WordPressは、ブログを作成したり、記事を執筆したりすることができるツールです。
個人でブログや記事を書くのはもちろん、企業のサイトを運営する際にも使われています。
WordPressは無料でも使えますが、有料で始めることも可能です。
今回はWordPressの無料、有料との違いや、無料での始め方について詳しく解説していきます。
WordPressを無料で初めてみたいと考えている人はぜひ参考にしてください。
WordPressとは?
WordPressとは、誰でも簡単にwebサイトが作れるツールです。
HTMLやCSSなどの専門知識がなくてもwebサイトが作れるため、初めてサイトを運営する人にもおすすめです。
また、WordPressには、投稿機能やデザインのレイアウトなども簡単に設定できるのでオリジナリティのあるwebサイトが完成します。自分だけのサイトを作りましょう。
WordPressの無料と有料の違い
WordPressを使用してwebサイトを始めるには、サーバーやドメインの取得、WordPressのテーマ、プラグインの導入などが必要です。
4つの項目には、無料と有料があり、選ぶことができます。
- サーバー
- ドメイン
- テーマ
- プラグイン
上記4つは無料と有料それぞれなにが違うのかを解説します。
サーバー
無料サーバー | 有料サーバー |
使用料金がかからない | 必要に応じて料金プランが異なる |
速度・容量など劣っている場合がある | 速度・容量などの性能面が優秀 |
SEOが不利になることがある | SEOに優れている |
無料のサーバーは月額費用(レンタル料)がかからないのが最大のメリットです。
ただし有料サーバーと比べると接続状態が不安定だったり、速度が遅かったりするので運営時のデメリットになる可能性があります。
有料のサーバーは月額費用はかかるものの、自分が使いたい容量に合わせたプランが選べます。
接続状態も安定しているので、ストレスなく記事の執筆やサイトの更新ができます。
有料サーバーの料金はサイトによって異なりますが、月額1,000円以下のプランや初期費用が無料の場合が多いので、手軽に始めることができます。
また、サーバーのサイトには、WordPressの自動バックアップやサイト運営のお役立ち情報を提供しているところもあるので、初心者でも安心して始められます。
ドメイン
無料ドメイン | 有料ドメイン |
費用がかからない | 1年間数千円のコストが発生する場合がある |
提供している会社がドメインを持っている | ドメインを無料でもらえるサーバーがある |
サービス終了する可能性がある | 自分のドメインになる |
SEO評価は提供会社による | SEOは自分次第 |
ドメインはインターネット上の住所と呼ばれており、自身のサイトURL末尾に「.com」「.co.jp」などをつけます。上記のサーバーとドメインはWordPressを始めるときの必須手続きです。
無料では、「.ml」「.tk」「.gq」「.cf」「.ga」といったドメインが手に入ります。
しかし、「.com」「.co.jp」などの有名なドメインは使えません。無料で使えるドメインは、提供会社から借りて使用しているだけのケースが多いので、自身のものではありません。
無料で取得したドメインは、インターネット上での信頼度が低く、SEO対策が不安定な場合があるので、注意が必要です。
有料の場合、ドメインを自身で購入して使うので、自分専用のドメインを手に入れられます。
ドメイン会社に左右されないため、サイトを充実させればさせるほど、SEOに強くなる可能性があります。
最近では有料のサーバー会社から、ドメインをプレゼントしてくれる場合が多いので、実質無料で手に入れられるケースもあります。
自分専用のドメインが欲しい場合は、有料サーバーから手に入れるのがおすすめです。
下記ではSEO対策について解説していますので、ぜひご覧ください。
テーマ
無料テーマ | 有料テーマ |
お金がかからない | 買い切りや月額制のものがある |
シンプルな機能やデザインが多い | デザインや機能が充実していて、SEOに優れている |
最低限のサポート | サポートが充実している |
更新がなくなる可能性がある | 更新頻度が高い |
テーマとは、webサイト運営に必要な機能やページのデザインを設定してくれるテンプレートのことです。テーマを使うと、簡単におしゃれなwebサイトに作り変えることができ、WordPressの新しい機能がすぐに使えます。
WordPressには、8,000種類以上の無料テーマがあり、シンプルで使いやすいデザインが多いです。シンプルでスタイリッシュなデザインのwebサイトを作りたい場合は、一度無料テーマを見てみましょう。
WordPressの有料テーマは、機能が充実しており、美しいデザインのものが多いですが、購入代金が発生します。有料テーマを使うと見た目がきれいなサイトが作成できるので、長く続けたいと考えている人におすすめです。
ただし、無料テーマでもwebサイトの運営はできるため、無料をある程度利用してから有料に切り替えても遅くはありません。
プラグイン
無料プラグイン | 有料プラグイン |
無料で使える | 費用が発生する |
無料配布のプラグインが多く十分に運営ができる | 無料よりも機能やサポートが充実している |
プラグインとは、WordPressの機能を広げるためのツールです。
SEO対策、画像サイズの最適化、サイト内のリンク切れ通知、問い合わせのフォーム設定などができるので、大変便利です。
一方、無料のプラグインは世界中の開発者が無償で提供してくれているため、だれでも自由に使えます。webサイトを運営していく上で欲しい機能はほとんど無料で使えるので、無理に有料プラグインに切り替える必要はありません。
「サイト運営の効率化を図りたい」「欲しい機能が有料だった」といった場合は有料版を考えてみましょう。
WordPress無料プランの始め方
WordPressを無料で始めるには5つのステップが必要です。
- 無料のサーバーを契約する
- ドメインを取得する
- サーバーとドメインを紐づける
- 契約したサーバーにWordPressを入れる
- 無料のテーマを使う
上記の内容を1つずつ見ていきましょう。
①無料のサーバーを契約する
最初に無料サーバーを契約します。
- Xfee(エックスフリー)
- XREA Free(エクスリアフリー)
- StarServerFree(スターサーバーフリー)
代表的な無料サーバーは上記3種類です。
無料サーバーの中で性能が比較的良いと言われています。
どのサービスもデータ容量2GBで、XfeeとStarServerFreeはモバイル版のみ広告が表示されます。XREA Freeはサポート機能があり、分からないことがあった場合、サイト内のチャットで聞くことができます。
②ドメインを手に入れる
ドメインを取得するには2種類あります。
- 無料のドメインを手に入れる
- 有料サーバーを契約してドメインをプレゼントしてもらう
サーバーとセットでドメインをもらう方法がおすすめですが、無料のドメインを手に入れる方法を紹介します。
サービス名 | 無料ドメイン |
No-IP | 「no-jp.biz」 |
Freenom | 「.ml」「.tk」「.gq」「.cf」「.ga」 |
上記のサービスを利用すると、無料でドメインが手に入ります。
しかし、無料のドメインは一定期間接続しなかったり、更新手続きを行わないと、利用不可になる可能性があるので、使うときは注意しましょう。
③サーバーとドメインを紐づける
サーバーとドメインを取得したら、紐づけをします。
サーバーとドメイン側それぞれにアクセスして、登録を行うと紐づけが完了します。
サーバーやドメインの設定方法は取得した会社によって違うので、登録したサイトにアクセスし、手順を確認しましょう。
④契約したサーバーにWordPressを入れる
サーバーとドメインの紐づけが完了したら、サーバーにWordPressをインストールします。
手動またはサーバー機能を使ってWordPressを入れます。
- データベースを作る
- WordPressをダウンロードする
- ダウンロードファイルを解凍する
- ファイルのアップロード(FTPソフトを使用)
- WordPressをインストールする
上記は手動でWordPressをインストールするやり方です。
専門的な知識がないと、難しいので、サーバーを経由してWordPressを手に入れましょう。
しかし、契約した無料サーバーによっては、インストールできる機能が備わっていない場合があります。その場合は、WordPressを手動でインストールする必要があります。
手動が難しい場合は、サーバーを契約するときにWordPress関連の機能が備わっているかを確認しましょう。
⑤無料のテーマを使う
WordPressのインストールが終わったら、テーマを使いましょう。
無料のテーマは有料と比べるとSEOに不利と言われています。
しかし、昔と比べると無料のテーマは有料に負けないくらい、シンプルかつおしゃれなものが豊富に揃っています。そのため、無料のテーマでもしっかりしたwebサイトが作れます。
下記では、初心者でサイト運営をするためのステップが掲載されています。
WordPress無料まとめ
WordPressでサイトを無料で作るには、無料サーバー、ドメインを取得し、WordPressをインストールします。ただし、無料のサーバーは容量が少なく、接続状態が安定しない場合があるので、気をつけましょう。
とはいえ、WordPressはお金をかけずに始めることができるので、個人のサイト運営も可能です。また、WordPress内のテーマやプラグインは無料でも機能が充実しているので、必要に応じてお金をかけましょう。
