WordPressでブログやWebサイトを運営していると、デザインや機能を自分好みにアレンジしたくなりませんか?そんなときに知っておくと役立つのがWordPressの子テーマです。
この記事では、WordPressの子テーマについてわかりやすく解説します。初心者向けの作り方、便利なプラグインもお伝えするので、「会社のホームページを任された」という製造業・建築業の担当者の方もぜひご一読ください。
WordPressの子テーマとは?
WordPressの子テーマとは、「親テーマ」と呼ばれる元のテーマの機能やデザインを引き継ぎ、一部分だけをカスタマイズする「もう一つのテーマ」です。
WordPressにはCocoon(コクーン)やLightning(ライトニング)といった様々なテーマがあります。これらを「親テーマ」とした場合、その中の10%程度の機能だけを切り取って、自分が変更したいデザインやコードを書き込む場所が「子テーマ」になります。
親テーマのファイルを開くと、サイトを動かすための大量のファイルがギッシリ詰まっていますが、子テーマの中身はとてもシンプルで、ファイル数もわずかです。
WordPressの子テーマを建築業務で例えると?
WordPressの子テーマを建築業務に置き換えると、既製住宅に後付けする「カスタム部品」のようなものです。
- 親テーマ=建物の構造(基礎・柱・屋根)
- 子テーマ=後付けの棚・照明・壁紙などの内装カスタム
これは、家の骨組み(親テーマ)はそのままに、内装だけを自分仕様に仕上げるイメージです。
たとえば、外壁や屋根の点検・補修(親テーマのアップデート)が入ったとき、もし柱を削って無理やり棚を作っていたら、その作業で棚が壊れてしまう可能性があります。しかし、後付け部品としてきちんと分離(子テーマ化)しておけば、そのまま維持できる、というわけです。
WordPressのテーマを自由自在にカスタマイズしよう!
WordPressの子テーマの仕組みがわかると、WordPressのカスタマイズは一気にやりやすくなります。ただ、実際に手を動かす段階では「どう書けば崩れないのか」でつまずきやすいのも事実です。
そんな不安を解消したい方には、実務レベルまで短期でステップアップできるWordPressセミナーが役立ちます。
WordPressのテーマについては、以下の記事で解説しています。無料・有料のおすすめのテーマも複数紹介しているので、テーマ選びに迷っている方はぜひチェックしてみてください。
WordPressの子テーマはどんなときに必要?
WordPressの子テーマは、親テーマを壊さずに、デザインや機能をしっかりカスタマイズしたいときに必要です。特に次のようなケースでは、子テーマを使うことで安全かつ柔軟にサイトを作り込めます。
①カスタマイズの規模が大きい
WordPressの子テーマは、テーマの構造に大きく手を加える場合に必要です。たとえば、
- HTMLの構造を書き換えてレイアウトを変える
- 特定のページだけ専用テンプレートを作る
- JavaScriptで独自の動きを追加する
といったケースが該当します。親テーマを直接編集すると、テーマの基盤を壊したり、アップデートで変更が消えたりするリスクがあります。そのため、子テーマという「安全な作業部屋」を用意して、そこにカスタマイズをまとめておく必要があるのです。
②サイト運営の予定が長期間
WordPressの子テーマは、長く運営するサイトにも必要です。WordPressのテーマは定期的にアップデートされるため、更新のたびにカスタマイズが上書きされて消えてしまいます。しかし、子テーマにカスタマイズをまとめておけば、
- 親テーマが更新されても変更が消えない
- サイトの安定性が保たれる
というメリットがあります。企業サイトのように「情報を継続して発信」する場合、将来の更新トラブルを回避するためにも子テーマが有効です。
③CSSの量が膨大である
WordPressの子テーマが必要なのは、何百行・何千行レベルのCSSを書く場合です。軽いデザイン変更であれば、管理画面の追加CSSで良いですが、コードが長くなると
- 記述スペースが狭くて管理しづらい
- 読み込み速度に悪影響が出ることがある
といった問題が起きやすくなります。本格的に書き込む場合は、子テーマの「style.css」にまとめておく方が、デザイン修正やメンテナンスもスムーズです。
WordPressの子テーマが不要なケース
WordPressの子テーマは、実は「絶対に作らなければいけない」わけではありません。サイトの運用方法ややりたいことの規模、運営者のスキルによっては、次のように子テーマを使わない方が安全でスムーズに進みます。
①コードを一切触らない場合
WordPressの子テーマは、システムのプログラムを書き換えない場合は必要はありません。WordPressの管理画面にある標準の機能や設定のみを使う場合、テーマがアップデートされても設定データが消えることはないからです。
まずは、テーマ自体に元から備わっている着せ替え機能、ブロックエディターの機能だけで良いサイトが作れるか確認しましょう。もし十分であれば、無理に子テーマを導入する必要はありません。
②デザイン(CSS)を少しだけ変更したい場合
WordPressの子テーマは、軽いデザイン調整であれば必要ありません。たとえば、「背景の色を1箇所だけ変えたい」などは、WordPressの「追加CSS」を使えば対応できます。
追加CSSを使う場合、管理画面の「外観→カスタマイズ→追加CSS」で編集欄を開きましょう。ここに、数行のコードを貼り付けるだけでデザインが変更できます。
③技術的な知識が不足している場合
WordPressの子テーマは、プログラミングスキル(HTML、CSS、PHP)が不足している段階では作らない方が安全です。無理に子テーマを触ってしまうと、サイトのデザインが崩れる、エラーで画面が真っ白になるといったリスクがあります。
技術的な自信がないときは、WordPressの操作スキルを身につけるところからスタートしましょう。「多忙で学習時間が取れない」といった場合は、短期集中型セミナーがおすすめです。
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WordPressの子テーマの作り方
WordPressの子テーマを作成するには、初心者向けの「プラグインを使う方法」、中級者向けの「自分で作る方法」の2種類があります。ここでは、それぞれの子テーマの作り方を解説します。
- プラグインを使って子テーマを作る
- 自分で子テーマを作る
プラグインを使って子テーマを作る
WordPressの子テーマは、プラグインを使えばコードを書かずに完成します。ここでは、WordPress.org(サーバー版)を使っている方に向け、「Child Theme Configurator」で解説します。
- WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」を開く
- 右上の検索窓に「Child Theme Configurator」と入力
- 表示されたら「今すぐインストール」→完了後に「有効化」をクリック
- 管理画面のメニューから「ツール」→「Child Themes」を選択して設定画面を開く
- 動作メニューから「CREATE a new Child Theme(新しい子テーマを作成)」にチェック
- すぐ横にある「Analyse」ボタンをクリックして親テーマを分析
- 親テーマの分析で問題がなければ「Create New Child Theme」ボタンをクリック
これで「Child Theme Configurator」の子テーマが自動生成されます。
自分で子テーマを作る
WordPressの子テーマは、プラグインを使わずに自分で作成することも可能です。
- デスクトップの空白部分を右クリックし新規フォルダを選択
(Windows:新規作成→フォルダ、Mac:新規フォルダ) - 「親テーマ名+child」など、フォルダ名を分かりやすく変更
- 作成したフォルダ内に「style.css」と「functions.php」を作成
(この2つが子テーマに必要な基本ファイル) - 「style.css」の設定で必要なエディタツールをダウンロード
(ここでは「Twenty Twenty」で実施) - 「style.css」のエディタツールを開き、以下のように子テーマ名と親テーマ名(Template)を入力
/*
Theme Name: Twenty Twenty Child
Version: 1.6
Template: twenty twenty
*/ - 記述後、「style.css」という名前で保存
- 「functions.php」のエディタツールに以下の内容を記述
<?phpadd_action( ‘wp_enqueue_scripts’, ‘theme_enqueue_styles’ );function theme_enqueue_styles() {wp_enqueue_style( ‘parent-style’, get_template_directory_uri() . ‘/style.css’ );wp_enqueue_style( ‘child-style’, get_stylesheet_directory_uri() . ‘/style.css’, array(‘parent-style’));}?>
- 名前を付けて保存
子テーマのフォルダを開いた際に、これらのファイルを保存できていれば完了です。なお、WordPressの子テーマの編集を進める前に、必ずバックアップを取っておきましょう。
WordPressの子テーマのアップロード方法
続いて、WordPressの子テーマをアップロードして有効化します。
- フォルダを右クリックし、「圧縮→zip形式」を選択して圧縮
- WordPressのダッシュボード左タブ「外観」を開く
- その後「新規追加」→「テーマのアップロード」選択
- 「ファイルを選択」をクリックし、圧縮したzip形式のフォルダを選択
- 「今すぐインストール」を選択
- 自動でWordPressにアップロード
なお、WordPressの子テーマのアップロード時は、必ず「zip形式」のファイルを選びましょう。
その他、「FTPソフト」を使ったWordPressの子テーマのアップロード方法もありますが、一般的には今回紹介した「zip形式」が初心者向けです。どちらが良いか迷ったら、自分にとっての「扱いやすさ」「操作への自信」を基準にして選びましょう。
セミナーで難易度の高いカスタマイズをクリアしよう!
ここまで子テーマの作成手順を解説しましたが、実際に作業を進めてみると「プラグインの連携がうまくいかない」といったトラブルに直面することも少なくありません。
特に、PHPやCSSといったプログラムコードを扱う場合、初心者にはかなり高難易度です。WordPressセミナーは、WordPressの基礎やコーポレートサイトの構築はもちろん、
- PHPによる高度なテーマカスタマイズ
- Claude.aiなどのAIを活用したプログラムコード作成
- Webサイトで上位を押さえるSEO・アクセス解析
など幅広く学べ、最終ステップでは本格的なECサイト・会員制総合サイトの構築も手掛けます。自社サイトの内製化・迅速な情報発信を目指す製造業・建築業の担当者様にもおすすめです。
セミナー名 WordPressセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
WordPressの子テーマでおすすめのプラグイン
WordPressの子テーマ作成は、プラグインを使えば初心者でもスムーズに導入できます。ここでは、WordPressにおすすめのプラグインを2つご紹介します。
Child Theme Configurator|高機能&高速で使いやすい
Child Theme Configuratorは、30万以上のインストール実績を誇る、WordPressの子テーマで定番のプラグインです。子テーマのスタイルシートを直接カスタマイズしたいWordPressユーザー向けで、主に以下の様な特徴があります。
- CSSを正確に特定して上書きできる
- テーマをスキャンして子テーマを自動設定する
- スタイルシートを正しく読み込み、表示速度を最適化する
- 親テーマを変えずにカスタマイズを反映できる
- CSS全体(メディアクエリ・セレクターなど)を解析して管理できる
画面は英語ですが、基本的には「新しい子テーマの作成(CREATE a new Child Theme)」を選んで、分析ボタン(Analyse)を押すだけで自動設定されるため、WordPress初心者でも迷わず操作できます。
WP Child Theme Generator|シンプルで簡単操作
WP Child Theme Generatorは、シンプル・軽量で初心者にも扱いやすいプラグインです。余計な機能を省いた設計で、インストール数は2万以上。作成方法は以下の2パターンあります。
- ワンクリック生成(デフォルト設定のまま基本的な子テーマを作成)
- カスタム生成(詳細情報を自分の好みに書き換えてから生成)
「難しく考えず、まずはパッと子テーマだけを用意したい」というWordPress初心者の方におすすめです。
WordPressには、導入時に入れておくと安心な「必須級プラグイン」がいくつか存在します。以下の記事では、重要度別におすすめプラグインを紹介しているので、ぜひ子テーマのプラグインと組み合わせてみてください。
WordPressの子テーマが反映されないときの対処法
WordPressの子テーマが反映されないときは、設定・CSS・キャッシュの3点を順に見直してみましょう。ここでは、WordPressの子テーマが反映されない原因と対処法をお伝えします。
| 原因 | 内容 | 対処法 |
|---|---|---|
| 設定ミス |
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| CSSの書き間違い |
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| ブラウザキャッシュ | ブラウザのキャッシュ量 | リロード、キャッシュ削除 |
| キャッシュ系プラグイン |
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| サーバー・CDNキャッシュ |
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子テーマの不具合は、細かな原因を追うよりも、まずは上記の3点を押さえましょう。反映されないと焦りがちですが、まずは基本的な抜け漏れがないか確認してください。
WordPressの子テーマについてまとめ
WordPressの子テーマは、サイトを安全にカスタマイズするために欠かせない知識です。しかし、手動でWordPressの子テーマを細かく設定する場合、CSSやPHPなどのプログラミングスキルが求められます。
こうしたWordPressの子テーマのカスタマイズを難しく感じるときは、実践的に学べるセミナーを活用するのも一つの手です。確かな技術を身につけて、外注費の削減やスピーディーな情報更新ができる自社サイトの運営を実現しましょう。