WordPressは、簡単にWebサイトやブログを作成できる人気のCMSです。人気の理由の一つが手軽にインストールできる点にあります。
特に、国内の人気レンタルサーバー「XServer」では、WordPressを簡単にインストールできる機能が提供されており、専門的な知識がなくても手早くセットアップが可能です。本記事では、XServerのクイックスタート機能を使ってWordPressをダウンロードする方法について解説しています。
WordPressとは
WordPressは、Webサイトやブログを簡単に作成・管理できる無料のオープンソースソフトウェアです。操作性に優れているだけでなく、テーマやプラグインを利用してデザインや機能を自由にカスタマイズできるのが特徴です。
企業のホームページから個人ブログ、さらにはECサイトまで、幅広い用途で利用されています。
また、WordPressの特徴については、以下の記事でより詳しく解説しています。
WordPressを使ううえでの注意点や、おすすめの使い方についても紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
WordPressをダウンロードするのに必要なもの
WordPressをダウンロードするには、以下を用意しておく必要があります。
- サーバー
- ドメイン
- FTPソフト
これらのWordPressのダウンロードに必要なものについて見ていきましょう。
必要なもの①サーバー
WordPressをダウンロードするためには、サーバーが必要です。サーバーとは、Webサイトのデータを保存し、インターネット上で公開するためのコンピューターです。
レンタルサーバーを利用すれば、初期費用を抑えつつ簡単にサーバーを用意できます。サーバー選びでは、コストや安定性、サポート体制などを比較して検討することが重要です。
必要なもの②ドメイン
ドメインは、ウェブサイトの「住所」にあたる重要な要素です。「example.com」のような形で、ユーザーがサイトを見つけるために使用します。
ドメインは、専用のサービスを利用して購入するのが一般的ですが、レンタルサーバー側で契約できるものもあります。専用のサービスなら、「お名前.com」や「ムームードメイン」などが人気です。
ドメイン取得時には、わかりやすく覚えやすい名前をつけるのがポイントです。また、費用は取得するドメインの種類によって異なります。
必要なもの③FTPソフト
FTPソフトは、ローカル環境からサーバーにファイルをアップロードするためのツールです。WordPressを手動でインストールする場合に使用されます。
有名なFTPソフトには「FileZilla」や「FFFTP」などがあり、どれも無料で利用可能できます。FTPソフトを利用する際には、サーバーの情報が必要です。
WordPressをダウンロードする二つの方法
WordPressをダウンロードする方法として、以下の二つがあります。
- 自前でWordPressをダウンロードする
- レンタルサーバーの自動インストール機能を使う
これらのダウンロード方法の特徴について見ていきましょう。
方法①自前でWordPressをダウンロードする
公式サイトからWordPressをダウンロードし、手動で契約しているサーバーにアップロードする方法です。この方法では、FTPソフトを利用してサーバーにWordPressのファイルを転送する必要があります。
そのため、ある程度の専門的な知識が求められる点や、インストールの手間がかかる点、また、不具合によってファイルが破損してしまうリスクがある点がデメリットです。
方法②レンタルサーバーの自動インストール機能を使う
多くのレンタルサーバーでは、WordPressの自動インストール機能を備えています。自動インストール機能を使えば、クリックだけでWordPressをダウンロードできます。
そのため、サーバーの重要なファイルを消してしまったり、違うフォルダーにファイルをアップロードしてしまったりといった心配もありません。
WordPressをダウンロードする際は、特殊な理由がない限り、レンタルサーバーの自動インストール機能を利用するのが安心です。
XServerからWordPressをダウンロードする方法
実際に、XServerのクイックスタートを使ってWordPressのダウンロードを行ってみましょう。
1.XServerのホーページから申し込みをする
まずは、XServerのホームページにアクセスし、画面右上の「お申込み」ボタンをクリックしましょう。続いて、個人用のXSeverレンタルサーバーの「新規お申込み」をクリックしてください。
2.各種契約の設定をする
WordPressをダウンロードするために、サーバーやドメインの契約、WordPress情報の入力などを行います。各種契約の設定項目について見ていきましょう。
サーバー契約
サーバー契約では、以下の項目を入力します。
項目 | 説明 |
サーバーID | サーバー契約の識別やFTPサーバーへの接続に使用する。自動で振られるIDで問題なければ変更する必要はない。 |
プラン | スタンダード、プレミアム、ビジネスから選べる。個人用のサイトであればスタンダードで問題ない。 |
WordPressクイックスタート | 利用するにチェックを入れることで、サーバーの契約と同時にWordPressをダウンロードできる。 |
サーバーの契約期間 | サーバーを契約する期間を設定する。期間を長くするほど1ヶ月あたりの料金が安くなる。 |
WordPressクイックスタートの「利用する」にチェックを入れるのを忘れないようにしましょう。
ドメインの契約
ドメイン契約内容では、取得するドメイン名を設定できます。すでに利用されているドメイン名は設定できないので、被らないドメイン名を設定しましょう。
「.com」や「.jp」なども好きに選択できます。
WordPress情報の入力
WordPress情報では、以下の項目を入力します。
項目 | 説明 |
ブログ名 | ブログの名前を設定する。後から変更も可能。 |
ユーザー名 | ユーザー名を設定する。WordPressのログインに必要。 |
パスワード | パスワードを設定する。WordPressのログインに必要。 |
メールアドレス | メールアドレスを設定する。後から変更も可能。 |
テーマ | 無料、有料の中から使用したいテーマを選択する。テーマはいつでも購入・変更ができるので、使いたいテーマがない場合は「WordPressデフォルトテーマ」でOK。 |
テーマオプション | テーマをカスタマイズする用の子テーマをインストールできる。基本的にはチェックを入れておけばOK。 |
ユーザー名やパスワードは、WordPressの管理画面にログインする際に必要となるので、メモに控えておくようにしましょう。
WordPress情報の入力まで終われば、「XServerアカウントの登録へ進む」ボタンをクリックしてください。
3.XServerアカウント情報を入力する
XServerアカウントの登録情報を入力します。名前や郵便番号、住所などの個人情報を入力しましょう。
「お支払い方法」では、支払い方法やクレジットカードの情報を入力してください。最後に、利用規約に同意して「次へ進む」ボタンをクリックしましょう。
4.契約情報を確認する
続いて、設定したメールアドレス宛に確認コードが届くので、コードを入力し、「次へ進む」ボタンをクリックしましょう。契約情報に問題がなければ「SMS・電話認証へ進む」ボタンをクリックします。
この画面で、電話番号や認証コードの取得方法を設定したら「認証コードを取得する」ボタンをクリックしてください。
最後に、認証コードを入力して「認証して申し込みを完了する」ボタンをクリックしたら、契約の申し込みは完了です。
5.WordPressにログインする
契約の申し込みが完了したら、登録したメールアドレス宛にサーバーアカウント設定完了のお知らせメールが届きます。
メールを下にスクロールすると「管理画面URL」という項目があるので、そこのリンクから管理画面のログインページにアクセスしましょう。
ログインページからは、登録時に設定したユーザー名とパスワードからWordPressにログインできます。これで、XServerを使ったWordPressのダウンロードは完了です。
また、ダウンロードしたWordPressを使ってサイト構築を行う方法については、以下の記事を参考にしてください。WordPressを使ったサイト構築の基本的な知識について解説しています。
WordPressの学習方法
WordPressを学習する基本の方法は以下の2つです。
- 独学で学ぶ
- セミナーやスクールに通う
効率的なスキル習得には、自分に合った方法で学習することが大切です。これらの学習方法の特徴について確認していきましょう。
学習方法①独学で学ぶ
独学は、自分のペースで学習を進めたい方に適した学習方法です。WordPressは書籍も多く出版されているので、独学でも十分にスキルを身につけられます。
また、YouTubeには無料の解説動画が多くアップロードされているため、うまく利用することでコストを押さえて学習できます。
一方で、わからない点を解決するのに時間がかかる点が独学のデメリットです。そのため、まずは独学で学習してから、必要に応じてセミナーなどに参加し、プロのアドバイスを受けるのもよいでしょう。
学習方法②セミナーやスクールに通う
セミナーやスクールに通う学習方法は、短期間で効率よくスキルを身につけたい方に最適です。プロの講師がカリキュラムに沿って指導してくれるため、独学よりも素早く知識を吸収できるでしょう。
特に、WordPressの基本操作だけでなく、テーマの開発やSEO対策など実務的なスキルを学びたい方におすすめです。
また、スクールやセミナーによっては、対面形式だけでなく、オンライン形式でも受講できます。
受講料が発生する点がデメリットですが、現場で使えるスキルを短期間で習得できる点は大きな魅力です。さらに、ほかの受講生との交流を通じて、学習のモチベーションを維持しやすくなる点もメリットといえるでしょう。
WordPressをダウンロードする方法のまとめ
今回は、WordPressをダウンロードする方法について紹介しました。WordPressは、レンタルサーバーの自動インストール機能を利用することで、初心者でも手軽に導入が可能です。
WordPressを導入した後は、書籍やスクール、セミナーなどを利用して効率的なスキル習得に励みましょう。
