定の軸にとらわれない自由な移動もできます。

オブジェクトモードの基本操作④回転

オブジェクトの回転

ツールバーの「回転ツール」を使うと、オブジェクトの回転も簡単に行えます。

回転ツールを選択すると、オブジェクトの周りに複数の円が表示されるので、各円をドラッグしましょう。これにより、特定の軸に沿った回転が可能になります。

オブジェクトモードの基本操作⑤拡大・縮小

拡大・縮小

オブジェクトの拡大や縮小は、ツールバーの「スケールツール」を使って行えます。
スケールツールを選択すると各軸に沿ったバーが表示されるので、そのバーをドラッグすることで、特定の軸方向に拡大・縮小ができます。

オブジェクト全体のサイズを比率を保ちながら変更したい場合は、オブジェクト周辺に表示される白い円をドラッグすれば、均等な大きさでの拡大・縮小が可能です。

また、Blenderの基本操作を体系的に学びたいなら、教材の活用がおすすめです。
以下の記事では、Blenderを学習する際におすすめの教材と、教材選びのコツについて紹介しています。

一からBlenderの学習を行いたい方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。

【2024】Blenderの教材おすすめ9選を紹介!選び方も解説

Blenderの編集モードの基本操作

編集モードの基本操作

オブジェクトを詳細に編集するための「編集モード」でできる、以下の操作について紹介します。

  1. 頂点の編集
  2. 辺の編集
  3. 面の編集
  4. オブジェクトの選択

これらの基本操作について見ていきましょう。

編集モードの基本操作①頂点の編集

まず、画面左上にある「モード選択」から編集モードに変更します。続いて、モード選択の左にある「頂点」のアイコンをクリックしましょう。

すると、オブジェクトの頂点を選択できるようになり、自由な変形をかけられます。頂点は、キーボードの上にある数字キーの「1」からも変更可能です。

編集モードの基本操作②辺の編集

モード選択の左にある「辺」のアイコンをクリックすることで、辺の編集ができるようになります。
辺は、キーボードの上にある数字キーの「2」からも変更可能です。

編集モードの基本操作③面の編集

モード選択の左にある「面」のアイコンをクリックすることで、面の編集ができるようになります。面は、キーボードの上にある数字キーの「3」からも変更可能です。

編集モードの基本操作④オブジェクトの選択

オブジェクトの選択

編集モードでは、さまざまな方法でオブジェクトを選択できます。編集モードでできる主要な選択方法を以下の表にまとめてみました。

選択 方法
ボックス選択 左クリックしたままドラッグ
複数選択 Shiftキーを押しながら左クリック
最短パス選択 Ctrlキーを押しながら左クリック
全選択 Aキーを押す
選択なし AltキーとAキーを押す
ループ選択 Altキーを押しながら左クリック
辺リング選択 CtrlキーとAltキーを押しながら左クリック
選択範囲を拡大 オブジェクトの選択状態でCtrlキーと+キーを押す
選択範囲を縮小 オブジェクトの選択状態でCtrlキーと-キーを押す
投げ縄選択 Ctrlキーと右クリックをしながらドラッグ
サークル選択 Cキーと左クリックをしながらドラッグ

複数選択や全選択など、よく使用する選択方法については、しっかり押さえておきましょう。

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Blenderの画面表示の基本操作

画面表示を変更することで、効率的に作業ができるようになります。画面表示に関する以下の操作について紹介します。

  1. 画面分割
  2. 画面結合

これらの基本操作について見ていきましょう。

画面表示の基本操作①画面分割

画面分割

3Dビュー画面を複数に分割して作業したい場合の操作です。
まず、ウィンドウの境目にマウスを合わせます。すると、カーソルのアイコンが切り替わるので、その状態で右クリックしましょう。

エリア設定のボックスから「垂直に分割」を選択すると、画面上に縦の線が表示されるので、クリックした箇所で左右に画面が分割されます。
「水平に分割」を選択すると横に線が表示され、クリックした箇所で上下での画面分割が可能です。

また、ウィンドウ右上にあるアイコンにマウスを合わせて、カーソルがプラスに切り替わったタイミングで左にドラッグすると、縦に分割され、下にドラッグすると横で分割されます。

画面表示の基本操作②画面結合

画面結合

分割された画面は、結合を使うことで元に戻せます。画面を結合したい場合は、ウィンドウ同士の間にマウスを重ねた状態で右クリックをして、「エリア統合」を選択してください。

続いて、結合したい画面の上でクリックすると、隣り合っているウィンドウがクリックした画面で結合されます。

また、ウィンドウの右上にマウスを重ねるとプラスのアイコンに切り替わるので、その状態で結合したいウィンドウにドラッグすることでも結合は可能です。

覚えておくと便利なBlenderの基本操作

Blenderで覚えておくと効率が上がる便利な操作が以下のとおりです。

  1. スムーズシェード
  2. 分離

これらの基本操作について見ていきましょう。

便利な基本操作①スムーズシェード

スムーズシェード

オブジェクトの表面を滑らかに見せたい場合、スムーズシェードが役立ちます。
スムーズシェードは、オブジェクトの角ばった部分を取り除いて、より自然な見た目にする機能です。

スムーズシェードの適用は、ヘッダーメニューの「オブジェクト」から「スムーズシェード」を選択することで行えます。
このとき、モードはオブジェクトモードに切り替えておきましょう。

この操作を行うことで、オブジェクトの表面が滑らかに表示され、モデルがよりリアルに表現されます。

便利な基本操作②分離

分離

オブジェクトの一部をほかの部分から分離させ、独立した操作を行いたい場合は、「分離」機能が便利です。
分離は、モデルの一部を別のオブジェクトとして扱いたいときなどに使います。

まず、編集モードに切り替え、分離したい部分を選択しましょう。
続いて、ヘッダーメニューの「メッシュ」にある「分割」から「選択」をクリックします。

最後に、ツールバーの「移動」で分離した部分を操作することで、1つのオブジェクト内の一部分を別オブジェクトとして扱えるようになります。

Blenderの基本操作を効率的に学ぶなら

Blender基礎セミナー

Blenderには使える機能が多く、独学ではスキルの習得に時間がかかってしまいます。
そこで、Blenderの基本操作を効率的に学ぶのにおすすめなのが、Blender基礎セミナーです。

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  1. ローポリデータの3DCGモデリング
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Blenderの使い方をプロから教わりたい方は、ぜひBlender基礎セミナーをチェックしてみてください。

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Blenderの基本操作についてのまとめ

今回は、Blenderの基本操作について紹介しました。Blenderの基本操作をしっかり理解することは、3Dモデリングをスムーズに行うための第一歩です。

3Dビューの操作からオブジェクトの編集、便利なショートカットまでを習得すれば、Blenderをより効率的に使いこなせます。
実践を繰り返しながら、応用的な操作も取り入れて、少しずつスキルをマスターしていきましょう。

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